卑怯な人は嫌われる!卑怯な人の特徴やイライラしない対処法も!
ズルい手で他人を陥れる卑怯な人が身近にいると、卑怯な言動に振り回されてイライラすることもありますよね。卑怯な人の特徴や上手な対処法などを徹底解説するので、卑怯な人に困っているという方や自分の卑怯な性格に悩んでいる方はぜひ参考にして下さいね。
目次
卑怯な人ってどんな人?嫌われるの?
「卑怯」という言葉はネガティブな意味で使われる言葉です。「卑怯な人」と聞くと、他人を陥れて自分だけ良い思いをする自分勝手な人や、失敗を人のせいにするズルい人などが思い浮かぶのではないでしょうか。当然そういった性格の悪い人は周りから嫌われますよね。卑怯な人に関わるととばっちりを受けてしまうことも少なくないので、できればあまり関わりたくないという人がほとんどでしょう。
『卑怯』の意味とは?
「卑怯」という言葉は日常でも馴染の深い言葉で、「卑怯者」という使われ方もよく耳にしますよね。「卑怯」という言葉の意味について改めて調べてみましょう。
『卑怯』の意味とは
逃げ出したりズルいことをしたりする場面でよく使われる「卑怯」という言葉ですが、卑しく怯えると書いて「卑怯」と読むところからも、正々堂々立ち向かう勇気のない臆病さを意味していることが分かりますね。
① 正々堂々としていないこと。正面から事に立ち向かう潔さがないこと。また、そのさま。卑劣。
② 気が弱く意気地がないこと。弱々しいこと。また、そのさま。
『卑怯者』の意味と由来
「卑怯」という言葉の意味からも分かるように、「卑怯者」とは正々堂々立ち向かう勇気のない臆病な人やズルい人という意味があります。
実は「卑怯」という言葉は「比興」という言葉に由来するもので、元々は「物事を面白おかしく例える」という意味で使われていました。それが転じて馬鹿げたことを意味する言葉に変化していき、ネガティブさが強調された現在の「ズル賢い臆病者」を示す言葉になったと言われています。
勇気のない者。また、ずるがしこい者。
『卑怯』の類語
「卑怯」と言う言葉の類語としては「卑劣」の他にも、その場しのぎで正々堂々と取り組まない様子を表す「姑息」や、悪賢い様子を表す「狡猾」、裏で何か企んだり意地悪をしたりする様子を表す「陰険」などが挙げられます。どれも正攻法でない卑しさを感じるものばかりですね。
『卑怯』と『卑劣』の違いとは?
「卑怯」の類語である「卑劣」という言葉は、品性や行動が卑しく下劣なさまを意味します。どちらも似たような意味で使われますが、「卑怯」という言葉がズル賢いさまなどを表すのに対し、「卑劣」は明確な悪意のある行動を表す場合に使われることが多いです。ニュースなどでよく使われる「卑劣な犯行」や「卑劣な手口」といった表現からも悪質さがよく分かりますね。
『卑怯』の英語表現は?
英語には卑怯な様子を意味する慣用句として"low blow"や"below the belt"といったボクシングの禁じ手に由来する表現があります。不正や不公平、失礼な行為などの意味を含んだ日本語での「卑怯」の意味に近い表現だと言えるでしょう。
使い方としては、"That’s a bit below the belt."(それはちょっとズルいよね)といった具合です。
また、広い意味を持つ日本語の「卑怯」の意味を端的に指す単語はありませんが、シチュエーションやニュアンスによって「卑怯」を表現できる単語として、以下のようなものが挙げられます。
<ズル賢さを意味する単語>
・cunning:小賢しいズルさ
・sneaky:こそこそとしたズルさ
・sly:陰湿なズルさ
・wily:狡猾なズルさ
<不誠実さを意味する単語>
・cheat:不正なズルさ
・dirty:非道なズルさ
・devious:よこしまなズルさ
卑怯な人の特徴12選!
