大きいジーンズを乾燥機で縮ませる方法は?注意点やデメリットも!
ジーンズを購入してみたらサイズが合わなかった、もらったジーンズが大きくて履けない、そんな経験ありませんか?実は、ジーンズはコインランドリーや家庭にある乾燥機を使うことで縮めることができるのです。今回は、乾燥機を使ったジーンズを縮ませる方法を詳しく解説します。
目次
乾燥機を使ってジーンズを縮ませよう!
購入時はサイズ感も良かったのに、履くたびにウエストやももの辺りがゆるくなってしまうことはありませんか?そんな時、コインランドリーにある乾燥機や家庭用乾燥機を使ってジーンズを縮ませてることができたら嬉しいですよね。今回は、乾燥機を使ったジーンズの縮め方について詳しくご紹介します。
そもそもジーンズはどうして乾燥機で縮むの?
ジーンズが乾燥機で縮む理由とは
ジーンズを乾燥機にかけると、生地の地の目が圧縮されてしまいます。地の目が圧縮されるということは生地の縦糸と横糸との間に隙間がなくなってしまうことなので、結果的にジーンズが縮んでしまうのです。そのため、ぴったりサイズのジーンズを購入した時はなるべく乾燥機にかけない方が良いと言われています。
ジーンズを縮ませずに乾燥させる方法とは?
ジーンズを縮ませないコツは乾燥機にかける時間を減らすことです。温度の高い乾燥機にかけることで地の目が圧縮されて縮んでしまうので、ジーンズを洗濯したときは風通しの良い場所で干し、自然乾燥で乾かすようにしましょう。
ジーンズを乾燥機で縮ませるメリット2選!
ユーズドジーンズを作れる
ジーンズを洗濯して色を落としたり、ハサミを入れてダメージジーンズにしたりといった加工をする方も多いですよね。その際、ジーンズを乾燥機かけて縮める作業も入れるとより一層味が出て、ユーズド感を出すことができるのです。
ぶかぶかになったジーンズも再利用できる
極端に大きすぎるジーンズを自分のサイズに縮めるのは難しいですが、ウエストや太もも等のフィット感がなくなってきたジーンズなら乾燥機で縮めることが可能です。「伸びてしまったから」と捨ててしまう前に、1度乾燥機にかけてみると再利用できる可能性がありますよ。
ジーンズを乾燥機で縮ませる方法2選!
コインランドリーで縮ませる方法
コインランドリーの乾燥機は家庭用乾燥機と比べてパワーが何倍もあります。確実にジーンズを縮めたいのであれば、コインランドリーの乾燥機を使うことをおすすめします。
コインランドリーの乾燥機でジーンズを縮めるには、脱水したジーンズのシワを伸ばして形を整えてから乾燥機にかけます。コインランドリーの乾燥機は大きい作りをしているので、ジーンズに傷がつきにくいというメリットもあるのです。
家庭の乾燥機で縮ませる方法
家庭用の乾燥機はコインランドリーの乾燥機と比べてパワーが少なく、小さい作りをしています。家庭用乾燥機でジーンズを縮めるコツは、洗濯から脱水までの作業をぬるま湯で行うことです。脱水後、ジーンズの形を整えるのはコインランドリーの乾燥機を使うときと変わりありません。その後家庭用乾燥機にかける際は、傷がつかないようバスタオルを入れるのがコツです。
ジーンズを乾燥機に入れる時間や温度は?
ジーンズは、乾かす時間が早いほど縮みやすくなります。極端にサイズダウンを狙いたい場合は、乾燥機の温度を「強」に設定しましょう。乾燥機にかける時間は40〜50分ほどがベストです。
ウエストや太ももの辺りが少しだけ伸びてしまったとき等、購入したときのサイズ感に戻したいという場合は、乾燥機の温度を「中」に設定しましょう。時間は20〜30分ほどで、ジーンズが乾いたら出す感覚で大丈夫です。
乾燥機以外でジーンズを縮める方法を紹介!
乾燥機を使わずにジーンズを縮めるコツは、温度差にあります。顔を温めたら毛穴が開き、水で洗うと毛穴が閉まるという洗顔方法と同じで、ジーンズも温めて生地をゆるくし、氷水で縮めるのです。
まず始めに、約40度のお湯でジーンズの糊を落とすようにすすぎましょう。氷をたっぷりと入れた氷水を用意し、脱水したジーンズをつけて揺すります。もう一度脱水し、自然乾燥させたら完成です。乾燥させる際、ストーブ等の近くで温めるとより効果的ですが、火事には十分に注意しましょう。
ジーンズを縮ませる時の注意点・デメリット4選!
