綺麗な数字の書き方とは?正しい書き順やコツも紹介!
正しい数字の書き方で数字を書いているでしょうか。数字を綺麗に書くためには書き方のコツを掴むことが大切です。書き順や傾き、高さなどちょっとしたことを意識するだけで、数字を綺麗に書くことができます。今回は、数字を綺麗に書くためのコツを紹介していきます。
目次
数字を綺麗に書くコツが知りたい!
数字はシンプルだからこそ字の上手い下手が表れやすい文字です。大人になってからも住所や電話番号など、数字を書く機会はたくさんありますよね。納品書や発注書といった大切な書類を手書きする際に、数字が読みにくいと間違いのもとになってしまいます。今回は、数字を綺麗に書くコツを知っていただきたいと思います。
まずは算用数字の正しい書き順を知ろう
文字を綺麗に書くためには正しい書き順で書くことが大切です。算用数字の正しい書き順をまずは紹介します。
0:上から書き始め、一筆書きで書きましょう。細長くするように意識してください。
1:上から下にまっすぐ1画で書きます。
2:左上から1画で書きます。
3:左上から1画で書きます。平仮名の「ろ」にならないように気をけてください。
4:左上からくの字を書き、2画目は上を空けて書くのがポイントです。
5:左上から下に向けて1画目を書き、2画目は左上をくっつけて書きましょう。
6:上から下に向かって1画で書きます。少し傾きを付けると綺麗に書けます。
7:2画で書き終わるようにしましょう。斜めに棒を付ける必要はありません。
8:右上から1画で書きます。
9:右上から1画で書きます。棒の部分は少し傾きを付けると見栄えが良いでしょう。
簡単だからこそクセが出やすいのが算用数字です。ビジネスシーンでも使われるので、正しい書き順で丁寧に書くよう心がけましょう。算用数字の書き順は国や地域によって異なります。例えば、「7」は欧米では長い斜め線の部分に1本短い斜め線をクロスさせて書くのが一般的です。日本の「7」とは異なりますよね。
日本の公的な書類や金融機関では、日本の算用数字の形でないと受け取ってもらえないものもあります。普段から、正しい書き順で算用数字を書くようにしておきましょう。
綺麗な算用数字の書き方の3つのコツとは?
ここからは算用数字を綺麗に書くためのコツを具体的に3つ紹介します。算用数字をただ書くだけでは綺麗に書くことはできません。綺麗な算用数字の書き方を意識して書くようにしてみましょう。綺麗に書くためには「意識する」ことが大切です。算用数字を綺麗に書くためには何を意識する必要があるのでしょうか。
算用数字の形をしっかり意識して書く
算用数字の綺麗な書き方のコツ1つ目は、形をしっかりと意識して書くことです。綺麗な算用数字の形を念頭に置いて、正しい書き順で書いてみてください。算用数字はどれも簡単な形ばかりなので、形を意識して書くだけで綺麗に書けるはずですよ。
「2・4・8・9」は特に癖字になりやすい算用数字です。自己流で書かず、正しい形の算用数字を書くように練習してください。
傾きや高さを揃える
算用数字は並べて書くことが多いですよね。算用数字を並べて書く場合には、傾きや高さを揃えると整って見えます。傾きや高さがバラバラだと、1つ1つの算用数字の形が綺麗でも全体的な見栄えが悪くなってしまいます。
傾きは基本的に垂直・水平を心がけましょう。特に機械で読み取る書類を書く際には、傾き過ぎた算用数字を書くと読み取ってもらえないこともあります。
余白や記入欄の下部ラインを意識する
算用数字を綺麗に書くコツとして、余白や下部ラインを意識することも大切です。下部ラインがある場所は算用数字の下を揃える目安があるため書きやすいですよね。ただし下を揃えても、高さがバラバラだと意味がありません。下部ラインで下を揃えてまっすぐ書くことを意識しながら、高さも揃えて統一感を出しましょう。
余白は上部に3分の1程度取るようにすると、訂正等もしやすくなります。余白を意識して書くと算用数字の高さも自然と意識して書くようになるので一石二鳥ですね。
ビジネス文書で算用数字を書く際のマナーとは?
