馴れ馴れしい人の特徴・心理・対処法とは?「親しい」との違いも!
最近知り合ったばかりなのに、馴れ馴れしいと思う人はいませんか?もしかしたら、自分も周りから馴れ馴れしい人と思われているかも知れません。馴れ馴れしい人は社会で倦厭されることがあります。そんな馴れ馴れしい人の特徴や心理、そして対処法を調べてみましょう。
目次
馴れ馴れしい人ってどんな人なの?
数回しか会っていないのに、妙に親しい素振りをしてくる馴れ馴れしい人は、周りにいたりするものです。聞いても何の特にならない会話を振ってきて、その会話が延々と続くことってありませんか?また、ビジネスのシーンでも敬語ではなく、親しみのある言葉遣いで話してくる人もいます。そんな馴れ馴れしい人は、周りから嫌われている場合が多々あります。
そもそも『馴れ馴れしい』ってどんな意味?
馴れ馴れしいとは、「それほど親しい間柄でもないのに、うちとけすぎて、ぶしつけである」という意味があります。馴れ馴れしい人は、初対面、もしくはほんの数回会っただけなのに、言葉遣いが砕けていたり、親しい素振りをすることが多々あります。
馴れ馴れしい人の特徴7選!
馴れ馴れしい人の意味が分かったところで、馴れ馴れしい人はどのような特徴があるのでしょうか?主に当てはまる特徴を7選ご紹介します。
自己中心的で周囲の目に気付かない
馴れ馴れしい人は周りの空気や習慣などを考えずに、相手に対して自分の方法を勧めることが多いという特徴があります。たとえば、ビジネスシーンでも、相手が年上や先輩であったとしても、フレンドリーな態度をとることもあります。つまり、自己中心的で、周りの目に気付かず、馴れ馴れしい人は自分の方法で物事を運んでいきます。
会話が自分中心で疲れる
会話の主導権を握り、自分中心の会話をし続ける特徴も、馴れ馴れしい人に見られる特徴です。自分の思うままに会話を振っていくので、周りの人が知らない人、知らない場所のことでもお構いなしに、自分の話したいことを話し、同意を求めてくる特徴もあります。周りは振り回されて、疲れてしまう結果が多々見受けられます。
初対面なのに下の名前で呼ぶ
馴れ馴れしい人は、初対面なのに下の名前で呼んでくる特徴があります。自分と同じ名前であったり、自分の親戚に同じ名前の人がいる時など下の名前で呼ぶことがあります。その他、いろいろな理由を付けて下の名前で呼び始めますが、ビジネスシーンにおいては完全にアウトになることに気付いていません。
敬語を使わない
出会って間もない人には敬語を使うことが一般的なシーンでも、馴れ馴れしい人は敬語を使わない特徴もあります。すぐにタメ口になってしまい、親しみを込めた言葉遣いをしてしまうようです。
平気で体に触ってくる
仲良くなると自然とボディータッチもアリの仲になれますが、馴れ馴れしい人はあまり知らない人にも平気で体に触る特徴もあります。数回出会った人の体に親しみを込めて触って来るのは、礼儀としてタブーなので直す必要があります。
しつこく遊びに誘ってくる
カラオケや飲み会など、しつこく遊びに誘ってくることも、馴れ馴れしい人の特徴です。節度を持って誘うのはOKですが、しつこいと、相手から本当に嫌われてしまうので注意が必要です。
上から目線で話してくる
馴れ馴れしい人は上から目線で話てくる特徴もあります。上下関係をしっかり把握していないのか、先輩や上司にも親しみを込めた言葉遣いをして失敗することがあります。
馴れ馴れしい人の心理10選!どうして馴れ馴れしくするの?
