「どうせ」が口癖な人の心理や特徴9選！悪い先入観を無くそう！

多くの人が何かしらの口癖があるものですが、「どうせ」があなたの口癖になっていたり、周りに「どうせ」が口癖の人がいたりしませんか？

どんな口癖があるかで、周囲の人からの印象が変わってしまうことがあります。もしも口癖が「どうせ」だったら、どのようなイメージや先入観を持たれてしまうのでしょうか。「どうせ」という言葉の意味や、「どうせ」が口癖の人の性格はどのような特徴があるのか、詳しくみていきましょう。

「どうせ」という言葉に対して、ネガティブなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。実際よく見聞きするのが「どうせ私なんて何やっても駄目だから」という使い方が多いように感じられます。

「どうせ」の意味は、「いずれにしても」「どっちみち」「どうやったところで」という意味になっています。ほぼネガティブな意味の言葉ですが、「どうせ始めるのであれば、早いほうが良いよ。」というような使い方もできます。

このように、場合によってネガティブ・ポジティブどちらとも受け取れるのが「どうせ」の特徴のひとつです。しかし、やはり「どうせ」はマイナスイメージが強く、ネガティブな印象を与えやすいので、口癖になってしまったらなるべく意識して対処するようにして直したいところですね。

「どうせ」が口癖の人の性格には、どのような特徴があるのでしょうか。中でも特徴的な性格を5タイプご紹介します。

「どうせ」のようにネガティブな言葉が口癖の人は、周りの人に「かまって欲しい」と思っている、いわゆるかまってちゃんな性格の持ち主であることが多いのが特徴です。

かまって欲しいがために、「どうせ」と言って周囲の注意をひこうとします。こういったネガティブなかまってちゃんは、こちらが相手にしないのが悪いような罪悪感を引き出してくるので厄介なタイプです。

口癖が「どうせ」になっている人は、「どうせ」のもつイメージ同様に考え方もネガティブになってしまい、物事を前向きに考えられないという特徴があります。

「どうせ私なんて」「どうせ何も上手くいかない」というように諦めてしまっているタイプの性格をしています。諦め癖がついてしまっているので、「どうせ」の口癖以外にも周りの人にルーズな印象などを与えやすくなってしまっています。

傷ついてしまうことが怖くて、「どうせ」と言ってしまう人がいます。自分が期待していた結果を得ることができず、裏切られた形になってしまって心に傷を負うのが怖いという心理から、「どうせ」という口癖で自分の期待する気持ちを抑え込んでいるのです。

例えば心を寄せる相手がいるけれど、気持ちを伝えても自分が期待するように恋愛関係になれる可能性は低い場合など、「どうせ私は彼女になれないから」と自分が傷つかないようにしています。過去に同じような経験をしたことで、また傷ついて悲しい思いをしないよう、自分を守ろうとする心理が働いています。

「どうせ」が口癖の人の中には、怠けがちな性格をしているという特徴もあります。例えば、めんどくさがって部屋を片付けないことを咎められたとき「どうせ誰も来ないし」「どうせ誰も見ないから」と言って片付けないといった場合です。

「どうせ見る人いないから」などを言い訳にして、面倒なことを避けて通るタイプの性格です。「どうせ」のネガティブなイメージだけでなく怠惰な行動からも、周囲からの評価や印象を悪くしてしまう原因となってしまうこともあります。

「どうせ」が口癖の人の中には、実はしたたかである人がいるのも特徴です。例えば、「どうせ私はかわいくないから」と言われると、「そんなことないよ！」と返したくなるものです。

しかし、「どうせ」が口癖になった人は、自分が言った「どうせ」に対して「そんなことないよ」と返ってくることが心地よくなっていることがあります。「どうせ」に「そんなことない」を返してほしくて口癖にしてしまったパターンです。

