作文の正しい手順と上手な書き方&コツ!あっという間に原稿が埋まる!

作文の課題が出されても書き方がわからず苦労することがあるのではないでしょうか。原稿用紙を前にしても筆が進まずに悩むこともあるでしょう。作文をどんなテーマにしたらいいか、どんな書き方があるのか、構成や注意点など作文の上手な書き方のコツや正しい手順をご紹介します。

作文の正しい手順と上手な書き方&コツ!あっという間に原稿が埋まる!のイメージ

目次

  1. 1作文の書き方に悩んでいませんか?
  2. 2作文の正しい手順5選!
  3. 3作文の書き方①テーマや書く内容の種類4選!
  4. 4作文の書き方②構成の種類7選!
  5. 5作文の書き方③上手な作文を書くコツ6選!
  6. 6作文の書き方④文章を上達させるコツ4選!
  7. 7作文の書き方⑤上手に表現するコツ3選!
  8. 8作文の書き方⑥上手な書き出しは?4つ紹介!
  9. 9コツと書き方を覚えて上手に作文を書こう!

作文の書き方に悩んでいませんか?

作文を書こうとしても、まず何から始めていいかわからない、書き方の手順がわからないということがあるのではないでしょうか。また、書き始めたものの最後はどのように終わればいいかわからなかったり、自分が結局何を伝えたいのかわからなかったりすることがあると思います。しかし、書き方の手順とコツをつかめば作文を効率よく上手に書くことができるようになります。

スケッチブック

作文の正しい手順5選!

作文の材料を集める

作文を書く手順として、まず初めに作文に使えそうな材料になるものを集めましょう。ここでは、なるべくたくさんの材料を集めることが大切です。後で使わなかったとしても、思いついたことはすべて書き出してみましょう。作文の材料をたくさん集めた方が、作文が書きやすくなります。

使う材料を選ぶ

次に、集めた材料の中から実際に使うものを選びましょう。選ぶポイントは、自分の書きたいことと作文に書きやすいことを基準に選びます。たくさん集めた材料の中からしっかり選びましょう。

材料を膨らませつつ構成メモを作る

次に、選んだ材料の内容を膨らませましょう。なるべく詳しく具体的な内容にするためには、それがいつ起こったのか、場所や理由などを思い出します。さらに、自分の気持ちがその時どうだったのかも思い出しましょう。自分の気持ちと、さらにその時どんな行動をとったのかなどを詳しく思い出してみましょう。

材料を膨らませたら、その後に構成メモを作りましょう。「始め・中・終わり」という構成にするとメモを作りやすくなります。

メモをとる男性

構成メモをもとに作文を書く

構成メモをもとに、作文を書いていきます。作文の内容を説明した文章を始めに書き、中盤には具体的な内容や自分の感情など、作文で伝えたいことを書きます。終わりには、まとめの文章や伝えたいことをもう一度強調して書くなどして文章を結びます。

最後に作文を見直す

最後に作文を見直しましょう。文章に誤字や脱字がないか、句読点を打つところが間違っていないかを見直します。また、一文が長すぎて読みにくくなっていないか、内容のつながりがおかしいところがないかなども確認しましょう。

本とろうそく

作文の書き方①テーマや書く内容の種類4選!

課題文型

課題文を読んで、それについて自分の考えや意見を書く書き方の作文です。課題文をしっかりと読み、課題内容を理解することが大切です。自分のどのような意見を求められているかを考えましょう。その後、課題文の中から書きやすい内容を選び、自分の考えを膨らませていきましょう。

ディベート型

ディベート型とは、「賛成か反対か」など二者択一の条件からどちらかの立場を選び、それについて書く作文です。自分がなぜそちらを選んだのか、はっきりとした意見を書くことが大切です。どちらか選ばなくてはいけない作文なので、どちらも選ばないような中立な作文は書かないようにしましょう。

資料型

資料を見て、そこから気が付いたことや思いついたことを書く書き方です。資料が多い場合もあるので、作文が資料の内容の説明ばかりにならないように注意しましょう。資料から読み取った内容を簡潔にまとめ、さらに自分の意見を書くようにしましょう。

付箋

発表原稿型

課題に添って、発表原稿を書きます。課題について自分はどう思っているか、また自分はどう行動したらいいかなどを作文で表現します。人に伝えるために文章なので、わかりやすく相手に伝えるための工夫が必要です。考えの根拠や具体的な内容を詳しく書くようにしましょう。

作文の書き方②構成の種類7選!

