2021年07月01日公開
2021年07月01日更新
豊田商事会長刺殺事件の真相とは?永野一男や犯人&残党の現在まとめ[放送事故]
マスコミが生放送する中、豊田商事の会長である永野一男が刺殺されたという昭和の大事件。 豊田商事の働いた悪事とは?永野一男が刺殺された理由とは?事件の裏にある真相は? 豊田商事会長刺殺事件が発生した経緯、そしてその真相に迫りたいと思います。
目次
- 1世間を震撼させた豊田商事会長刺殺事件
- 2豊田商事会長・永野一男の人物像
- 3会長・永野一男が作った豊田商事とは
- 4豊田商事が引き起こした巨額詐欺事件の真相
- 5豊田商事詐欺事件の被害者の叫び
- 6豊田商事の悪質な手口と真相が明るみに
- 7豊田商事会長・永野一男が詐欺事件により逮捕へ
- 8マスコミの前で発生した刺殺事件
- 9世間を震撼させた永野一男が刺殺された瞬間の衝撃映像
- 10会長・永野一男刺殺事件発生の真相
- 11豊田商事会長・永野一男刺殺事件の判決
- 12刺殺事件の犯人の裏に黒幕の噂?真相は?
- 13犯人の現在
- 14豊田商事のその後と明るみになるグループ会社の真相
- 15資金回収に乗り出すも明るみになる厳しい真相
- 16豊田商事グループに関わった周辺からの資金回収作戦
- 17回収できた金額はわずか被害総額の1割程度
- 18はなまるうどんの社長が豊田商事の残党?
- 19悪徳商法を撲滅する法律の整備
- 20現在でも語られる豊田商事刺殺事件とはなんだったのか
世間を震撼させた豊田商事会長刺殺事件
発端は「豊田商事詐欺事件」
永野一男が会長を務める豊田商事は、金の地金を購入契約をさせて現物の地金の代わりに証券を渡し、「金はこちらで運用する」と言い、決して現物の地金は渡すことはなかったのです。
実際は地金は購入しておらず、最初のうちは利息を払い安心させるというもので、多数の被害者を出し、豊田商事の悪質な詐欺事件は明るみに出ることとなりました。
マスコミの前で会長・永野一男が刺殺される事態に
巨額詐欺事件の首謀者として、世間から批判が噴出していた豊田商事と同会長の永野一男。
「本日逮捕」との情報をキャッチしたマスコミが永野一男宅前に集まり生中継をしていました。
すると「被害者から永野をぶっ殺してくれと頼まれたんや」と主張する2人組の男が現れました。
男たちは窓から自宅内に侵入し会長・永野一男を刺殺しました。
当時、マスコミが生中継をしている最中に巨額詐欺事件の首謀者が刺殺されるという、大変ショッキングな事件として取りざたされました。
この写真はまさに犯人が侵入しようとしている瞬間です。
豊田商事会長・永野一男の人物像
豊田商事会長・永野一男の過去
1952年、岐阜県恵那市に生まれました。
父親が障害者だったため、祖父が一家の大黒柱となり支えていたが、祖父が亡くなり生活が困窮する状況となり、15歳の頃に島根県にある叔父の家に預けられ現地中学校を卒業しました。
集団就職で日本電装(現・デンソー)に務めたものの、2年で退職。
不動産業、商品相場、金先物取引など、様々な会社を転職を繰り返す生活をしていました。
商品取引業者の岡地で働いていた頃には、顧客の金を無断で小豆市場につぎ込んだことが発覚し解雇となったとのエピソードもあります。
また、1976年には大垣競輪場で100万円以上が入った財布をスリ取る事件を起こし逮捕されている。
豊田商事会長・永野一男の歪んだ人間性
幼少期に貧乏な生活をしていたせいなのか、顧客の金を勝手に使ったり、スリを働いたりと金のためには手段を選ばないような傾向が見て取れます。
スリで捕まった際も、「スリとられる奴が悪い」と言ったというエピソードが残っています。
この発言からも「騙される方が悪い」という詐欺師的な発想が若い頃からあったことがわかります。
職業を転々としていた頃、営業成績は優秀だったと言われており、頭が切れる人物だったようです。
