何を言ってるのかわからない人の特徴とは?対処法や教育方法も解説!
自分の周りに何を言ってるのかわからない人がいるかもしれません。何を言ってるのかわからない人とコミュニケーションを取りたくても、それが難しい時はどうすればよいでしょうか。今回は何を言ってるのかわからない人の特徴や対処法をご紹介します。
目次
何を言ってるのかわからない人を理解したい!
コミュニケーションを取ることはとても大切なことです。しかし報告や指示をしている人が何を言ってるのかわからないならば、何をすればよいのかわからなくなり仕事に支障をきたしますよね。今回は何を言ってるのかわからない人への対処法をご紹介します。何を言ってるのかわからない人を少しでも理解すれば、生活や仕事を円滑にするよう努力できます。
何を言ってるのかわからない人の特徴5選!
何を言ってるのかわからない人をまず理解しましょう。何を言ってるのかわからない人にどのような特徴があるのか5選ご紹介します。
①内容が多すぎる
何を言ってるのかわからない人は話す内容が多いことが特徴です。何を言ってるのかわからない理由として、自分の頭の中でいろいろ考えすぎて、あれもこれも話してしまうことを挙げることができるでしょう。本当に言いたいこと以外にも話してしまうので、結論部分はどこか、そして何を言ってるのかわからないようになってしまうのです。
②感情的になっている
興奮しすぎて自分の感情に任せて話す特徴も何を言ってるのかわからない人にあります。感情的になっているので、頭の中が話さなければならない事柄でいっぱいになり、思いついたことから話し始めるので何を言ってるのかわからないようになるのです。
③時系列がバラバラで支離滅裂
時系列がバラバラでいつの話をしているのかわからない特徴も、何を言ってるのかわからない人にあります。相手のことを考えられず話がどんどん進んでいき、途中から何を言ってるのかわからないようになるのです。結局は支離滅裂な話になる特徴があります。
④早口
慌てていたり忙しかったりする理由から早口になり、何を言ってるのかわからないようになる人もいます。仕事で上司が部下に指示をする際に、早口で指示を与え、何を言ってるのかわからないと相手が思うことでトラブルになることが多々あります。早口で要点をついていない話ほど何を言ってるのかわからない状態になります。
⑤本人には自覚がない
何を言ってるのかわからない人は、自分では理路整然と話せて相手にわかりやすく伝えていると思っています。つまり何を言ってるのかわからないと周りから思われていることに気付いていません。
何を言ってるのかわからない5つの原因
どうして何を言ってるのかわからないようになるのでしょうか。その原因を5つご紹介します。
①要点がまとまっていない
頭の中の情報をとにかく伝えたい一心なのですが、要点がまとまっていないので相手には何を言ってるのかわからないようになることがあります。この場合は話している人自身も何を言ってるのかわからない状態になり、思いつくままに話してしまうので、何を言ってるのかわからないと言われるのです。
②頭の中で話が進んでしまう
何を言ってるのかわからない人の頭の中では、話したい事柄が勝手に頭の中で進んでしまうことで、何を言ってるのかわからないと言われることがあります。何を言ってるのかわからない人の話は話の途中経過を話さないことが多く、聞く相手からするといきなり話が飛び込むことになってしまい、周りがそれを理解できないようになります。
③処理能力の限界
沢山の情報が一気に頭の中をよぎってしまい、思いついたことから話をすることが原因で何を言ってるのかわからないと言われることもあります。かなりの情報量を持ちすぎて、自分の頭の中の処理能力がついていかないことが原因になり、何を言ってるのかわからないようになるのです。
④滑舌が悪い
滑舌の悪さも何を言ってるのかわからないことの原因になります。「ひ」と「し」などの区別に加えて、口の中でこもった発音をするなど言葉の発し方が原因で、何を言ってるのかわからないと言われる人もいます。
⑤ろれつが回らない
ろれつが回らない人の話は何を言ってるのかわからないですよね。お酒を飲んで酔っている人や、はっきりと発音していない状態の人が話す事柄のほとんどは、何を言ってるのかわからないと言われる話し方をします。
何を言ってるのかわからない人への対処法6選!
次に何を言ってるのかわからない人への対処法をご紹介します。対処法を知っておくなら、何を言っているのかわからない人に出会った時に上手に話を聞き出すことができますよ。
①一番言いたい部分が何かを読み取る
何を言ってるのかわからない人が話している時に、その人が一番言いたい部分を読み取る仕方で話を聞くようにしましょう。相槌を打ったり、話の合間で少し質問を挟むことができれば、何を言ってるのかわからない人の話の要点が見えてくることがあります。
②結論から聞く
何を言ってるのかわからない人が話し始める前に、結論を述べてもらうようにするのも良い対処方法です。結論や要点がわかれば、何を言ってるのかわからない人の話も聞きやすくなるからです。
③箇条書きにしてもらう
どうしても相手の話が何を言ってるのかわからないのであれば、話しの内容を箇条書きにしてもらうのも良い方法です。何を言ってるのかわからないと言われる本人も、自分の頭の中で話の要点を整理できますし、要点が何かはっきりするからです。
④指示を出す時は簡潔にする
指示を複雑にすると、何を言ってるのかわからないと言われる人は頭の中でいろいろなことを考えだし、自分の理解で行動してしまいがちです。それを回避するためにも、何を言ってるのかわからない人に指示を出す際には、簡潔明快に話すように努力しましょう。
⑤一呼吸おくよう促す
感情的になっていることが原因で相手が何を言ってるのかわからないのであれば、状況を変えてみるのも良いことです。場所を変えて話しをしたり、時間を少しおいてから話しをするように促すことができます。また一呼吸おくだけでも、リラックスできて要点のわかる話し方ができるようになることもあります。
何を言ってるのかわからない人への教育方法3選!