色移りしないように注意する
ジーンズは何度洗濯しても色落ちするものと考えましょう。他の衣類と一緒に洗濯すると色移りする可能性もあるため、ジーンズを洗濯するときはジーンズだけを入れるようにしたほうが安心です。ジーンズに傷をつけないためにタオルを何枚も入れる場合も、色移りを考慮して使い古したものにするなど注意してください。ジーンズをわざと裏返しにして洗濯をすると、色移りの可能性を軽減することができますよ。
長く乾燥機に入れないようにする
ジーンズを家庭用乾燥機にかける時間が長いと、生地が傷む原因となります。1時間以上乾燥機に入れると特に傷みやすくなるので、日を空けて2〜3回に分けて乾燥機にかけるなど、ジーンズ自体を休ませてあげることが重要です。長く乾燥機にかけたいときはパワーのあるコインランドリーの乾燥機を活用し、温度設定を高めにして1時間以内に済ませるのがコツですよ。
不自然な色落ちに注意
ジーンズを乾燥機にかけるときは、生地にコシがなくなり柔らかくなる可能性もあるので注意しましょう。これは生地表面についた糊が落ちていることが原因と考えられます。糊が綺麗に落ちきっていない場合は、糊のついていないところだけ色落ちする可能性もあります。
また、脱水後にしっかりとシワを伸ばしておかないと、シワに沿ってラインができるなどの不自然な色落ちをする可能性もあります。脱水後は丁寧にシワを伸ばして形を整えるのが、ジーンズを上手に縮めるコツです。
ジーンズが傷みやすくなる
ジーンズを乾燥機にかけると、乾燥機の回転によって生地同士が擦れ合います。乾燥機が回っている間はこうした状態がずっと続いているので、生地の表面が毛羽立つ原因にもなるのです。特に濡れた状態で生地同士が擦れ合うとより一層傷みやすくなるため、必ずクッションになるタオル等を入れるようにしましょう。
なるべく傷めずジーンズを縮めるコツは?
ジーンズをなるべく傷めることなく縮めるコツは、シワを伸ばすこととクッション代わりになるタオルを一緒に入れることです。これらの方法は何度も紹介していますが、とても重要なことなので必ず行うようにしてください。
また、ジーンズのボタンやホック、ジッパーは必ず締めること、金属の露出を控えるためにジーンズを裏返しにすると、表面の生地を傷めにくくなります。
乾燥機で縮みやすいジーンズの種類2選!
綿100%のジーンズ
綿100%の生地は繊維の間に糊や油分が含まれており、水分を含むと溶け出します。溶け出した水分が蒸発すると繊維の間に入っていた糊や油分がなくなってしまうのです。こうした状態から温度の高い乾燥機にかけると、繊維にある余分な隙間を圧縮してしまうため、非常に縮みやすい素材なのです。
水分蒸発の時間が短ければ短いほど縮みやすい性質を持っているので、綿100%のジーンズを大幅に縮めたいときは自然乾燥ではなく乾燥機を使いましょう。家庭用乾燥機よりもコインランドリーの乾燥機の方がパワーもあるので、1度で大幅に縮めたいときはコインランドリーの乾燥機がおすすめですよ。
生デニムのジーンズ
本来、ジーンズは縫製の際に生地をほつれにくくするために糊をかけています。糊をかけた状態の生地を生デニムと呼びます。生デニムのジーンズが縮みやすい理由には、洗濯して糊が落ちて生地の繊維が動きやすくなることが原因しています。この状態から温度の高い乾燥機にかけると、ジーンズは大きく縮むのです。
生デニムで作られたジーンズは生地の表面がバリバリと硬いのが特徴的です。ジーンズの表面を触って硬かったり、足を入れたときに少しごわつくような硬い生地の場合は生デニムかもしれません。とはいえ、近頃のジーンズはあらかじめ縮みにくい加工が施されてあったり、糊を落とした状態で販売されていたりする物も多くあります。この場合はジーンズを縮めることが難しいので1度確認してみましょう。
おすすめはコインランドリー!傷みにくい工夫をしよう!
ジーンズを上手に縮ませるコツは、洗濯をした後に温度の高い乾燥機で乾かすことです。また、家庭用乾燥機ではサイズも小さくジーンズを傷めてしまう可能性が高くなりますが、コインランドリーの乾燥機を使うことで軽減することができます。
ジーンズを傷めない方法には、タオルと一緒に洗ったり、ジーンズを裏返しにしたりといった方法もあります。皆さんも是非、傷みにくい工夫をしながらジーンズを加工して、ユーズド感を楽しんでみてくださいね。