このような犯罪を犯すことに抵抗がなく、頭が切れることから巧妙な手口で豊田商事の詐欺を働いていました。
会長・永野一男が作った豊田商事とは
職を転々としていた永野一男は1978年前身となる会社を設立。
1981年に「大阪豊田商事」の代表取締役となり、1982年に「豊田商事」という社名を変更しました。
場所は大阪、会長の名前も永野一男で「豊田」には全く関係ありません。
実は、この豊田商事という社名にした理由は日本を代表する企業「トヨタ自動車」をイメージさせるためだったのです。
大企業の関連企業と思わせることで顧客を安心させる狙いがありました。
豊田商事が引き起こした巨額詐欺事件の真相
豊田商事の悪質な手口の真相
豊田商事のが行っていたことは、顧客と金の地金を購入する契約を結び、現物の地金ではなく購入したことを証明する証券を渡すというものでした。
購入した地金を運用して利息が儲かると話しをして契約を結びますが、実際には地金の購入はしません。
この手法は「現物まがい商法」「ペーパー商法」などと呼ばれ、後年に法律整備されることとなります。
豊田商事詐欺事件の被害総額は2000億円
豊田商事は有名芸能人を使ったCMなどを放送することで信用させると同時に、支店・支社合わせて60拠点、従業員は7500人にも及ぶ規模となりました。
その結果、全国的な巨額詐欺事件へとなっていきます。
豊田商事詐欺事件の被害総額2000億円とも言われています。
豊田商事詐欺事件の被害者の叫び
主婦や老人に被害者に多く被害にあった真相とは
豊田商事の手口はまず電話セールスをすることから始まります。
電話セールスで反応が良かった家をピックアップして訪問し、仏壇に線香をあげたり、肩もみをしたりすることで相手を安心させ購入させるというものでした。
結果として、自宅にいることが多い主婦や独居老人などが被害者となりました。
自殺をする被害者も発生する巨額詐欺事件へ
電話セールスと訪問セールスを組み合わせたこの手法により、独居老人や主婦の被害が多かった豊田商事詐欺事件。
被害者の中には泣けなしのお金を払ってしまったため、自殺をする被害者も発生していました。
こうした被害者の声で豊田商事の悪質な詐欺が明るみにでることとなります。
豊田商事の悪質な手口と真相が明るみに
豊田商事の悪質な手口と真相に世間の批判が噴出
多数の被害者の訴えにより豊田商事の詐欺が明るみになり、連日ワイドショーで放送されるなど、巨額詐欺事件として世間の注目を浴びました。
ワイドショーで放送されて全国民が知るところとなり、被害者だけでなく世間からの批判も噴出しました。
豊田商事会長・永野一男が詐欺事件により逮捕へ
豊田商事会長・永野一男逮捕の日
豊田商事詐欺事件の黒幕である会長・永野一男がいよいよ逮捕されるとの情報が流れ、連日、永野一男を追いかけ放送していたマスコミは逮捕の瞬間を捉えるべく集まったのでした。
永野一男の自宅前にマスコミ50人が集まり、その様子を生中継していました。
生中継をしているマスコミ自身もまさかこの後に殺人事件が起こるとは露ほども予想していませんでした。
マスコミの前で発生した刺殺事件
生中継中に現れた2人組の犯人
逮捕との情報をキャッチし、生中継を放送していたマスコミですが、夕方まで特に動きはない状態が続いていました。
午後4時30分頃、突然2人組の男が現れました。
逮捕間近の会長・永野一男宅前に現れた2人組の男にマスコミはなんらかの関係者だろうと思いインタビューを開始しました。
最初は「あの、どういうお仕事なんですか?」「私?鉄工所や」という実に当たり障りのないやりとりでした。
会長・永野一男との面会を要求する犯人
ドアの前には会長・永野一男が雇ったガードマンがいましたが、犯人はそのガードマンに会長・永野一男と会わせろと要求します。
しかし、ガードマンは「電話をする」と言い階下へと降りて行きました。
