大人になれない人の特徴&心理18選!対処法や改善方法も!
いくつになっても精神的に大人になれない人は意外とたくさんいます。あなたの身近な人やあなた自身にも身に覚えがあるのではないでしょうか。本記事ではそんな大人になれない人の特徴や心理を紹介します。さらに、大人になれない身近な人への対処法や、改善方法もまとめました。
目次
大人になれない人ってどんな人?
日本では20歳になると成人を迎え、社会的にも大人になったと認められます。本記事では大人になれない人とは、病気や障害で知能指数や発達に異常がある場合を除いて、年齢が20歳以上になっても、精神的に未熟で子どもっぽい人のことを意味します。
自分の性格に心当たりのある人や、大人になれない人が身近に存在する方もいるでしょう。以下の見出しでさらに詳しく大人になれない人の特徴や心理などについて説明します。
大人になれない人の特徴を7つ紹介!
仕事が長続きしない
社会人にとって仕事は生きていくために必要なものです。しかし、大人になれない人は、仕事が長続きしないという特徴があります。子どもには責任がないので、遊びやお手伝いも嫌なことがあるとすぐにやめてしまう特徴がありますが、大人になれない人も子どもと同様に我慢できません。仕事に対して無責任で我慢ができないので、仕事は長続きしないでしょう。
わがままで自分勝手な性格
大人なってもわがままで自分勝手なのが大人になれない人の特徴の1つです。子どものわがままは笑顔で見守ることができますが、大人のわがままを言う姿は見てられません。さらに、大人になれない人が仕事で関わる相手だった場合は、その特徴から業務を円滑に進めることが困難でしょう。
感情を抑えられず、すぐに泣いたり怒ったりする
子どもは感情のままに泣いたり怒ったりしますが、大人になると感情を上手にコントロールできるようになります。しかし、大人になれない人はいつまでも自分の感情がコントロールできないため、すぐに泣いたり怒ったりする特徴があります。
感情的になるのも親しい家族や知人の間であれば問題ありません。しかし、大人になれない人はビジネスの場でも突然泣いたり怒ったりしてしまいます。大人が大声で泣いたり怒ったりする姿を見ると、周囲の人は病気かもしれないと思うでしょう。そんな大人になれない人への対処法に困っているという場合は多いのではないでしょうか。
いつまでも自立しないで親に頼る
いくつになっても親にべったりとして自立ができないことも、大人になれない人の特徴です。社会人になってしばらくすると、子どもは親から自立していきます。しかし、大人になれない人は、子どものときと同じで親を頼りすぎてしまいます。
親からするといつまでも可愛い我が子なので、頼られると拒むことができないでしょう。この関係は親が病気をせずに健康であれば成り立ちますが、病気になって亡くなったときに大人になれない人が受けるダメージが多いでしょう。
自分のことしか考えられない
大人になれない人は自分勝手な性格をしているため、自分のことしか考えられないという特徴があります。それは自分よりも弱い子どもや病気の人に対しても変わりません。普通の人では信じられないような発言や行動をしますが、本人には悪気はないでしょう。
恋愛に興味がない
恋愛は楽しいものですが、失敗や責任を負う可能性もあります。そのため、大人になれない人の中には、恋愛に興味がない人もいます。恋愛の楽しい面ではなく、悪い面へ目を向けてしまうため、異性と恋愛関係になろうという気がないのです。
趣味から抜け出そうとしない
いつまでも自分の好きなことばかりをやることができれば幸せですが、ほとんどの人は生活の糧を得るためにオンとオフを切り替えて仕事をします。しかし、大人になれない人は自分の趣味から抜け出そうとしない特徴があります。そのため、ゲームが好きな人であれば、次の日に仕事があっても夜中までゲームがやめられずに寝坊をするなど、社会人としてあるまじき行為をします。
大人になれない人の心理11選!