ビジネスシーンでは算用数字を書くことが多いものです。現在はパソコンなどの機器がかなり普及していますが、普段から書き慣れていないといざ手書きで書くことになった時に焦ってしまいますよね。ビジネス文書で算用数字を書く際にはどのようなマナーがあるのでしょうか。ビジネスにおいては信用が一番大切ですのでマナーはしっかりと学んでおきましょう。
帳簿や伝票に算用数字を書く際のコツ
算用数字を用いるビジネス文書といえば、帳簿や伝票でしょう。最近はパソコンを使って書くことも多いですが、手書きで書かなければいけないシーンもあるでしょう。そんな時にコツを知っているのと知らないのとでは大違いです。
帳簿や伝票に算用数字を書く際には、枠の2分の1程度の高さで書くようにしてください。やはり、余白を意識した高さで書くのが大切なんですね。このくらいの高さで書くと、算用数字がたくさん並んでいても読みにくいということはないでしょう。もちろん、訂正する幅も確保できますよね。
ただし、小さい文字を書けば良いというわけではありません。小さすぎる数字は読みにくく、誤解を招くことになりかねません。帳簿や伝票には一目で読みやすい大きさで書くようにしましょう。
算用数字を訂正する際のマナー
帳簿などを書いているとミスをしてしまうこともあるでしょう。そのような際には、修正液を使って訂正するのはNGです。ミスをしてしまった箇所に二重線を引き、訂正印を押してください。ミスをしてしまった算用数字1つだけを訂正するのもマナー違反ですよ。もちろん、画数を付け足して上から訂正するのもやめましょう。ビジネス文書では信用が第一ですので、ごまかす行為はご法度です。
綺麗な漢数字の書き方のコツは?
数字の書き方として、算用数字だけでなく漢数字もありますよね。ご祝儀に書く金額や公的な書類では漢数字を用いるのが一般的です。お祝いの席に持って行くものは綺麗に書いておきたいですよね。漢数字にももちろん綺麗な書き方のコツがありますので見ていきましょう。
漢数字を楷書で綺麗に書くコツは?
漢数字を綺麗に書くコツは「ハネ・トメ・ハライ」を丁寧に書くことです。普通の漢字を書く時と同じように書けば良いですね。漢数字は算用数字よりも画数が多いものもあるので、1画1画を丁寧に書くよう心がけてください。例えば「三」や「五」を書く時には、横棒の間隔が均等になるように書くと綺麗に整った字を書くことができます。
また算用数字と同じく文字の大きさや傾き、文字の間隔を意識するようにしましょう。漢数字は傾きを少し右上がりに書くと綺麗に見えるそうですよ。
漢数字を一文字として使う場合の大きさはどうするべき?
漢数字はビジネス文書やご祝儀、法的な文書などで使うことが多いですが、四字熟語などでも使用されます。
・一期一会
・朝三暮四
・一喜一憂
例を挙げるときりがないですね。また、「一日」や「一文字」なども漢数字で書きますよね。このように漢数字を一文字として使う場合には、他の漢字と同じ大きさで書くようにしましょう。漢数字だからと少し小さめに書く必要はありませんよ。
綺麗な漢数字(大字)の書き方のコツは?
漢数字というと「一・二・三」という文字を思い浮かべるはずです。しかし、同じ漢数字でも「大字」と呼ばれるものをご存知でしょうか。大字という言葉を聞いたことが無い人でも、見たことはあるはずです。大字を書く機会もあるかもしれないので、大字の書き方のコツも紹介します。
大字とは?どんな時に使われる?
現在、法令で定められている大字は「壱・弐・参・拾」の4つです。その他には「萬」や「圓」という大字も見たことがあるかもしれません。これは旧字体になります。
これらの大字は金額や日時に使うことが多いです。現在では改ざんや読み間違いを防止するために用いられるそうですよ。ご祝儀袋に金額を書く際に、大字を使ったことがある人もいると思います。
綺麗な漢数字(大字)の書き方のコツは?
大字は画数が多いものが多いです。そのため、字のバランスを整えることが大切です。例えば「拾」などは偏(へん)と旁(つくり)の間隔に注意して左右のバランスをとってみましょう。もちろん上下のバランスを整えると綺麗に見える大字もありますので、それぞれの大字をどのように書くと綺麗に見えるのかを何度も書いて練習してみてください。
コツを掴んで数字を綺麗に書こう!
数字は簡単に書けるからこそ綺麗に書きたいものです。住所や電話番号など数字を書く機会は生活の中にたくさんあります。丁寧に書くことを意識して数字を書くと綺麗に書けることが分かりましたね。コツを掴んで数字を綺麗に書きましょう。