マスコミもこの時点では殺人事件が起こることなど全く予想しておらず、正義感に駆られた右翼だと認識していました。
室内への侵入を試みる犯人たち
マスコミが生中継する中、業を煮やした犯人たちはドアをパイプ椅子で殴りつけたり、「バール持ってこい!」などと叫び徐々に興奮してきました。
そして、ドアの横にある窓を見つけ格子を無理やり外しました。
「そんなもん取ったれ!割ったれ!」と興奮した声をあげ窓を破り、「お前らのけ!」とマスコミを押しのけて会長・永野一男宅へと侵入して行きました。
その手には銃剣が握られていました。
この写真はまさに侵入する瞬間を捉えた写真です。
会長・永野一男を刺殺する犯人たち
室内に侵入した犯人と豊田商事の黒幕である永野一男の怒号が室内から聞こえてきました。
そして数分経った後、犯人たちは窓から出てきました。
犯人たちは返り血で赤くなった服と会長・永野一男を刺した銃剣を手にしており、中で殺人事件が発生したことがマスコミにも伝わりました。
この時、生中継をしていたNHKでは「子供は見ないでください!」と慌てて注意を促したそうです。
世間を震撼させた永野一男が刺殺された瞬間の衝撃映像
豊田商事会長・永野一男刺殺事件の一部始終
当時、マスコミは犯人が本気でなにかをするとは最初思っていませんでした。
犯人たちは黒カバンの中に銃剣を忍ばせており、凶器を持っていないと思っていたこともその理由でしょう。
しかし、実際に殺人事件は発生してしまい、その一部始終をマスコミは生中継していました。
事件の後も、繰り返しこのショッキングな映像は放送されることとなります。
また、週刊誌や新聞の号外では犯人が侵入する瞬間の写真、殺人直後の銃剣を見せつける犯人たちの写真、永野一男の無残な遺体の写真など、現場の生々しさを伝える写真を多数掲載してこの事件を報じていました。
刺殺事件の一部始終を報じたマスコミ
巨額詐欺事件を引き起こした黒幕である永野一男の殺人事件を生中継したマスコミ。
その後、繰り返し殺人の一部始終を放送したため、世間からの批判もあったようです。
残酷なシーンを放送することへの批判、刺された永野一男を写した映像を放送することへの批判、生中継をしていながら犯人をなぜ止めなかったという批判など様々なものがありました。
また、新聞や週刊誌も血だらけの銃剣を持った犯人の写真、殺人事件発生直後の永野一男の遺体写真など、かなりショッキングな写真を多数掲載したため批判されました。
特にフォーカスは殺人直後の永野一男の血まみれの顔を写した写真を掲載したため、他のマスコミ以上に批判が集中しました。
会長・永野一男刺殺事件発生の真相
会長・永野一男を刺殺した犯人はどんな人物だったのか
犯人は飯田篤郎、矢野正計の2名です。
ここまでで紹介した生中継・後日放送された映像や写真を見ていただくとわかりますが、年配の方が飯田篤郎でパンチパーマの方が矢野正計です。
飯田篤郎は豊中市内で鉄工所を経営しており、そこで障害者や高齢者など仕事に困っている人を積極的に雇用していました。
右翼思想を持ち、自身も右翼団体の代表を名乗るなどしており、やや過激な性格があったのかもしれませんが、基本的には高齢者などの弱者を助けるべく活動していたようです。
矢野正計は建設作業員で、飯田に世話になったことがありこの殺人事件に加担したとされています。
刺殺事件を起こした動機
前述の通り、飯田篤郎は弱者を助けるべく右翼活動をしたり、自身が経営する鉄工所で障害者や高齢者を積極的に雇用していました。
このような性格のため、独居老人や主婦などの弱みに付け込み、被害者のことを全く考えない永野一男の悪質が手口が許せず、殺人事件へと発展しました。
飯田篤郎は「永野一男を殺すよう頼まれたが、誰に頼まれたかは言えない」と話しています。
豊田商事会長・永野一男刺殺事件の判決
刺殺事件に対しては軽い判決?
