「良かったです」は正しい敬語?ビジネスで使える言い換えも解説!

ビジネスシーンで「良かったです」という言葉を敬語として使っていませんか。上司からの連絡にほっとして思わず出てしまった「良かったです」は実は敬語ではありません。今回は、他の言葉で言い換えたり、正しい敬語を使った返事の仕方をまとめてみました。

「良かったです」は正しい敬語?ビジネスで使える言い換えも解説!のイメージ

目次

  1. 1「良かったです」は敬語として使えるの?
  2. 2「良かったです」の意味と使い方
  3. 3「良かったです」を使う際の注意点
  4. 4「良かったです」の敬語表現は?
  5. 5ビジネス会話で使える「良かったです」の言い換え表現7つ
  6. 6ビジネスメールで使える「良かったです」の言い換え表現3つ
  7. 7ビジネスで使いがちな間違った敬語表現3つ
  8. 8「良かったです」と「幸いです」の違いとは?
  9. 9「良かったです」の英語表現
  10. 10「良かったです」はビジネスでは言い換えて使おう!

「良かったです」は敬語として使えるの?

電話で話している女性

ビジネスシーンで時々耳にする「良かったです」という言葉ですが、実は敬語表現ではありません。上司から褒められたり、心配していた結果がわかった時など「良かったです」と会話で使ってしまいがちですが、話し言葉の表現の仕方のため敬語ではなく、ビジネスシーンでは相手に失礼な印象を与えてしまうこともあります。そこで、「良かったです」という言葉を敬語に言い換えた表現や英語での表現の仕方についてまとめてみました。

「良かったです」の意味と使い方

本とめがね

「良かったです」という言葉は敬語ではなく口語、つまり話し言葉として使います。そのため、ビジネスシーンでは「良かったです」という言葉ではなく、他の敬語に言い換えて会話をしましょう。たとえば、取引がまとまり、ほっとした時は「安心いたしました」または「(取引がまとまって)嬉しく存じます」などに言い換えてみましょう。また、相手に書類が届いた時に「良かったです」と言ってしまいがちですが、そこは「ご報告ありがとうございます」と表現してみましょう。

「良かったです」を使う際の注意点

使いすぎに注意

男女が座って話しているところ

「良かったです」という言葉を使う際には、使いすぎに気を付けましょう。「良かったです」という言葉は相手に共感する意味を持つため不快に思うことは少ないかもしれません。ところが、使いすぎてしまうと相手は「話を聞いているのかな」「早く会話を終わらせようとしているのかな」と感じる場合もあります。そのため、「良かったです」という言葉は何度も繰り返さないように注意しましょう。

同じ表現ばかり使わない

コーヒーを持っている男女の手元

「良かったです」という言葉の使い方で注意すべきことがもう一つあります。それは何度も「良かったです」と同じ意味を持つ表現を使わないということです。何を話しても「良かったです」という言葉ばかりが返ってくるのでは、会話も盛り上がりませんよね。そこで、同じ意味を持つ言葉の使い方を覚えることで会話に幅を持たせることを意識してみましょう。

「良かったです」の敬語表現は?

「良かったです」は話し言葉のため、敬語ではありません。「良かったです」の敬語表現は「ようございました」になります。ビジネスシーンでは実際に使っている人はあまり見かけません。敬語だとしても、上司に仕事を褒められても、またメールでも「ようございました」と言うのは違和感があります。そのため、敬語表現をする場合は、「良かったです」という言葉を使う時の感情に注目して言い換え表現を使ってみましょう。

ビジネス会話で使える「良かったです」の言い換え表現7つ

「何よりです」

本を読んでいる女性

ビジネスの会話において「良かったです」の代わりに使うことができる言葉に「何よりです」があります。「何より」という言葉は「最もよい」という意味を持ちます。そのため、「良かったです」という気持ちを会話で伝えることができます。

「ありがとうございます」「有難く存じます」

「良かったです」という言葉にはいろいろな意味が込められます。その中でもありがとうという感謝の気持ちをより伝えたい場合は、「良かったです」ではなく「ありがとうございます」または、敬語を使って「有難く存じます」にしましょう。

Thumb『ありがとう』の意味や語源は?深く関わる仏教の教えも紹介!
何気なく使っている「ありがとう」という言葉ですが、その意味や語源を知っていますか?実は「あり...

