水泳のバタ足が進まない原因とは?練習方法やコツを解説!
運動不足解消のために水泳をしている方も多いです。ただ、バタ足を一生懸命して足を動かしても前に進まないので原因が分からず困っているという悩みを持っている方もいるのではないでしょうか。水泳のバタ足が進まない原因や練習方法やコツ、筋トレの方法についても紹介します。
目次
バタ足が進まないのはどうして?
夏になるとプールや海などで泳ぐ機会が増えていきます。しかし、水泳が苦手でバタ足をしても前に進まない、速くなる方法を知りたいという悩みを持っている人も多いでしょう。バタ足を必死でしても前に進まない原因は何でしょうか。前に進まない原因について、対策を考えてみましょう。
バタ足が進まない原因3つ!
バタ足が進まない原因は主に3つあるということです。それぞれを詳しく紹介します。バタ足が進まない原因をよく理解して、水泳の練習に活かしましょう。速くなるため、水泳を楽しいと思えるようになります。
①力みすぎ
力みすぎて足がスムーズに動かせないことは、バタ足が進まない原因の1つです。足をまっすぐ伸ばすということで、力みすぎていることがあります。膝から力を抜いてキックをしてバタ足をすると良いでしょう。つい力を入れすぎるのが原因になっているという自覚がある場合は、程良く力を抜くように心がけると良いでしょう。
②足が沈んでいる
足が沈むのがバタ足が進まない原因になる場合があります。沈むことがないように、できるだけ水面の近くに足がある状態が望ましいです。足を素早く小刻みになるように上下に動かします。水面近くで動かすと、細かい泡ができるようになるので目安にすると良いでしょう。水泳で進まない原因を取り去るには、なるべく体を水面近くに来させて、一直線になるようなつもりでバタ足をするのがコツです。
③足先だけを動かしている
バタ足をする際には足先だけを動かすのが原因になる場合があり、速く進まないでしょう。速くなるにはおしりから太ももを動かすようにして上下させ、キックするようにバタ足をするのがおすすめです。
バタ足が上手くなる練習方法2つ!効率的に練習しよう!
なかなかバタ足をしても前に進まない原因を克服するため、上手くなるように練習すると良いでしょう。バタ足が上手くなる練習方法を紹介します。地道に練習すれば、進まない原因をなくしてコツをつかみバタ足が速くなるようにできます。
①腰掛けキック
水泳でバタ足をしても前に進まない原因を克服するための練習方法に、腰掛けキックがあります。水泳をする前に始めに行うと良いでしょう。腰掛けキックはプールサイドの水際にぎりぎりおしりが乗るように座り、足を伸ばした状態でやります。
膝と足首を伸ばし、足の裏が水面と並行になるようにつま先立ちをするようにするのがコツです。両方の親指がつくように内股にし、腰をひねるように、太ももの足の付け根から上下に動かします。足が沈むのをさけ、キックするようにバタ足をするクセが付くように、基本の形を確認して覚えると良いでしょう。基本のバタ足の形を覚えることで、前に進まない原因をなくすことができます。
②掴まりキック
腰掛けキックで、バタ足が進まない原因を理解して上手く行くコツをつかんだら、掴まりキックの練習方法に移ります。プールサイドの部分を掴んで、体を水中に浮かせた状態でバタ足の練習をします。両方のひじをプールサイドに置いて体が浮く感覚を覚えてから、腕を伸ばしてキックをしてバタ足の練習をしましょう。
上半身の力を抜き、座ってバタ足をしたように太ももの付け根から上下に足全体を動かしてキックします。膝も足首も伸ばしてつま先立ちをするような形にし、しなやかにキックをするようにバタ足を行うのがコツです。前に泳いで進まない原因を把握して、しなやかにキックするように注意しましょう。慣れてきたら、顔を見ずにつけて、苦しくなったら顔を上げて呼吸する練習をしましょう。
ビート板を使ったバタ足の練習方法も効果的!
