2019年04月16日公開
2019年04月16日更新
利き目が左目の人ってどんな人?特徴・割合・脳との関係・調べ方も!
利き目という言葉をご存知ですか?右利きや左利きといった利き手があるように、目にも利き目が存在しています。利き目と脳との関係や、利き目に関する雑学であったり、利き目が左目の人の特徴について紹介していきます。自分の利き目を調べる方法も掲載してあります。
目次
利き手があるように利き目があるって知ってた?
ペンを持つ手や箸を持つ手など、利き手に関しては話題になる事がよくあると思います。利き手が左手というの割合は、全人口の1割程度と言われており、色々と不便な思いを経験した事がある人も少なくないでしょう。そんな利き手と同じように、利き目というのも存在します。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、性格的な特徴に影響する事もある上、視力と同様にスポーツでは大切な要素となってきます。
そもそも「利き目」とは?
利き目という言葉は分かったけど、実際に利き目がどんな役割を果たしているのか分からない人も多いと思います。まずは、利き目とは何であるかについて紹介していきます。
ピントを合わせる役目を持つ
利き目とは、利き手と同じように動かす事に慣れている目の事を指します。利き手であったら字が上手に書ける事が特徴ですが、利き目はものの動きを捉えるための、ピントを合わせる役目を持っています。利き目でない方の目は、全体の視野を大まかに捉える役目があり、利き目の補助的な役目を担っています。
視力が良い方が利き目ではない
視力が良い方が利き目だと思いがちですが、視力の良し悪しは利き目には関係ありません。たとえ視力が悪くても、ピントを合わせる役目を果たそうとするのが利き目です。ただし、主に使う利き目と補助的な役割の利き目でない方の目では、使う割合も変わってきます。その関係から、酷使する事の多い利き目だけの視力だけが落ちてしまう場合もあるようです。
利き目と利き手の組み合わせの割合は?
利き手の左右と利き目の左右を合わせると、全部で4通りの組み合わせがあります。では、その割合はどのようになっているのでしょうか。利き目と利き手の組み合わせが、性格の特徴にも関係してくるようです。
利き目が左・利き手も左
利き目も利き手も左という人の割合は、全体の16%程度となっています。このタイプの人は右脳優位であり、感性が豊かで、芸術性に優れているという特徴があります。勘が鋭く、人の本心を見抜く力に優れているとされています。
利き目が左・利き手は右
利き目が左で利き手が右の人は、全体の8%です。どちらかといえば左脳よりであり、小さい変化や細かいところに気が付きやすい特徴を持っています。ただし細かいところに集中しすぎるあまり、物事の全体像を捉えるのが苦手な傾向があるようです。
利き目が右・利き手も右
利き目も利き手も右の人は74%と、最も多い割合を占めています。おおよそ4人に3人が利き目も利き手も右という事になります。左脳が優位に働き、物事を論理的に考える事を得意とします。そのため、物事の要点を捉える事ができ、人を引っ張っていくリーダーとしての才能を発揮する事が多いようです。
利き目が右・利き手は左
利き目が右で利き手が左の人は最も少ない割合となっていて、その割合は2%程度です。このタイプは右脳も左脳も非常に良く働く事が特徴で、特定の分野に対して天才とも呼べるような才能を発揮する事があるようです。しかし、興味のない分野には全く興味を持たない事も特徴となっています。
利き目が左目なのは右脳が関係するの?
結論から言えば、利き目が左目なのは右脳が関係しています。元々人類には利き手や利き目が存在しておらず、人類の長い歴史の中で、脳の進化から「利き」が表れたというのが通説です。より活発な脳の影響を受けているのが利き目と言われていて、利き脳の反対側が利き目となります。
利き目が左の人は右脳が良く働きます。右脳というのは直感力や空間把握能力を司っているため、利き目が左の人は図形などで説明する事が得意とされています。
利き目が左目か右目かを調べる方法2つ紹介!
利き目について知ったところで、次は自分の利き目を調べてみましょう。方法について紹介していきますが、非常に簡単な方法で調べる事ができるので、ぜひ自分の利き目を調べてみて下さい。
離れた物を指して調べる
壁に掛かった時計やインテリアなど、どんなものでも結構ですので、まずは2メートル程度離れたものを両目で見てください。利き目を調べる方法なので、視力が悪い人も眼鏡やコンタクトレンズを外す必要はありません。そのまま見ているものを指で指しながら、右、左、右、左と片目ずつ閉じたり開いたりを繰り返してください。
どちらか片方はしっかりと対象物を指していると思いますが、もう片方は少し違う位置を指しているはずです。見ているものをしっかりと指しているのが、利き目となります。
指で輪を作って調べる
先ほどのように対象物を見る方法ですが、上で紹介した方法とは少し違う方法になります。こちらも視力の良し悪しは関係ありません。まずは親指と人差し指で輪をつくり、顔から30cm程度離してください。対象物を輪の中に捉えたら、先程と同じように片目ずつ閉じたり開いたりを繰り返しましょう。輪の中にしっかりと対象物を捉えられている目が、利き目となります。
利き目が左目の人の特徴6選!
