マヨネーズは常温保存できる?保管に最適な場所とは?【開封前・開封後】

マヨネーズは常温で売られているから常温保存が可能なのでしょうか。マヨネーズの適切な保存方法とは一体どんなものなのでしょう。開封前と開封後の保存の仕方や、購入後の注意点、マヨネーズの賞味期限や状態についてなど詳しくご紹介します。

マヨネーズは常温保存できる?保管に最適な場所とは?【開封前・開封後】のイメージ

目次

  1. 1マヨネーズは常温で保存できる?
  2. 2マヨネーズの正しい保存方法を解説!  
  3. 3マヨネーズが分離する温度とは?
  4. 4マヨネーズが分離したら元に戻らないの?
  5. 5マヨネーズを購入したら気を付けることとは?  
  6. 6マヨネーズの賞味期限はどのくらい?
  7. 7マヨネーズの賞味期限内でも食べない方がいい状態とは?
  8. 8マヨネーズは保存料が入っていないのに腐らないのはどうして?
  9. 9マヨネーズは野菜と食べると野菜の栄養をたくさん摂れる?
  10. 10【番外編①】意外と知らない?マヨネーズの歴史!  
  11. 11【番外編②】美味しい自家製マヨネーズの作り方!
  12. 12マヨネーズは開封前・開封後で保存方法が違う!

マヨネーズは常温で保存できる?

マヨネーズはどご家庭でも比較的よく使う調味料です。常にマヨネーズのストックを用意している方も多いのではないでしょうか。マヨネーズはスーパーなどの売り場では常温棚に置かれていますが、購入後の保存も常温で大丈夫なのかと疑問に思う方もいらっしゃると思います。今回はマヨネーズの保存方法などについて詳しくご紹介します。

スーパー

マヨネーズの正しい保存方法を解説!  

常温棚で売られているマヨネーズは購入後も常温保存可能なのでしょうか。開封後は冷蔵庫で保存するのが一般的ですが、それも本当に正しい保存方法なのか心配になってしまいますね。マヨネーズの正しい保存方法を解説いたします。

開封前のマヨネーズの保存方法

マヨネーズは材料に卵が使われていますので購入後の保存に悩む方も多いですが、販売されている時と同様に常温保存で問題ありません。ここで気になってくるのが常温の温度ですが、開封前のマヨネーズの常温保存として適した温度は15~25℃とされています。しかし夏場であれば室内でも25℃を越すことも考えられます。その為開封前のマヨネーズを常温保存する際は日光が当たらない暗く涼しい場所を選ぶようにしましょう。

キッチン

開封後のマヨネーズの保存方法  

開封後のマヨネーズは冷蔵庫での保存をオススメします。実は開封前と同じく、常温でも保存が可能ですが味の劣化なども考えられますので冷蔵庫での保存が安心です。開封後のマヨネーズを冷蔵庫のドアポケットに保存する方が多いですが、温度変化が大きくあまりオススメできません。実は開封後のマヨネーズは平均気温5℃と冷えすぎない「野菜室」での保存が一番適しています。

野菜

手作りのマヨネーズの保存方法

市販品と同じような材料を使っていても、手作りのマヨネーズは劣化が早いので早めに消費しましょう。もし使いきれず保存する場合は、熱湯消毒した瓶などの容器に入れしっかり蓋をします。その後、冷蔵庫で保存しましょう。遅くても3日以内に使い切ってください。

マヨネーズが分離する温度とは?

マヨネーズは意外とデリケートです。激しい温度変化や衝撃により、乳化力が弱まると分離してしまうことがあります。特に温度変化の影響に弱く30℃以上の高い温度の場所に長く置かれていたり、マヨネーズ自体が0℃程度になってしまうと分離してしまう可能性があります。

冷蔵庫

マヨネーズが分離したら元に戻らないの?

マヨネーズが分離してしまったら、もう一度撹拌しても元の状態に戻ることはありません。分離してしまったら残念ですがマヨネーズの使用は控えた方が良いでしょう。美味しいマヨネーズを味わうためにも正しい保存方法で保存してください。

マヨネーズを購入したら気を付けることとは?  

マヨネーズが意外とデリケートなものであるということが分かっていただけたと思います。マヨネーズを購入したら、どんなことに気をつければ美味しい状態を保つことができるのでしょうか。マヨネーズを購入後に注意する点をご紹介します。

買い物カート

冷えすぎることによる分離を防ぐ

先ほどもご紹介しましたように、マヨネーズの冷えすぎは分離に繋がります。冷蔵庫の冷気の吹き出し口など冷えすぎる場所での保存は絶対に避けましょう。また、マヨネーズを購入後は冷凍食品や保冷剤などに接触させないように持ち運ぶようにして下さい。

暑すぎることによる分離を防ぐ

マヨネーズは常温保存できるからと、購入後に車で長い時間置いておくのは危険です。特に夏場の車内は温度が高くなります。直射日光に当たったり、暑すぎる環境に晒されると変色、分離してしまったり、風味が落ちてしまう可能性があります。

車

マヨネーズの賞味期限はどのくらい?

