すぐに出来る汗の臭い対策11選!汗腺は鍛えられる?!

汗をたくさんかくと、どうしても臭いがしないか気になってしまいますよね。実は生活習慣の改善やちょっとした対策で汗の臭いは抑えられるんです。冷房の使いすぎや運動不足で衰えがちな汗腺のトレーニング方法も併せて、汗の臭い対策をご紹介します!

すぐに出来る汗の臭い対策11選!汗腺は鍛えられる?!のイメージ

目次

  1. 1気になる汗の臭いを対策したい!
  2. 2汗をかく理由は3つ!
  3. 3汗はどうして臭うの?汗の臭いの原因とは?
  4. 4汗の臭い対策【習慣編】7選!
  5. 5汗の臭い対策【体質改善編】2選!
  6. 6汗の臭い対策【汗腺トレーニング編】2選!
  7. 7自分の汗の臭いをチェックして対策しよう!
  8. 8汗の臭い対策におすすめのグッズを紹介!
  9. 9汗の臭い対策をして汗をかく時期を快適に過ごそう!

気になる汗の臭いを対策したい!

女性

暑い夏の日にたくさん汗をかくと、どうしても自分の汗の臭いが気になってしまいますよね。夏以外でも、暖房のきつい室内やスポーツの後など汗が気になるタイミングはたくさんあります。そんなとき、どのように対策したらいいのでしょうか?まずは汗をかく仕組みから見ていきましょう。

汗をかく理由は3つ!

体温の上昇を抑えるため

風邪をひいて熱があるとき、汗をたくさんかくと熱が下がりますよね。汗をかく大きな理由は、体温の上昇を抑えるためです。運動したときや外の気温が高いときなどには体内で熱が作られます。人間が身体機能を適切に働かせるためには体温を一定に保つことが必要なので、汗をかき皮膚上で汗の水分を蒸発させることでこの熱を放出します。このように、体温を一定に保ち機能を働かせるには汗をかくことが必要なのです。

精神的な影響で汗をかく

男性

大きな会議や発表の前など緊張や不安を感じる場面で汗が出た経験がある方は多いでしょう。このようにストレスも汗が出る理由のひとつです。体温の上昇を抑えるために出る汗は手のひらや足の裏を除く全身から出ますが、こういった精神的な影響からかく汗は手のひらや足の裏、脇など決まった部位からしか出ません。ストレスを受けることで脳の前頭葉や大脳辺縁系などの部位が刺激され、短時間で一気に汗が出るのが特徴です。

辛い物や酸っぱい食べ物を食べた影響

唐辛子

また、辛い物や酸っぱい食べ物を食べるのも汗をかく理由になります。これは辛さや酸味による刺激があるとき、脳が「口の中で温度上昇が起きている」と認識するためといわれています。額や鼻など限られた部位に汗が出てくることが多く、一時的な影響であるため辛い物や酸っぱい物を食べ終わると汗も徐々に引いていきます。

汗はどうして臭うの?汗の臭いの原因とは?

細菌の繁殖

実は、汗自体にはほぼ臭いはありません。汗が臭う理由のひとつは、汗が皮膚上の皮脂・アカ・汚れなどと混ざったものをエサにして、皮膚上にいる細菌が繁殖してしまうためです。この繁殖した細菌が汗の成分を分解することにより臭いが発生し、汗をかいたまま放置すると徐々にその臭いが強くなり、6時間後が臭いのピークになるといわれています。

汗腺の機能の低下

女性

現代人に多いといわれる汗腺の機能低下も、汗が臭う理由のひとつです。エアコンで体を冷やすことや運動不足の生活が続くと、汗を出す機会がないため汗腺の機能は徐々に低下していきます。このように機能が弱まった汗腺から汗が出ると、血液中に含まれるナトリウムなどのミネラルが汗の水分と一緒に排出されてしまいます。皮膚上に過剰なミネラルがあると細菌によって分解され臭いが出るので、汗腺の機能が低下していると臭いが発生しやすくなるのです。

汗の臭いを悪くする食べ物の摂取

唐揚げ

また、動物性たんぱく質や動物性脂質を含む食品の摂取も汗が臭う理由となります。これらの食品を過剰に摂取すると、分解しきれなかった成分が汗腺から分泌され、それをエサに細菌が繁殖し臭いが強くなってしまいます。具体的には肉や乳製品(牛乳・チーズなど)・ニンニクやニラ・玉ねぎ・辛い食べ物などが、取りすぎると汗の臭いを悪くすることにつながります。

汗の臭い対策【習慣編】7選!

