スニーカーの寿命は?寿命を伸ばす方法や買い替えの目安も!
スニーカーを半年で買い換える人と何年も使い続ける人がいます。スニーカーの耐久性を上げ寿命を伸ばすにはどうしたらいいのでしょうか。良くない履き方とは?スニーカーの寿命を判断するポイントや買い替えの目安、加水分解・ローテーションについても詳しく説明します。
目次
あなたのスニーカーの平均寿命は何年?
日々のコーデに欠かすことのできないスニーカー、お気に入りのものはずっと使い続けたくなるものですが、あなたのスニーカー半年で買い替えですか?それとも何年も使い続けていますか?平均寿命は何年くらいでしょう。
実はスニーカーの寿命は使用方法や保存方法によって大きく変わるのです。正しい使い方・保存の方法を覚えてお気に入りの靴を長く使っていきましょう!
スニーカー寿命の判断するポイント3つ
どういう時にもう履けないとなるか、スニーカーの寿命を判断する目安となるポイントは3つあります。寿命が来ていたら半年もたっていなくても買い替えるよりほかありません。
①ソール(かかと)の消耗
まずひとつめにソール(かかと)部分の消耗があります。靴底がすり減って低くなってしまったり、靴底が抜けてしまったりしたらそれはもう寿命です。
②見た目の汚れや破れ
そして寿命には見た目の問題もあります。指先の部分に穴が開いたり、かかと部分の布地がやぶれたりといったものや、落ちない汚れがついてしまって寿命で履けないということもあります。
③インソール(内側)の状態
さらに、靴の中のインソール(内側)の状態が悪くなることもあげられます。破れてしまって履き心地が悪くなっては寿命です。捨てる他ありません。
スニーカーを毎日履いた時の寿命は?
お気に入りの靴は毎日履いていたいものですが、1足のスニーカーを毎日履いていると、外側が破れたりソールが外れてしまったりといったダメージが蓄積され半年ほどで寿命となってしまいます。
また、安価なスニーカーの場合も目安となる半年よりも早く寿命が来る可能性があります。
スニーカーの買い替えや捨て時の目安
スニーカーを長い間履き続けていると足に馴染むようになってきますが寿命も近づいてきます。以下のようになった場合を目安として買い替えや捨てることを検討しましょう。
・表面が破れて中の部分が出てきている
・ソール(かかと)が斜めにすり減っている
・ソール(かかと)がひび割れしている
・洗っても落ちない汚れがついている
・形が崩れて戻らない
・履いていて足が痛い
スニーカーの寿命を縮める原因「加水分解」とは
スニーカーの寿命を縮める原因のひとつにソール(かかと)の破損があげられます。スニーカーの靴底はソールと一体化しているので、ここが破損するともう履くことができなくなります。寿命です。
これは「加水分解」によって引き起こされる反応です。加水分解がおきてしまうと寿命ですので買い替えるしかありません。
「加水分解」って?
スニーカーの寿命を縮める「加水分解」とは、化合物と水が反応して分解してしまうことです。スニーカーの靴底に使われることの多いウレタンゴムは軽くクッション性も高く摩耗性に強いのですが水分に弱く、加水分解を起こして靴底が破れてしまうということが起きます。
個人的にこうなる前に、履き潰すのが正解だと思う。けど、なかなか下ろせないのも分かる。#加水分解 #スニーカー #sneaker pic.twitter.com/IA6XbpVXvn
— batmanyosuke (@batmanyosuke) March 17, 2019
「加水分解」を防ぐ方法
日本は湿度が高いので完全に加水分解を防ぐことはできませんが湿気を管理することである程度寿命を伸ばすことはできます。
寿命を伸ばすために注意することは以下の点です。
・湿気が少なく風通しの良い所で保管する
・水に濡れたら必ず拭き取る
・履く(履くことが水分調節になる)
買った時の靴箱は通気性が悪いので換気穴を開けてから使いましょう。戸の付いた下駄箱に入れる場合は、たまに戸を開けてしっかり換気してください。
こんな履き方は寿命を縮める!スニーカーの良くない履き方5選!
経年劣化だけでなく、知らないうちに寿命を縮める履き方をしていることもあります。スニーカーの寿命を縮める良くない履き方を5つ選んでみました。あなたはこんな履き方をしていませんか?
