茶封筒の書き方をサイズ別・宛先別に解説!注意点や便利アイテムも!
茶封筒の書き方をご紹介していきます。縦の書き方や横の書き方、宛先別の書き方もご紹介しますので茶封筒を送る時の参考にしてみましょう。用途に合わせた封筒のサイズや、茶封筒用の便利アイテムについてもご紹介していきますのでみていきましょう。
目次
茶封筒ってどんな封筒?
茶封筒とは、クラフト紙を使用した封筒のことです。一般的な封筒で、ビジネスでもよく使われる封筒です。「クラフト封筒」と呼ばれることもあります。
茶封筒と白封筒の違いとは?
書類を送る時に使う封筒には茶封筒と白封筒があります。茶封筒と白封筒の違いを知らない人も多いですが、使う場面によって使い分けをしなければいけない時もあります。一般的に白封筒は履歴書やエントリーシートなどの就職活動で使うことが多いです。他にも重要な書類やお祝いやお礼の手紙を送る時にも白封筒を使います。一方で茶封筒は、就職活動や重要な書類以外に使うことが多いです。
茶封筒を使う前に用途に適しているかチェック!
茶封筒を使う時には、事前に用途に適しているかを必ずチェックしましょう。というのも用途に適していないのに茶封筒に入れてしまうと、相手に失礼になってしまいます。茶封筒は事務的な手紙や請求書や領収書などの書類を送る時に使います。また、大きめの郵便物を送る時にも茶封筒が使われますので覚えておきましょう。
茶封筒の基本の書き方①縦書きの場合
まずは茶封筒の基本の書き方をご紹介していきます。茶封筒には様々なサイズがありますが、基本的な封筒は長方形の形をしていますよね。長方形の封筒の場合は縦書きで書きます。まずは縦書きの茶封筒の場合の表面や裏面の書き方をみていきましょう。
表面(宛先)
縦長の茶封筒の場合の宛名の書き方をご紹介します。縦長の茶封筒の場合は郵便番号以外を縦書きで書きます。郵便番号の枠がある場合には枠の中に郵便番号を書きますが、郵便番号の枠がない場合には封筒の右上に横書きで書きます。そのあと住所を封筒の右側に縦書きで書きましょう。宛名の書き方ですが、宛名は封筒の真ん中に書きます。住所よりも少し大きな字で書くのがポイントです。
裏面(差出人)
縦書きの場合の裏面の書き方ですが、裏面は真ん中に郵便番号を横書きで書き、その下に住所と名前を書きます。裏面の書き方で気をつけて欲しいのが、封筒の半分より下から書き始めるということです。なので差出人は小さく書くのが基本ということですね。右に寄せて書く人もいますが、真ん中に書くのが正しい書き方です。
茶封筒の基本の書き方②横書きの場合
次に横書きの茶封筒の書き方をご紹介していきます。大きな書類を入れる場合の大きな茶封筒は、横書きで書くことが多いです。また宛名シールを使う場合も横書きになりますので、表面や裏面の書き方を覚えておきましょう。
表面(宛先)
横書きの場合の表面の書き方ですが、郵便番号は縦書きの時と同じように枠の中に書きます。枠がない場合には、右上に郵便番号を横書きで書きます。宛先は封筒の真ん中に横書きで書き、その上に住所を宛先よりも小さめの字で書きます。
裏面(差出人)
次に横書きの場合の裏面の書き方ですが、宛先を横書きにした場合は裏面も横書きにします。横書きの場合、差出人を書く場所が左下になるので注意しましょう。差出人の書き方は上から順に郵便番号、住所、名前という順番になります。
茶封筒の種類は大きく分けて2タイプ!サイズ別に用途や書き方を徹底解説!
