70年代ファッションの特徴!ブランドや髪型も!【レディース・メンズ】

どこかレトロでノスタルジックな雰囲気の70年代ファッションですが、どのような時代背景のあるファッションジャンルなのでしょうか。この記事では、70年代ファッションの時代背景や、その時代の古着が手に入る通販サイトなどをご紹介します。

70年代ファッションの特徴!ブランドや髪型も!【レディース・メンズ】のイメージ

目次

  1. 170年代はファッションが盛り上がった時代!
  2. 270年代の時代背景
  3. 370年代のメンズファッションの特徴
  4. 470年代のレディースファッションの特徴
  5. 570年代ファッションの特徴①ヒッピー
  6. 670年代ファッションの特徴②ニュートラ
  7. 770年代ファッションの特徴③フォークロア
  8. 870年代ファッションの特徴④ベルボトム
  9. 970年代ファッションの特徴⑤パンクスタイル
  10. 1070年代ファッションの特徴⑥サイケデリック
  11. 1170年代ファッションを取り扱うおすすめ通販ショップ4選!
  12. 12懐かしくて新しい!70年代ファッションに挑戦しよう!

70年代はファッションが盛り上がった時代!

ベトナム戦争やケネディ大統領の暗殺など、1960年代は世界的な事件が多く起こった激動の時代でした。その後、1969年のウッドストック・フェスティバルを皮切りに、個性的なファッションが花開く1970年代へ移行します。

この記事では、そんな1970年代を代表するレディース・メンズファッションや、70年代の洋服が手に入る通販サイトについて、詳しく解説します。

ヒッピーファッションの女性

70年代の時代背景

70年代は日本にとって、そしてアメリカやイギリスにとっても様々な事件や出来事、ムーブメントがあった激動の時代でした。どのような時代背景があるのか、詳しく解説します。

学生運動

70年代初頭、60年代に激化したベトナム戦争に対する批判をスローガンに、アメリカや日本では学生運動が盛んになりました。日本では、糸井重里氏や北野武氏などの著名人も学生運動に参加していたといいます。

学生運動

多様な文化の誕生

1969年、アメリカで大規模な音楽フェス「ウッドストック・フェスティバル」が開催されたのを皮切りに、イギリスや日本でも多様な文化が生まれました。

このころ盛んになった、世の中の主流や慣習からはずれた文化を「カウンター・カルチャー」といい、アメリカではこのころにヒッピー文化が生まれました。その後、70年代イギリスでパンク・ファッションが生まれます。

日本のファッションも、アメリカやイギリスの影響を受けました。

ヒッピー風バンド

ヒッピームーブメント

60年代から本格的になったヒッピー文化は、70年代アメリカでは定番の文化となっていました。60〜70年代アメリカに大きな影を落としたベトナム戦争が終結し、イギリスでパンクが生まれると、ヒッピー文化は衰退していきました。

サイケデリックカー

フォークソングの大流行

70年代には、フォークソングが流行しました。代表的なミュージシャンにボブ・ディランやニール・ヤング、日本では吉田拓郎さんやかぐや姫などがいます。中でも様々なアーティストに影響力のあったボブ・ディランは、70年代日本に初来日公演を果たしました。

イギリスでもフォークソングは流行し、ブリティッシュ・フォークと呼ばれています。

フォークシンガー

70年代のメンズファッションの特徴

第二次世界大戦後、物質的に豊かになった60〜70年代のメンズファッションは、それまでのものよりもカラフルになり、そのときの文化を色濃く反映したものとなりました。カラーシャツ奇抜なデザインのアイテムも取り入れられるようになります。

ヒッピーファッションの男性

コーデ

70年代メンズファッションでは、フレアーパンツベルボトムが当たり前になり、メンズもヒールの厚い靴を合わせることがありました。イギリスでパンクが流行すると、破れたTシャツやジーンズなども登場します。

髪型

70年代以降、メンズファッションでもロングヘアカラーリングを取り入れるようになりました。ディスコシーンでは、ボリュームのあるパーマをあてたアフロヘアなども登場します。

アフロヘアの男性

70年代のレディースファッションの特徴

70年代のレディースファッションでは、メンズと同じくベルボトムフレアパンツプラットフォーム・シューズなどが流行しました。レディースファッションがどんどん自由になっていくのもこのころからです。

ヒッピー風の女性

コーデ

70年代のレディースファッションといえば、ダイナミックな花柄や大胆なカラーのワンピースフリンジなどが特徴的です。ワンピースのように、服の上下をつなぎ合わせたジャンプスーツも人気でした。

パンク以降は、ホットパンツに破れた網タイツ反抗的なメイクなどもレディースファッションに登場します。ミニのワンピースと合わせれば、レディースのパンクスタイルです。

パンクファッションの女性

髪型

真ん中分けのワンレングスヘアが70年代ヒッピー文化では流行しました。パンクシーンに移ると、黒髪を無造作にカットするなど、マニッシュにまとめるレディースファッション・アイコンも登場します。

