自分の意見がない人の特徴とは?原因・対処法・克服方法も!
まわりの意見に流されやすく、自分の意見がない人はどのような心理状態なのでしょうか。実は、自分の意見がない人も、克服するための方法を知っていればすぐにでも意識を変えることができます。そこで、自分の意見がない人の特徴や原因、その対処法をまとめてみました。
目次
自分の意見がない人に悩んでいませんか?
あなたのまわりの人で自分の意見がない人はいませんか。何を聞いても「どちらでもいいよ」「どうしたい?」と相手の意見に合わせる人は、協調性を大事にする日本人には多いのかもしれません。そこで、自分の意見がない人の原因や心理状態などの特徴、克服するための対処法をまとめてみました。
自分の意見がない人になる原因とは?
親の言いなりになってきた
自分の意見がない人になる原因に、親の過干渉があります。親はいつでも子供を心配するものです。子供が自分で考えたり行動することが大事とわかっていても、ついつい口を出してしまいがちです。ところが、その「ついつい」といった行動が過度になると、子供は自分で判断したり、意見を言うことができなくなります。親の言うことを聞くいい子ほど、親の言いなりになるという心理的傾向があり子供の成長を妨げることに繋がってしまいます。
経験不足
自分の意見がない人は、子供の頃の親の過干渉により、なんでも親が先回りして用意したり手伝ってくれたことが原因になっているかもしれません。そのため、苦労をしたり失敗する経験が少ないまま大人になり、一人では何もできないことが特徴です。なんでも簡単にこなすことができる人はいません。難しい問題を対処する方法を考えたり、克服することで成長すると言われています。そのため、子供の頃の経験不足が自分の意見がないという大人になってしまう原因になり得ます。
考える事が苦手
自分の意見がない人の中には、自分の考えがうまく伝わらないことが原因の場合もあります。たとえば、自分の考えを相手に伝えるためには、頭の中でしっかりとまとめることが大切なので、頭の回転が早い人は得意かもしれません。ところが頭の回転が遅い場合や、頭の中で自分の考えをまとめることができないと、相手に上手に伝えることもできません。話を聞いている相手もイライラしてしまいますよね。そのような状況が重なると、相手の反応が怖くなって自分の意見を言わなくなってしまいます。
病気の可能性も
自分の意見がない人の中には病気が原因の人もいます。自分の気持ちをうまく言葉で表したり、相手に伝えることが難しいことが特徴です。病気を克服すれば改善することもできますが、性格や心理状態などを専門の病院等で診察してもらい治療を受けるなど、対処する方法を探す必要があります。
自分の意見がない人の特徴8選!
優柔不断
自分の意見がない人の特徴の一つに優柔不断な性格が挙げられます。自分の意見がない人にとって、複数の選択肢から一つを選びだすという方法は、とてもハードルの高いことになります。
責任感がない
自分の意見がない人は、最終的な決定を人任せにするため責任感も弱いという特徴があります。今までも最終的な決定を下す機会が少なかったので、責任を取る立場になることも多くなかったはずです。すると、責任を取らずにやり過ごすことができたという経験から、自分が責任を取らなくてはいけない立場に立つことを嫌がったり、今のままでいいという心理状態から向上心がなくなってしまいます。
八方美人
自分の意見がない人は、まわりの意見に流されやすく八方美人な性格と思われることがあります。誰にでもYESと言い、まわりの意見に賛同していると、必ず矛盾が生まれてきます。相手の意見に同調することも大切ですが、自分の意見がないからまわりに同調するのではなく、自分の意見としてYESやNOをはっきりと言うことは大切です。
目標がない
自分の意見がない人の中には、目標がないという人もいます。やりたいことや夢中になること、好きなことがわからないという特徴があるため、具体的な目標や夢を作ることができません。ところが、小さな目標があると、毎日の暮らしにハリが出ます。そこで、克服するためにすぐに達成できそうな簡単な目標を設定しましょう。それだけで日々のやる気が増し、目標に到達したという達成感を味わうことができます。
気が弱い
自分の意見がない人の中には気が弱い性格の人もいます。「自分の意見をはっきりと言って相手に反対されたらどうしよう」、「自分の意見を採用されても、その結果失敗したらどうしよう」と考えてしまいます。気が弱いため、自分の意見に自信を持つことができません。
諦めている
自分の意見がない人の中でも、克服しようといろいろな対処法を実践して自分の意見を出しても、ちょっとでもうまくいかなければすぐに諦めてしまうという特徴があります。性格的に自信がないので「絶対に自分の考え方を貫く」といった気持ちもなく、もう少しだけ頑張ってみようという物事に対する執着心もあまりありません。そのため、諦めた方が簡単だからと考えてしまいます。
常に受け身でいたい
自分の意見がない人は、自分の性格や特徴を認識できていません。そのため、職場や友人と話している場面でも、みんなの意見を聞くだけになり、常に受け身になってしまいます。受け身と聞くと印象がよく聞こえますが、受け身ばかりの人は、自分の意見がないためその存在感もどんどん薄くなってしまいます。
改善するのが面倒
自分自身や自分の今いる環境にあまり興味がない人の中には、自分の意見がないという人もいます。自分がどんな性格だとまわりに思われているか、また自分の待遇はまわりと比べていいのか悪いのかといったことにも興味がなく変化を望むこともあまりありません。そのため、自分の意見がない人の中には、考え方を変えたり少し努力するなど、今の状況を克服する方法があったとしても、改善するのは面倒と感じてしまいます。
自分の意見がない人への対処法を相手別に紹介!
