長崎のインスタ映えスポット20選！異国情緒あふれる街並みやカフェも！

鎖国時代、唯一海外に通じていた長崎は、異国の文化が日本の歴史ある街並みの中に浸透しています。日本にいながら異国情緒あふれる、フォトジェニックな街並みやカフェが点在しており、インスタ映えにはもってこいの街といえるでしょう。

また、2018年6月には国宝の教会である「大浦天主堂」を含む天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界遺産に登録されるなど、注目すべきスポットが多くあります。もちろん、「九十九島」や「五島列島」などの豊かな自然や「稲佐山の夜景」など、長崎は絶景スポットも外せません。

日本の歴史と異国の魅力、自然の絶景をテーマに、長崎でインスタ映えするスポットを紹介していきます。

まずはインスタ映えする写真の要点を押さえておきましょう。「インスタ映え」とは、写真共有SNS「インスタグラム」（Instagram）に写真をアップロードした際、ひときわ素敵に、おしゃれにみえる（映える）ことを指しますよね。最近ではインスタグラムに関係なく見映えのする写真に対して使うこともあります。

このようなインスタ映えする写真にはどのような特徴があるのでしょうか。インスタ映え写真を撮りたいときは、以下のポイントを押さえておきましょう。

カラフルで鮮やかな色合いの写真は、パッと目に飛び込んできやすく、注目を集めやすい写真といえます。また、明るく楽しいイメージを与えることが多いため、もっと見たいと思ってもらえる確率も高まります。

おしゃれで洗練されている写真も非常にインスタ映えします。上品で、優雅なイメージを与えるものはやはり好まれますし、こうした写真を量産できる撮影者のセンスに敬意を示し、フォローしていく方が多いのです。

普段の生活からかけ離れた世界観の写真も非常に印象に残ります。海外の風景はもちろん、日本にいながら異国を感じさせる写真も注目されます。「ここどこだろう？」「行ってみたい」と好奇心をそそるような写真は、コメントが多く寄せられる傾向にあります。

続いて、インスタ映えする写真を撮るための実践的な方法を見ていきましょう。

一番簡単にインスタ映えする写真を撮る方法として挙げられるのが、おしゃれな壁の前で撮ることです。写真の大部分を占める背景をおしゃれにすれば、全体的におしゃれな写真になりますよね。インスタ映えスポットといわれる場所には、SNSに投稿してもらうことを目的として、壁に絵や文字が描かれている場合もあります。住宅街の中にある場合は近隣の迷惑にならないように注意する、混み合っている場合は順番などの最低限のマナーを守るといった配慮を心がけましょう。

料理やスイーツを撮影する際に、アングルに悩む方もいると思いますが、真上から撮影すると余計な背景や人が映らず、綺麗な写真が撮れます。撮影の際はスマホなどの余計な影が入ってしまうと一気に素人感が出てしまうので、できるだけ入らないよう注意が必要です。

インスタ映えする風景写真を撮るなら、できるだけ広角で撮るのがおすすめです。通常のレンズやスマホで撮影すると美しい風景の一部しか切り取れず物足りなく感じますが、広角で撮れば切り取れる範囲が広がります。人気インスタグラマーの中には広角撮影のためGoProを利用する方もいますし、スマホに取り付けて使える広角レンズなども売っています。

「②食べ物は真上からのアングルで撮影」の応用編ともいえますが、カトラリーやクロス、食器などをわざと見切れさせるように配置して奥行きを出すことで、アクセントのあるおしゃれな写真になります。まるで雑誌に載っている料理のようにフォトジェニックに撮ることができます。

晴れた日の日中に撮影する場合は、自然光が最高のライティングツールになります。特に料理の写真は、人工照明よりも格段に美味しそうに撮ることができます。しかし直射日光は光が強すぎるので注意が必要です。窓ガラスやレースカーテン越しに撮影することで、ふわっとした柔らかい印象のインスタ映え写真となります。カフェではぜひ窓際の席を確保してください。

何か物足りないなと感じたら、小物を足してみると写真にストーリー性が出て、一気にフォトジェニックになります。人物撮影の場合はお揃いの小物を身に着けることで統一感や仲の良さを伝えることもできます。また、派手な小物を使えばインスタ映え写真に必要なカラフルさを簡単に取り入れることができます。

