アメリカの電話番号の仕組みとは？州のエリアコードに決まりがある？

アメリカの電話番号は州ごとのエリアコード3桁+7桁で10桁に統一されています。一方、日本の電話番号は市外局番が北海道の「01」から始まり東京は「03」と2桁の地域もあれば3桁や4桁の地域もありますが、電話番号は10桁になります。

アメリカ国内では212-111-2222のように最初のエリアコード3桁の後に7桁の番号が並ぶ仕組みで電話番号は10桁に統一されています。

アメリカでは前述の通りエリアコードの3桁から始まる10桁の電話番号で統一されており、この電話番号は固定電話でも携帯電話でも同じです。そのため日本のように「090」や「080」からスタートする番号だと携帯電話からの電話番号だと特定できないのです。

上記でアメリカの電話番号は10桁で統一されているとご紹介しました。アメリカの電話番号の仕組みは最初の3桁がエリアコードで日本でいう市外局番になります。アメリカのエリアコードはアメリカの州ごとに分かれています。日本の市外局番のように地域ごとの規則性はなく、同じニューヨーク市内でも212・315・347・516・518とエリアコードが15ほどあり番号もバラバラです。アメリカでは携帯電話からの電話であってもナンバーディスプレイ、英語では”caller ID”があればエリアコードを元に相手の居場所を割り出せるのはメリットかもしれませんね。

トールフリーダイヤル"Toll-Free"は日本で言うフリーダイヤルのことです。日本のフリーダイヤルは「0120」からスタートしますが、アメリカのフリーダイヤルは『800-000-0000』のように「800」から始まります。他にも「866」「877」「888」から始まる電話番号はトールフリーダイヤルの番号になります。

トールフリーダイヤルではアルファベットが利用されることがあります。携帯電話などのキーパッドには『2 "ABC"』と数字と一緒にアルファベットが記入されています。アルファベットを数字に置き換えて電話番号として使われていると言うわけです。アルファベットを使った電話番号は企業などが多く利用しているようで、会社に関連したアルファベットを使用すれば宣伝効果にもなりますね。

アメリカでは緊急事態には「911」の電話番号で対応できます。救急車を呼ぶ時、火事で消防車の要請、警察を呼びたい時も全ての緊急時は「911」で統一されているので緊急事態で慌てている時も混乱せずに済みますね。ですがアメリカでは救急車を利用すると有料になるため、よほどの緊急事態でない限り自ら病院に向かいます。アメリカと日本での緊急時には違いがあるようです。

アメリカへの旅行や、ビジネスでの長期滞在や留学の際には携帯電話を持っていると安心ですよね。アメリカで携帯電話の電話番号を取得するにはまず端末が必要になるため携帯ショップなどで端末を購入する必要があります。

アメリカの大手携帯電話会社4社です。
・"Verizon Wireless"（ベライゾン・ワイヤレス）
・"AT&T Mobility"（エーティー・アンド・ティー モビリティ）
・"T-Mobile US"（ティーモバイル US）
・"Sprint"（スプリント）

携帯電話を使いたい州によっておすすめの会社は違ってくるかと思いますが、店頭で端末を購入すれば携帯電話の電話番号が取得できます。

上記では携帯電話の電話番号の取得方法をご紹介しましたが、旅行などでも短期滞在であれば携帯電話の契約となると少し面倒に感じてしまいます。そんな方におすすめなのがアメリカの電話番語を無料で取得できる携帯アプリです。

NextPlus（ネクストプラス）はWiFi環境であればアメリカのSIMがなくても通話ができ、テキストメッセージも送ることが可能です。他にもアメリカ国内の電話番号として使えるので通話料金は国内料金で利用できます。国際電話もできるので日本からアメリカの電話にかけることも可能です。