茶封筒は、用途や書類の大きさによって種類が分けられています。主に2種類あり「長形封筒」と「角形封筒」に分けられます。それぞれの特徴とサイズをご紹介しますので、参考にしてみましょう。
①長形封筒
長形封筒とは、縦の長さが横の長さの倍以上になる封筒のことです。請求書や納品書が入っている封筒は長形封筒である場合が多いでしょう。ちなみに長形封筒の場合は書き方が縦書きになります。長形封筒は書類を入れる大きさによってサイズが使い分けられていますので、長形封筒のサイズをみていきましょう。
長形1号
長形1号とは「142mm×332mm」の長さの封筒です。写真の2L判やCDがそのまま入る大きさです。小さいものを送る時に丁度良いサイズの封筒ですね。
長形2号
長形2号の封筒は「119mm×277mm」の大きさです。A4の三つ折りやB5を縦に2つ折りしたサイズが丁度良く入る封筒です。
長形3号
長形3号は「120mm×235mm」のサイズの封筒です。A4の三つ折りが入る大きさで、手紙や書類などを送る時によく使われる封筒です。
長形4号
長形4号は「90mm×205mm」のサイズの封筒です。A5の三つ折りやB5の四つ折りが入る大きさの封筒です。
長形6号
長形6号は「110mm×220mm」の大きさの封筒です。A4の三つ折りが入る大きさです。
長形40号
長形40号は「90mm×225mm」のサイズの封筒です。A4の四つ折りの大きさの書類にぴったりのサイズの封筒です。
②角形封筒
次に角形封筒についてご紹介していきます。角形封筒とは先程の長形封筒と違い、縦の長さが横の長さの倍以下の封筒のことです。角形封筒は定形外郵便になる場合が多いです。定形外郵便は、定形郵便よりも送料が高くなりますので注意しましょう。角形封筒にもサイズがいくつかありますので、角形封筒のサイズについてみていきましょう。
角形0号
角形0号は「287mm×382mm」の封筒です。定形外郵便でB4がそのまま入る大きさです。
角形1号
角形1号は「270mm×382mm」の封筒です。角形1号もB4がそのまま入る大きさで、定形外郵便です。
角形2号
角形2号は「240mm×332mm」の大きさの封筒です。ゆとりを持ってA4が入る大きさです。こちらも定形外郵便になります。
角形3号
角形3号の大きさは「216mm×277mm」です。定形外郵便で、ゆとりをもってB5がそのまま入ります。
角形4号
同じくB5がそのまま入るのが角形4号です。角形4号も定形外郵便で、大きさは「197mm×267mm」です。
角形5号
角形5号は「190mm×240mm」の大きさの封筒です。A5をそのまま入れることができます。角形5号も定形外郵便です。
角形6号
角形6号は「162mm×229mm」の大きさの封筒です。角形5号と同じくB5がそのまま入ります。角形6号も定形外郵便です。
角形7号
B6がそのまま入る「142mm×205mm」の大きさが角形7号の封筒です。角形7号も定形外郵便です。
角形8号
角形8号は「119mm×197mm」の大きさの封筒です。B5の三つ折りが入る封筒で、定形郵便です。
茶封筒の書き方を7つの宛先別に解説!
次に茶封筒の書き方を宛先別にご紹介していきます。「様」や「御中」の使い方など、宛先別の書き方は覚えておくと便利ですので参考にしてみてくださいね。
①会社宛
会社宛に書類を送る時には、会社名の後に「御中」をつけましょう。また会社名は(株)などではなく、株式会社と省略せずに書きましょう。御中とは宛名が個人名ではない時に使う言葉です。会社名の時は御中で良いですが、個人名には御中をつけないように気をつけてくださいね。
②会社の部署宛
会社に書類を送る時に、部署宛に送りたい場合は会社名の後に部署名を書きましょう。「〇〇株式会社 〇〇課 御中」という書き方になります。
③会社の担当者宛
担当者宛に書類を送る時には、会社名の後に「〇〇課 〇〇担当 〇〇〇〇様」というように部署、担当、名前の順で書きましょう。
④会社の役職宛
会社の役職宛に書類を送る時には、名前の上に役職を小さめに記入するようにしましょう。社名と部署名と役職が一目見てわかりやすい書き方がベストです。
⑤学校宛
学校に書類を送る時にも、会社宛と同様に最後に「御中」をつけます。学校名も省略せずに正式名称で書きましょう。
⑥先生宛
学校の先生宛に書類を送る時には、名前の後に「先生」をつけましょう。「先生 様」と書いてしまうと二重敬語になりますので、様はつけないように気をつけましょう。
⑦個人宛
個人宛に書類を送る時には、名前の後に「様」をつけます。普段手紙を書く時と同じ書き方ですね。
茶封筒に書く5つの外脇付けを解説!