ヒッピーファッションの女性たち

70年代ファッションの特徴①ヒッピー

70年代前半のファッションといえば、なんといってもヒッピーファッションです。アメリカだけでなくイギリスや日本にもヒッピー文化は広まり、レディースからメンズまで自由や平和をテーマにしたファッションが流行しました。

ヒッピーの特徴

ヒッピーファッションは、男女ともにジーンズで長髪、男性は豊かにヒゲを生やしているのが流行しました。わざとルーズなファッションをし、東洋やアフリカの宗教的でスピリチュアルなものを思想に取り入れるなど、先進的な文化とは逆行しているのが特徴です。

ヘアバンドをつけた女性

ヒッピーの流行背景

ベトナム戦争が激化したのが60年代ですが、その前後でケネディ大統領が暗殺され、またアフリカ系アメリカ人解放のための公民権運動が起こりました。

激動の時代にあって、政府や大衆に反発・反抗する精神とともに、平和や自由を求めるヒッピー文化が生まれました。

サイケデリックカラーの女性

ヒッピーの代表的アイテム

ヒッピーファッションの代表的アイテムは、ベルボトムネイティブ・アメリカンのアクセサリーロングビーズのネックレスなどです。頭にスカーフやヘッドバンドを巻くのも定番でした。また、極彩色のワンピースなどもヒッピーテイストなアイテムです。

ヒッピーの代表的ブランド

ヒッピーの精神は反物質・反商業主義であり、自分で衣服を作ったり古着をアレンジしたりするのが基本であったため、ヒッピー文化に欠かせないブランドというものはありません。

しかし、今では数多くのブランドが、ヒッピー文化に影響されたアイテムを送り出しています。

レインボーカラーの女性

70年代ファッションの特徴②ニュートラ

ニュートラとは「ニュー・トラディショナル(New Traditional)」の略語で、和製英語です。日本国内で70年代に大流行したニュートラは、「トラッド」を基本としたファッションでした。

ニュートラの特徴

「トラッド」も和製英語で、日本ではボタンダウンシャツやポロシャツ、きれいめのワンピースなど、ベーシックなアイテムを合わせるファッションの用語です。これに高級ブランド品を合わせたファッションがニュートラです。

ニュートラの流行背景

多くのファッション用語を流行させた仕掛け人ともいえる雑誌『an・an』が、70年代に大流行させたのがニュートラの起源だといいます。このブームにより、日本のブランドブームが始まりました。

バッグ

出典: https://pixabay.com/images/id-2888972/

ニュートラの代表的アイテム

ニュートラの代表的アイテムに「アイビースーツ」があります。アメリカ東海岸の名門私立大学をアイビー・リーグといい、その学生たちが好んで着た洋服からこの名がついています。

また、女性が飾り気のないワンピースに高級ブランド品を合わせた姿は、「お嬢様系ファッション」ともいわれました。

大学

ニュートラの代表的ブランド

ルイ・ヴィトン、エルメス、グッチ、フェンディなど、ヨーロッパの高級ブランド品がニュートラの代表的なアイテムでした。ひと目見てどのブランドかわかるようなデザインが特に好まれたようです。

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70年代ファッションの特徴③フォークロア

かつてのジプシーや、自由奔放で何にも縛られない芸術家的なファッションに「ボヘミアン」というジャンルがあります。これをさらに大きく捉え、広く「民族的なファッション」としたのが「フォークロア」です。

ボヘミアンな女性

フォークロアの特徴

70年代アメリカのヒッピーが転じて、幅広く民族的・伝統的な衣装を身につけるようになったのがフォークロアファッションの特徴です。どこか異国の空気を感じさせ、ロマンチックな雰囲気もあります。

フォークロアの流行背景

60年代に誕生し、その後完全に成熟したヒッピー文化ですが、70年代になると典型的なヒッピーファッションも変化を見せはじめました。民族のルーツをたどるヒッピー文化の思想から、フォークロアが生まれました。

フォークロアの代表的アイテム

レザーアイテムや、繊細な刺繍の入ったブラウス、無地なら農民風のシャツなどがフォークロア風アイテムの一例です。総柄のスカーフ民族風のアクセサリーなどもよく登場します。

民族衣装の女性

フォークロアの代表的ブランド

例えば、70年代にKENZOで知られる日本人デザイナーの高田賢三は、ルーマニア・ルック、チャイナ・ルック、アフリカン・ルックなど、各国の民族衣装がテーマのコレクションを発表しました。

チャイナドレス

70年代ファッションの特徴④ベルボトム

70年代を象徴するアイテムといえば、なんといってもベルボトムではないでしょうか。日本では「パンタロン」という名前でも広く知れ渡りました。「フレアパンツ」ともいいます。

ベルボトムの特徴

腰から膝にかけてぴったりとした作りで、膝から下にかけて大胆に裾が広がっているパンツがベルボトムの特徴です。ディスコブームでは、ジャンプスーツの下半身部分がベルボトムになっていました。

ベルボトムの流行背景

70年代ヒッピーブームでは、メンズ・レディースともにベルボトムが大流行しました。反戦的なカウンター・カルチャーの影響下にあって、それまで流行していたミニスカートブームに反する動きが影響していたと考えられます。