この事件は明確な殺意を持って室内に侵入し、殺人を犯すという非常に残虐な事件と言えますが、殺人犯2名のいずれも懲役10年以下という比較的軽い判決となりました。
豊田商事の悪質な手口は知られており、殺人を起こした2名は義憤に駆られた部分があるということで情状酌量の余地ありと判断されたと言われています。
刺殺事件の犯人の裏に黒幕の噂?真相は?
飯田篤郎に指示をした黒幕の存在と真相の謎
飯田篤郎は当初、詐欺被害者に頼まれて永野一男を殺したと語っていましたが、その後義憤に駆られて犯行に及んだと証言を二転三転させて、実際の犯行動機は不明と言われています。
また、飯田篤郎に多額の金が振り込まれていたという報道がなされました。
その結果、犯行を指示した黒幕がいるのではないかと噂されるようになりました。
現在でも、犯行動機はなんだったのか、黒幕が存在したのかは不明のままです。
豊田商事内部の人間が指示したのが真相という説
会長・永野一男が殺された結果、詐欺によって得た金額のほとんどが残っていませんでした。
そのため、豊田商事内部の人間が黒幕で自分の身を守るために口封じで飯田篤郎に永野一男を殺させたという説があります。
もし、豊田商事内部の人間が黒幕だった場合、永野一男は切り捨てられたということになります。
宗教団体の指示による犯行というのが真相という説
永野一男は母親が熱心に宗教団体にお布施を払っていたこともあり、永野一男自身が宗教団体に多額のお布施を払っていたという説があります。
宗教団体としてはお布施の出処が詐欺によるものと知られたくないために、飯田篤郎に殺人を依頼したという「宗教団体黒幕説」があります。
裏献金を受け取っていた政治家の指示による殺人が真相という説
永野一男は豊田商事を大規模な企業にしていたこともあり、政治家との付き合いがあったとされています。
その政治家が永野一男から裏献金を受け取っており、それが明るみに出ることを恐れ殺人を指示したという「政治家黒幕説」があります。
この時代は現在に比べて金の政治がまかり通っていた時代なので、政治家が黒幕という説にも信憑性があったのでしょう。
犯人の現在
飯田篤郎は懲役10年の服役後、出所し関西地方で妻と2人で暮らし、現在は80歳代だが存命と言われている。
矢野正計は懲役8年の服役後、出所してから大阪に住んでいたが、その後は中国四国地方へ転居したらしい。
現在は60歳で存命と言われているが詳しいことは不明である。
豊田商事のその後と明るみになるグループ会社の真相
豊田商事のグループ会社が次々と破産宣告
豊田商事のグループ会社、関連会社は実に120社にものぼります。
しかし、その会社のほとんどはペーパーカンパニーでした。
会長・永野一男は巨大なグループに見せるために、ペーパーカンパニーを多数作っていたということです。
殺人事件が発生後、豊田商事のグループ会社、関連会社は次々と破産宣告を受けました。
資金回収に乗り出すも明るみになる厳しい真相
2000億円はどこへ?真相に迫る資金回収チーム
豊田商事グループの残党とも言える社員たちは非協力的な態度で真相を明らかにするのにかなり手間取ったそうです。
資金回収チームは全支店を家宅捜索した警察の資料を手に入れるも、そこに書かれていたのはほとんどの金が社員への高額な給料や投資の失敗によりすでにほとんど残っていないという厳しい現実でした。
豊田商事グループに関わった周辺からの資金回収作戦
旨味を味わった残党たちからの資金回収
豊田商事グループ自体に金がほとんど残っていないことを知った資金回収チームは、旨味を味わった周辺の残党とも言えるものたちから資金を回収すべく動き出します。
まず最初にターゲットにした残党はビルの管理会社です。
豊田商事グループは駅前など一等地に支店を構えていたので、多額の保証金の返還があるものと見込んでいました。
