ミキモトボールペンの入手方法！取り扱い店舗や魅力も解説！【種類別】

日本が世界に誇る宝飾ブランド「ミキモト」。パールを使った上品なデザインが多く、女性へのプレゼントにも喜ばれるブランドです。そんなミキモトから出されていた人気のボールペンが販売終了となりました。現在は新品が入手困難な状態です。

今回はミキモトの販売終了となったボールペンをご紹介し、その入手方法についてもお話していきます。販売終了後の替え芯の購入方法や、アフターサービスなどについても解説しましょう。

今では「ミキモト・パール」として世界にその名が知られているミキモトですが、どのような成り立ちがあるのでしょうか？ミキモトが世界の人々に認知されるまで、その努力の歴史は一言では説明しきれないものがあります。ここではその概略をお話ししましょう。

ミキモトの創業者、御木本幸吉氏は1893年に世界で初めて養殖真珠の生産に成功した人物です。それまで真珠は天然のものしかなかったため、とても希少性が高く、世界の市場で高値で取引されていました。御木本氏は並々ならぬ苦労の末、世界の女性たちの憧れだった貴重な真珠の量産体制を築いていったのです。

もちろん量産とは言っても、世界に誇れる「ミキモト・パール」は最高級品質のアコヤ真珠にこだわっています。真珠には一粒ずつ個性があり、カラーも青みがかったものから淡いピンク色まで、ひとつとして同じものがありません。特に均一な並びを重視するパールネックレスはミキモトがこだわるところです。厳格な基準に照らし合わせた商品だけが「ミキモト・パール」になるのです。

1899年、御木本氏は初の店舗として銀座に「御木本真珠店」を開業し、真珠を用いた宝飾品の販売を開始しました。その後も国内だけでなく、 1930年代までに上海やニューヨーク、ロンドン、パリ、ロサンゼルス、シカゴなどに次々と店舗をオープンしていきます。ミキモト・パールは世界に広まり、御木本氏が真珠王と呼ばれるようになった所以です。創業から120年経った現在も、ミキモトの宝飾品は確かな品質とエレガントなデザインで、世界のセレブや著名人たちに愛されつづけています。

さて、本題であるミキモトのボールペンに話を戻しましょう。ご存知のとおり、ミキモトではパールを使った様々なアクセサリーを販売しています。ミキモトのボールペンは、本当に存在するのでしょうか？

ミキモトのボールペンはギフト商品を扱う「ミキモトインターナショナル」で販売されていました。様々な種類がありますが、主に女性へのプレゼントを意識した細く華奢なボールペンで、ミキモトらしくパールがあしらわれた上品なデザインが多く見られます。単なる筆記具というより、アクセサリーのように持つ人を美しく見せるボールペンです。女性ならプレゼントとして贈られたら、年齢問わず嬉しく思われるようなボールペンだったのです。

前項で「だった」と過去形でお話ししたのは、ミキモトインターナショナルが販売していたボールペンは、2017年2月に販売が終了となってしまったためです。今は新品なら正規店の希少な在庫品か、市場に出ている中古品を購入するしかありません。これがミキモトのボールペンが入手困難と言われる理由です。特に新品ともなれば、ほぼ幻と言って良いでしょう。

ただ、実は最近、ミキモトから違うタイプの新しいボールペンが登場しました。新品にこだわりたい人は要チェックです。詳しくは記事の後半でご紹介しましょう。

惜しまれつつも販売が終了してしまったミキモトのボールペンとは、どのような商品だったのでしょうか？ボールペンのクリップにパールがあしわれているデザインは共通しています。ただ、そのクリップのデザインによって何種類かに分類することができます。印象に残るいくつかのデザインをご紹介しながら、その魅力について解説しましょう。

ボールペンのクリップ部分がゴルフのアイアンを模した形で、パールがゴルフボールとして付けられているデザインというのもありました。ゴルフ好きな人へのプレゼントや、ゴルフのコンペ商品などにも最適でしょう。受け取る人の笑顔が浮かぶような遊び心あふれるボールペンです。

クリップ部分が音符型のボールペンもあります。クリップ部分は小さいながらも意外と目を引くパーツで、こちらも音符型のエレガントな曲線が目立つデザインです。プレゼントとして、音楽好きな人、音楽関係の仕事の人にも喜ばれるでしょう。音楽学校に入学した記念に親から娘に贈ったり、思い出深い一品になるはずです。

ミキモトのボールペンの中でも最も人気があったのが、リボンデザインです。ゴールドのクリップがリボンの形をしており、すっきりシャープなシルバーの本体と合わさって、大人かわいいデザインに仕上げられています。仕事をバリバリこなすキャリアウーマンでも、このような女性らしいボールペンを手にしていたら、目を留めずにはいられないでしょう。

