若く見える髪型まとめ！前髪・ショート・ボブ・ロング【年齢別】

大人の女性であれば、誰もが若く綺麗でいたいものですよね。しかし、30代40代となり毎日の生活に追われていると、なんだか急に年齢を感じるようになったという事もあるはずです。そんな時、まず気にして欲しいのは髪型です。髪型は、第一印象を決める大きな要素であると言われています。その髪型が決まっていないと、どんなに他で頑張っていても中々思うような印象にはなってくれません。それならば、その若く見える髪型のポイントをしっかりと押さえて、いつまでも年齢を感じさせない自分を演出出来るようにしてみませんか？

若く見える髪型にはコツがあります。ここでは大きく分けて4つのポイントをお伝えします。

髪型の中で面と向かい合った時に特に印象を決めるのが前髪です。例えば厚めの前髪には目を強調させたり額の皴を隠す効果があり、可愛らしい印象を作るのに最適です。逆に前髪を大きく分けたり横に流すことで額を見せるなどの髪型は、大人の女性らしい綺麗めで上品な印象を持たせる事が出来ます。前髪を工夫すれば丸顔や面長など気になる輪郭のバランスも取ることが出来ます。

前髪にはその時々の流行も出やすいですが、それ以上に、それぞれが持つ身体的要素のカバーを担う事が多い為、まずは自分の目的に合う前髪を見つける事が、若く見える髪型を考える上では重要です。

若く見える髪型には髪の艶が大事です。艶のある髪には清潔感があります。若い頃は特にヘアケアをしていなくても美しさが保たれていたかもしれませんが、30代40代になってもまだそのままの意識でいると、それはいずれだらしなく老けた印象に繋がります。若い頃と同じような扱いをするのではなく、年齢や体質に応じた相応しいヘアケアをすることが、今の自分に見合った若々しさとなります。

人にはそれぞれ肌の色や瞳の色の違いがあります。その個性も、若く見える髪型を見つける際の大事なポイントになります。肌の色は大きく分けてブルーベースとイエローベースの二つに分けることが出来ますが、ヘアカラーをその肌の色の系列に合わせると、顔色が明るくなり、生き生きと見えるようになります。

若く見える髪型は、あまり分け目を感じさせないスタイルが主流です。分け目をピッチリと付けたスタイルは、余程モードを意識する個性的な人でない限り、昭和のような雰囲気が出てしまいます。そしてミディアムヘアやロングヘアで分け目を強く付けていると、そこから徐々に毛が薄くなってしまったりするというデメリットもあります。若く見える髪型を目指すならば、分け目を作らないか、分け目を作るとしても手でざっくりと掻き分けたようなナチュラルなスタイルがおすすめです。

では実際に参考例と合わせて若く見える髪型を見てみましょう。まずは20代からです。

20代は顔に幼さが残り、まだ若く見える髪型の必要性を感じていない方も多いかもしれませんが、それでは少し勿体ないです。若いからこそ大事なポイントを理解して、今のフレッシュな魅力を最大限に活かしましょう。

幼さを活かしたい20代で意識するポイントは可愛らしさです。人の顔は、出来るだけパーツを下寄りに目を大きく見せるようにすると、幼いあどけなさが生まれます。そのため前髪を目元のギリギリでカットするなどして目元を強調したり、今のトレンドであるシースルーバングで顔の面積を調整すると、元々の幼さも相まって若々しくキュートな印象を作れます。

20代のショートヘアは空気感のあるふわっとしたシルエットがおすすめです。目の上辺りで流してある前髪も、目をより大きく見せて可愛らしいです。

ボブスタイルは現在多くの種類が流行っていますが、20代におすすめなのは外はねボブです。くるんと毛先を外側にワンカールさせたヘアスタイルは、少女のようなあどけなさがあり、丸顔や面長など様々な輪郭に似合います。