こまめに水分補給する

水分補給

水分が足りていないときの汗はベタベタして蒸発しづらく、臭いの原因になってしまいます。一方で、水分をたっぷりとると水に近い良質な汗が出ます。良質な汗はさらさらして蒸発しやすく皮膚上にとどまる時間が短いので、嫌な臭いになりづらいのです。健康な大人であれば1日1.5リットルを目標にして水分をとるといいでしょう。

汗をかいたらすぐに拭く

タオル

汗自体にはほぼ臭いがないので、汗をかいてもすぐにその部分が臭くなるわけではありません。かいた汗が皮膚上の皮脂や汚れと混ざり、細菌によって分解されて臭いを発するまでは約1~2時間かかります。このため、汗をかいたときにすぐその汗を拭きとると、細菌によって分解されず臭いを抑えることができます。

汗をかいたらすぐに着替える

女性

衣類にしみこんだ汗も同様に、汗をかいてから約1~2時間かけて細菌により分解・酸化されて臭いを発します。汗をかいたらすぐ衣類を着替えるようにすると、臭いを抑えることができますね。可能であれば、上着よりも汗がしみこみやすい下着をこまめに着替えた方が効果が実感できますよ。

衣類を洗う際に臭いケアをしっかりする

洗濯

汗のしみこんだ衣類をそのまま洗っても、臭いがとれていないことがありますよね。これは衣類の繊維に入り込んでいる皮脂や汚れが洗濯で落ちていないからです。この場合は、弱酸性である皮脂を落としやすい弱アルカリ性の洗剤を使用してみるのがおすすめです。また重曹も皮脂を溶かす作用があるので、40℃前後のぬるま湯に小さじ1杯の重曹を溶かし、約30分間浸け置きした後に通常の洗濯をすると臭いが抜けやすくなりますよ。

冷房で体を冷やしすぎない

夏の日に暑いからといって冷房を強く入れてばかりいると、体が冷えて汗をかく必要がないため、汗腺の機能が低下してしまいます。すると汗腺が減り、少ない汗腺から濃度の濃い汗をかくようになり、さらに汗の臭いが強くなってしまうのです。冷房をつけるときは体を冷やしすぎないよう、温度設定と時間に気をつけましょう。

朝シャワーをする

シャワー

寝ている間にも体はたくさん汗をかいており、健康な大人が一晩にかく汗の量はコップ約1杯分といわれています。朝起きたときは臭いの理由となる汗や皮脂で全身が汚れている状態なので、これを朝のシャワーで洗い流すことは臭い対策に効果的です。汗や皮脂を洗い流す程度で十分なので、シャンプーやボディソープを使って全身を軽く洗うことで、寝ている間に分泌された臭いの原因を取り除くことができます。

洗いすぎ・殺菌しすぎに注意する

石けん

汗の臭いを消したいときは、洗浄力の強い石けんやシャンプーで洗いたくなりますよね。しかし、洗浄力が強すぎると健康な皮脂腺が破壊され、その皮脂不足を補うためにかえって皮脂の分泌が過剰になってしまいます。また、殺菌作用の強いデオドラント剤を使いすぎると必要以上に細菌を洗い流してしまい、本来は繁殖できない細菌が増えて臭いが強くなってしまうこともあります。これらを避けるため、効果の強すぎる石けん・シャンプー・デオドラント剤の使用は控えるようにしましょう。

汗の臭い対策【体質改善編】2選!

食生活を見直す

野菜

まずは食生活を見直すことで、汗が臭いやすい体質を改善することができます。汗腺から出る汗には、体内で分解できなかった余分なたんぱく質や脂質が含まれており、これらが臭いの原因となります。これらが多く含まれる食べ物を過剰に摂取するとそれだけ臭いの元ができてしまうので、具体的には肉類や揚げ物・スイーツなどを食べすぎないことが大切です。逆に積極的に摂取したいのは野菜や果物などのミネラルを多く含んだ食品で、汗の臭いを抑えてくれますよ。

規則正しい生活を送る

女性

睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を送ることも汗の臭い対策のひとつです。体の冷やしすぎや運動不足だけでなく、睡眠不足やストレスによって自律神経が乱れることも汗腺の機能低下につながり、臭いの原因物質が増えてしまいます。環境の温度調節をこまめに行ったり気分転換を図ったりして、ストレスの少ない規則正しい生活を送れるように工夫してみましょう。

汗の臭い対策【汗腺トレーニング編】2選!

適度な運動をする

ジョギング

普段から汗をかく機会が少ないと、汗腺の機能は低下し汗の臭いが強くなってしまいます。冷房や運動不足などで汗をかくことが少ない方は、日頃から適度な有酸素運動をして汗腺をトレーニングしてみましょう。ジョギング・ウォーキング・サイクリング・水泳・ヨガなどの軽く汗ばむ運動を定期的に行うのがおすすめです。汗をたくさんかくことが目的ではないので、早朝や夕方などの涼しい時間帯に行うといいですよ。

半身浴で汗をかく

入浴

また、忙しい日にも簡単にできる汗腺トレーニング法としては、以下の2段階半身浴があります。
 

  1. 高温で半身浴:43~44℃の熱めのお湯を湯船の3分の1から半分程度ため、ひじから手先までとひざから下まで10~15分浸かる。
  2. 低温で半身浴:1のお湯に水を足して36℃にし、10~15分浸かる。湯船にコップ1杯の酢を入れるとなお効果的。

この2段階の半身浴が終わったら、十分に水分を拭きとり服を着ずに自然に汗が蒸発するまで乾かします。この半身浴を数週間続けると徐々に汗腺が鍛えられ、汗の臭いを抑えることにつながりますよ。

自分の汗の臭いをチェックして対策しよう!