4段落構成の作文

ほとんどは3段落構成の作文が多いですが、書き方を4段落にするとさらに内容を詳しく伝えることができます。以下のように構成するといいでしょう。

1.始め 作文の書く内容を紹介します。
2.中1 書く内容について1つのことを書きます。
3.中2 さらに、もう1つの内容を書きます。
4.まとめ 書いたことをまとめます。

万年筆

起承転結を意識した作文

起承転結を意識すると、作文の構成がしやすくなるでしょう。起承転結は以下のような書き方の構成になります。

1.起 作文の始まりとして簡単な説明をする
2.承 物事が起こり、話しが進んでいく
3.転 内容が違う方向に急展開する
4.結 内容をまとめる

序破急を意識した作文

序破急とは、雅楽や能楽の構成上の区分です。序破急は三部構成になり、下記のような展開になります。

1.序(導入部)作文の内容のはじまり
2.破(展開部)内容の変化、展開
3.急(結末部)クライマックス

パソコンとコーヒー

2段落構成の作文

短めの作文の場合には、2段落構成の書き方がいいでしょう。書き出しと前半部分では自分の考えや意見を書き、後半部分では文章をまとめる書き方です。あるいは、前半部分に出来事や見聞を書き、後半部分に自分の考えを書く書き方もいいでしょう。

頭括型の形式

頭括型の作文構成は、まず最初に結論を書く書き方です。最初に自分の考えや意見の結論を書き、その後自分の意見についての理由付けや具体例を書きます。最初に結論がくるので、読む人に強い印象を与えます。

双括型の形式

双括型は、頭括型と同じように最初に結論がくる書き方です。その後、理由付けや具体例を書き、最後にまた結論を書きます。最初に結論を書き、理由を述べ、さらに結論を書くことで話をまとめます。

文章を書く人

尾括型の形式

尾括型は、3部構成の作文の書き方です。「序論・本論・結論」という手順で書きます。書き出しの序論では、何について書く作文かを説明し、本論で内容を掘り下げていきます。最後の結論で意見の主張とまとめをしましょう。

作文の書き方③上手な作文を書くコツ6選!

誤字・脱字に注意

作文に限らず、文章を書く時には誤字・脱字に注意しましょう。書き終えたら文章を読み返して誤字・脱字がないか確認しましょう。せっかく素晴らしい表現をしていても、誤字・脱字があると台無しになってしまいます。

机

文末を統一する

文末をしっかりと統一することも、作文の書き方のコツの1つです。文末には「です。ます。」の敬体と、「だ。である。」の常態があります。作文の場合は「です。ます。」の敬体で書く書き方の方がいいでしょう。

読みやすいように読点を打とう

文章が読みやすいように読点を打つようにしましょう。しかし、一文に2、3点にとどめる書き方にしましょう。読点が多すぎると読みにくくなってしまいます。文章の中で時間や場所が変わる場合に読点を打って読みやすくしましょう。

机と眼鏡

書き言葉で書こう

「さっき」や「やっぱり」などの話し言葉の書き方ではなく、書き言葉で書きましょう。書き言葉の方が、読みやすく丁寧な印象を与えます。作文は多くの人が読むので、より丁寧で正式な表現が適しています。

一文が長すぎないようにしよう

書きたいことがたくさんあると、どうしても一文が長くなってしまう場合があります。一文が長すぎると何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。一文には1つの内容だけを書くように工夫しましょう。しかし、短い表現ばかりでも読みにくいので、適度な長さを心がけましょう。

ペンを持つ手

タイトルは最後に決めよう

作文を書く手順として、タイトルは最後に決めるようにしましょう。タイトルを先に決めようとすると何にしようか悩んでしまい、作文の書き出しが遅くなってしまいます。作文を書き終えてから全体の雰囲気からタイトルを決めるようにしましょう。

作文の書き方④文章を上達させるコツ4選!