馴れ馴れしい人はどうして馴れ馴れしくしてくるのでしょうか?その心理を探ってみましょう。
目立ちたくて変わった行動を取っている
目立ちたいという心理も、馴れ馴れしい人の中にあります。他の人とは違っているところを見てもらいたいという心理と、性格的なものが相まって、馴れ馴れしい態度をとることが多々あります。
相手の気持ちを考えていない
馴れ馴れしい人は相手がどんな気持ちになっているのか考える習慣がありません。自分がOKであれば、すべてOKという心理から、やけに近い距離感をとってくることがあります。
馴れ馴れしい行動がイケていると思っている
自分はイケているという心理から、馴れ馴れしい行動をとる人がいます。人のことを考えずにグイグイ話かけてきたり、断っているのにまだ誘い続けたりなど、相手がうんざりすることもわからずに、馴れ馴れしい行動をとってしまうのです。
上下関係を理解していない
相手が先輩であろうが、上司であろうが、知っている人は同等と言う心理と、上下関係をはっきり理解していない心理が一緒になって、相手が誰であろうと馴れ馴れしい態度をとる人もいます。自分のテンションで話かけてしまい、失敗していることに気づいていない場合もあります。
自分に自信がなくコミュ障を隠そうとしている
馴れ馴れしい人はコミュ障、つまり、コミュニケーションをとることが難しい障害を持っている特徴もあります。そのコミュ障を隠そうとするあまり、馴れ馴れしい態度を取ることがあります。
初対面でも取り繕わない会話がしたい
延々とどうでもいい会話をし続けるのも、馴れ馴れしい人の特徴です。初対面であれ、共通点となることを探したり、人の背景に入り込んで、あれこれと取り繕わない話をし続けるのです。たとえば、「どこの大学?」「ああ知っているよ。○○の近くでしょ」「あそこの近くに△△というお店があって」などと、時間をかけてどうでもよい会話をしたがります。
とにかく仲良くなりたい
とにかく相手と仲良くなりたいという心理から、初対面で合ってもガンガンと話しかけてくる馴れ馴れしい人もいます。自分の事を延々と話し続けたり、相手のことを色々聞いてきて、自分と結び付けようとする心理があるのです。
元々が無神経な性格
人には聞いてほしくない部分や、そっとしておいてほしい部分がありますよね。でも、馴れ馴れしい人は、もともとが無神経な性格であることと、自分がオープンである性格から、親しくなりたいという気持ちから聞かれたくないことを聞いてくることがあります。
知人と友人の区別がついていない
知人は知っている人で、友人は親しみを込めて付き合う人です。知人と友人では、話す内容も違ってくるのではないでしょうか。馴れ馴れしい人は、相手が自分のことを丸ごと受け入れていると信じて、知人と友人の区別を付けずに相手の中に入ろうとする心理があります。
自分の態度が不快だと気付いていない
馴れ馴れしい人の最大の特徴として、相手が自分の態度を不快に思っていることに気付かないことです。自分のペースで物事を行うので、相手の感情を考えないことが原因です。
馴れ馴れしい言葉遣い3選!敬語なのに馴れ馴れしいの?
ビジネス上で敬語を使っているつもりでも、良く考えると馴れ馴れしい言葉遣いをしていることがありませんか?馴れ馴れしい言葉遣いの代表例を3選ご紹介します。思わずドキリとする言葉遣いもあるかもしれません。
会話に『っ』が多い
馴れ馴れしい言葉遣いの中には、たくさんの「っ」が入っています。たとえば、「あっち、こっち、言ったんですけど」などが良い例です。正しくは「あちら、こちら、申し上げましたが」になります。
会話に『ん』を使う
会話の中に「ん」を使うのも、馴れ馴れしい言葉遣いになります。たとえば、「そんな、こんな、どんな」という言葉遣いをしていませんか?正しくは、「そのような、このような、どのような」です。間違って馴れ馴れしい言葉遣いをしている人は、直すように心がけましょう。
二回繰り返した返事をする
返事も要注意です。「はい、はい」の二回繰り返した返事は特によく聞きますよね。嫌な感じを受けることもあるのではないでしょうか。その他、「うん、うん」や「ええ、ええ、」など馴れ馴れしい言葉遣いをしていませんか?正しくは「はい」「そうですね」です。
馴れ馴れしい人と親しみやすい人の違い3選!