では卑怯な人の特徴には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。卑怯な人の特徴として挙げられるものをチェックしてみましょう。
相手を見下す態度を取る
卑怯な人は相手を見下す態度を取りがちです。卑怯な人の根底にある他人より優位に立ちたいという心理から、相手に少しでも自分より劣っている部分を見つけるとすぐさま見下す態度を取り始めます。
しかし誰に対しても見下す態度を取る訳ではなく、自分が勝てない相手には媚びへつらって取り入ろうとすることもあります。卑怯な人は打算的で、見下す対象をしっかりと選ぶので厄介です。
劣等感が強い
卑怯な人の中には劣等感が強く、自分に自信がない人が多いです。相手を見下すことで優越感を得たり、自分を大きく見せることで他人からの評価を得たりするような卑怯な言動には、強い劣等感から自我を守りたいという心理が隠れていると言えます。
いつも人の評価を気にしている
人の評価が気になるのも卑怯な人の特徴で、これは強い劣等感を抱えていることが原因の一つとして挙げられます。卑怯な人は他人から評価されたいという心理を持っているが故に、中々上手く物事が進まない時や失敗してしまった時などについ卑怯な手口を使ってしまうのです。
人の失敗が楽しい
卑怯な人には他人の失敗を喜ぶという特徴があります。常に人より優位に立っていたいという心理から、他人の失敗は周囲に吹聴したり大きな声で叱責したりすることで優越感を得ているのです。顔や態度には出さずとも「失敗したのが自分じゃなくて良かった」と心の中で笑っていたりします。
批判的な言動が多い
卑怯な人は自分や周囲に対して批判的な言動を取ることが多いです。自虐発言をしては「そんなことないよ」とフォローさせる面倒くさいタイプの人がいますが、これはあえて可哀そうな人のふりをすることで同情を誘いたいという卑怯な心理から来ています。
また、相手を見下すための手段として攻撃的な発言をすることも多々あります。しかも卑怯な人は相手に直接言うのではなく、裏でコソコソと触れ回ったり嘘をばらまくので非常に厄介です。
頭の回転が早い
卑怯な人は頭の回転が早いのも特徴です。窮地に立たされた時に素早く抜け道を見つけるのが得意で、例えば面倒な仕事を誰かに押し付けたり、失敗を嘘でのらりくらりとかわしたりするのが上手です。
知らない内に術中にはまって、卑怯な人のいいようにされているということも少なくありません。単に頭の回転が早いというよりは「ズル賢い」という言葉がぴったり当てはまります。
自分以外の人のことまで自慢する
卑怯な人は時に、自分の身近にいる人のことまで自慢して優位に立とうとします。例えば芸能人と友達である、親が会社の社長をやっているといった具合に、身近な人の話をさも自分の話かのように自慢するのです。他人を利用した自慢は自分の能力では敵わない相手を見下す時によく見られ、どんな手を使ってでも相手より優位に立ちたいという卑怯な人の心理が顕著に表れています。
罪の意識がない
卑怯な人は自分の利益や保身が最優先なため、それが卑怯な行いであるとも思わず行動に移します。困った人を見て見ぬふりしたり、責任転嫁や嘘で失敗から逃げ出したりするような卑怯な行いばかりするのは、罪の意識が薄いからこそだと言えるでしょう。
すぐに人のせいにする
すぐに人のせいにするというのは卑怯な人の大きな特徴の一つです。卑怯な人は頭の回転が早く、様々な言い訳を並べて責任転嫁することに長けています。失敗の原因が自分であることを隠したまま他人に責任をなすりつけることもしばしばで、中には当人の知らないところで「○○さんがやっていました」などと言って責任転嫁する悪質なタイプも存在します。
本人のいないところで悪口を言う
本人のいないところで悪口を言うというのも卑怯な人の大きな特徴の一つです。卑怯な人には臆病者が多く、言いたいことを本人に直接言う勇気がありません。また、他人を見下すことや攻撃することは好きでも、同じことを自分がされるのは嫌なので直接の対峙を避ける傾向にあります。表では仲の良いふりをしておきながら裏でコソコソと悪口を言うのは卑怯な人の常套手段です。
人の手柄を横取りする
卑怯な人は他人の手柄をさも自分のおかげであるように見せかけて評価を得るのが上手です。例えば部下や後輩の成果を上司である自分の指示のおかげ、自分のチーム全体の成果として周囲に発表するなどして、頑張った本人の努力を踏みにじります。おまけに自分の失敗によって評価が落ちそうな時は他人に素早く責任転嫁するので対処に困ります。
自分は動かないで他人を動かす
卑怯な人は基本的に他人を利用して自分の評価を上げます。曖昧な指示で他人を動かすことが多く、これは上手くいかなかった時に実行者の独断として切り捨て、自分に不利益が生じるのを避けるためです。もちろん、成功した場合は実行者の評価は総取りで自分のものにしてしまいます。
卑怯な人の心理とは?