それでは、「どうせ」が口癖の人の心理にはどのような特徴があるのでしょうか。4つのタイプをご紹介します。

他の人に好かれたいがために、自分がどれだけ優れているかを主張するより、自分を卑下することで謙虚に見せようとする心理から「どうせ」を口癖のように言う人もいます。

「どうせ私なんて皆さんに及びませんから」のように言って謙虚な人のように振る舞い、他の人に好かれようとします。しかし、ネガティブなことを言っていては逆に好かれにくくなってしまいます。もしもこの「どうせ」の使い方をしてしまっていたら、意識して直すようにしましょう。

なにかに挑戦する前など、「どうせ上手くいかないでしょ」のように発言して、周りの人に失敗のイメージをもたせることでハードルを下げようとする心理から「どうせ」を使う人がいます。

そうすることで周囲に最初から失敗をイメージさせて、もし本当に失敗したとしても予防線がはられている状態なので、「失敗しても仕方なかったよね」という評価につながるようにしています。

「どうせ私なんて」が口癖になってしまっている人は、過去に嫌な経験やつらい経験をしてトラウマを抱えてしまっていることがあります。

学生時代に振る舞いをからかわれてしまったり、努力した結果をけなされてしまったり、心に負った傷に触れてしまうたびに自分に自信を持てなくなってしまう心理が働き、「どうせ」と言ってしまうのです。

人生や物事を諦めてしまっている心理から「どうせ」を使うタイプの人もいます。過去に失敗してしまった経験から「どうせまた失敗するから」と言ってしまったりするのです。

自分を守ろうとする心理とも似ていますが、周囲からは諦めの態度が目立って見えてしまうため「やる気のない人だ」という先入観を抱かれてしまいかねません。

様々な性格や心理から「どうせ」が口癖になってしまう場合があることがわかりました。しかし、どのような理由があってもやはり「どうせ」という口癖はあまりいいイメージを持たれません。何より、「どうせ」と口にする自分の気持ちも沈んでしまうこともあります。

そんな「どうせ」の口癖をやめるには、どのような対処法があるのでしょうか。ここでは3つの対処法をご紹介しますので、意識してやめられるよう自分に合う対処法を試してみてください。

まず最初の対処法は、「どうせ」を「きっと」に置き換えるという対処法です。「どうせ」が口癖になっていなくても無意識に言ってしまうことがあるので、ポロッと口から出てしまわないよう意識することが大切です。

「どうせ」と言ってしまったら、あとにはネガティブな言葉が続いてしまいます。「どうせ」の代わりに「きっと」と言ってみましょう。「どうせ上手くいかない」が「きっと上手くいく」となり、自分の気持ちも言葉や周囲からのイメージもポジティブなものになります。

失敗したときの保険で「どうせ」と言ってしまう場合があるとご紹介しました。予め「どうせ」と言っておくことで、「失敗してもおかしくない状況だった」と自分を納得させられるという心理からと考えられます。

しかし、失敗することを恐れては「どうせ」と言ってしまったり、自分自身の成長や経験を得ることを妨げてしまうことになりかねません。必要以上に失敗を恐れないようにして、「どうせ」と予防線を張らないように心がける対処法です。

「どうせ」が口癖になってしまっている人には難しいかもしれない対処法ですが、まず「どうせ」という考え方・物の見方を変えてしまうという対処法があります。

少しずつでも意識して、物事に対するネガティブな気持ちや諦めの気持ちをポジティブな方向に変えていきましょう。そうすることで、自然と「どうせ」と口にすることは減っていきます。

「どうせ」が口癖な人の心理や性格・特徴についてご紹介しました。やはりネガティブなイメージが払拭しきれない「どうせ」という口癖は、自分の気持ちや周囲からのイメージなどにあまり良くない影響を及ぼしかねません。

意識して対処することで、「どうせ」の口癖からは卒業することができます。もしも「どうせ」が口癖になってしまったら、是非本記事の対処法を参考にしてみてください。