目薬はコンビニで売ってる?売ってるコンビニ・種類・値段も紹介!
いざというときに役に立つコンビニですが、目の乾きや疲れで目薬が必要になった時に売っているでしょうか。最寄りの店舗にあると、時間を問わずにすぐ入手できるのでとても便利です。目薬が売っているコンビニの特徴と、販売されている種類や値段について紹介します。
目次
身近なコンビニで目薬を買いたい!
パソコンやスマートフォンを使っていると目が疲れてしまい、目薬が欲しいと思うことがあるでしょう。ドラッグストアなどで販売されていても離れている場所ですぐに行きにくい場合があります。徒歩でも行ける場所にあるコンビニで目薬が売っていれば良いですが、コンビニで目薬を買える所はあるのでしょうか。
目薬はコンビニで売っているの?
目薬が欲しくなるのは、「目を使いすぎて疲れた時」・「花粉症で目がかゆくて辛い時」・「コンタクトをして乾いた感じがする時」などが挙げられます。コンビニで目薬を売っているなら、欲しい時にすぐ購入できるという理由で買いたいという方もいます。しかし、最寄りのコンビニで売っているのを見たことがない人が多いのではないでしょうか。
基本的に販売していない
残念ながら基本的にコンビニ単体の店舗では、目薬が売っていないと考えた方が良いでしょう。気軽に点眼して使えるので忘れがちですが、目薬は薬品で販売する場所に厳格な制限があるのが理由です。一般的なコンビニにあるととても便利です。売っていなくて残念だと考える方も多いでしょう。
目薬がコンビニで販売できない理由とは?
目薬をはじめとした医薬品は体の調子を整えたり、病気の治療をしたりする目的で使われます。目薬がコンビニで販売できない理由は薬事法で取り決めがあるためです。
副作用を起こす可能性のある医薬品は、使用法の間違いなどの理由で重篤な健康被害を起こす可能性もあります。購入した時に薬や使い方の説明ができる、薬剤師や登録販売者などの専門家の指導が必要となります。担当者がいる店舗でないと購入が難しい理由で、普通の形態のコンビニでは目薬が売っていないと考えられます。
目薬がコンビニで販売できる条件とは?
一般的なコンビニでは目薬などの医薬品を販売するのは難しい場合があります。しかし、薬事法の改正をしたことで、条件に当てはまるコンビニではそれぞれの医薬品の種類にあたる目薬を売ることができます。
医薬品の種類の分類
- 第一分類医薬品・安全性を考える上で注意が必要な成分が含まれている医薬品です。薬剤師の対応が必要です。
- 第二分類医薬品・まれに入院するほどの健康被害が出る可能性がある成分を含んだ医薬品です。薬剤師や登録販売者の対応が必要です。
- 第三分類医薬品・日常生活に差し障りがない範囲で、服用すると体の不調が起こる恐れのある成分が含まれた医薬品です。薬剤師や登録販売者が対応が必要です。
医薬品の種類のうち、最も健康被害を受ける可能性がある第一分類医薬品は薬剤師による説明が必須です。第二分類医薬品や第三分類医薬品については登録販売者が対応できます。コンビニに薬局が併設されて薬剤師がいれば全ての医薬品の種類を販売できるため、種類に関係なく目薬が買えるでしょう。また、コンビニでも店員が登録販売者の資格を持っていれば、第二分類医薬品や第三分類医薬品に該当する目薬の販売が可能です。
目薬を販売しているコンビニ4選!