ベルボトム姿の人々

ベルボトムの代表的アイテム

ベルボトムといえばデニム素材が定番ですが、カラフルな色使い柄もののベルボトムなら、よりヒップでサイケデリックな雰囲気になります。サイドにボタンやスタッズの入ったデザインのものもありました。

ベルボトムの代表的ブランド

70年代に爆発的に流行していたベルボトムは、Levi's(リーバイス)、Lee(リー)、Wrangler(ラングラー)など、第一線のジーンズブランドがベルボトムを発売していました。

70年代ファッションの特徴⑤パンクスタイル

パンクは、70年代後半アメリカイギリスで生まれました。ベトナム戦争の終結をきっかけにヒッピー文化が衰えはじめ、日本を含む世界中でパンクの新しい風が吹き荒れました。

男女のパンクス

パンクスタイルの特徴

パンクスタイルといえば、髪型やメイク、服装で人々を驚かせるような、過激な表現をするところから始まりました。破れた服を安全ピンでとめたり、ダクトテープを貼ってみたりと、反抗的なスタイルです。

パンクスタイルの流行背景

パンクの流行背景に音楽の影響があったことは無視できません。イギリスではセックス・ピストルズ、アメリカではラモーンズやイギー・ポップなど、多くのパンク・バンドミュージシャンがファッションリーダーでもありました。

パンクスタイルの代表的アイテム

パンクスたちの定番といえば、破れた洋服安全ピン、ボンデージテイストなレザーアイテムマーチンのシューズなどです。バンドTシャツや、スタッズのついたハードなアイテムも好まれました。

パンクスタイルの男性たち

パンクスタイルの代表的ブランド

なんといっても、ヴィヴィアン・ウエストウッドこそパンク精神の代弁者です。最も著名な70年代イギリスのパンクバンドであるセックス・ピストルズのプロデュースをしたのが、デザイナーのヴィヴィアンです。

70年代ファッションの特徴⑥サイケデリック

幻覚的で夢の中にいるような、トリッピーな世界観をもつのがサイケデリック・ファッションです。幻覚の世界にトリップしたとき、目の前に現れる模様をフラクタルと呼びます。

サイケデリックの特徴

極彩色のフラクタル、もしくはペイズリー模様がサイケの特徴です。ヒッピーのテイストに奇抜な原色蛍光色を織り交ぜ、異国風の幾何学模様も用いられます。トリップしたときの幻覚を体現したようなファッションです。

フラクタル模様

サイケデリックの流行背景

シャーマン的な体験や、魂に触れる体験を求めたヒッピーたちの間では、自由恋愛や博愛主義とともに幻覚世界へトリップする体験も流行しました。中期のビートルズの作品にも、サイケの世界が色濃く反映されています。

サイケデリックの代表的アイテム

大胆なフラワープリントのワンピースなどは、サイケデリック・ファッションの代表といえます。「武器ではなく、花を」という有名なスローガンで、ヒッピーたちはフラワーチルドレンと呼ばれました。

サイケデリックの代表的ブランド

SPACE TRIBE(スペーストライブ)は、90年代に発足したトランス・サイケデリックファッションのアパレルブランドです。70年代サイケをうまく現代風に落とし込み、音楽からアパレルまで、幅広くプロディースしています。

70年代ファッションを取り扱うおすすめ通販ショップ4選!

どこかレトロでノスタルジックな70年代風ファッションを楽しむなら、70年代当時の空気がそのまま詰まっている古着は欠かせません。おすすめの通販ショップを4つご紹介します。

①古着屋JAM

古着屋JAMは大阪・京都を拠点に実店舗を展開する古着屋さんで、ネットショップもあり、通販に対応しています。こちらのトレーナーやワンピースは、テレビドラマで衣装提供されたものです。

②古着屋RUSHOUT

古着屋RUSHOUTは、アメリカ専門のビンテージTシャツなどのアイテムを取り扱う岡山県の通販ショップです。こちらは70年代のメンズ用ビンテージシャツで、レディースワンピースなどの通販もあります。

③ヨーロッパ古着ヴィンテージワンピース専門店LITTLE BIRD

LITTLE BIRD(リトルバード)はヨーロッパ古着、主にワンピースなどを中心に取り扱う通販サイトで、実店舗が中野で運営されています。70年代製のワンピースが一万円前後で通販でき、他にはない70年代風ファッションをするのに最適です。

④昭和レトロなヴィンテージ古着のお店お花畑

お花畑は、70年代風レトロルックが楽しめるお洋風の通販サイトで、大阪に拠点をもちます。外国風というよりは昭和レトロがテーマで、どこかノスタルジックな商品の通販サイトとなっています。

懐かしくて新しい!70年代ファッションに挑戦しよう!

ここまで、70年代ファッションの変遷やアメリカ・イギリス・日本での発展、素敵な古着の通販サイトなどをご紹介しました。

メンズもレディースも、通販サイトなどを活用し、アイテムを上手に取り入れて70年代ファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
おみ
静岡県在住。映画・音楽が大好きなアラサー。今年の目標は「筋トレでダイエットするぞ!」

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