「嬉しく思います」「嬉しく存じます」

パソコンでメールをしているところ

「良かったです」という言葉を話す時の気持ちに一番近いと言われているのが「嬉しく思います」「嬉しく存じます」になります。どちらにも「嬉しく」という言葉がついているので、気持ちの表現という意味では同じですが、「思います」の敬語は「存じます」になります。この「存じます」は敬語の中でも謙譲語になります。ビジネスでのメールではこの敬語の「存じます」という言葉がよく使われるので、覚えておくと上手に敬語を使うことができます。

「お役に立てて光栄です」

ビジネスシーンでは、上司から依頼された案件の処理をした際に「良かったです」と返事をしてしまいがちです。「良かったです」は敬語ではないため、「お役に立てて光栄です」と嬉しい気持ちを表現してみましょう。この表現の仕方は、自分がしてあげたことに対してお礼を言われた場合に使うことができます。

「喜ばしい限りです」

花を持っている手

「良かったです」という言葉の言い換え表現として「嬉しく存じます」を挙げましたが、実は「嬉しい」の敬語(尊敬語)は「喜ばしい」になります。そのため、敬語を使った表現は「喜ばしい限りです」になります。

「嬉しいお言葉ありがとうございます」

「ありがとう」のメッセージカード

ビジネスシーンでは敬語を意識して話していますが、相手の言葉に対して自分の感謝の気持ちを伝えたい場合は、あえて「良かったです」ではなく、「嬉しいお言葉ありがとうございます」と伝えてみましょう。この言葉は敬語を使っていませんが、嬉しいという気持ちが率直に伝わる言葉のため言われた相手も素直に喜んでくれます。時には敬語に縛られることなく、気持ちを素直に伝えることも大切ですね。

「安心しました」

「良かったです」という言葉の言い換え表現に「安心しました」があります。今まで心配していたり、気にしていたことの結果や進捗状況がわかった時に使う言葉の一つです。使い方としては「そのお話を伺って安心しました」などと使いますが、自分の気持ちが安心した、ほっとしたという気持ちを相手に伝える表現になり敬語ではありません。

ビジネスシーンでは「安心します」と現在形で使う場合もありますが、これは間違いです。この表現は過去形のみになるため、気を付けましょう。また、「安心しました」という表現は話し言葉としても、メールでも使うことができるので敬語ではありませんが、覚えておくといいかもしれません。

ビジネスメールで使える「良かったです」の言い換え表現3つ

「幸甚に存じます」「幸いに存じます」

女性がパソコンでメールをしているところ

メールでは「良かったです」ではなく「幸いに存じます」などと敬語に言い換えましょう。「幸甚に存じます」という言い方もビジネスシーンではよく使いますが、この「幸甚」という言葉は、非常に幸いであるという意味になります。敬意を込めて感情を伝える場合、より気持ちが強い時に「幸甚」という言葉を使い、さらに敬語の「存じます」をつけてメールを送ってみましょう。

「嬉しく存じます」「光栄に存じます」

「良かったです」という言葉をメールで使う場合は、「嬉しく存じます」「光栄に存じます」という言葉で言い換えましょう。「嬉しい」という言葉は敬語ではありませんが、「思います」という言葉を敬語で「存じます」と表現しましょう。たとえば、「私もそういっていただけると嬉しく存じます」と敬語を使ったメールをすることで相手はとても丁寧な人という印象を持ってくれるかもしれません。

さらに相手に敬意を表したい場合は「光栄に存じます」とメールしてみましょう。この「光栄」という言葉を使う場合は、前後に敬語を使うように心がけてみましょう。たとえば、「このようなお言葉をもらえて光栄です」というよりも、「このようなお言葉をいただけて光栄に存じます」といった敬語を使った表現の方がよりビジネスメールとして適しています。