しかし、実際に蓋を開けてみると保証金は返還しないどころか、いかなる理由があろうと賃料を支払うという、通常では考えられないような契約になっていました。
しかし、これにより豊田商事の金は悪質な手口で手にしたものと知りながら旨味を味わった残党がまだまだいることを確信します。
次に目をつけたのは大手ゼネコン
資金回収チームが目をつけたのは大手ゼネコンである。
当時、ゴルフ会員権は資産価値があり、それを運用することで利益を得るゴルフ会員権ビジネスを豊田商事は画策していた。
目をつけた大手ゼネコンはゴルフ会員権システムを背景としたゴルフ場の建設を請け負っていたのである。
その契約の内容は数十億という通常ではあり得ない高額なものでした。
大手ゼネコンも被害者とも言えるが、ゴルフ会員権ビジネスの背景を知った上で高額な契約を締結していたこの大手ゼネコンは旨味を味わった残党と言えます。
回収できた金額はわずか被害総額の1割程度
資金回収チームの努力もむなしく回収金額は約130億円
資金回収チームは大手ゼネコンや元社員、契約先企業などの残党から必死の資金回収をしましたが、総額は約130億円という被害総額の1割程度のものでした。
資金回収チームは被害者の会で1割程度しか回収できなかったことを詫びましたが、資金回収チームの頑張りに感謝の拍手を送りました。
はなまるうどんの社長が豊田商事の残党?
はなまるうどんの東証マザーズ上場延期
豊田商事詐欺事件の影響は現在でもあります。
2012年10月。はなまるうどんでおなじみの「はなまる」は東証マザーズへの上場を予定していましたが、社長が東証商事の残党ということで上場延期となりました。
東証に提出した目論見書に社長が豊田商事で働いていたことを記載しておらず、それについて東証に匿名の告発があり豊田商事の残党ということが発覚しました。
この社長は過去に介護関連事業を営んでいた時に不正に介護報酬を受け取ったことを理由に介護サービス事業の指定を取り消されています。
こういった点にも豊田商事の残党と言われてしまう所以があるのではないでしょうか。
告発をした匿名者も豊田商事の残党?
「はなまる」の上場延期となった発端の匿名の告発ですが、そもそもこの社長が豊田商事で働いていることを知っている人物はどれだけいるのでしょうか。
社長の身近な人間であれば知っているでしょうが、わざわざ陥れるようなことをするのか疑問が残ります。
豊田商事の残党が、同じ残党にもかかわらず成功を収めようとしている「はなまる」の社長を陥れようとしたと考えるのが自然ではないでしょうか。
真相は闇の中ですが、同じ豊田商事の残党でも生活が破綻したり、生活拠点を移さざるを得なくなった人間がいるのは想像に難くないので、成功を収めようとしてる同じ豊田商事の残党に嫉妬したと考えてもなんら不自然ではないと言えます。
豊田商事の残党たちは現在なにをしているのでしょうか。
悪徳商法を撲滅する法律の整備
法律が整備された現在
出典: http://gahag.net
豊田商事詐欺事件が発生後、「特定商品等の預託等取引契約に関する法律」が制定されました。
これにより、現在では当たり前となっている、金などの預託取引契約に対するクーリングオフ制度が導入され、一度契約をしても解約できるようになりました。
現在ではこの事件のようなあからさまな詐欺事件は減ってきているものの、より巧妙となった詐欺事件は発生しています。
現在でも語られる豊田商事刺殺事件とはなんだったのか
昭和の大事件の一つとして語られる豊田商事刺殺事件。
この事件は史上最悪とも言われる詐欺事件と、その首謀者がマスコミの前で刺殺されるという二重の意味でショッキングな事件だったことから国民の記憶に強く残る事件となりました。
被害者が「金に目が眩んだ」としてバッシングされたことなども社会的な大問題に発展した理由だと言えます。
豊田商事の金の行方、殺人を犯した犯人の動機や飛び交う黒幕説など、多くの謎を残す事件となりました。