慣用句やことわざを使おう

慣用句やことわざを使うと、長い文章をいちいち説明せずに表現することができます。わかりやすく読みやすい作文になるでしょう。しかし、慣用句やことわざが多すぎると読みにくくなるので、適度に使い読みやすくなる工夫をしましょう。

タイプライター

できるだけ具体的に書こう

ただ「晴れている」と書くよりは、「青空がどこまでも広がっている」など具体的な書き方をしてみましょう。読んでいて情景が浮かぶような工夫をすると文章がわかりやすくなります。特に、伝えたい部分を詳しく具体的に書いた方が読み手に伝わりやすいでしょう。

心の中を上手に表現しよう

心の中を上手に表現する書き方は、読んでいる人にも共感を得られるでしょう。ただ「嬉しかった」というよりは、「心が躍るほど嬉しかった」という書き方の方が伝わりやすくなります。心の中の表現は気持ちを伝えるためにとても重要です。なるべく詳しく伝える書き方を工夫しましょう。

花で出来たハート

倒置法を使って強調しよう

文の前と後ろを逆にする倒置法を使うと、強調したいことがはっきりとわかる書き方になります。作文の中で伝えたいことをはっきりと伝えられます。また、倒置法を使うと文章にメリハリがついて読みやすくなります。

作文の書き方⑤上手に表現するコツ3選!

比喩表現を使おう

作文を上手に表現する工夫として、比喩表現はとても効果的です。「天国に上ったような気持ち」など、「まるで~のように」という書き方が比喩表現です。ほかにも、擬人法という物や動物に例える比喩表現もあります。比喩表現を使う書き方をすると、情景が浮かびやすくなります。

感情表現を工夫しよう

感情表現を工夫する書き方をすると、読み手は自分と同じような気持ちになるでしょう。例えば、「困る」という表現を「途方に暮れる」という書き方をするだけで、とても困っているように感じます。感情表現の書き方はたくさんありますので、効果的に使ってみましょう。

喜怒哀楽

読みやすさとリズムを意識しよう

文章のリズムを意識した書き方は、作文を読みやすくします。1つの文章をあまり長くせず、短い文章を続けると文章が軽くなり読みやすくなるでしょう。書き終えた後に読み返し、文章のリズムが崩れていないか確認してみましょう。

花と本

作文の書き方⑥上手な書き出しは?4つ紹介!

かぎかっこで始める

かぎかっこの会話で始まる書き出しは、読み手に強い印象を与えます。この会話は誰と誰の会話なのか、作文の内容に興味が出るでしょう。また、書き出しを会話で始める書き方は、書き出しに悩むことが少なく書き手が書きやすいという利点もあります。

音の表現で始める

風の音や雨の音、光の表現などを音で始める書き方もいいでしょう。音の表現で書き出しをすると、とても強い印象を与えます。今まさに起こっていることが頭に浮かびやすくなります。

時計とコーヒーカップ

具体的なイメージから始める

具体的なイメージを書き出しにする書き方をすると、読み手はまるで自分の体験のように感じるでしょう。また、なぜそのようなことが起こったのか、続きを気にさせることができる書き方です。

疑問の投げかけから始める

「なぜ、〇〇が起きたのでしょうか」など、疑問の投げかけから始める書き方です。読み手にとっては、それ以降の文章はまるで答え合わせをしているかのように感じます。理由が根拠が知りたくなるので、最後まで読ませる書き方ができるでしょう。

クエスチョンマーク

コツと書き方を覚えて上手に作文を書こう!

自分で書くといつも同じような作文になりがちですが、作文の書き方や表現には様々な手法があることがわかりました。コツや書き方を覚えれば、作文を書く時間は大幅に短くできるでしょう。また、文章を上達させる書き方を使えば、さらに上手に書くことができます。書き出しから読み手を惹きつけるような書き方をして、作文を上手に書きましょう。

鉛筆
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この記事のライター
朔実
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