ミディアムヘアはシースルーバングを取り入れると、可愛らしさとトレンドを意識しつつ気になる輪郭を誤魔化すことが出来ます。濃い目のブルージュカラーも透明感を強調する為、フレッシュな魅力が際立ちます。前髪に苦手意識がある面長の方にもおすすめです。

こちらはロングヘアで前髪を広めにとっていますが、シースルーバングでシルエットを調整している為、丸顔や面長など様々な輪郭の方に似合わせることが出来ます。

次は可愛らしさだけの魅力は卒業したい30代の方へのおすすめです。

30代になると仕事や結婚、育児などで、今までより責任のある立場になる方が多くなってきます。そんな忙しい30代を若々しく見せるポイントは清潔感です。

30代は甘くなり過ぎないさっぱりとしたカットを心掛け、肌の色に合うトーンのヘアカラーにします。特にヘアカラーは透明感を意識して選ぶと肌色を明るく見せることが出来るため、上手く選べば毛先の傷みや肌の荒れなど気になるトラブルを目立たせなくさせることが出来ます。清潔感で目に見えるトラブルを軽減させることが若く見える髪型のポイントとも言えるでしょう。

ここ数年で定番の人気になったマッシュショートは、うなじがさっぱりとして清潔感があります。前髪をラフに流すことで、30代らしい綺麗めな女性らしさを出すことが出来ます。丸顔を活かしやすい髪型です。

シースルーバングは30代の方にもおすすめです。長めに流したシースルーバングとボブのレイヤースタイルは相性も良く、ヘルシーな色気が生まれます。菱形シルエット気味にすれば面長の輪郭カバーも出来ます。

軽めに毛先を跳ねさせたミディアムヘアは、自然体の美しさがあります。明るめのカラーでも、肌の色に合わせると透明感を出すことが出来ます。

ロングヘアは大きく額を出すことで清潔感を印象付けることが出来ます。レイヤーの入った軽めのウェーブは、丸顔や面長などのあらゆる輪郭をうまく調整してくれる効果もあります。

次は年齢的にもそろそろ髪のトラブルが起こり始める40代の方へご紹介します。

40代は洗練された上品さが若く見える髪型のポイントになります。40代になってもパサついて見えるヘアカラーや重め前髪をパッツンと切るような幼い髪型をしていると、大人の女性として成長してきた部分との違和感が出てきてしまい、無理な若作りをしているように見えてしまいます。

そんな40代が若く見える髪型は、エレガントな掻き上げヘアーです。ざっくりと掻き上げて作った分け目は、年齢によりへたり始めた髪にコシを感じさせ、品よく艶っぽさを演出します。ゆったりとした流れのあるヘアスタイルは、大人の女性に相応しい髪型と言えるでしょう。

40代におすすめのショートヘアはフレンチショートです。女性らしいふわっとしたシルエットを大事にしつつ前髪を流したり掻き分けたりすることで、TPOに合わせ品よく印象を変える事が出来ます。

ボブスタイルでは、ワンレングスのセンターパートが上品です。しかし、若く見える髪型には抜け感が必須です。分け目を付け過ぎてしまうと老けて見えます。自然体を意識すると40代にとっての若く見える髪型になるでしょう。丸顔やベース型の輪郭を縦長に見せることも出来ます。

ミディアムヘアは、40代であればくびれを意識したカットが良いでしょう。女性らしく柔らかな印象になります。前髪もカットの動きに合わせて自然に流すと、幼さを抑えて品が良いです。くびれの視覚効果があるため、丸顔や面長、ベース型など様々な輪郭の方におすすめです。

40代のロングヘアは掻き上げバングがおすすめです。髪の艶を感じられるようざっくりと分けると上質な雰囲気が出てエレガントです。女性らしい色気もあり、大人っぽくもありながら若く見える髪型と言えるでしょう。丸顔などの横幅をカバーも出来ますが、面長の大人っぽい輪郭をあえて活かすようにしても素敵です。