目薬の販売をしているコンビニを4つ紹介します。なお、国内最大手のセブンイレブンに関しては、一切目薬の販売は行われていません。サプリメントなどの健康食品は販売されていますが、日用品や食品の販売に集中するという理由で目薬や医薬品は一切取り扱いがないといわれています。
ヘルスケアローソン
ヘルスケアローソンは通常のコンビニで扱う日用品や食品以外に、医薬品や生活習慣病や病気の予防に対応した食品・日用雑貨を売っているローソンです。登録販売者がいるため、「第二分類医薬品」や「第三分類医薬品」の取り扱いがあり目薬も売っています。
登録販売者の有資格者は基本的には24時間対応ができるようになっていますが、全ての店員が有資格者ではないため、定休日や休み時間で不在の場合もあるでしょう。コンビニに行く前に電話で確認しましょう。
ファーマシーローソン
ファーマシーローソンは、調剤薬局を店内に併設したコンビニです。調剤薬局があるということは、薬剤師が常駐しているため、第一分類医薬品・第二分類医薬品・第三分類医薬品など全ての種類の医薬品の取り扱いがあることになるでしょう。どの種類の一般用医薬品も購入できるので、目薬も売られています。
ただし、ファーマシーローソンでは薬剤師は24時間対応できるわけではありません。薬剤師が不在の時には一般用医薬品は買えないため、目薬は販売できません。休日や対応時間の確認を事前にする必要があります。
ファミリーマート
ファミリーマートは2013年10月から大手の薬局と提携をし、調剤薬局を併設したコンビニの店舗を開設するようになりました。薬剤師がいるため、第二分類医薬品や第三分類医薬品だけでなく、第一分類医薬品の購入も可能です。もちろん、全ての種類の医薬品に対応しているため目薬も購入できます。ただ、薬剤師は24時間いるわけではないので、不在の時は購入できません。出勤する時間や定休日を確認する必要があるでしょう。
ミニストップ
ミニストップはイオン傘下のコンビニで、同じイオングループの調剤薬局ウエルシアと提携し一体型店舗を開設しています。店舗によっては登録販売者のみの場合があり、第二分類医薬品と第三分類医薬品のみの取り扱いとなる所もあるため注意が必要です。薬剤師の対応が可能な場合は、勤務時間中のみ対応が可能で第一分類医薬品の目薬も購入できます。
店舗の検索はウエルシアのホームページからできます。薬剤師がいる場合は第一分類医薬品対応と書かれています。薬剤師の対応時間帯や定休日についても記載があるため、行く前に簡単に確認できるでしょう。
コンビニで買える目薬の種類5選!
コンビニで販売されている目薬について、5種類ほど紹介します。コンビニにある目薬の種類は、殺菌作用がある抗菌用・コンタクト着用時の乾燥を和らげるコンタクト用・使い切りタイプのものもらい用・花粉症による炎症を緩和する花粉症用などがあります。
ソフトサンティア
ソフトサンティアは「人工涙液」といい、涙に近い成分になるように配合されている目薬です。世代に関係なく使えますが、コンタクトレンズを使用して、乾燥による不快感に悩んでいる人にぴったりです。防腐剤が入っていないので、安心して使えるでしょう。その代わり持ちが悪いので、小型の使い切りタイプ5mlが4本入っています。
【シリーズ】
- 「ソフトサンティア」シンプルな成分の目薬で、コンタクトの上から点眼しても影響を与えることがありません。ドライアイや目の乾きで悩む人に効果があります。開封して10日間が過ぎたら廃棄するようにしましょう。
- 「ソフトサンティアひとみストレッチ」ビタミンなどの成分を高濃度で配合しているため、ピント調節をしやすくしたり、代謝を進めて疲れを軽減させたりします。パソコンやスマートフォンの使用で目の緊張状態が続いていて、目が疲れている人におすすめの目薬です。
サンテ40
サンテ40には大きく分けて3つのシリーズがあります。名前の通り40代以上で、目が疲れやすい人に向いています。どれを選んだら良いかわからない場合は、登録販売者や薬剤師に相談すると適切な物を選んでもらえるでしょう。
【シリーズ】
- 「サンテ40」40代以上からの目のトラブルに対応しています。目が疲れやすくかすみがちな人に向いています。
- 「サンテ40プラス」基本のサンテ40に疲れ目を和らげる5つの成分が配合されています。クールタイプは点眼した時に清涼感があり、目がすっきりするでしょう。