何を言ってるのかわからない人が話し方を変えることはできるのでしょうか。どのように何を言ってるのかわからない人を教育できるのか、その方法を3つご紹介します。
①5W1Hを意識させる
5W1Hとは、「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」のことです。この6つの要素が入った話しはわかりやすいものですが、1つでも欠けると何を言ってるのかわからない話になることを、相手に意識させましょう。
②文章を簡潔に書く訓練をさせる
5W1Hを意識した話し方を練習すると同時に、5W1Hを使った文章を書く練習も効果的です。簡潔に5W1Hを使って書く習慣をつけることで、何を言ってるのかわからないと言われる人の話しもよりわかりやすくなってくるからです。
③選択肢をあげて質問する
何を言ってるのかわからない話し方をする人には、選択肢を使った質問は効果的です。「どうして」という漠然とした答えが返ってくる質問ではなく、二択の答えしか返ってこない質問の仕方が良いでしょう。例えば、「YES」「NO」、もしくは「できる」「できない」といった答えが返ってくるような質問です。
何を言ってるのかわからない人との関わり方を4つの相手別に紹介!
何を言ってるのかわからない人の中でも、コミュニケーションが上手に取れないと困ってしまう人がいますよね。上司や部下、子供や家族といった相手別に、それぞれの人とどのような関わり方をすればよいのかご紹介します。
①上司
何を言ってるのかわからない相手が自分の上司であるなら、仕事上とても厄介ですよね。上司に仕事の内容を確認しようとして質問したり聞き返したりすると、上司から嫌味に取られてしまうこともあります。
上司の仕事の指示や話が何を言ってるのかわからない時には、自分なりに上司の仕事の話を整理して要約してみるのは良い対処方法になります。要点を整理して「いつまでに○○をやればよいのか」「○○はどうしたらいいのか」とピンポイントで上司に質問するなら、上司も快く質問に答えてくれるようになります。
②部下
何を言ってるのかわからない相手が部下ならどう関わればよいでしょうか。この場合は、まず部下の結論は何なのかを理解するようにしましょう。それでも部下が何を言ってるのかわからないのであれば、完結に仕事は「うまくいったのか」「うまくいかなかったのか」といった選択式の質問をすると部下の話の要点がわかってきます。部下も次第に要点をついた話ができるようになってくるはずです。
③子供
子供は大人と違い話や感じ方に限界があります。詳細を報告できなかったり、自分が嫌な思いをしたことを泣いて表現するだけで、何を言ってるのかわからない状態になることが多くあります。それでも子供に対して「何を言ってるのかわからない」と言ってしまうのはNGです。次回から子供は自分のことを話さなくなるからです。子供に寄り添い耳を傾けて理解することが大切です。
④家族
家族が何を言ってるのかわからない場合は、何がそうさせているのか状況を理解することから始めましょう。感情が高ぶって何を言ってるのかわからない状態になっているのかもしれませんし、何かの病気が関係していることもあります。
何を言っているのかわからない人の病気の可能性は?
何を言ってるのかわからない原因が病気の場合もあります。どんな病気の可能性があるのかご紹介します。
うつ病
自分の中にこもってしまう「うつ病」という病気があります。自分のことをあまり話したがらなくなり、話したとしても何を言ってるのかわからないという状況になる可能性もあります。
統合失調症
妄想が生じたり、他の人に関心がなくなる「統合失調症」の病気を患っている人も、何を言ってるのかわからないと言われることがあります。しかし「統合失調症」の病気の人の中にははっきりと自分の意思を伝えられる人もいるので、あくまでも何を言ってるかわからない人はその病気がある可能性があるということです。
発達障害
身体や言語などにおいて障害がおきる「発達障害」の病気が原因で、何を言ってるのかわからないと言われる人もいます。「発達障害」の人は各自障害の度合いが違う病気なので、一概に「発達障害」の人は何を言ってるのかわからない人とは言えません。
何を言ってるのかわからない人には話の聞き方を工夫してみよう!
周りに何を言ってるのかわからない人がいる場合は、質問の仕方を工夫したりして話の聞き方を変えてみてください。ちょっとした工夫で何を言ってるのかわからない人のことが理解できるようになりますよ。