彼氏
自分の意見がない彼氏にはサプライズなど、相手のことを思ってプランを練るようなデートは期待できません。その反面彼女の意見に合わせてくれるので、彼女が思った通りのデートプランやスケジュールにできます。自分がリーダーシップを取って決めたいという彼女にはぴったりの相手と言えます。
彼氏の自分の意見がないところを克服したい、と考えている場合の対処法は、毎回少しずつどこに行きたいか、何を食べたいかを辛抱強く聞いてあげる方法にチャレンジしてみましょう。誰にでもは自分の意見が言えない彼氏でも、彼女であれば自分のやりたいことや食べたいものを話すことができるかもしれません。
彼女
自分の意見がない彼氏に比べると、自分の意見がない彼女に対しては特別な対処法も必要なく、イライラすることは少ないかもしれません。自分の意見ばかり押し付けてくる女の子よりも、「彼氏に合わせることができる女の子」という印象を受けるので逆に好印象です。しかし、彼氏が常にリードしてあげる必要があるので、引っ張ってほしいという男性にとっては難しい女性なのかもしれません。
友達
一緒に遊びに行ったり、ご飯を食べていると、「自分の意見がないな」と感じる友達はいませんか。自分の意見がない人と長い時間一緒にいるとイライラしてしまったり、その対処法がわからなくなることがあります。たとえば、まわりから見て意見を言ってほしい、相談に乗ってほしいという時は自分の意見がない人は避けた方がいいかもしれません。意見を求められて、逆にその友達がつらくなってしまうかもしれないので、相談ではなく、一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
配偶者
自分の意見がない配偶者の場合は、家庭生活のすべてを一人で決めて進めていかなければいかなくなり、イライラも募ります。もちろん相手が変わってくれるような対処法があればいいのですが、なかなか簡単にはうまくいきません。そこで、考え方を少し変えてみましょう。
相手の「自分の意見がない」のではなく、こちらの意見をぶつけてみましょう。それは迷っていること、日頃の愚痴などなんでも構いません。相手に自分の意見がないからと言って、一人で全てを背負うのはとても疲れますしイライラもします。毎日一緒にいる配偶者にイライラするような心理状態ではなく、楽しく過ごしたいですよね。
上司
職場の上司が自分の意見がない人の場合は、日々のイライラは溜まっていく一方です。たとえば、相談した上司が自分の意見がない人の場合、その相談に結論が出ないままうやむやにされたり、他の上司にその相談事が回されたということもあり得ます。このような上司には、相談事を持ちかけるのはやめておきましょう。初めから結論を出す気がないので、相談するだけ無駄になります。他の上司に相談したり、自分で解決できないか考えてみた方がいいかもしれません。
自分の意見がない人の克服法を3つ紹介!
頭の引き出しを増やす
自分の意見がない人の中には、自分という狭い世界の中の価値観だけで生きている可能性があります。まずは、色々な人と交流することから初めてみましょう。新しい出会いによって今までとは違った考え方や意見を知るきっかけになります。狭い世界の中だけで生きていると、少しのことで自分にイライラしたり向上心を持つことができなくなります。ぜひ頭の中の引き出しを増やすつもりで同性異性にこだわらず、新しい出会いを求めてみましょう。
考え方を変えてみる
「自分なんて何も変わらない」「どうせなんの役にも立たない」などネガティブな心理状態の人は自分の意見を持ちません。「最近、ちょっと変わってきたかも」「自分だからこそできることがある」と考え方をポジティブに変えていくと、新しいことにチャレンジしてみようという気持ちになるかもしれません。
終わった物事でも深く考える癖をつける
自分の意見がない原因の一つに、考える事が苦手といったことがあります。そこで、終わったからと言ってそれで終了ではなく、もう一度今日あった出来事や仕事、友達との会話など深く考えるという方法を試してみましょう。あの時どう思ったのか、相手はどんな表情をしていたのか、どんな言葉をかけられたのか、など思い出せる範囲でもう一度考えることで、次に同じシチュエーションになった際に言葉や行動を活かすことができます。
誰かの役に立つ
自分の行動が誰かの役に立つととても嬉しいですよね。でも自分の意見がない人は、その経験が少なく、人の役に立ったという心理状態には恵まれない環境にいたのかもしれません。そこで、仕事や家事を手伝ったり、ボランティアに参加するなど、自分にできる身近なことから人の役に立つために行動してみましょう。
自分の意見がない人は物事の見方を変えてみよう!
物の考え方は、意識しても同じような考え方に偏ってしまいます。自分の意見を持つためには、自分以外の人の意見を聞いて理解することも大切です。自分の意見がないからと自分の頭の中だけで解決しようとせずに、まわりの意見を聞いたり物事の見方を変えてみましょう。毎日繰り返すことで、人との違いから意外な自分の長所に気づいたり、自分に自信を持つことができるかもしれません。