それではいよいよ、長崎のおすすめのインスタ映えスポットをみていきましょう。まずは異国情緒あふれる街並みを散策して出会える観光スポットや風景からご紹介していきます。

まずは長崎の有名なフォトジェニックスポットである、「眼鏡橋」です。二つのアーチが水面に映ってまるで眼鏡のようにみえ、レトロでとても可愛らしい橋です。長崎駅から路面電車で5分ほどのところにあるので、長崎観光の最初に訪れてみてはどうでしょうか。晴れていて水面が落ち着いているときがはっきりと眼鏡の形にみえるので、絶好のインスタ映え撮影チャンスです。

また、眼鏡橋のもう一つのインスタ映えスポットが「ハートの石」です。積み石でできた堤防の中にこっそりとハート型の石が埋まっています。見つけたら胸キュン間違いなしのハートの石、ぜひ探してみてください。

鎖国時代、唯一海外に対して開かれていた長崎県の「出島（でじま）」は、歴史の授業に必ず出てくるほど有名な場所です。江戸時代〜明治時代ごろの歴史を知るなら、ぜひ訪れておきたいスポットです。街並みは当時の建物が再現されており、まるで幕末にタイムスリップしたかのような非日常的なインスタ映え写真を撮ることができます。

続いては、幕末以降に建てられた歴史ある洋風建築を楽しむことができる「グラバー園」です。洋館なのに屋根に日本の瓦が使われていたり、まさにここ長崎でしか味わえない、日本と異国の文化の合わさった独特な雰囲気を楽しめます。洋館前の色鮮やかな花壇と洋館を一緒に撮る構図がインスタ映え間違いなしのフォトジェニックなスポットです。

稲佐山（いなさやま）にある展望台からは、長崎の街並みを一望することができます。特に、ここからの夜景は「世界新三大夜景」に選ばれた、世界に誇る絶景なんです。長崎観光の際にはぜひ訪れてみてください。キラキラと輝く街並みを画面いっぱいに切り取れば、とてもフォトジェニックでインスタ映え間違いなしです。

観光地の多い長崎の中でも、特に有名なのが「ハウステンボス」です。ヨーロッパの街並みを再現した異国情緒あふれる巨大なテーマパークで、オランダの巨大風車やアンブレラストリートなど、思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックなスポットが満載です。

特に必見なのが、世界最大1,300万球のイルミネーションで作られる「光の王国」というイベントです。イルミネーションの美しい輝きは、インスタグラムも彩ってくれること間違いなしです。

続いては、長崎県佐世保市にある、九十九島を見渡す展望台「展海峰（てんかいほう）」です。鮮やかな青い海に美しい緑の島々が並ぶパノラマビューの光景は、まさに絶景といえるでしょう。さらに、展望台の下には春は菜の花、秋はコスモスが一面に広がり、海も陸の風景も楽しむことができます。インスタ映え写真の撮り方も、四季折々で自由自在に楽しめます。

長崎の海沿いを走る国道207号のあちこちに、まるでおとぎ話に出てくるかのような、大きなフルーツでできたバス停があります。長崎の海沿いの街並みに突如現れるポップで可愛らしいバス停は、なんともいえないフォトジェニックな雰囲気を生み出します。バスを待っている間にインスタ映え写真を撮ることができるので、待ち時間も楽しく過ごせますね。種類はメロン・イチゴ・スイカ・ミカン・トマトの5つ、16か所にあるので、長崎に訪れた際はぜひ利用してみてください。

長崎のインスタ映えスポットといえば、教会も忘れてはなりません。長崎の教会は、ただ美しいだけでなく、長崎や天草のキリスト教徒たちが江戸幕府の厳しい弾圧に耐え、信仰を守り続けてきた歴史を知ることができます。教会は信者の皆さんにとって大切な祈りの場ですので、フラッシュ禁止や撮影禁止でないか注意し、ルールやマナーを守って撮影しましょう。