次に茶封筒に書く外脇付けをご紹介していきます。外脇付けを意識することで、相手にとって親切な書類になりますので試してみましょう。
外脇付けとは?
外脇付けとは、封筒に入っている書類や手紙についての説明のことです。ビジネス以外でも○○在中という郵便物を目にすることも多いのではないでしょうか。封筒の中身の取り扱い方を書いておくことで、封筒を開けなくても中身がわかりやすいですよね。外脇付けは、封筒の左下に書きますので覚えておきましょう。
①親展
親展とは、必ず宛名の本人が開封してくださいという意味です。本人以外は開封しないようにしましょう。
②重要
重要とは、封筒の中身が重要な書類であることを意味しています。書類の取り扱いに注意して欲しい時などに使います。
③拝答
返信して欲しい時に使う外脇付けが、拝答です。拝答以外にも「待貴答」などは返信して欲しい時に使います。
④至急
封筒に至急と書かれている場合にはすぐに開封して、すぐに対応をしてくださいという意味があります。
⑤○○在中
〇〇在中と書かれた封筒をみることも多いのではないでしょうか。〇〇在中とは、「請求書在中」や「カタログ在中」というように使われ、中に何が入っているのかをわかりやすくするための外脇付けです。特に請求書や納品書などは、在中と書いてあるとわかりやすくて親切です。
茶封筒の書き方の5つの注意点
次に茶封筒の書き方の注意点をご紹介します。茶封筒の書き方は、間違えると失礼になってしまいますので、書き方を間違えないよう気をつけましょう。
①郵便番号は算用数字で横書きにする
郵便番号を書き方で注意してほしいのが数字の書き方です。郵便番号の数字を書く時には、算用数字(1.2.3.など)で書きましょう。
②縦書きの場合は漢数字を用いる
宛先の住所や差出人の住所の書き方で注意したいのが、算用数字と漢数字の使い分けです。縦書きで宛先や差出人の住所を書く場合には必ず漢数字を使いましょう。
③横書きの場合は算用数字を用いる
宛先や差出人を横書きで書く場合には、算用数字を使った書き方をしましょう。茶封筒の書き方で間違いやすいポイントでもありますので、数字の書き方には注意しましょう。
④切手の額面を確認する
茶封筒を送る時には、切手の額面に注意することが大切です。茶封筒のサイズや重さによって金額が変わってきますので、もし金額がわからない場合には郵便局などに直接持っていきましょう。
⑤切手を貼る位置に気を付ける
茶封筒を送る時には、切手を貼る位置にも気をつけましょう。茶封筒に切手を貼る場合、切手は基本的に左上に貼ります。
茶封筒におすすめの便利アイテム
次に、茶封筒をよく送るという人向けの便利アイテムをご紹介します。便利アイテムを使うことで茶封筒をスムーズに送ることができますので、検討してみてくださいね。
①ラベルシール
茶封筒をよく送る場合には、パソコンから印字できるラベルシールがおすすめです。ラベルシールを使うことで綺麗に宛先を書くことができますよ。
②ゴム印
ゴム印を使うことでも、茶封筒をスムーズに送ることができます。差出人のゴム印や、外脇付けのゴム印を作っておくと便利ですよ。
③茶封筒用修正液
茶封筒の書き方を間違えてしまった時に便利なのが茶封筒用修正液です。茶封筒は茶色なので普通の修正液だと逆に目立ってしまいますよね。茶封筒用修正液を使うことで、修正した部分が目立たないのでおすすめです。
便利な茶封筒は正しい書き方で好印象を目指そう!
茶封筒を使う時には、用途に応じて茶封筒の種類を使い分けましょう。茶封筒には沢山の種類がありますので、種類を覚えておくと便利ですよ。また、茶封筒を送る時には書き方に気をつけることも大切です。
特に宛先を書く時には、御中や様などの書き方を間違えてしまうと失礼なので気をつけましょう。また、ビジネスで茶封筒を送る場合には、在中や重要などの外脇付けがあると便利です。茶封筒の書き方を覚えて、好印象な書類を送れるようにしましょう。