賞味期限切れのお茶はいつまで飲める?種類別の活用法・保存方法も紹介!
大切にしまっておいたお茶ほど、賞味期限切れのお茶になる事があります。そんなとき、このお茶が飲めるのか疑問に感じる事はありませんか。賞味期限切れのお茶はいつまで飲めるのでしょうか。また気になる種類別の活用法や保存方法も併せてご紹介します。
目次
お茶の賞味期限が気になった事はありませんか?
お茶を大事にしまっておいたら、そのまま賞味期限が切れてしまった事はありませんか。そんなとき、お茶の賞味期限が切れても飲めるのか疑問に思う事もありますよね。また今まで賞味期限が切れたお茶を捨てていたという人もいると思いますが、賞味期限が切れたお茶もまだまだ活用する事ができるのです。今回はお茶の賞味期限切れはいつまで飲めるのか、そして賞味期限切れのお茶をどのように活用できるのか、その方法をご紹介します。
そもそも「賞味期限」とは?
お茶の賞味期限をご紹介する前に、そもそも「賞味期限」とは何なのでしょうか。また「消費期限」という言葉もありますが、どのように違うのかご紹介します。
消費期限との違い
賞味期限とは、味や香りを損なわずに美味しい状態で保存できる期間といわれています。つまり賞味期限とは、美味しくいただける期限を意味しています。ただし美味しくいただけると製造会社が保障している賞味期限は、未開封である事が条件となっています。
それに対して消費期限とは、安全に口にする事ができる限界の日付の事です。それまでの期間に消費するよう最終日時を示したものとなり、消費期限が過ぎたものは安全に口にする事ができません。
賞味期限切れのお茶はいつまで飲めるの?
ではお茶が賞味期限切れの場合は、いつまで飲む事ができるのでしょうか。確認できる方法をご紹介します。
茶葉の状態を確認
茶葉が変色していたり、茶葉の表面にカビが生えている賞味期限切れのお茶は飲む事ができません。賞味期限切れのお茶で茶葉の状態に疑問を持つ場合も使用をやめる方が懸命です。
淹れた状態を確認
淹れた状態を確認する方法もあります。淹れてみたときに明らかに茶葉の色に異常があったり異臭がする場合は、その賞味期限切れの茶葉は飲む事ができません。また色や香りで分からない場合は、ちょっと舐めてみて苦い味や酸っぱい味がしないか確認してください。
お茶の賞味期限を状態別に紹介!
具体的にお茶の賞味期限はどのくらいなのでしょうか。お茶の状態別にご紹介します。
ペットボトル
未開封のペットボトルのお茶の賞味期限も気になりますよね。一般的に未開封のペットボトルのお茶の賞味期限は半年から1年ほどといわれています。ペットボトルのパッケージやキャップに賞味期限が記されているので、賞味期限の大体の目安を知る事ができます。
開封後のペットボトル
開封後のペットボトルのお茶は、すでに記載されている賞味期限は無効になります。開封する事で茶葉の状態も悪くなりますし、ペットボトルに直接口をつけて飲んでいる場合は口内の雑菌がペットボトルに移っている事もあるのでできるだけ早く飲むようにしましょう。その日の内に飲んでしまうのがベストですが、2~3日前に開封したペットボトルのお茶を飲む際に酸っぱいにおいや味がした場合は、飲むのを避けましょう。
水だし茶
水で抽出した水だし茶もペットボトルと同じく2~3日で飲みきるのがベストです。冷蔵保存していても水だし茶の中に白い浮遊物であるカビが浮かんでいたり、ぬめりがある場合は飲む事ができません。できるだけその日飲む分だけ作って、その日のうちに消費するようにしましょう。
冷凍したお茶
冷凍庫で保存した未開封のお茶は1年美味しさを保たれるといわれています。ただし一度開封した冷凍のお茶や、冷凍と解凍を繰り返したお茶はこの限りではありません。ペットボトルごと冷凍する人もいますが、容器が爆発する事もあるので注意してくださいね。
冷凍した茶葉
開封前の茶葉であれば1年ほど冷凍保存が可能です。ただし冷凍した茶葉を使うときには、まず開封前の状態で1日、そして次の常温状態で1日置いて飲む事ができるようになります。一気に冷凍状態からお茶を入れようとすると、茶葉に結露ができてお茶を美味しくいただく事はできません。
未開封の茶葉
未開封の茶葉は製造日から1年が賞味期限となっています。しかこの賞味期限は一般的な目安で、製造元や茶葉の種類によっても異なってきます。例えば新茶は新鮮さをウリとするので、他のお茶より賞味期限が短く設定される事があります。
開封後の茶葉
一度開封した茶葉は劣化が早まります。茶葉の色も変化しますし香りもなくなってしまう事があります。その状態を避けるために開封後は2週間を目安にして、できるだけ早く消費してしまう事をおすすめします。
賞味期限の切れた茶葉の活用法6選!