プールサイド以外にビート板を使った、前に進まないバタ足の原因をなくす方法も効果的です。ビート板の中央部分に両手をおいて並べるようにするのがコツです。体重をかけられ、正しいバタ足の姿勢が身につきます。水泳でバタ足をする際にバランスが良くなり、前に進まない原因をなくすことができます。
ビート板に手を置く位置について、中央部分よりも下にするとビート板の先の部分が水面から浮き上がり、水中で水平の姿勢を保つのが難しくバランスを崩してしまいます。バランスが悪くなると足が沈むため上下にキックをしてバタ足をしても、前に進まない原因を招くことになるでしょう。
先端部分を持つと顔がビート板についてしまうため、水面につけるのが難しくなります。バタ足のみの練習方法ならそれでかまいません。バタ足と一緒に息継ぎの練習をする場合は、やはりビート板の中央部分に手を置いた方が良さそうです。
ビート板を使ったバタ足の練習方法の動画を紹介します。バタ足のコツが分からない・前に進まない・上手くできない原因は分かっても上手く練習ができないという方は、ぜひ参考にしてください。キックする際に上下させて、水面から足を出して良いことが分かったと感想を述べている方もいます。原因が分かっても前に進まないと悩みを持っている方でも参考にしやすいでしょう。
プール以外でできるバタ足の練習方法3つ!
プールでなくてもバタ足の練習が可能です。進まない原因を解消させるためにバタ足の練習を効果的に行いましょう。プールに行く時間がなかなか取れない場合でも、バタ足をしても前に進まない原因を理解して、泳ぎ方が速くなるコツをつかみましょう。
①床の上
床の上でバタ足の練習をする場合は、プールサイドの腰掛けキックを参考にしてみましょう。床に足を伸ばして座り、膝と足首も十分に伸ばすようにします。太ももの付け根の所から足全体を持ち上げるように上下に動かすとバタ足のコツがつかめます。足を全体的に伸ばして動かせないのが原因で、バタ足をしても前に進まないとか、もっと速くなるようにバタ足をしたい場合でも、プールで水泳をしなくても効果的に鍛えられるでしょう。
②布団の上
うつぶせでプールでバタ足の練習をする姿勢に近い形になるため、布団の上でバタ足の練習をするのも効果があります。布団の上で足をしっかり伸ばします。前に進まない原因を考えて、プールでのバタ足の時に注意することを確認しながら足全体を上下させてしっかりと動かします。
重要なポイントは、足の甲を使って布団を叩くように上下させるということです。バタ足で前に進まない原因は水面を叩く力が弱いこともあるため、足の甲で水面を叩くようにキックする力を強める効果もあるでしょう。足の動きは膝から下のみを動かすのではなく、おしりから太ももにかけて足を全体的に動かしてキックさせるようにしましょう。
③お風呂
大きさがある程度あればプールに入っている感覚で練習できるためお風呂でバタ足の練習をするのもおすすめです。浴槽の中で四つん這いの格好になってから、足を伸ばして腕だけで体を支える格好になります。ワニをイメージすると良いでしょう。その後で伸ばした足全体を上下にキックさせてバタ足をします。
小さい子供がバタ足をしても進まないのであれば、足の動きに原因があるかもしれません。お風呂や家庭用のプールを使って練習するのも効果的です。うつぶせでバタ足が上手く行かないのであれば、膝から下のみで動かそうとするのが原因です。全体を動かすコツをつかめるように、足を支えてあげましょう。沈むとおぼれる危険があるため、しっかりと支えて手助けしてあげてください。
バタ足が上手くなるコツ4つ!