利き目が左目の人は、右脳が活発である事を紹介しました。それでは、利き目が左目の人、つまり右脳優位の人は、どのような特徴があるのでしょうか。利き目が左目の人の特徴について紹介していきます。
1. 天才肌の人が多い
利き目が左の人には、天才肌の人が多いとされています。右脳は芸術脳と呼ばれる事もあり、音楽や絵画など、表現を必要とする分野でその才能を遺憾なく発揮する特徴があります。芸術家で言えばピカソやミケランジェロなど、音楽の分野ではジミ・ヘンドリックスなどが右脳派と呼ばれているようです。
2. 性格は利き手で微妙に変わる
利き目と利き手の項目で紹介しましたが、利き手によって性格は微妙に変わってきます。利き目が左の左利きは感性が豊かですが、利き目が左の右利きの人は、物事を細部まで見る事を得意としています。どちらにせよ、芸術家などに見られる天才肌である事に変わりはありません。
3. 五感が優れている
右脳優位の人は五感に優れている事も特徴です。感性が豊かなので、五感で感じたものを総合的に判断し、自分の感覚のままに表現する事が得意です。芸術だけでなくスポーツなどのイメージトレーニングにも応用する事ができ、スポーツ選手として成功する人も多いようです。
4. リーダー向きではない
物事を感覚で掴む事が多いために、人を統率する立場には向いていません。左脳で物事を論理的に捉えられる人の方がリーダーには向いているとされています。右脳派の人は、組織に属するよりも自分の力で道を切り開いていく方が向いているのかもしれません。
5. スポーツによっては有利になる
利き目と利き手の関係は、スポーツにも影響してきます。利き手と利き目が同じだけでも有利になるスポーツについて、代表的なものを紹介します。アーチェリーやダーツなどの的を射る競技であれば、利き目と利き手が同じ場合は有利に働きます。利き目と利き手が一直線になるため、軌道をイメージしやすくなるためです。
また、フィギュアスケートの場合はジャンプの回転方向と利き目が同じだと、次の着地点がイメージしやすくなるようです。つまり、利き目側に回転する事で、美しい着地をしやすくなるようです。
6. 他の人と違った発想力がある
論理的な思考を得意とする左脳派の人に対し、時に突拍子もないアイデアを出す事のある右脳派の人は、どんな分野であってもチーム内に一人は欲しい存在です。普通の人には考え付かない発想をする事で、行き詰った事を打開できる起爆剤になれる事もあるためです。
利き目が左目の人にはデメリットもある!
一見良い事だらけの利き目が左目の人ですが、もちろんデメリットも存在します。利き目が左目の人にしか分からないようなデメリットと日々戦いながら毎日を過ごしているのです。そのデメリットについて紹介していきます。
右側の映像が見づらい
世の中には利き目が右目の人が多いため、ほとんどのものは利き目が右目の人向けに作られたり、設置されている事が多いです。例えばインターネットカフェのPCのモニターなどは、右側にある事が多いとされています。利き目が左の人からすれば、利き目から遠いものを捉えなければならなくなってしまうため、体が無意識のうちに無理をしてしまっているデメリットが挙げられます。
カメラのファインダーが覗きづらい
上で紹介したデメリットよりも、こちらの方が分かりやすいかもしれません。カメラのファインダーも例に漏れず、利き目が右目の人用に設計されています。覗く側から見れば少し左側に設計されているため、もう片方の目で全体像を把握するのが物理的な意味で困難となってしまいます。写真を生業としている人には、非常に深刻なデメリットかもしれません。
利き目を左目から右目に変える方法はある?
利き目が左目の人の特徴やデメリットを紹介しましたが、生活に不便だからと利き目を変えたい人も中にはいると思います。利き目を変える方法が存在しますので、紹介していきます。利き目を右目から左目に変える事もできますが、ここでは利き目を左目から右目に変える方法をベースに紹介します。
対象物を捉える時に、まずは両目を閉じ、次に右目を開けて焦点を合わせます。そして左目を開けてください。これを繰り返していくと、利き目を変える事ができるようです。ただし、利き目は変わっても性格が変わるかどうかは分かりません。
利き目がわかると生活に役立つことも多い!
利き目について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。自分の利き目がわかるだけでも、物との距離感を掴みやすくなったりなど、普段の生活がちょっと楽になる事もあるかもしれません。自分の目と上手に付き合っていきましょう。