フラワーデザインはクリップが大小の花の形になっている美しいボールペンです。大きい花のほうにはパールが4つもあしわれており、控えめながら存在感のあるデザインになっています。愛する人へのプレゼントにはもちろんのこと、自分へのご褒美プレゼントとしてもふさわしい逸品です。

現在は新品は入手困難となっているミキモトのボールペンですが、お話ししてきたように素敵なデザインのものばかりです。扱っている店舗など、どこかで入手する方法はあるのでしょうか？具体的に見ていきましょう。

未使用または使用した中古品の可能性が高くなりますが、新品にこだわらないのであれば、ネットオークションで入手するという方法もあります。ネットオークションでも、個人から購入するか、質屋などの会社から購入するかで価格も変わってきます。

人気のフリマアプリでもミキモトのボールペンが出品されていることがあります。個人の出品のため、こちらも新品ではなくなりますが、入手するひとつの方法ではあります。

ミキモトの正規の店舗に在庫を問い合わせるという方法もあります。在庫があればもちろん新品ですが、現在では見つかる可能性は低いと言えるでしょう。

入手困難と聞けば余計にほしくなるものです。ただ、気になるのは価格ではないでしょうか？

ミキモトのボールペンは種類が豊富なため、一概に価格相場はいくらとは言いづらいところがあります。特にフリマアプリで個人から購入する場合、その個人の言い値となるため、価格にバラつきが見られるでしょう。同じネット経由での購入でも、オークションサイトに出品している質屋などの会社からの購入なら、ある程度の相場価格のようなものはあります。

また、商品の状態が新品に近い未使用品なのか、キズがあるなどの訳あり品かなどによっても、価格は異なってきます。尚、中古品の場合はイニシャルなどの名入れが入っていないか、気になる人はチェックポイントと言えるでしょう。

一般的なミキモトのボールペンの中古価格の相場として、装飾がシンプルなデザインなら、だいたい3,000円程度でしょう。フリマアプリでもミキモトらしいパールが付いているデザインだと、安くても1,000円くらいするはずです。

また、装飾が凝っているデザインのボールペンは価格も高くなり、6,000円前後のものが多くなります。フリマアプリではかなり安い価格設定のものもあり、状態も良ければ見つけたらラッキーかもしれません。一方、質屋などの会社がネットで販売する商品は、デザインによって5,000円から9,000円と少し幅があります。価格相場は常に需要と供給によって変動するため、だいたいの目安と考えてください。

もう販売が終了しているのだから、新品にはこだわらない。中古品でも良い。そう考える人のために、さらに具体的にミキモトのボールペンを扱っている店舗をご紹介します。実店舗ではなく、やはりネットショッピングになりますが、お目当ての商品があるなら根気強く探してみましょう。

在庫が比較的多く見られるのは楽天市場です。先ほどお話ししたように質屋などの会社が運営しているネットショップでの取り扱い品になります。欲しい商品がない場合も、直接問い合わせてみると、入荷したときに知らせてもらえるかもしれません。

Yahoo!オークションは個人の出品もありますが、楽天と同じく質屋などの会社の場合もあります。オークション形式の出品だと値段が吊り上がってしまう可能性もあるため、相場価格に留意しながら入札しましょう。

メルカリはほぼ個人による出品のため、同じミキモトのボールペンでも価格にかなりバラつきが見られます。ただ、楽天などで購入するより、価格が安めの設定である点がメリットと言えるでしょう。しかし、画像では確認できないキズがあったり、お金を振り込んだのに箱だけ送られてきたなど、個人間の取引ならではのトラブルの可能性もあります。

憧れのミキモトのボールペンを入手したなら末永く愛用したいものです。販売が終了した商品については、替え芯やアフターサービスはどのようになっているのでしょうか？特にミキモトの正規の店舗で購入していない場合、不安に思う人もいるかもしれません。替え芯やアフターサービスについて詳しく説明します。

ミキモトのボールペンの替え芯は、実は三菱鉛筆の替え芯が対応しています。つまり、市販の三菱鉛筆の替え芯を購入すれば、インク切れとなった後も交換可能ということです。具体的な替え芯の名称は「三菱鉛筆SE-7(全長67mm)」、または「三菱鉛筆SK-8(全長115mm)」になります。ボールペンの長さによって替え芯も2種類あります。使用しているボールペンの長さを測って判断しましょう。