卑怯な行いを働いてしまう心理とは一体どのようなものなのでしょうか。ここで卑怯な人の心理を覗いてみましょう。
自分が優位に立ちたい
卑怯な人の心中には他人よりも優位に立ちたいという心理が渦巻いています。相手を見下す態度を取りがちなのはこのためです。他にも、卑怯な人の頭の中は他人を攻撃することで優越感を得たり、他人を出し抜いて自分だけが得をしたりと、ズルい考えであふれています。
プライドは高いが人間としての底が浅いため、見下す・批判する・他人を利用するといった卑怯な手段でしか自分の評価を上げることができないのが卑怯な人の残念なところだと言えるでしょう。
自分のことが好きではない
卑怯な働きを行う心理の奥底には、強い劣等感や複雑なコンプレックスが隠れていることがあります。自分に自信がないため、正々堂々とした手段を取れずにズルいやり方に走ってしまうのです。卑怯な人は他人に対して批判的ですが、特に幸せそうな人への風当たりが強くなりがちな辺りに卑怯な人の自己肯定感の低さがうかがえます。
誉め言葉を素直に受け止められない
心の底では誰かから認められたいと願っているはずなのに、強い劣等感から賞賛を素直に受け止められないという部分が卑怯な人にはあります。また、普段から他人を利用するために思ってもないお世辞や嘘八百を並べているせいか、いざ自分の意図ではない言動を評価されると、何か裏があるからこその賞賛なのではないかと疑ってしまうのです。
見抜かれてる?卑怯な人のイメージとは?
トラブルを避けるためにも、できれば卑怯な人とは関わりたくないものですよね。ここでは卑怯な人を見抜くポイントをご紹介します。
目つきや顔つきが悪い
人となりというのは外見に表れるとよく言われます。中でも卑怯さというのは目つきや顔つきに表れることが多いです。あなたの身近にいる卑怯な人も、どこか卑怯そうな顔つきをしているのではないでしょうか。ただし、目つきや顔つきが悪いからと言って卑怯な人だと決めつけてかかってはいけませんよ。
周囲からの評判が悪い
中には周りにバレないように上手に動く卑怯な人もいますが、大体は卑怯な行いを隠しきれずにボロが出てしまいます。当然ながら卑怯な行いというのは周囲から嫌われるので、卑怯な人の周囲からの評判は最悪です。あちこちから卑怯な噂が耳に入る場合は警戒した方が良い相手であると言えるでしょう。
卑怯者の神経が理解できない
卑怯な人は自分のズルい言動には寛容的ですが、他人のズルい言動には敏感です。自分より少しでも得をしていたり、自分を陥れたりする行為には我慢ができません。自分の卑怯な行いは棚に上げて「あいつはズルい」などと言って怒り出すような人には注意が必要です。
イライラしないで上手に付き合おう!卑怯な人の5つの対処法!