最後は一通りのファッションをこなして来たであろう50代の方への若く見える髪型です。

50代は落ち着きのある女性らしさが若く見える髪型には求められます。年齢を重ねたことで生まれた落ち着きに、少し女性らしい彩りを加えることが、生き生きとした若さの秘訣になります。ヘアケアは重要ですがヘアセットは頑張り過ぎず、全体的に作り過ぎないものが良いでしょう。

50代が若く見える髪型を目指す場合、ロングのストレートヘアは重くきつい印象を与えてしまいます。ショートヘアやミディアムヘアまでの長さで軽いパーマをあてると柔らかさが出ておすすめです。

50代が若く見える髪型は、やはりショートヘアです。その中でも動きを付けたラフなショートボブは今のトレンドですので、是非挑戦してはいかがでしょうか。短めの前髪も女性らしい輪郭が強調出来るので、丸顔の方には特におすすめです。

トレンドのボブヘアであれば、50代はMIXカールで動きを出すと素敵です。額の気になる方は前髪を作りぺったりとしないように流すと若く見えます。

人気の高いミディアムヘアはヘアケアを頑張って毛先を鎖骨ラインで揺らしてみましょう。軽やかな雰囲気は、健康的で若く見えます。

50代のロングヘアは、パーマを使ったさり気無い雰囲気にするのが正解です。無造作な癖毛っぽい雰囲気や肌の色に合ったカラーを選ぶことで、ロングでも若く見える髪型になります。

ではここで、若く見える髪型に必須の美髪を作るヘアケア方法をご紹介します。

効果的なシャンプーの使い方についてをお話しします。まず髪を濡らす前にしっかりとブラッシングをし、頭皮に素早くシャンプーがいきわたる為の準備をします。そして次にぬるま湯で予洗いをします。この予洗いの時に8割方の汚れを落とすつもりで洗うようにするのですが、汚れを落とす為に熱いお湯を使うのはNGです。熱過ぎるお湯は皮脂を取り過ぎる原因となり、その後の乾燥を生みます。

粗方汚れが落ちたところで、シャンプーの出番です。ぬるま湯だけでは落ちなかった汚れを洗い流します。この時あまり髪の毛を擦り過ぎないよう指の腹を使って頭皮を優しくマッサージしてください。汚れが落ちたらよく洗い流して終了です。髪への負担を軽減して、上手にヘアケアをしていきたいものですね。

トリートメントは髪への保湿成分などが入っていますが、これは髪質に合うものを選ぶことが重要です。たとえ付け方を間違っても髪へのダメージとなることは無いのですが、せっかく使うなら効果を実感したいものです。付け方のコツは、シャンプー後によく水気を切る事と、均一に馴染ませることです。トリートメントの付いた髪を手で優しく握り込むと浸透が良くなるのでおすすめです。

ドライヤーは乾燥させてしまうため、髪に悪いと思っている方がいらっしゃるかもしれません。けれど、ドライヤーもヘアケアに必要なものです。髪は、濡れたまま長時間放置しても、乾燥と同様に傷んでしまうリスクがあるからです。そもそも、ドライヤーで髪が乾燥し過ぎてしまうのは単純に温風のかけ過ぎの場合が多いです。目安としては、95%程度乾いたら止め時と思ってください。手早くドライヤーをかけて残りの5%は自然乾燥に任せるのが髪へのリスクが少ない乾かし方になります。

皆さんはUVカットのヘアケア剤があることをご存知でしょうか。肌のケアに日焼け止めを塗るのは常識になっていても、意外とまだ紫外線をカバーするヘアケア剤は認識していない方が多いように思えます。髪は肌の2~5倍もの紫外線のダメージを受けると言われています。肌と同様に紫外線対策をして、髪のダメージを抑えましょう。

よくワカメを食べると髪が生えるという都市伝説を聞くことがあります。実はこれ、あながち馬鹿に出来ない話なんです。当然ワカメが髪に効くというのは間違いですが、髪は肌と同様食べたものの影響を受けるため、ヘアケアを考える場合には食べ物にも気を配ると効果が出やすいのです。