ストックしておくことも多いマヨネーズですが、賞味期限はどれくらいあるのか確認したことはあるでしょうか。安い時にはまとめ買いしておきたいと考える人も多いですよね。ではマヨネーズの賞味期限について見ていきましょう。

開封前のマヨネーズの賞味期限

開封前のマヨネーズの賞味期限は、450gまでのボトル入りと瓶に入ったものの場合は1年です。また700g以上のボトルに入ったものは10ヵ月となっています。マヨネーズは賞味期限が長いので、たくさんまとめ買いしておくのも良さそうです。

カレンダーと机

開封後のマヨネーズの賞味期限

開封前は賞味期限が長いマヨネーズですが、開封後はグッと短くなります。冷蔵庫で保存している場合、1ヵ月程度を目安に消費しましょう。大容量のマヨネーズの場合ですと、もしかしたら賞味期限内に使いきれないということもあるかもしれません。賞味期限ですので期限後も食べることはできますが、開封後はマヨネーズの酸化が進みますので味が徐々に劣化していきます。

並んだ食品

マヨネーズの賞味期限内でも食べない方がいい状態とは?

賞味期限切れの食品は食べるのをためらう人が多いでが、賞味期限内であっても状態が悪ければ食べない方が良い場合もあります。マヨネーズの場合は、どのような状態が危険なのでしょうか。

分離したマヨネーズ

賞味期限内であってもマヨネーズが分離してしまったら食べないほうが良いでしょう。マヨネーズが分離すると油と液体の2層に分かれます。温度変化などによりマヨネーズが傷んでしまった状態ですので食べるのは危険です。

ダイニング

変色したマヨネーズ

高い温度に晒された場合などに、マヨネーズが茶色く変色する場合がります。茶色く変色したマヨネーズは劣化していると考えて下さい。酸化したマヨネーズの油を摂取するとお腹を壊したり、病気の原因になってしまうこともあります。

マヨネーズは保存料が入っていないのに腐らないのはどうして?

マヨネーズの原材料を見てみると「卵、植物油、酢、塩、香辛料」と、とてもシンプルです。開封前のマヨネーズは賞味期限が長いですが、防腐剤など保存料が入っていないのにどうして腐らないのでしょうか。

理由はマヨネーズの材料である油、酢、塩からきています。油は元々腐ることはありませんし、酢は高い殺菌力、そして塩には細菌の繁殖を抑える力があります。これらが天然の防腐剤になっているというわけです。また、各メーカーの企業努力もあり、徹底した衛生管理や酸化しにくい製造方法の元作られているため、マヨネーズは腐りにくいです。

塩

マヨネーズは野菜と食べると野菜の栄養をたくさん摂れる?

マヨネーズは油が多いことからダイエットの大敵だと考えている人もいるかもしれません。しかし、マヨネーズと野菜を一緒に採ることで栄養の吸収効果が高まることが分かっています。

マヨネーズで有名なキューピーが栄養の吸収率を比較した研究の結果によると、マヨネーズとβカロテンを含む野菜を一緒に食べた場合とマヨネーズを付けずに食べた場合を比べると、何とマヨネーズを付けたときの栄養の吸収率は付けてないときの7倍になりました。

これにはマヨネーズの乳化が影響しています。野菜には水溶性の栄養分だけでなく、脂溶性の栄養分も含まれています。油分と合わせることで初めて採れる栄養があるのです。つまりマヨネーズと野菜を一緒に摂取することで効率よく栄養を吸収することができるということになります。

ニンジン

【番外編①】意外と知らない?マヨネーズの歴史!  

マヨネーズはどこから生まれたのか、意外とみなさんご存知ないのではないでしょうか。それでは番外編としてマヨネーズの歴史をご紹介します。マヨネーズを作る上での条件も見ていきましょう。

マヨネーズの発祥は地中海?   

マヨネーズの発祥は地中海、スペインのメルノカ島が有力であるとされています。日本での発祥は、後にキューピーの創始者となる中島菫一さんがアメリカ留学中にマヨネーズと出会ったことが始まりです。その後1925年にキューピーマヨネーズが発売されました。

スペインの海

マヨネーズには厳しい条件がある?

マヨネーズを作るには厳しい決まりがあります。マヨネーズの材料は、卵、植物油、酢の3つです。これ以外の材料を使う場合は塩などの調味料は良いですが、着色料などの添加物の使用はJAS規格により禁止されています。他にも、卵は「卵黄もしくは全卵でなくてはならない」など厳しい条件が定められています。

豆電球が書かれた紙

【番外編②】美味しい自家製マヨネーズの作り方!

材料がシンプルなマヨネーズは自家製で作ることもできます。手作りのマヨネーズは日持ちがしないのが難点ですが、出来立ての新鮮な風味を味わえるのが魅力です。では自宅でもできるマヨネーズの作り方をご紹介します。
 

【材料】
卵2個、サラダ油150ml、米酢大さじ1、レモン汁少々、塩コショウ少々
【作り方】
①ボウルに卵黄を入れしっかりと混ぜる
②油を少しずつ入れながらクリーム状になるまで混ぜ合わせる
③酢、レモン汁、塩コショウを入れ混ぜる

サラダ

マヨネーズは開封前・開封後で保存方法が違う!

マヨネーズはデリケートな食品です。温度変化に弱いので保存方法には充分に注意しましょう。開封前と開封後では保存方法も変わりますし、賞味期限も短くなります。保存方法をしっかり守って美味しいマヨネーズを味わいましょう。

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この記事のライター
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一児のママです。

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