子供心とは?大人になっても大切にしたい子供心の重要性も!
みなさんは子供心を持っていますか。子供心を持っている人と持っていない人とでは、人生の充実度が全く違うかもしれません。その理由を子供心の意味とともに解説します。さらに、大人になっても子供心を取り戻す方法や、子供心を高める方法を紹介していきます。
目次
子供心は大人になっても大切!
子供の頃を思い出してみてください。些細なことにも喜びや驚きを感じ、毎日がドキドキとワクワクで溢れていたのではないでしょうか。しかし大人になるといつの間にかこのような感情は薄れていき、変わり映えのしない日常を送ることに慣れていってしまいます。
慣れは経験を積んだ証ですから、もちろん悪いことではないですが、子供心があればもっと日常が夢と希望に溢れ、人生に潤いを与えてくれるのではないでしょうか。ストレス社会に生きる大人だからこそ大切にしたい、子供心の重要性と取り戻す方法について、見ていきましょう。
そもそも子供心とは?
子供心とは、どのような心のことをいうのでしょうか。まずは子供心の意味を理解しましょう。
子供心の意味
「子供心」の意味について、Weblio辞書では以下のような記述があります。
子供が持っている純粋な心のこと
子供心の類語
子供心の類語には「幼心(おさなごころ)」と「童心」があります。
「幼心」は理解力・判断力の十分でない子供の心を意味し、「童心(どうしん)」は子供の心、または子供のような純真な心を意味します。
子供心の英語表現
子供心の英語表現は以下になります。
child’s mind
「子供心がある」のと「大人になれない」の違い
「子供心がある人」というのは、「大人になれない人」とは違います。「大人になれない人」は自制心や責任感など、大人として持つべき素養を持ち合わせていない状態の人という意味です。そのため言動が幼稚であったり、周囲に迷惑をかけてしまいます。対して「子供心がある人」は、大人の素養を持ったうえで子供のような純粋さや無邪気さがある人のことです。これが周囲の人には好印象に映ります。
大人になっても子供心が重要な3つの理由
大人になっても子供心を持ち続けることが重要な理由とは、何なのでしょうか。子供心を持つことが重要な3つの理由をご紹介します。
①自分でストレス発散できる
社会に出て、自分でストレスを発散させる方法を知らないと、生き残って行くのが困難になります。自由奔放な子供心があれば、自分の楽しみや興味を追求でき、ストレスを発散させる趣味等を持ちやすくなります。社会で活躍するには、自分の中に損得勘定なしで熱中できるような、子供の領域を残しておくことが大切なのです。
②夢や希望を持てる
大人だからこそ、夢や希望を持つことはとても大切です。大人になると、夢や希望を持ちたくても、リスクを考えてあきらめてしまうことも多いでしょう。ですが、夢は持たなければ叶うこともありません。大きな夢を叶えようと思ったら、あえて空気を読まず、目標に向かってがむしゃらになることも必要です。子供心はそれを可能にしてくれるでしょう。
③楽しく過ごせる
みなさんは最近、面白かったことや感動したことはどのくらいあるでしょうか。大人になると、何の変哲もない日々の繰り返しになってしまい、多少のことでは心が動かないのではないでしょうか。それは、忙しくて子供が気が付くような小さなことに目がいかなかったり、自分の価値観のフィルターを通して物事を見ているからなのかもしれません。
子供心があれば、日常の中に溢れる面白さに気付くことができるでしょう。それはちょっとした会話のネタにもなりますし、突き詰めれば、時として趣味や仕事に繋がる可能性もあります。
子供心を取り戻す5つの方法
毎日を夢や希望を持って楽しく過ごすためには子供心が重要です。では大人が子供心を取り戻すためには、どうしたら良いのでしょうか。すぐにでも実践できる、子供心を取り戻す方法をご紹介します。
①子供の頃に好きだったことをする
子供の頃に好きだったことや、得意だったことを思い出してみましょう。大人になってから同じことをしてみると、思わぬ発見をしたり、大切な感情を思い出すことができるかもしれません。また、絵を描いたり物をつくるといった創作の場合は、完成したときの達成感や充実感を得ることができます。
②新しいことを学び失敗から逃げない
子供の頃は何か新しい問題が解けたり、一つ賢くなるとうれしいものです。それは大人になっても変わらず、学ぶことで成長し続けることができます。新しいことを学んで、何かに挑戦してみましょう。失敗を恐れず、自分を信じるマインドを身に付けると、大きな一歩を踏み出すことができます。
③とにかく笑い、喜びを分け合う
大人になると、心の底から笑う機会が少なくなるかもしれません。うれしいとき、楽しいときは思いっきり笑ってみましょう。また、それを人に話して共有しましょう。自分の喜びを人と分かち合い、人の幸せを自分のことのように喜べる、そんな関係を築いていきましょう。
④自然に触れる
忙しい日常の中でも、自然に触れる機会を持ちましょう。やさしい陽の光や草花の香りを感じれば、日々の喧騒から解放された気分になり、心をリセットできます。人は自然とともに生きている生き物なのだと、根底を思い出させてくれます。
⑤自由に行動する
自分の人生は、自分で決めるものです。周囲に合わせて、他人の価値観で生きていると、閉塞感に苛まれてしまいます。自分自身に正直に、あせらず生きていきましょう。そうすることで充実感を得られ、自分にとって意味のある人生を見つけることができるでしょう。
子供心を育む!おすすめの本6選!