責任を負いたくない
責任を自ら負いたいという人は少ないですが、大人になれない人は責任を負いたくないという心理が普通の人よりも強い傾向があります。社会人になれば年と共に責任を負う必要が出てきますが、その責任から逃れるために他の人に責任を負わせようとすることがあるでしょう。
失敗を恐れている
大人になれない人は失敗を恐れる心理が強く、仕事や日常生活でも中々チャレンジができません。人はたくさんの失敗を経験して、人間として成長をすることができます。しかし、大人になれない人は失敗経験が少なくなり、さらに失敗に対しての恐れが強まるでしょう。挫折経験が少ないため、一度の失敗でも精神的な病気になってしまうかもしれません。
いつまでも若いつもりでいる
ほとんどの人が若くあることを望みますが、若くあることを望む心理が強すぎると精神的に大人になれない場合があります。この場合は年齢よりも若々しいというよりも、大人として相応しくない幼い言動や行動をしてしまうことが多いでしょう。
甘やかされる立場でいたい
小さい時は無条件で大人から甘やかされますが、大人になると甘やかされる立場ではいられません。大人になっても甘やかされる立場にしてくれるのは、家族や病気などの特別な状況のときだけでしょう。しかし、大人になれない人は、大人になっても甘やかされる立場にいたいという心理があります。
このタイプの大人になれない女性は、同じ会社の年下女性が別の社員から優しく指導される姿を見て、嫉妬心を強く感じることがあります。
現状や現実が楽しくない
大人になれない人は現状や現実が自分の理想と違う場合、理想とは違う現実を受け入れられません。そのため、これからもっとより良い人生になるはずだ、と自ら現状を変える行動はせず、子どものように将来を期待します。
面倒なことはしたくない
生活上や仕事上では面倒だなと思うことがありますが、理性的に考えて面倒なことも行う人が多いでしょう。しかし、大人になれない人は自分の感情を優先するため、面倒なことを避けたいという強い心理で行動してしまいます。人が嫌がる面倒なことを避ける姿は、周囲の人から見て好ましいものではありません。
自分に自信がない
大人になれない人の心理の1つとして、自分に自信がないということがあります。自分に自信がないため、責任や失敗を必要以上に恐れてしまい、新しいことにチャレンジできません。そして、新しいことを避けてしまえば、新しい経験をすることが困難なので、自分に自信をつける機会がなくなります。
自己評価が異常に高い
大人になれない人の中には、自信がない人とは真逆の自己評価が異常に高い人もいます。自己評価が高く、自分には何でもできるという心理ですが、実際にはそれほどの成果をあげられません。自分は高い能力があると信じているので、仕事のミスなど自分の問題でも、何か悪いことが起きると周囲の責任にします。
ポジティブ思考過ぎる
大人になると現実的な思考を身に付けていくため、子どもの頃のように夢見がちな発言は少なくなります。しかし、大人になれない人は現実が見えてないのではないか、と思うほどポジティブ思考を持っている人がいます。
このタイプの大人になれない人は、現実的に返せないような借金をしたり、やらなければならないことを「大丈夫」の一言でやらなかったりします。この心理を持つ大人になれない人の場合は、本人も後々困ったことになりますが、周囲の人も振り回されることになるでしょう。
いつまでも夢を捨てきれない
子どもの頃は無限の可能性があり、たくさんの夢を見ます。しかし、大人になれない人は、その夢をいつまでも捨てきれない心理を持っています。そのため、売れないバンドやお笑いをいつまでもやり続けてしまうことがあるでしょう。
将来が不安で現実から目を背けたい
大人になれない人の心理として、将来が不安で現実から目を背ける手段として、幼い性格のままでいるということもあります。子どものように振る舞うことで、不安な将来を見ずに生活しようとしているのです。
大人になれない人とはどう接すればいい?対処法を紹介!
相手が子どもだと思いながら接する
大人になれない人と接するときは、相手のことを子どもだと思いながら接することは有効な対処法の1つです。相手を同じ大人だと思って接する対処法は、あなたが腹が立ったり呆れたりして疲れてしまいます。最初から相手は幼い子どもだと思えば、上手に扱うことができるでしょう。
現実的な話をする
大人になれない人と浅い関係であれば、上記のように子どもだと思って接する対処法がおすすめですが、もしも相手と長期的に関わらなければならない場合は、現実的な話をしていく対処法がいいでしょう。
大人になれない人の言動や思考は、現実的なものではありません。あなたが1つ1つの矛盾や問題点を冷静に教えていくことで、大人になれない人に教えてあげましょう。この対処法は根気がいるため、覚悟を持って取り組んでください。
精神的に傷つけないようにする
大人になれない人は精神的には未熟ですが、年齢的には大人なのでプライドもしっかりとあります。また、大人になれない人は精神的に弱い傾向があるため、どんな対処法をするときにも精神的に傷つけないようにすることが大切です。
距離を置いて関わらないようにする
大人になれない人への対処法で1番簡単で効果的なものは、距離を置いて関わらないようにすることです。大人になれない人と接するとストレスがかかってしまう方や、関わらなくても困らない方は思い切ってその人から離れましょう。
この距離を置くという対処法に罪悪感を感じる必要はありません。なぜなら、大人になれない人には、あなた以外のお世話をしたい人が惹かれて近づいていくからです。
大人になれない人は生き辛い?デメリットを紹介!
不満だらけの人生になる
大人になれない人のデメリットとして、不満だらけの人生になってしまうことがあります。現実や自分を受け入れられず、責任が他者に向かってしまうため、大人になれない人は常に社会や誰かに不満を抱いてしまいます。
周りの人から呆れられたり馬鹿にされる
実年齢と精神年齢が合っていない大人になれない人は、周りの人から呆れられたり馬鹿にされたりすることが多いでしょう。大人になれない人は悪気なく普通に生きているだけなので、周囲の人からの悪い評判に傷つくこともあります。
周りの話についていけなくなる
学生の頃は共通の話題で盛り上がった相手でも、年を取ることに話題が合わなくなってしまうでしょう。これは、周囲の人が年相応に様々な経験をして人間的に成長していく中で、大人になれない人が精神的に未熟なことが原因です。
結婚適齢期が過ぎると焦り始める
結婚適齢期が過ぎると周囲の人が恋愛をして結婚をしていく中で、大人になれない人は結婚していない自分に対して焦り始めます。特に精神が子どものまま理想の結婚相手を待っていた女性が、結婚ができていない焦りを強く感じるでしょう。
【大人になれない人の改善方法①】手っ取り早く自立するには?