「有難く存じます」

ペンでカードに「ありがとう」と書いているところ

メールにて感謝の気持ちを伝えたい場合は「良かったです」ではなく「有難く存じます」と言い換えてみましょう。「有難く存じます」という敬語はメールだけではなく、話し言葉としても使うことができるので覚えておくと便利ですね。

ビジネスで使いがちな間違った敬語表現3つ

「嬉しいです」

女性が握手しているところ

嬉しいという言葉は形容詞なので、「~です」または「~ます」をその後につけても敬語にはなりません。そのため、「嬉しいです」という言葉は目上の人に対して使うと失礼になります。

「ほっとしました」

ビジネスで大きな仕事を終えた後、上司から「無事に終わって良かったですね。ご苦労様」と声をかけられて「ほっとしました」と返事をしたことはありませんか。実はこの言葉は敬語ではありません。目上の人に対して敬語を使う場合は、「安心しました」という言葉の敬語表現になる「安心いたしました」「おかげさまで乗り越えることができました」などを使いましょう。

「幸いです」

「幸いです」という言葉は、使い方によって敬語にならないので気を付けましょう。たとえば、「~していただけると幸いです」として、相手に何かをして欲しいという要求をする場合は間違っていません。ところが、こちらの嬉しいという気持ちを表すために「それは(こちらにとって)幸いです」という使い方は敬語になりません。「幸いです」という言葉は「嬉しい」の敬語にならないということを覚えておきましょう。

「良かったです」と「幸いです」の違いとは?

ペンを持っている手元

「良かったです」という言葉は、物事や相手の評価、またはその結果が良かった場合に使う表現です。さらに、「幸いです」という言葉は幸せな気持ちを表現する時に使う言葉なので、どちらも同じ意味を持ちます。ところが、その使い方が違います。「幸いです」という言葉は相手にお願いする場合に「~していただけると幸いです」などと言います。「良かったです」という言葉はそのような使い方をしないため、大きな違いになります。

「良かったです」の英語表現

「良かったです」の英語表現

本を読んでいる女の子

「良かったです」という言葉の英語表現はたくさんあります。

  • That is wonderful news.(いいニュースが聞けて嬉しいです。)
  • That's wonderful.(それは素敵なことですね。)
  • That is really good.(本当に良かったです。)
  • It is great.(良かったです。)

また、話し言葉で「良かったです」という場合の英語表現は少し違います。
  • It's cool.(素敵です。)
  • That's super.(素晴らしいですね。)
  • It's awesome.(素晴らしいですね。)

「嬉しいです」の英語表現

「嬉しいです」という言葉の英語表現はその嬉しい理由によって表現方法が変わります。

  • I am pleased to meet you.(あなたにお会いできて光栄です。)
  • It is great to hear from you.(あなたからの知らせが届いて嬉しく存じます。)

また、話し言葉で使われる英語表現も違います。
  • It's awesome to see you again.(再会できてとても嬉しい。)
  • It's superb to get your news.(君の知らせが届いて感激です。)

「安心しました」の英語表現

メモにペンで書いている手元

「安心しました」の英語表現には"relieve"という単語を使います。"relieve"の意味は、ほっとさせる、苦しみなどを和らげる、救い出すになります。また、"reassured"という単語も"relieve"の類語のため同じ様に使うことがでいます。

  • I am relieved.(安心しました。)
  • My colleague is very reassured to hear your bag was found.(同僚は貴方の鞄が見つかったときいてホッとしていました。)

「良かったです」はビジネスでは言い換えて使おう!

電話で話しながらパソコンをしている女性

「良かったです」という言葉は敬語ではありません。ビジネスシーンでは敬語を使うことが基本です。「良かったです」という言葉ではなく、他の言葉で言い換えたり敬語を使って話せるといいですね。日頃からいろいろな敬語や言葉の意味を頭に入れておくと咄嗟の一言に使えるかもしれません。

Thumb「大丈夫です」の敬語の言い換えとは?正しいビジネスマナーを知ろう!
「大丈夫です」という言葉、よく使っていませんか?とても便利な言葉ではあるのですが、この言葉は...

関連するまとめ

Original
この記事のライター
hitomix
管理栄養士、ライターとして活動しています。食やライフスタイルなど気になったことを書いていきたいと思います。

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