替え芯の交換方法としては、ミキモトの店舗に持参して交換してもらう方法があります。中には簡単に替え芯を交換できるボールペンもあるため、自分で市販の替え芯を購入して交換するのも方法です。注意点として、ボールペンの種類によっては替え芯の上部にホルダーが付いているものがあります。ホルダー部分は捨てずに、先端の替え芯のみを交換しましょう。

販売が終了している商品のアフターサービスについても、ミキモトでは行っています。ただ、ボールペンの修理については、部品の在庫がない場合、受け付けてもらえません。いずれにしても、詳細はミキモトの店舗に問い合わせてみましょう。

冒頭でお伝えしたとおり、ミキモトに新たなギフトコレクションが登場しました。特別な人へのプレゼントとして新品にこだわりたい人はぜひチェックしてみてください。その注目の内容を具体的にご紹介しましょう。

2019年3月、新しく登場した注目のコレクションは「MIKIMOTO Luxury Gift Collection」です。至高のギフトコレクションとして、特別な人へのプレゼントにふさわしいラグジュアリーな商品構成になっています。ミキモトらしくパールをあしらったデザインがメインですが、中にはダイヤモンドが使われている商品もあります。

「MIKIMOTO Luxury Gift Collection」のラインアップは、日常を贅沢に彩る内容になっています。ボールペンの新作も含め、ジュエリーボックスやジュエリートレイ、フォトフレームなど、どれを取っても洗練を極め、贅を尽くしたものばかりです。

たとえば新作のボールペンはまるでジュエリーのように美しく、価格は162,000円～810,000円となっています。ジュエリーボックスは378,000円～2,700,000円、フォトフレームは270,000円～9,180,000円と、デザインだけでなく価格を見ても、このコレクションが特別なものであることがわかります。

ミキモトの新作コレクションはまさに一生ものです。大切な人へのプレゼントとして、思い出深い品になることは間違いありません。手頃なところだと、様々なシーンで活躍してくれるジュエリートレイが37,800円と、購入しやすい価格帯になっています。恋人への記念日プレゼントにもピッタリです。感謝の気持ちをこめて、お世話になった人や家族へのプレゼントにもいかがでしょうか？

新しく登場した「MIKIMOTO Luxury Gift Collection」の中でも、特に新作のボールペンについてさらに詳しくご紹介しましょう。まさに超高級ボールペンです。「パールモデル」と「カラーモデル」の2種類があります。

まず、「パールモデル」のボールペンはそのシャープでスタイリッシュなデザインに特徴があります。いずれも頭部に一粒あしらわれたパールがミキモトの証です。さらに先端部分にダイヤモンドがあしらわれたラグジュアリーなデザインもあります。価格は162,000円～810,000円で、持つ人のステータスにもなるボールペンと言えるでしょう。

「カラーモデル」のボールペンは、ミキモトのパールを生み出す「海」をイメージしたカラーリング展開になっています。「パールモデル」同様、トップに施された一粒の真珠がアクセントになったデザインです。クリップ部分はミキモトのイニシャル"M"をモチーフに、優美な曲線を描いています。

カラーは4色展開で、価格はいずれも70,200円です。「パールモデル」に比べると購入しやすいものとなっていますが、やはり超高級なボールペンに変わりはありません。

ボールペンはミキモト以外にも有名ブランドから出されています。プレゼントなら贈る人の好みや愛用ブランドを思い浮かべて選ぶ楽しさもあるでしょう。高級ボールペンを扱う、おすすめのブランドをご紹介します。

プレゼントにティファニーを選ぶ人も多いでしょう。美しいティファニーブルーのボックスには贈る側も特別な思いを込められます。ギフトも意識した様々な商品が展開されていますが、ボールペンも隠れた人気商品です。

キラキラと輝くクリスタルで有名なスワロフスキーからもボールペンが販売されています。以下はピンク系のカラーですが、色違いやデザインが異なるものなどバリエーションが豊富です。

友禅柄が日本情緒あふれる美濃和紙のボールペンもあります。女性の手にもなじみやすい細身のデザインで、柄も様々な種類から選べます。外国の方へのプレゼントにも最適でしょう。

言わずと知れたフランスの高級筆記具ブランド、パーカー。万年筆だけでなくボールペンも秀逸です。種類が豊富なため、プレゼントにも選ばれる機会の多いブランドです。男女問わず、幅広い年齢層の人に喜ばれるでしょう。

今や新品は入手困難となったミキモトのボールペンについて、様々な角度からお話ししてきました。持っているだけで気分が上がる筆記具には、そうなかなかめぐり会えるものではありません。ミキモトの新作コレクションのボールペンも注目度が高い逸品です。真珠があしらわれたエレガントなデザインは、時代を超えて長く愛されつづけるでしょう。