賞味期限切れのお茶をそのまま捨ててる人はいませんか。賞味期限の切れたお茶は飲むだけでなく他にも活用する事ができます。賞味期限の切れた茶葉の活用方法を6選ご紹介します。
1. 掃除
賞味期限切れのお茶は掃除に使う事ができます。もともと口にする茶葉なので、キッチンの掃除など安心して使う事ができるのも特徴です。一例としてまな板の消毒方法をご紹介します。賞味期限切れの茶葉を煎じ出して、熱いうちにまな板にざっとかけるだけで簡単にまな板の消毒ができます。その後まな板をサッと洗うだけですぐに次の料理ができる手軽さも助かりますね。熱いお湯とお茶の殺菌効果を利用した消毒方法なので火傷に気をつけてください。
2. 消臭剤や脱臭剤として
茶葉はにおいや湿気を吸収する働きがあります。そのため消臭剤や脱臭剤としても使えます。賞味期限切れのお茶を、靴箱やクローゼットに入れておくだけで消臭剤や脱臭剤の効果が期待できますよ。是非活用してみてください。
3. 入浴剤代わり
賞味期限切れのお茶を出しパックなどに入れて入浴剤代わりに使う事もできます。お茶のカテキンには殺菌効果があるので、肌を殺菌しながら美肌に導いてくれます。またアトピーや湿疹、水虫などの肌の病気にも効果があるといわれています。
また茶香炉でお茶を炊いてお茶の良い香りを楽しむ事もできます。リラックス効果があるので、ほっと一息つきたいときの楽しみとして使用できるかもしれません。
4. 肥料
お茶は窒素分を沢山含んでいるので、観葉植物などの肥料として使う事もできます。鉢植えの土の上から賞味期限切れのお茶を少量まいてあげるだけでOKです。
5. 自家製ほうじ茶を作る
品質としては問題のない賞味期限切れのお茶であれば、自家製ほうじ茶を作ってみるのはいかがでしょうか。油のひいていないフライパンに賞味期限切れのお茶を入れ、弱火で焦がさないように炒ります。香ばしい香りがしてきたらお皿に移し、粗熱をとれば完成です。注意点として湿気の多いもののそばに炒ったほうじ茶を置かない事です。炒ったお茶が湿気を吸収してしまうからです。
6. うがい液にする
賞味期限切れのお茶で変質がないものであれば、うがい液として使う事もできます。お茶のカテキンには殺菌効果があるので、インフルエンザや風邪予防として使えます。
お茶の正しい保存方法は?
お茶の正しい保存方法はどうしたらよいのでしょうか。状況別にご紹介します。
未開封の茶葉
お茶の保存場所として正しい場所は冷暗所です。乾燥していて温度が低く、光が当たらない場所が適しています。食器棚などに入れて保管する人も多いですが、できるだけ胸の高さよりも高い棚の位置で保管する事をおすすめします。高い棚の位置であれば湿度も低くお茶の保存として適しているだけでなく、保管忘れも防ぐ事ができます。
開封後の茶葉
開封後の茶葉であれば、茶筒に入れて保管しましょう。茶筒は遮光性に優れているだけでなく気密性も高いので、開封後のお茶の保存に適しています。開封後のお茶の保管期間は夏場で2週間ほど、冬場で1カ月ほどです。その間に飲みきるようにしたいものです。
未開封のペットボトル
未開封のペットボトルのお茶は、常温と冷蔵のどちらでも保存が可能です。上記でもご紹介しましたが、未開封のペットボトルの賞味期限は半年から1年ほどなので、その間は冷暗所で保存する事ができます。ただし冷凍保存はペットボトルが爆発する事があるので避けた方が良さそうです。
開封後のペットボトル
開封後のペットボトルのお茶は、その日のうちに飲みきるようにしましょう。保管するときには、必ず冷蔵庫に入れてください。常温で置いておくと雑菌が繁殖してしまいます。
賞味期限の切れたお茶でもすぐに捨てないで!
賞味期限切れのお茶の使用方法をご紹介しました。賞味期限切れのお茶もまだまだ使えます。是非掃除や美容などに役立ててみてくださいね。