切手の正しい貼り方を徹底解説!複数枚貼る場合の場所のマナーも!
切手の正しい貼り方を知っていますか。切手は位置や向きなど貼り方にマナーがあります。そこで、切手の貼り方だけではなく、水やのりなどを使った上手な貼り方や、きれいな貼り方、失敗してしまった時の上手な剥がし方などをご紹介します。
目次
切手の正しい貼り方を知っていますか?
電話やメールで連絡したり、SNSなどの連絡方法もたくさんある現在ですが、まだまだはがきや封筒を使った手紙で連絡することはありますよね。そこで、切手の正しい位置や貼り方を知っていますか。大人としても、社会人のマナーとしても覚えておきたいですよね。
そこで、切手の正しい位置や向き、複数枚のきれいな貼り方の方法など、切手のマナーについてまとめてみました。
【切手の正しい貼り方①】貼る場合のマナー3選!
①つばではなく水でのり付けする
切手の貼り方は決まっていても、のりや水、つばなど何を使って貼ってもいい、というわけではありません。中にはつばなどでつける人もいますが、マナー違反になります。使用済みの切手を集めている人などから見たら、つばがついた切手は不快に感じますよね。また、つばを切手につけているところを目にするのもまた、周りの人にとって不快です。切手の貼り方としてつばは使わずに、水でのり付けしましょう。
また、切手の貼り方としてつばではなく水を使うということは意味があります。もちろんのりを使った貼り方もできます。ただし、のりを使って切手を貼ると、使用済みの切手を集めようと水を浸かってはがそうとしても、剥がすことができません。そこで、おすすめの切手の貼り方はのりではなく水を使う方法です。郵便局などでも、スポンジに水が浸して置いてあるのも、そのためです。
②封筒やハガキの左上に貼る
切手の貼り方の中で、つばではなく水を使うことは説明しましたが、貼る位置もまた決まっています。切手を貼る位置は、封筒やハガキの左上で、横3.5cm縦7cmの範囲内です。その理由は決められた範囲への切手の貼り方をすれば、機械で自動的に消印を押すことができます。この範囲をはずれてしまったものは郵便局員の方が目視してから、手で消印を押すことになります。また、右側には郵便番号を書く必要があるので、切手はこの中に収めるという貼り方がマナーになります。
③何枚貼ってもOKだが貼りすぎはマナー違反
切手にはいろいろな金額の種類があります。貼り方のルールは特にありません。金額の組み合わせは自由です。そのため封筒やハガキに何枚も使うという貼り方でも郵便物を送ることはできますが、10円や20円など低額の切手をたくさん使うという貼り方はマナー違反になります。
その理由は、郵便局で封筒やハガキに貼ってある切手に消印を押す際に、たくさんの切手を使う貼り方では機械で自動的に消印を押すことができないため、郵便局員の方が目視して手で押すことになります。これでは、無駄な手間になってしまいますよね。お仕事をされる人のことを考えて、なるべく機械で読み取ることができるように、決められた位置に最低限の枚数での切手の貼り方を心がけましょう。
【切手の正しい貼り方②】横向きの封筒に張る場合
実は、横向きの封筒への切手の貼り方のマナーを間違えている人がいます。横向きの場合は左上ではなく、右上になります。基本的には封筒やハガキの左上に、また切手の向きは上向きでの貼り方が正しいマナーになります。ただし、例外として横に長いものは右上の位置ににつばではなく水でのり付けした貼り方が正しいマナーになるので覚えておきましょう。
【切手の正しい貼り方③】複数枚貼るときのマナー5選!