①足によく汗をかく
スニーカーの寿命を縮める一番の原因は汗です。1日に足から出る汗の量の目安はコップ1杯分にもなると言われます。
毎日大量の汗を吸収したスニーカーは型崩れしやすくなるうえに、雑菌が増殖して嫌な臭いを発生させる元となって寿命を縮めてしまうのです。
②足のサイズと合わない靴を履く
足のサイズと合わない靴を履くこともスニーカーの寿命を縮めることになってしまいます。
スニーカーが足より小さいとスニーカーが型崩れして内側から破れてしまう原因になりますし、スニーカーの方が大きいと脱げないよう引きずってしまいソール(かかと)を傷め寿命を縮める原因になります。
③靴ひもをゆるめて履いている
靴ひもをしっかり結ばずゆるんだまま履いているとスニーカーの寿命を縮めることになります。中で足が固定されず型崩れを招いてしまうのです。
④かかとを擦るように歩いている
ソール(かかと)を擦るような歩き方をしているとどんどんすり減ってしまい耐久性も落ちます。スニーカーの寿命を縮める原因となりますのでやめましょう。
⑤かかとを踏んで歩いている
スニーカーのかかとを踏んで歩くのはもってのほかです。自分からスニーカーの寿命を縮めていると言って過言ではありません。乱暴な履き方をしているとスニーカーの寿命は半年といわずすぐにやってきます。
スニーカーの寿命を伸ばす方法5選!
スニーカーの寿命を伸ばす方法はちゃんとあります。寿命を伸ばすとその分お気に入りの靴を長く何年も使うことができるのです。
①こまめにお手入れする
スニーカーの寿命を伸ばすために大事なのはこまめにお手入れをすることです。履いたスニーカーはその日のうちに汚れを落としましょう。ブラシで汚れを落とす程度で構いません。
スニーカーの汚れを落としてからシューキーパーで形を整え、風通しの良いところに置いておきましょう。
②数足ローテーションで履く
毎日同じスニーカーを履くのではなく、数足をローテーションさせましょう。汗もかきますので履いている時間はどうしても寿命へのカウントダウンになってしまいます。
数足をローテーションさせることで靴にも休ませる時間を与えましょう。
ローテーションさせるためには目安として最低でも2足かそれ以上、加えて雨の日用のスニーカーや雨の日用のスニーカーがあったら安心してローテーションさせることができます。
7足で一週間のローテーションを組んで寿命を伸ばすというやり方もあります。
③耐久性のある素材を選ぶ
スニーカーを購入する時には見た目だけでなく寿命を考えてレザーやラバーなど耐久性のある素材で作られたものを選ぶことも重要です。
また、新しく購入した時にまず撥水スプレーをかけるようにしましょう。水をはじくのはもちろんのこと、耐久性を上げ、汚れが落ちにくく、またもし汚れたとしても落とすのが簡単です。
④歩き方に気をつける
スニーカーを履いて歩く時の歩き方にも注意してください。紐をしっかり結び足にフィットさせた状態で足の指を使ってしっかり地面を蹴りましょう。
歩き方の歪みは靴の歪みに繋がります。靴の歪みは寿命に直結します。
⑤脱ぎ方に気を付ける
スニーカーのかかとを、もう片足のかかとでひっかけながら脱ぐのはしてはいけない行為です。スニーカーにダメージを与え耐久性が落ちてすぐに寿命が来てしまいます。
寿命を伸ばすためにも脱ぐ時はひもの結び目を解いて、できたら座ってかかと部分を手で軽く押さえながら脱ぐようにしましょう。
長持ちする高品質なスニーカーブランド3選!
高品質なスニーカーは価格が高くなりがちですがその分耐久性が高く何年も長持ちするので、安いスニーカーを半年ほどの寿命で買い替えるより結果としてお得です。
そんな耐久性があり何年も履ける高品質なスニーカーブランドを3つご紹介します。
ナイキ
世界的なスポーツブランドとして知られるナイキは、スニーカーカルチャーの盛り上がりにもっとも貢献したブランドであるといわれています。そんなナイキのスニーカーは通気性が良く軽くて履き心地も良いのでおすすめです。
ニューバランス
ニューバランスの社名は履いた人に“新しい(new)、バランス(balance)”感覚をもたらすことに由来しているそうです。誕生した時は矯正靴の製造メーカーでした。
フィット性を最優先しているニューバランスは履き心地が最高です。耐久性や機能性を大事にしているブランドです。
アディダス
アディダスのロゴで特徴的な山のようになっているスリーストライプス(3本線)は「未来に向けての達成すべき新たな挑戦」を表しているそうです。
クラシックでかっこつけすぎないイメージのあるアディダスのスニーカーはシンプルで馴染みやすく飽きません。また、スウェード素材はとても頑丈でもあります。
お気に入りのスニーカーの寿命を伸ばそう!
スニーカーは正しい履き方としっかりしたメンテナンスで寿命を伸ばすことが可能です。適当に扱って半年で買い替えるより、ローテーションさせることにより寿命を伸ばしてお気に入りのスニーカーを何年も使い続けましょう!
新しいスニーカーをおろす前に撥水スプレーをかけるのをお忘れなく!