全身の臭いをチェックする方法

服

全身の臭いをチェックするには、着ていた衣類の臭いを嗅いでみましょう。ただ脱いですぐに嗅いでしまうと適切に臭いを感じられないことが多いので、入浴後に嗅いでみるのがおすすめです。入浴で自分自身の香りや感じ取れる香りをリセットしてから、着ていた衣類の臭いを特に汗をかきやすい部分を中心にチェックしてみましょう。

脇の臭いをチェックする方法

脇の臭いが気になるときは、脇の汗をティッシュやタオルで拭き取りその臭いを嗅ぐことで臭いをチェックしてから対策を考えるようにするといいですね。また、衣類に脇汗の黄色いシミができたりツーンとした独特の臭いがあったりするときはワキガの可能性もあります。脇の臭いが強くて気になる場合は医療機関への受診を検討しましょう。

頭の臭いをチェックする方法

女性

頭の汗が臭いを出していないかチェックするには、頭皮を指で軽く何度かこすってその臭いを嗅いでみます。指が清潔でないと臭いがわかりづらく、また石けんの香りが混ざっても頭の臭いがわからなくなってしまうので、石けんを使わずにお湯で手をすすいでからチェックしてみてくださいね。

足の臭いをチェックする方法

靴

足の臭いは直接嗅いでチェックすることもできますが、自分が履いている靴や靴下の臭いを嗅ぐとより臭いの対策を取りやすくなりますよ。汗が原因で繁殖した細菌は靴や靴下にも残り、使うほど蓄積していきます。足の臭いケアと併せて、靴・靴下の洗濯やスプレーなどの臭い対策を行わないと解決にならないことも多いので、どこに臭いの原因があるのかをしっかりチェックしましょう。

汗の臭い対策におすすめのグッズを紹介!

全身の汗の臭い対策におすすめのグッズ

全身の汗の対策に使いやすいグッズは制汗スプレーです。塗り込む必要がなく一瞬で吹きかけられるので広い範囲に使用でき、持ち運びのできるサイズも多数展開されているので外出先で臭いが気になった時にも素早く対処できます。香りの種類も豊富で気分を変えられるのもポイントです。運動の後にはシートタイプを使うと、臭い対策と併せて汗のべたつきも取ることができますよ。

脇の臭い対策におすすめのグッズ

脇の汗の臭い対策には、直接塗布できるロールオンタイプが人気です。朝にさっと一度塗っておくだけで臭いを抑えてくれます。出てしまった汗の臭いを消すものではなく汗の臭いが出ないように抑えてくれるものなので、汗や汚れを拭きとった清潔な肌に塗ることが大切です。また、よりさらさらした質感がお好みの方はロールオンと同じように使えるスティックタイプもおすすめですよ。

頭の汗の臭い対策におすすめのグッズ

頭の汗の臭い対策には頭汗用のスプレータイプがぴったりです。暑さや湿気ですぐに頭に熱がこもってしまうときにスプレーをすると臭いを抑えることができます。消臭だけでなくほてり自体にも効果があるので、頭がひんやりと冷え汗が止まってすっきりしますよ。クールダウンの効果がかなり強いものもあるので、自分の状態に合わせて選んでくださいね。

足の汗の臭い対策におすすめのグッズ

足は靴の中で蒸れて嫌な臭いが生じやすく、全身の中でも足の汗は特に気になってしまいますよね。足の汗対策にはスプレーや石けんなど様々なタイプが販売されていますが、特におすすめなのはクリームタイプです。臭いが出やすい指の間など細かい部分にも塗り込むことができ、成分がしっかり浸透して臭いが出るのを抑えてくれます。べたつかず、さらさらした状態が長時間続くので気持ちがいいですよ。

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洋服の汗の臭い対策におすすめのグッズ

衣服についた汗の臭いが気になるときは、消臭スプレーをかけると細菌の繁殖を防ぎしっかり消臭してくれます。服の繊維まで入り込んだ細菌を除去し、洗濯や浸け置きをしなくてもしつこい臭いを取ってくれるアイテムが多く展開されていますよ。携帯用のミニサイズを持ち運び、気になった時にすぐスプレーするようにするとさらにいいですね。

汗の臭い対策をして汗をかく時期を快適に過ごそう!

女性

今回は、汗の臭いを抑えるための対策やおすすめグッズをご紹介しました。汗をかくと臭いが気になってしまいますが、ちょっとした生活の改善や工夫で臭いは抑えることができます。汗の臭い対策をして、汗をかく時期も快適に過ごしましょう!

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この記事のライター
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