子供心を育てるには、本はとても効果的です。子供のうちに読むのはもちろん、大人になってからも子供心を取り戻すためにとても重要です。おすすめの本をいくつか紹介していきます。
①星の王子さま
誰もが知る名作、サン・テグジュペリの『星の王子さま』です。子供向けですが、その実、難解な点も多く、大人にこそ読んでほしい一冊でもあります。
「いちばん大切なことは、目に見えない」
これは作中で最も有名なセリフかもしれません。表面的なことや数字にのみ囚われると、大切なことを見逃してしまうというメッセージなのでしょう。人生において最も大切なこととは何か、を考えさせてくれる本です。
②トム・ソーヤーの冒険
続いては、アメリカの国民的作家、マーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』です。主人公のトムは大人が禁止することをやってしまう困った少年ですが、その毎日は好奇心と冒険心に溢れています。誰もが一度は憧れるような、本能の赴くままの冒険に繰り出す姿は、私たちの心に勇気や希望を与えてくれるでしょう。
③冒険図鑑
タイトルだけでも非常にワクワクする本です。中身はクオリティが高く美しいイラストがいたるところに掲載されており、文章が苦手な子供でも楽しめます。火おこしの方法、野宿の方法などサバイバルに必要な知識はもちろん、生活に役立つ知恵も満載です。読んだらすぐに試したくなるような、知的好奇心と冒険心を満たしてくれる本です。親子で読むのもおすすめです。
④地底旅行
続いては、ジュール・ヴェルヌの不朽の名作である、『地底旅行』です。映画『センター・オブ・ジ・アース』の原作としても有名です。科学者が仲間とともに、地球の中心を目指して大冒険をする物語で、まさにワクワクの連続の王道冒険ファンタジーです。誰しもが子供心に、異世界の存在を夢見たことがあるでしょう。そんな空想の世界にどっぷり浸ることのできる作品です。リンクにはコミカライズ版を載せています。
⑤十五少年漂流記
『十五少年漂流記』も、『地底旅行』と同じく、ジュール・ヴェルヌの代表作です。物語は、15人の幼い少年が乗りこんだ船が、不慮の事故から漂流してしまうというショッキングな出来事から始まります。無人島に流れ着いた彼らは、大人のいない中、そこで暮らしていくことを決めるのです。
作中では、少年たちの「友情」や、「困難に立ち向かう姿」が描かれています。もしかしたら、純粋な子供心を持っていたからこそ、希望を捨てずに立ち向かうことができたのかもしれません。この本を読めば、子供心のもつ「強さ」に気付くことができるでしょう。
子供心を大切にしてストレスフリーな毎日を過ごそう!
私たちは誰もが最初は子供でした。そのときの考え方、感じ方を大人になっても大切にしていれば、あらゆる面で助けになってくれることでしょう。とりわけ、現代はストレス社会ともいわれています。たまには肩の力を抜き、楽しみに没頭してストレスを発散しなければやっていけません。子供心は、ストレスフリーで希望溢れる毎日を過ごすための、重要なマインドなのです。さあ、子供心というパワーを味方につけ、新たな一歩を踏み出してみましょう。