長崎駅から南に約2.4キロのところにある「大浦天主堂」は長崎を代表する教会で、2018年に世界遺産に登録されました。現存する木造ゴシック様式の教会のなかでは日本最古で、キリシタンの「潜伏」が終わるきっかけとなる「信徒発見」の舞台となった、歴史的に意味の大きい教会です。和洋折衷の教会としても見ごたえがあるので、正面だけでなく、いろんな角度からインスタ映えを狙ってみてください。

長崎市内にある浦上教会は、一般的に浦上天主堂と呼ばれています。1945年の長崎への原爆投下で被災し、1959年に再建されましたが、現在でもその傷跡が境内に残されています。内部は静かで落ち着いた雰囲気があり、美しいステンドグラスがとてもフォトジェニックな教会です。

独特でおしゃれな風貌の聖フィリッポ西坂教会、この教会を設計した今井兼次という人物は、信仰と建築が一体となった中世カトリックの世界を実践し続けた世界的建築家、アントニオ・ガウディに共感し、この教会にもガウディの作風を散りばめています。内部はステンドグラスから入り込む柔らかい光であふれ、素朴な可愛らしさがあります。インスタ映えも間違いなしでしょう。

長崎港の玄関口にある小さな港町、神ノ島には、昔から多くのキリシタンが潜伏しており、神ノ島教会もその一つです。輝く純白の教会で、長崎の青い海と空に映えて感動的な美しさです。少し遠くから長崎の風景と一緒に撮ると、とてもフォトジェニックになりそうです。

平戸ザビエル記念教会は、1971年にフランシスコ・ザビエルがその昔、長崎県の平戸へ来訪したことを記念して名付けられました。教会わきには「ザビエル記念像」もあります。教会には珍しいモスグリーンの外壁に、複数の白い小尖塔が天へと向うような造形で、まるで西洋のお城のようなロマンチックな教会です。とても印象的なので、インスタでも目を引くでしょう。

異国情緒あふれる長崎の街並みには、おしゃれなカフェがたくさんあり、インスタ映えスポットとしても人気を集めています。ここではたくさんあるフォトジェニックなカフェの中から、一部を厳選してご紹介します。店内の撮影では周囲の迷惑にならないよう注意し、撮影マナーを守るのを忘れないようにしてくださいね。

グラバー園内にある自由亭喫茶室は、日本で初めてとなる西洋料理レストランである自由亭跡で展開されているカフェです。明治時代にタイムスリップしたような、クラシックでレトロな雰囲気が魅力です。また、窓から一望できる長崎の景色も素晴らしいです。

おすすめメニューは、1滴1滴丁寧に抽出した薫り高いダッチコーヒーです。長崎名物のカステラと一緒にいかがでしょうか。

カフェ＆バー ウミノは長崎市内にあるアミュプラザ長崎という施設に入っており、バーでもあるためお酒も充実しています。レトロで温かみがあり、ゆったりくつろげる雰囲気が特徴です。

カフェバーウミノにはさまざまなメニューがありますが、中でも人気なのがフルーツサンドウィッチです。生クリームとキウイ、いちご、オレンジ、バナナなどの新鮮な果物がたっぷり使われており、見た目も可愛いです。

長崎市内の百貨店内にあるカフェ梅月堂は、買い物途中に立ち寄るのにぴったりです。明治27年の創業で、創業120年を越える老舗中の老舗の喫茶店です。メニューや店内にどこか昔懐かしい、歴史を感じさせる雰囲気が漂っています。

名物メニューは「シースクリーム」というケーキです。軽やかな生クリームと黄桃とパイナップルのほどよい調和が人気を呼び、発売以来不動のロングセラーとなっています。

眼鏡橋近くにあるSpectacle Bridgeはカフェとチョコレートハウスが一緒になったチョコ好きにはたまらないおしゃれなカフェです。店名は眼鏡橋からきており、お店のロゴや内装も眼鏡橋をモチーフにしています。その上でセンスあふれる洗練された雰囲気が魅力です。

ランチからスイーツまで幅広くおしゃれなメニューが揃っており、どれを選んでもインスタ映えします。カステラフレンチトーストやティラミスなどのスイーツ、クロックムッシュやエッグベネディクトなどのランチメニューが人気です。