結婚して家庭と責任を持つ
結婚をして家庭を持つことが、手っ取り早く自立するために有効な改善方法です。男女ともに結婚相手や子どもを養わなければならない、という責任を持つことで人間として成長することができます。
一人暮らしを始める
大人になれない人は、一人暮らしを始めることで精神的な未熟さが改善することがあるでしょう。自分の身の周りを整えたり、病気や水漏れなどのトラブルに1人で対応していくうちに大人になることができます。
【大人になれない人の改善方法②】大人になれる6つの考え方を紹介!
過去を後悔するのはやめる
過去をいつまでも後悔していると、前を向くことができずにいつまでも精神的に大人になれません。大人になりたい人は、過去への執着を手放すことで性格が改善することがあります。過去を見つめていても新しい経験や成長はありません。どんどん将来を見据えて行動していきましょう。
逆算思考を身につける
大人になりたいと思うのであれば、逆算思考を身に付けることで性格を改善させることができます。将来のことを考えていない人は、いつまでたっても大人にはなれません。なりたい自分になるために人生や仕事でのゴールを決めることによって、今に対する意識が強くなり行動も伴うでしょう。
自分はもう大人なのだと自覚する
簡単にできる改善方法として、自分はもう大人になったということを自覚することが有効です。1度自覚するだけでは改善しない場合は、何度も自分に言い聞かせましょう。大人になったという自覚を持つことで、大人としての行動をすることができるようになります。
想像力を広げ思慮深い人を目指す
目先の結果や自分の感情で短絡的に考えて行動する人は、精神的に未熟でしょう。大人になれない人が想像力を働かせる習慣を身に付けることで、思慮深く精神的に成熟した大人を目指すことができます。行動の前に考える癖を付けることで、性格を改善することができるでしょう。
責任やプレッシャーから逃げないようにする
大人になれない人で責任やプレッシャーを避けてきた人は、その2つを受け入れるようにすることで精神的未熟さを改善することができます。責任やプレッシャーは怖いものですが、大人であれば苦しくても対応ができるものです。人間として成長をするためにも、頑張って一歩踏み出してみましょう。
自分だけでなく相手のことも考える
大人は自分を優先するだけではなく、相手のことを思いやることができます。大人として精神的に成熟している人は、自分と相手の両方の立場を考えて行動します。大人になれない自分を改善したいのであれば、目の前の相手の気持ちを考えて行動するようにしましょう。そうすれば、自然と自分自身の成長と周囲からの評価を受け取ることができます。
【番外編】大人になれないのは病気が関係しているの?
生まれつきではなく育った環境に問題がある
知能指数や発達に異常がある場合を除いて、大人になれない人は生まれつきの病気ではなく育ってきた環境に問題があります。下の見出しでは、よく耳にするピーターパン症候群とアダルト・チルドレンの意味を紹介します。
ピーターパン症候群
ピーターパン症候群とは、アメリカの心理学者ダン・カイリーによって名付けられたパーソナリティ障害の1つです。このピーターパン症候群は精神医学の正式な病名ではなく、大人になっても精神的に子どものままである人のことを意味しています。
ピーターパン症候群は生まれつきの病気ではありません。人によって原因は異なりますが、ピーターパン症候群は幼少期の家庭環境が原因になります。親から必要以上に過保護にされたり、過度なストレスを与えられたりすると、大人になっても精神的に未熟なピーターパン症候群になってしまう可能性があります。
アダルト・チルドレン
ピーターパン症候群と同様に有名なのがアダルト・チルドレンです。ピーターパン症候群と同様に生まれつきの病気ではありません。しかし、アダルト・チルドレンとピーターパン症候群は全く症状が異なります。
アダルト・チルドレンは、機能性不全家庭で育ったことから生きづらさを抱える人たちのことです。ピーターパン症候群と同様に、幼少期の家庭環境が原因となります。身内からの虐待などのトラウマから様々な症状が表れます。
言葉の響きからピーターパン症候群と同様に、精神的に未熟なまま大人になった人を表すときに使用する人がいますが、これはアダルト・チルドレンという言葉の正しい使い方ではありません。
大人になれない人は孤立していく!現実を受け入れて大人になろう!
大人になれない人の特徴や対処法などを紹介しました。大人になれない人は周囲の人たちから孤立してしまいます。もしかして自分は大人になれない人かもしれない、そう思った方は、現実を受け入れて本記事を参考にして本当の意味での大人になってください。