卑怯な人と関わるとイライラさせられたりトラブルに巻き込まれたりすることが少なくありません。卑怯な人には正しい対処法で上手に付き合いましょう。
距離を置く
できることなら相手にしないのが一番ですが、絶対に関わりたくないと思っていても職場など中々そうはいかない環境もあるものですよね。その場合の対処法としては距離を置くのが最も有効的です。対峙する機会を減らす、直接やり取りをしないといったできる限りの対処法で卑怯な人と距離を置きましょう。
話半分に聞く・聞き流す
卑怯な人は他人を陥れるために嘘を並べる、自分を大きく見せるために話を盛ったり自慢話したりするといったことを平気でするので、鵜呑みにせずに上手に聞き流すようにしましょう。ハイハイと話を聞いてると格下認定されて見下す態度を取り始めるので、適当にあしらうことも必要ですよ。
また、卑怯な言動や上から目線な態度に一々イライラしていては精神衛生上良くありません。「器の小さい可哀そうな人」くらいに思って聞き流すのがベストな対処法です。
冷静に対応する
卑怯な人のズルいやり方に思わず一言言いたくなる気持ちも分かりますが、感情に任せてストレートに指摘するのは間違った対処法です。相手を刺激して陰口やいやがらせのターゲットにされる危険性があるので注意しましょう。卑怯な人と対峙する時は相手の嘘やズルい考えを見抜けるよう、いつも以上に冷静な対応を心がけることが大切です。
肯定してあげる
卑怯な人をあえて肯定するのも一つの対処法です。承認欲求を満たし劣等感から解放してあげることで、上手くいけば卑怯な性格そのものを直すことができるでしょう。ただし、褒め言葉を素直に受け取れないタイプや調子に乗るタイプも存在するので要注意です。
卑怯な人の行動を先読みする
卑怯な言動に振り回されないためには行動を先読みして先手を打つことが大切です。例えば責任転嫁されないためには、文字で証拠が残るようメールでやり取りする必要がありますよね。卑怯な人とのトラブルに巻き込まれそうになったら、周りの人に根回しすることも大切です。
先手を打つというのはシンプルですがとても効果が高い対処法です。卑怯な人の思う壺にならないよう、卑怯な人の一歩先を行くスマートな対処法で自己防衛することを心がけましょう。
卑怯な人にならないための対策・改善方法5つ!
目先の利益や保身のためについズルいことを考えてしまうというのは、どんなに善良な人でも一度や二度あるものです。人から嫌われる卑怯者にならないためにも、これから紹介する5つのポイントに気をつけて下さいね。
他人と自分を比べない
まずは他人と自分を比べるのをやめ、ありのままの自分を受け入れましょう。卑怯な言動の元を辿ると、そこには他人に対する劣等感や嫉妬心があります。自分にないものを求めすぎた結果、卑怯な言動で他人を陥れたりしてしまうのです。他人と比較している限り、あなたの心が自信で満たされることはありませんよ。
感謝・思いやりの気持ちを持つ
卑怯な人にならないためには、周囲の人への感謝や思いやりの気持ちを忘れないことも大切です。周囲の人達を大切に思う気持ちがあれば、卑怯な行いで自分だけ得をしようなんて考えにはなりません。自分さえ良ければそれで良いという考えは卑怯者の考え方です。
人の話を素直に聞く
卑怯だと言われる人の多くは、人の話を素直に聞きません。特に自分より格下だと思っている相手の話ほど拒絶する傾向にあるので、相手によって態度を変えることがないようにも気をつけたいですね。人の話を素直に聞くことができれば周囲からも愛される存在になれるでしょう。
自分の気持ちに正直になる
卑怯な言動を改めるためには、その原因となる自らの深層心理をよく知る必要があります。卑怯な考えが頭をよぎる時は、自分の卑怯な気持ちに正直になりましょう。一度自分の中の卑怯な気持ちに向き合うことで、その卑怯さがどこから来るのか冷静に考えることができます。
失敗を隠さない
失敗を無理に隠そうとすると、嘘を重ねたり人のせいにしたりと卑怯な行いにつながります。卑怯な人にならないためにも、失敗をきちんと受け入れて正々堂々と物事に取り組む姿勢を大切にしましょう。自分の失敗を素直に認めることができれば、決して卑怯な考えなどには至らないのです。
卑怯な人にならないように気を付けよう!
卑怯な言動が目立つ人は周囲から嫌われますし、そんな卑怯な自分に嫌気が指すこともありますよね。卑怯な部分というのは誰の心の中にもあるもので、劣等感や承認欲求が刺激されることで表面化することも少なくありません。要領良く生きることも大切ですが、卑怯な人だと後ろ指を指されることがないよう自分自身に胸を張れる生き方をしていきましょう。