出島のすぐ近くにある「Branch OTTO Dejima（ブランチオットーでじま）」は店内がとてもオシャレなことで人気のカフェレストランです。オープンな明るい雰囲気とボタニカルな装飾で女子会やデート、パーティーにもぴったりです。

料理はハンバーグやナポリタンなどボリュームのあるメニューが多く、どれもインパクトがあって、インスタ映え間違いなしです。

五島列島は、長崎港からフェリーで3時間ほどの位置にあります。隠れたインスタ映えスポットの宝庫といえるので、長崎に訪れたらひと足伸ばして五島列島に行ってみることをおすすめします。

海に囲まれた五島列島にはビーチがたくさんありますが、その中でも美しいと評判なのが白良ヶ浜海水浴場です。五島列島最大の町「福江島」がある下五島に位置します。海は青く透明度は抜群で、広大な砂浜がどこまでも続いています。インスタ映え写真を撮るにはぜひ広角レンズを用意してみてください。

五島列島のもう一つのエリア、上五島にもインスタ映えスポットが多くあります。そのなかでもひときわ異彩を放つのが奈良尾神社です。樹齢650年を超えるあこう樹が、神社へ繋がる参道をまたいで天然の鳥居のようにそびえ、間近で見るとその巨大さに圧倒されます。くぐると長生きできると伝えられており、五島列島のパワースポットとしても有名です。

長崎県には約130もの教会があり、そのうち50あまりが五島列島にあります。五島列島には江戸時代にキリシタンが移り住み、信仰を守ってきた歴史があります。堂崎天主堂は世界遺産に認定された教会の一つです。歴史的価値ももちろんですが、青く透明な五島列島の海に映える、赤レンガ造りが美しい教会です。

インスタ映え写真に夢中になるあまり、周囲の人に迷惑をかけたり、マナー違反をしてしまっている可能性があります。周りも自分も楽しめるインスタ映え写真を撮るために、ぜひ押さえておきたいマナーを振り返ってみましょう。

自然系のインスタ映えスポットのときに特に意識したいマナーです。SNSで話題になり、急に観光スポット化して人が増えるパターンがありますが、近隣の住民に迷惑をかけてしまうこともあります。

私有地に勝手に立ち入ったり、駐車場がないからといってそのへんに車を停めて撮影に行くのはやめましょう。もちろん自分で出したゴミは持ち帰るのがマナーです。インスタ映えスポットに訪れた際にこのようなマナー違反をする人がいても、「他の人もやってるから」と周囲に流されるのではなく、きちんとマナーを守りましょう。

レストランやカフェでは、フォトジェニックな店内やメニューを撮影したくなるものです。店内で撮影するときは、お店側や周囲の人への配慮を忘れないように注意しましょう。何枚も撮っていると周囲のお客さんがシャッター音を気にしたり、自分が写り込んでいると感じて気分を害することがあります。

実際に、他人の顔がはっきりと映っている写真をSNS等に上げてしまうと、肖像権の問題に発展する可能性もあるため注意が必要です。シャッター音を小さくしたり、他のお客さんが写り込まない、写り込んだとしてもボカシやトリミングをしてSNSに上げるような工夫をしましょう。

インスタ映え写真を撮りたいあまり、周囲の人の気分を害さないようにマナーを守りましょう。撮影する際に、お店の人に一言かけておくとトラブル回避につながります。

店内や施設内でインスタ映え写真を撮るときは、撮影していいものなのか確認してから撮るのがマナーです。お店の商品や美術館などの展示品、会場内撮影禁止のイベントなど、撮影NGになっているものがあるため注意が必要です。こういった場所ではまず周囲に撮影禁止と書かれていないか確認し、見当たらなかった場合もお店の人やスタッフに確認してから撮るといいでしょう。

長崎県本土や五島列島にあるインスタ映えスポットを厳選してご紹介しましたが、奥深い歴史と、異国情緒あふれる長崎の街には、まだまだたくさんの魅力が詰まっています。長崎に訪れたら、素晴らしい景色の数々を撮り逃さないように注意してくださいね。撮影マナーも気にしつつ、長崎でのインスタ映え写真を存分に楽しんでください。