①NextPlusをインストールします。
②アプリを起動し"SIGN UP"をタップします。
③お好みのユーザー名"Username"とパスワード"Password"をアルファベットで入力し"Sign Up"をタップします。
④右下の→マークをタップしプッシュ通知の許可をします。
⑤次に取得したい電話番号の州を入力します。（例：ロサンゼルスならば"California"を選択します）
⑥"California"を選ぶとエリアコードの入力フォームが出てくるのでロサンゼルスのエリアコード「213」と入力し"Get a custom number"をタップします。
⑦「私はロボットではありません」にチェックし"Your new number is ×××××"と画面が出たら番号の取得が完了です。

NextPlusでは取得した電話番号をしばらく使わないでいると他のユーザーに割り当てられ再利用されます！継続して使いたいときは小まめにテキストを送るなどし使用しましょう。旅行の際だけの利用であればその都度、新しく電話番号を取り直すことをおすすめします。

FreeToneは日本語対応しています。NextPlusでは英語での登録となるので英語だと不安な方でも安心して利用できるのがFreeToneです。こちらもアメリカの電話番号が無料で取得できるスマホアプリです。

①FreeToneをインストールします。
②アプリを起動し「無料アカウント作成」をタップします。
③項目に従って名前、メールアドレスを入力（電話番号の欄は空欄のままで構いません）して「アカウント作成」をタップします。
④アメリカの3桁のエリアコードを入力し「無料番号をゲットしましょう」をタップします。
⑤あなたのFreeTone 電話番号：×××××と番号が表示されたら"Start using your Number"をタップします。
⑥「今すぐFreeToneを開始！」続いて"START CALLING FOR FREE"をタップすれば完了です。
⑦最後に、登録したメールアドレスにFreeToneからメールが届くので、メール本文の"Verify your Email Address"から認証を済ませてくださいね。

FreeToneは日本からアメリカの電話番号を取得することができません。アメリカ（カナダ、フランス、イギリス）のIPアドレスから接続すれば電話番号の取得が可能となります。FreeToneで電話番号を取得する際はアメリカなど現地で取得するといいでしょう。どうしても日本での取得を希望されるのであればVPNアプリを利用してアメリカのIPアドレスを経由してアクセスすれば日本からでも取得できるようです。

Talkatoneはアメリカやカナダの電話番号が無料で取得できるスマホアプリです。アメリカの旅行先で現地の電話番号が必要となった場合などに端末を購入せずにアメリカの電話番号が取得できる便利なアプリです。

①Talkatoneをインストールします。
②アプリを起動し"SIGN UP"をタップします。
③"Don’t have a mobile number?"をタップします。（認証コードを受信する方法を確認されますがメールアドレスで受け取る方法でご案内します）
④メールアドレスを入力し"CONTINUE"をタップしてください。
⑤"Not connected to the server"と表示されたときは"CONTINUE"を何回か押すと次に進めます。
⑥登録したメールアドレスに4桁の認証コードが送られてくるので入力します。
⑦項目に従って必要事項を入力するし"DONE"をタップします。
⑧"Here's your new Talkatone number ×××××"と画面が出たら"CONTINUE"を押すと電話番号の取得が完了です。

日本からアメリカへの国際電話のかけ方の手順をご紹介します。

〈1〉まず始めに010（国際電話識別番号）を押します。
〈2〉次に1（アメリカの国番号）を押します。
〈3〉最後に相手の電話番号を押します。

例えば（212-111-2222）にかけたい時は『010-1-212-111-2222』となります。

続いてアメリカから日本への国際電話のかけ方の手順をご紹介します。

〈1〉まず始めに011（国際電話識別番号）を押します。
〈2〉次に81（日本の国番号）を押します。
〈3〉最後に相手の電話番号を押します（最初の0は省いてダイヤルします）。

例えば(03)-1111-2222にかけたい時は『011-81-3-1111-2222』となります。

いかがでしたでしょうか？州ごとにエリアコードが決まっていたり、アルファベットが使われた電話番号などアメリカの電話番号の仕組みなどをご紹介しました。仕組みの違いを理解していれば国際電話をかける際や緊急時に遭遇しても心強いですね。