求心力のある人の特徴とは？メリットや身に着ける方法も！

求心力と言う言葉をご存知でしょうか。求心力とはビジネスなどで用いられる言葉です。ここでは求心力と言う言葉の意味、類語・英語表現などをご紹介します。

求心力と反対の意味を持つ言葉は遠心力です。遠心力は中心人物の人望が薄れ周囲の人間が離れていく傾向を意味します。それ故に、求心力は中心人物の人望が厚くなり周囲の人間を引きつける傾向を意味する言葉と考えることが可能です。なお、求心力は「首相の求心力が揺らぐ可能性がある」などの使い方をします。

求心力の類語表現は影響力・引きつける力などです。影響力は他に働きかけ考えや動きを変えさせるような力を意味します。影響力は「影響力のある人たち」と言うような使い方をする言葉です。また、読んで字の如し引きつける力がある人は他人を引きつけます。影響力や引きつける力は成功者に多く見受けられる能力です。そのような点も求心力と類似していますね。

求心力の英語表現は"centripetal force"です。日本語で"centripetal"は求心性の"force"は力を意味します。なお、"centripetal force"の例文は"acquire centripetal force"、"recuperate one's centripetal force through"などです。意味は"acquire centripetal force"が「求心力を獲得する」で"recuperate one's centripetal force through"が「～によって求心力を回復する」となっています。

求心力のある人とはどのような人を言うのでしょう。ここでは求心力のある人が持つ特徴をご紹介します。ぜひ求心力を身に着ける際の参考にしてみて下さい。

能力の無い人の特徴には求心力が見受けられません。しかし、求心力がある人には能力が高く優秀な様が見受けられます。能力が高くて優秀であるから自分の信じるやり方を遂行できるのかもしれないですね。

求心力のある人は興味の無い仕事も後回しにはせず積極的に行動します。例えば、仕事のアポ取りです。アポ取りをしないと始まらない仕事にも拘らず後回しにするビジネスパーソンはいないでしょうか。また、そのような消極的な行動には傍から見ている周囲の人間も不安にさせられます。積極的な行動は求心力のある人の特徴なので特にビジネスの場においては積極的に行動しましょう。

気分が乗らない時には暗い表情をしイライラを全面に押し出してくるような感情を制御できない人はビジネスパーソンとしても人間としてもある意味問題です。周囲は困惑するでしょうし感情を制御できていない当人が不愉快な気持ちとなり得ます。反面、求心力がある人に引きつけられた人は感情の揺れに巻き込まれることが無いので安心です。安心感を持ちつつ求心力がある人へのその後の対応を考えられます。

求心力がある人は周りの意見に耳を傾けることができます。それどころか意見を取り入れる術を心得ていることも多く周囲の意見を反映させるのも上手いです。そうして、さらなる良い意見が生まれるのかもしれませんね。

言動が支離滅裂なのは人として問題です。相手の言動は筋が通っている方が気持ち的に安心ですよね。求心力がある人の多くは言動に筋が通っています。それ故、人から信頼されやすいのでしょう。

求心力のある人は相手と向かい合い感謝の気持ちを確実に伝えます。感謝の気持ちを押し付けたりしないため相手が受け入れやすいのも特徴です。ちなみに、こちらの特徴は成功する人や成功している人にも共通します。極論になりますが人に全く感謝の意を示さない人がビジネスで成功するでしょうか。しないですよね。きちんと感謝の気持ちを伝えられるのは求心力の特徴ですしビジネスパーソンが持つべき特徴でもあります。

自分の間違いを素直に認められない人はある意味問題かもしれません。反対に、求心力がある人のように自分の間違いを素直に認められる人は他人から信頼されやすいです。このような特徴は単に人として見習いたいですね。

求心力のある人はリーダーに選ばれやすい傾向にあるようです。ここでは求心力のある人がリーダーに選ばれやすい理由についてご紹介します。

仮に問題が生じてもすぐに解決できるチームは強いのではないでしょうか。求心力のある人はチームに生じた問題をすぐに発見し早急な問題解決へと導きます。

求心力のある人は人を適切に動かしますので求心力のある人がリーダーだと組織が機能しやすくなるようです。人を適切に動かせなければ組織の能率は悪くなるかもしれません。こちらも求心力のある人がリーダーに選ばれやすい理由です。

リーダーが責任を取るための課程において的確な対処は必要です。こちらも求心力のある人がリーダーに選ばれやすい理由となります。一般に責任転嫁などの問題行動を取ることなくしっかりと対処する上司がいれば部下としては心強いです。

求心力を身に着けることで得られるメリットをご存知でしょうか。ここでは求心力を身に着けることで得られるメリットをご紹介します。

問題点は早く見付けられるに越したことはないでしょう。求心力を身に着けると物事の問題点が早く見付けられます。特に問題の早期解決に役立つメリットです。

数多くの成功体験は人の言動に説得力を持たせます。求心力を身に着ける人は説得力のある言動により人を引きつけると言っても過言ではないでしょう。成功体験は求心力を身に着けることでも増やせます。故に、こちらもメリットです。

人から好かれている方が物事を自分優位に運びやすいためでしょうか。人から好かれて頼りにされるのも求心力を身に着けることのメリットです。求心力があるにも拘らず他人から嫌われている人は存在しますが求心力を身に着ける人は他人から好かれて頼りにされています。

ビジネスチャンスとはビジネスにおけるチャンスのことです。求心力を身に着ける人は理由はさて置きビジネスチャンスに恵まれます。また、ビジネスの成功体験にはビジネスチャンスが必要ですから成功体験にも関連するメリットです。ビジネスチャンスに恵まれたり成功体験が増えたりと求心力を身に着けることはビジネスパーソンにとってメリットばかりですね。

求心力のあるリーダーになるための方法はご存知ですか。ここでは求心力のあるリーダーになるための方法をご紹介します。

ビジョンが明確ではない状態でビジネスを進めてゆくのは困難です。周囲の人間も不安な気持ちになるのではないでしょうか。明確なビジョンを持ち周りと共有するのは求心力のあるリーダーになるための方法です。

求心力のあるリーダーには人を動かす力が必要不可欠です。たとえどれほど優れていたとしても人が付いてこなければ求心力のあるリーダーとは言えないでしょう。故に、求心力のあるリーダーになるための方法の2つめはビジョンを基準に人を動かすことです。

強さだけでなく弱い部分も見せるのは求心力のあるリーダーになるためのおすすめの方法です。単に生き生きとしているリーダーは魅力的でしょうし一人一人異なる人間なので強みや弱みは異なります。生まれ持っての性格を無理に隠そうとすると不自然に映ることもありますし部下には自分の弱さをひた隠しにしない方が懸命かもしれません。

ちなみに、ビジネスにおける弱さには2種類あります。1つは性格の弱さです。性格の弱さは前述の通り無理に隠さないのが得策とされます。もう1つはスキルの弱さです。スキルの弱さは知識を学ぶことや成功体験の積み重ねなどにより補強できます。特に年齢のまだ若い頃には幅広く様々なことを学び仕事にがむしゃらに取り組む姿勢が大切です。そして、そのような仕事上の経験は求心力のあるリーダーを生み出します。

求心力を一朝一夕に身に着けることは不可能です。ただし、求心力の意味や身に着ける方法の理解に意味がないとは言い切れません。求心力の意味や身に着ける方法を理解し頼られるリーダーを目指しましょう。