健康な髪を生やす為に効果がある栄養は、髪の原料であるたんぱく質、細胞を作る亜鉛、亜鉛の動きをよくするビタミンC、髪の成長を助けるビオシンなどが挙げられます。バランスの良い食事で、ヘアケアを後押ししましょう。

若く見える髪型は顔型によっても得意とするスタイルの違いがあります。

たまご型は理想的な輪郭と言われています。面長に近く、余り輪郭を縦に強調しないよう注意をすればどのような髪型でも似合います。色々挑戦して自分の若く見える髪型を探してみると良いでしょう。

ベース型はエラが目立つ輪郭です。クールで男性的な印象を持たれることが多い為、パーマなどで柔らかい印象を出すのがおすすめです。毛先を遊ばせるとエラを誤魔化すことも出来ます。丸顔と同じく横幅が気になるので、縦のラインを強調するようにするとバランスが良いです。

丸顔は横幅があるため、トップにボリュームを付けるなどしてカバーをします。前髪を流すとバランスを取りやすいです。比較的若く見える髪型とは相性が良い輪郭です。

縦に長い面長はサイドや下にボリュームを出すのがおすすめです。ショートヘアやミディアムヘアであればくびれを意識したシルエットに、ロングヘアであればAラインなどにすると若く見える髪型になります。

逆三角形は頭部の「ハチ」が張った輪郭です。フェイスラインが細く、若く見える髪型を選ぶ際には丸く柔らかい印象のものを選びます。シャギーやセニングが多く入ると顔周りがコケて貧相になってしまうため、注意が必要です。

ところで老けて見える髪型とはどのような髪型なのでしょうか。代表的な例を挙げてみてみましょう。

年齢や輪郭以外にも若く見える髪型を選ぶ際のポイントはたくさんあります。例えば身長では、ロングヘアは身長の低い方にとってバランスが取りづらく、若さというより少女趣味のように見えてしまう場合があり、若く見える髪型としてはおすすめできません。身体的特徴や雰囲気により似合うものが変わりますので、まずは自分の似合うものを分かるようにしたいですね。

セニングなど髪のボリュームを落とすカットも、若く見える髪型では難しいです。ある程度のコシや艶が無いと、どうしても元気のない髪に見えてしまいます。軽やかさを出すに留め、あまりすき過ぎないのがコツです。

傷んだ髪はそれだけで老けて見えます。ボサボサではいくらカットで若く見える髪型にしても台無しです。年齢を重ねると共にどうしても気になる箇所は出てきますが、基本のヘアケアから重点的に若く見える髪型を作り上げていきましょう。

番外編として、メンズの若く見える髪型もご紹介します。

メンズも動きがあると軽やかな印象になります。無造作に毛先をもみ込んで、若々しさを出して見ましょう。

もう少しハードな印象にしたい場合は束感を出してみます。少しヤンチャなメンズらしい髪型です。

ふわっと空気感のあるショートスタイルも若く見える髪型です。ぺったりした時と比べて、随分印象が変わります。

オールバッグのようにすべてを後ろに撫でつけるスタイルとは違い、トップのみを後ろに流すアップバングもメンズの若く見える髪型と言えます。サイドを短めにするのも今っぽいです。

カラーはアッシュカラーが断然おすすめです。透明感もアップしますし、何より伸びた時の違和感もほとんど出ません。根本対策は短髪のメンズだからこそ意識していきたいところです。

今一番メンズに流行っているツーブロックも若く見える髪型です。爽やかな刈り上げとトレンドを意識したスタイルは、どの年代の方にも取り入れやすいため是非挑戦して欲しい髪型です。

お気に入りの若く見える髪型は見つかったでしょうか。年齢を重ねても若々しく綺麗でいたいという気持ちは、自分を大事にしたいという気持ちの1つでもあります。若作りは恥ずかしいなどとは思わずに、自分の為にも綺麗を頑張っていきたいものですよね。ご紹介した若く見える髪型が、好きな自分を探すうえでの参考になれば幸いです。自分に似合うヘアスタイルで、いつまでも輝いていきましょう！