①切手を2枚貼る場合
切手の貼り方として1枚だけであれば、決まった範囲内にきれいに貼ることができます。でも、切手が複数枚の2枚でもきれいな貼り方ができます。まだ2枚までなら、封筒やハガキを縦に置いても横に置いても枠内に貼ることができますね。ただ、切手に書いてある料金がわからないと郵便局員の方が困るので、重ねた貼り方は避けましょう。
切手を2枚貼る必要があるのは、定形内25gの封筒やハガキに速達の280円をつけた場合になります。その時は、82円の切手と280円の切手をそれぞれ1枚ずつ使う貼り方をしましょう。
②切手を3枚貼る場合
封筒やハガキの決められた枠内に複数枚の切手を貼ろうと思ってもきれに入るのは2枚までです。封筒を横に置いて切手を横に並べるのであれば問題ありませんが、封筒を縦に置いた場合、3枚の切手の貼り方は少しすき間が空いてしまうだけではみ出してしまいます。そのため、切手を3枚貼る場合は意識して余計なすき間を開けた貼り方をしないように心がけましょう。
切手を3枚貼る必要があるものは、定形外で規格内の250g以上の封筒になり金額は250円です。たとえば、100円の切手を2枚と50円の切手を1枚などの組み合わせがありますが、受け取る相手が見た時の印象を踏まえ200円と50円の切手を1枚ずつ使うなどの配慮ができるといいですね。
③切手を4枚貼る場合
切手の複数枚の貼り方として、3枚以上になると枠からはみ出してしまいます。縦に4枚並べても枠からはみ出してしまうので問題ありませんが、2枚ずつ2列に並べた切手の貼り方であれば見た目もきれいな貼り方になります。その際にもすき間をなるべく少なく貼ることを心がけましょう。
一般的な手紙を封筒で送る際は切手を4枚使う必要はあまりありません。ところが、封筒で書類などを送る場合に書留や配達証明などのオプションをつけると郵便料金も高額になり、切手が4枚貼る必要も出てきます。たとえば、封筒は25g以内の定形内のサイズでも、そこに書留を付けると430円が加算され、さらに配達証明を付けると310円が加算されて822円になります。その際には500円、140円、100円、82円の切手を2列に並べて貼りましょう。
④切手を5枚貼る場合
複数枚の切手の貼り方でも、5枚となると縦にすべて並べて貼ることはマナー違反になります。5枚以上は2列に並べた貼り方にしましょう。
切手を5枚貼る場合は大きな金額がない場合になります。たとえば、普通郵便に書留と配達証明をつけた822円は280円が1枚、205円が2枚、82円、20円がそれぞれ1枚ずつとなりますが、切手4枚でも金額に達することができますので、なるべく大きな金額の切手を使って少ない枚数で済むようにしましょう。
⑤切手を6枚以上貼る場合
切手の貼り方として6枚を超えた場合は駆らず2列に並べた貼り方ことを心がけましょう。切手の代金が高額となり、複数枚の切手を貼らないといけない場合もありますが、多くても2~3枚で済むところを無理矢理6枚以上使うことで封筒を受け取った相手が違和感を感じることもありますので、小さな金額の切手をたくさん使う貼り方は避けましょう。
切手の上手な貼り方を紹介!
切手の貼り方として、失敗してしまいがちなのが切手にたくさん水がついてしまうことです。軽くつけたつもりでも意外とたっぷりついてしまって、封筒も湿ってしまうことがありますよね。そこで切手の貼り方としておすすめの方法は、郵便局にもあるスポンジのように切手に薄くつける方法です。
ご家庭ではあのスポンジはないと思うので、コットンなどで代用しましょう。小さなお皿に水を入れてそこにコットンを置いて軽く水を含ませます。その上に切手を置くと薄く均等に水を付けたきれな貼り方ができます。
切手を間違えて貼ってしまった時はどうすればいいの?
切手を剝がす方法
金額を間違えてしまったり、まっすぐな貼り方ができずに剥がしたいという時はいくつかきれいに剥がす方法があります。封筒を新しいものに変えることができる場合は、切手を貼った封筒ごとはさみで切り取ってぬるま湯につけましょう。5分ほどしたら切手が剥がれてきます。中に手紙を入れてしまった場合、はさみで切り取ることはできません。その場合は、冷蔵庫で20~30分ほど冷やしましょう。途中で確認して剥がれない場合はさらに冷蔵庫で冷やしましょう。
他にも、湿らせた布を切手に置いてアイロンをかけて剥がしたり、はさみで切り取った切手を電子レンジで30秒ほど加熱しても剥がすことができます。また、一度切手を水で濡らしてからドライヤーをかけても剥がすことができますが、かけすぎると切手が変色することもあるので気を付けましょう。
さらに、沸騰したやかんや鍋の蒸気で切手を剥がすこともできますが、熱くなるので気を付けましょう。また、切手専用の剥がし液というのも売っているので、切手の上から塗って少し時間をおけば簡単に剥がすことができます。
剥がした切手の使い道
切手を間違えた貼り方にしてしまった場合でも、もう一度使うことができます。封筒ごとはさみで切り取った切手でも、ほかの郵便物に貼ることが可能ですし、郵便局でゆうパックを出す時に切手と現金を併用して料金を払うことができるので、剥がした切手も大事にとっておきたいですね。
真ん中や裏側はマナー違反!切手の正しい貼り方を覚えよう!
封筒に切手を貼る位置や向きにはマナーがあります。もちろん封筒の真ん中に1枚だけ貼ったり、裏側に貼ることはマナー違反になります。また、少額の切手を複数枚使ってたくさん貼ることも、受け取った相手は違和感を感じますよね。切手を貼る時は、郵便局員の方の手間や受け取った相手の方のことを考えた貼り方を心がけましょう。