バタ足が上達すると泳ぐのが速くなります。前に進まない原因を解消するコツを4つ紹介します。力まないで足を伸ばすこと・効果的に足全体を上下に動かすこと・水面をキックする力を強めること・体が沈むのを防ぐため水面の近くで一直線に近い姿勢を保つことなど、詳しく説明します。
①膝はリラックスして伸ばす
まず、バタ足をする際には膝が曲がらないように注意することです。曲げると膝から下のみでバタ足をすることになるために力が十分でなく、バタ足をしても進まないことの原因となります。バタ足が速くなるためには、力を入れすぎずにリラックスした状態で伸ばすと、足全体でキックしやすくなる効果があります。
②お尻から太ももを動かすように上下させる
足全体を動かしてスムーズに足を上下させるには、足の付け根の部分から動かすことです。お尻から太ももにかけて動かすようにすると、足全体を動かしやすくなるでしょう。心がけるだけで、だいぶ泳ぐのが速くなるでしょう。バタ足をしても進まない原因を解消させられます。
③水面を足の甲で叩くようにキックする
バタ足をしても前に進まないのは、水面をしっかりと蹴りきれていないのが原因かもしれません。足の甲全体でキックできるように、バレリーナがつま先立ちをしているように伸ばして足の甲がまっすぐになる状態にする必要があります。足の甲全体を使って水面上からしっかりとたたけるようにすると、進む力が上がり速くなるでしょう。
④体は水面近くで一直線になるように
体が沈むと水面上から足でたたく力が弱くなるのが原因で、バタ足をしても前に進まないでしょう。水中では姿勢を良くして体を伸ばして一直線になるように意識すると、水面の近くに浮き上がるようになります。前に進まないと悩んでいた人でも速く泳げるようになります。
【番外編】バタ足が上手くなる筋トレもあるの?
バタ足をしても前に進まない原因について様々な練習方法を試すとともに、普段から筋トレをしてバタ足をしやすくなる筋力をつけると、泳ぎが速くなる場合があります。筋トレをすると姿勢も良くなるので、水中で沈むのも避けられ、バタ足をしやすくなるでしょう。無理のない範囲で筋トレを続けると、速く進まない原因を解消できると思われます。
バタ足のコツを筋トレでつかむ方法が紹介されています。仰向けになって頭と足を浮かせ、足をおしりから上下に動かして腹筋を鍛える方法です。水泳での基本の姿勢ができるように、腹筋をつけて体幹のトレーニングができます。
バタ足をしても前に進まないと悩んでいる場合、力みすぎてしまって足がこわばってしまうのが原因です。こちらの筋トレは、腹筋を強くしながら足先の力を抜く練習ができます。筋トレを繰り返してバタ足の正しいフォームを身に付けるのに役立てられるでしょう。
こちらの筋トレでは、立ったままでできる体操を紹介しています。特別な用具は必要ないので、自宅で好きな時間に筋トレが行えます。バタ足がうまく進まない人は、体の動かし方のコツが分からない場合があります。運動神経が良くても、泳ぐのに体を無駄に動かして上手く力を抜くことができないのが原因で速く泳げないという方もいると言われています。体の動かし方のバランスをつかむのが大切でしょう。
こちらは、椅子を使った筋トレです。椅子の上にうつぶせになって、バタ足をして体に無意識のうちに入る力みを取るトレーニングです。陸上用の筋トレですが、プールに行かなくてもバタ足のフォームを身に付ける練習ができます。足に力が入ってしまうのが原因で、バタ足が上手くできず前に進まない場合、足全体をリラックスさせて、スムーズに水を後ろにける動きを覚えさせられます。
体幹の強さが足りない方や腹筋などの筋力が弱い方で、筋トレをしたいけれども続くか不安な方もいます。バタ足が前に進まない原因が筋力不足だと考えている場合、本格的な筋トレをする前に気軽にできる筋トレやストレッチを試してみると良いでしょう。
バタ足をマスターして、水泳を楽しもう!
水泳でバタ足を一生懸命にやっても前に進まないと悩む方は、原因を理解して正しいフォームを身に付けましょう。進まないのは、腹筋を使って効率良く足全体を動かせないために水をける力が弱い・足に力が入りすぎる・足の甲で水をたたいてキックできないなどのことが原因となっていることが多いです。プールだけでなく、布団や床の上で練習したり、筋トレをしたりして正しいバタ足をマスターしましょう。