- 「サンテ40ゴールド」サンテ40に角膜の穂を成分や涙の蒸発を軽減する成分が加えられています。目を酷使してひどく疲れた時や、不快に感じる場合に向いています。
スマイル40
スマイル40も40代以上の人の目の悩みに向いた目薬です。ビタミンAが配合され、疲れやかすみ目そして充血の症状の解消に役立てられるでしょう。どちらにも清涼感がある「クール」と目に優しい感触の「マイルド」があり、差し心地や目の悩みに応じて選ぶことをおすすめします。
【代表的なシリーズ】
- 「スマイル40EX」ビタミンA・B6・E等が配合され、清涼感があります。
- 「スマイル40EXゴールド」上記のビタミン以外に、細胞の代謝がアップするアミノ酸や、目のピント機能の調節力を上げる成分も配合されています。目の疲れがかなりひどい人に向きます。防腐剤は無添加で目にも優しいでしょう。
ドライエイド
ドライエイドシリーズは、粘度が高くとろみがかなり付いているのが特徴です。ドライアイで悩んでいる人におすすめです。通常の目薬とコンタクトをしている上からでも使える物があります。
【シリーズ】
- 「ドライエイドEX」同じメーカーの目薬と比較して60倍の粘度があるのが特徴です。さした感じがとてもマイルドで、とろっとした感触です。目の上を覆うようにとどまり、乾きと涙の蒸発を防ぐ効果が強いです。
- 「ドライエイドEXコンタクト」コンタクトをしている時の目の乾きに効果的です。レンズを装着したまま、どの種類のレンズにも使用可能です。コンタクトが入れにくい時の装着液としても使えます。刺激がなく目の痛みを感じにくいでしょう。
ロートCキューブ
「ロートCキューブ」は疲れ目や乾燥で不調になった目の悩みをすっきりさせられる目薬です。涙に含まれるミネラル成分が配合されています。効能はどのタイプも一緒ですが、マイルドなタイプと清涼感があるタイプが2つあり、さした時の好みの感触で選べます。
【シリーズ】
- 「ロートCキューブm」目に刺激がない柔らかい感触です。清涼感がある目薬が苦手な人でも点眼しやすいといわれています。コンタクトをつけたままでも外した後でも使えます。
- 「ロートCキューブクール」すっきりした爽やかなつけ心地です。清涼感のレベルは0~8段階のうちの5に当たります。
- 「ロートCキューブアイスクール」「アイス」と名前にある通りかなり強いクールな感触でしょう。レベルは上から2番目の7に当たります。目薬になれていない人には刺激が強いかもしれません。
コンビニの目薬の値段はどのくらい?
店舗にもよりますが、コンビニで目薬を買う場合は定価で購入することが多いでしょう。理由は薬を専門的に扱うドラッグストアよりも仕入が少ないですし、物流コストで違いがあると考えられます。
一般的な目薬の定価は以下のようになります。
- 「抗菌」約400円~900円程度
- 「コンタクト用・乾燥用」約400円~1,000円程度
- 「花粉症用」約400円~1,300円程度
- 「疲れ目」約200円~800円程度
一般的に疲れ目用の目薬が安価で、抗ヒスタミンなどの配合成分が多い花粉症用が高めの価格になっています。ただ、価格で選ぶのではなく、薬剤師や登録販売者に相談して自分の目の悩みにあった目薬を選ぶことをおすすめします。
目薬が買えるおすすめのお店を紹介!
コンビニ以外の身近な場所でいつでも目薬が売っているとすれば、薬を取り扱っているドラッグストアでしょう。登録販売者も常駐していますし、調剤薬局を併設している所であれば薬剤師もいます。24時間営業は全国規模では難しいですが、深夜営業をしている所もあるので利用してみると良いでしょう。
購入する時間が合わない場合で、スペア用の目薬を用意したい場合は、インターネット通販のドラッグストアを利用する方法もあります。メールやメッセージサービスで成分について問い合わせも可能な場合がありますので、利用を検討してみると良いでしょう。
目薬は登録販売者がいる店舗でのみ購入できる!
疲れ目や花粉症、コンタクト用の目薬は登録販売者がいる店舗で購入できることが多いです。薬剤師や登録販売者がいる調剤薬局やドラッグストアが併設している所ならコンビニでの購入も可能です。ただ、コンビニが24時間営業でも、出勤している時間帯でないと目薬が購入できないので事前に確かめてから買いに行きましょう。