馴れ馴れしい人と親しみやすい人は、似ているようで似ていません。違いを3選ご紹介します。
相手の気持ちを考えているかいないか
親しみやすい人は、相手の立場に立って物事を考えることができます。たとえば、相手に対するさりげない配慮が出来たり、適度な距離感を保って接することができます。つまり、相手の気持ちを考えて行動できるのです。反対に、馴れ馴れしい人は、自分中心に考えるので、相手からウザいと思われることもあります。
会話が楽しいかウザいか
会話でも判断できます。親しみやすい人は、相手に配慮のある会話を振ってきますし、相手のペースに合わせて会話ができるので、楽しいという印象が残ります。馴れ馴れしい人は、自分の関心のあることを延々と話してくるので、ウザがられます。
性格が良いか悪いか
親しみやすい人は、相手の立場に立って物事を考えることができるので、相手から好かれる結果になりますが、馴れ馴れしい人は、自分中心で推し進めるので、相手から嫌がられることが多々あります。
馴れ馴れしい人への対処法4選!上手に付き合うためには?
周りにいる馴れ馴れしい人と、どうすれば上手に付き合え、対処することができるでしょうか。対処法4選を見てみましょう。
敢えて敬語を使う
馴れ馴れしい人が馴れ馴れしく話かけてきたならば、敢えて敬語を使って話すのも良い対処方法です。相手の馴れ馴れしい話し方を直すことができるかもしれません。
相手のペースに巻き込まれずに冷静に拒絶する
馴れ馴れしい人は、自分のペースで話かけてきます。そんな場合には、自分のペースを保ちつつ、自分の方法で冷静に反応をして対処することができます。相手のペースを崩すことで、相手も自分の話し方に気付き、馴れ馴れしい話し方を直すきっかけになるかもしれません。
まともに話を聞かないようにする
馴れ馴れしい人の話はまともに聞かないようにするのも良い対処方法です。馴れ馴れしい人が馴れ馴れしく話始めたら、話をスルーしましょう。曖昧な返事だけをするのも良い対処方法ですよ。
距離を置いて関わらないようにする
一番手っ取り早い対処方法は、馴れ馴れしい人と距離を置いて関わらないようにすることです。遠目から見るだけで会話にも入りませんし、その人と親しく接することもしないという態度を貫きましょう。
馴れ馴れしい性格を直したい!馴れ馴れしい人の悩み3選!
馴れ馴れしい人の悩みはどんなものでしょうか。3選ご紹介します。
聞き取れなかった時にも敬語?
先日、お客さんの声が聴きとれなかったので、「えっ」と聞き返した所、「えっではなく、もう一度言ってくださいだろう、それが正しい口のきき方だろう」と言って、気分を害されたと言うのです。馴れ馴れしい口のきき方だったでしょうか?
親しくなりたい!
自分は接客系のアルバイトをしている学生です。勤務内容的には関わりが少ないですが、社員さんに「かわいがって」いただいています。その社員さんが辞める前に、親しくなりたいのですが、「友達になってください」と言うのは馴れ馴れしいでしょうか?
「料理つくって!」の男性への反論で悩む
付き合ってもいない、そして知り合って間もない男性が「料理作ってよ!」としつこいです。冗談かと思ってサラッと流したのに、それ以降3回くらい言われ続けて悩んでいます。馴れ馴れしい人の対処に悩んでいます。
馴れ馴れしい性格を直す方法3選!
自分が馴れ馴れしい人として周りから見られているのであれば、どうすれば馴れ馴れしい性格を直すことができるでしょうか?実際に成功した直す方法3選を参考にしてみましょう。
敬語を使うように心がける
言葉を出す前に考えて、できる限り敬語で話すように努力することは、馴れ馴れしい人性格を直すことに役立ちます。多くの人は態度よりも言葉遣いで馴れ馴れしいと感じるので、敬語で話すことで相手との距離を縮め、信頼を得ることができるようになります。
パーソナルスペースを尊重するようにする
相手のパーソナルスペースを侵害しないようにしましょう。相手の表情が変わったり、やってほしくないとはっきり見てとれるのであれば、相手のエリアを尊重するべきです。そう意識すると、馴れ馴れしい性格を直すことができます。
自分は良くても相手は不快かもしれないと考える
相手の立場に立って、この行動や話は相手に不快感を与えていないか考える対処法も、馴れ馴れしい性格を直す有効な方法です。相手のことを考えて行動ができるようになれば、実際に馴れ馴れしい人から卒業ができているはずです。
馴れ馴れしい人はウザくて嫌われる!
馴れ馴れしい人は、社会ではウザいと言われることがあります。自分の言葉遣いや行動を今一度見直して、周りから受け入れられる方法で周囲の人と付き合っていきたいですね。