『ぞんざい』の意味とは？ぞんざいに扱われる人の特徴4選も紹介！

大人になると、難しい言葉を耳にする機会が多くなりますよね。今回は「ぞんざい」という言葉の意味や漢字についてご紹介していきます、例文を用いて使い方もご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。ぞんざいという言葉には、大きく分けて2つの意味があります。まずは、ぞんざいの2つの意味を見ていきましょう。
 

ぞんざいの1つ目の意味は、物事をいい加減に行う様子という意味です。同じく投げやりな様子や、適当な様子をぞんざいという言葉で表します。

ぞんざいの2つ目の意味は、言動が乱暴で礼儀にかけている様子という意味です。行動が乱暴だったり、口の利き方が乱暴であることを表します。

ぞんざいの語源は2つあります。
1.「存在のまま」が語源になったという考え方
2.「粗雑」が転じてぞんざいになったという考え方

1つ目の考え方で語源を説明すると、「存在のまま」＝「あるがまま」の姿、という意味で捉えられ、周りに合わせたり、気を使ったりしないあるがままの自分の姿という意味から、物事をいい加減に行う様子として、ぞんざいという言葉になったと言われています。

気分のまま物事を進める様子と捉えるとわかりやすいでしょう。気分がのらない時の自分を表に出してしまうと、ぞんざいだと捉えられてしまうかも知れないですね。

2つ目の「粗雑」が語源になった考え方は、ぞんざいの「ぞ」を「粗」と考え、そこからぞんざいは粗雑という意味ではないかと考えられるようになったそうです。粗雑の意味自体も物ごとが荒っぽい様子やいい加減な様子を表していますので、語源になったと考えても良さそうですね。

次に、ぞんざいを使った例文をご紹介していきます。例文はいくつかご紹介しますので、文章からぞんざいの意味を汲み取ったり、ぞんざいという言葉を普段から取り入れてみるもの良いですね。

・ぞんざいな筆跡である
文字の書き方が雑であるという意味

・仕上げがぞんざいである
物ごとの仕上げが適当に行われた様子であるという意味

・彼は、言葉使いがぞんざいです。
彼のことばの使い方が乱暴な様子だという意味

・ぞんざいだけれど、私には十分な昼食です。
いい加減に作られた昼食だけど、私にとってはこれで十分であるという意味

次に、ぞんざいの漢字表記についてご紹介していきます。ぞんざいという言葉は、平仮名で書かれていることが多く、ぞんざいという漢字を知らないという人が多いのではいでしょうか。ぞんざいという言葉に正式な漢字は無いとされていますが、文芸作品などでは漢字を用いて使われていることがあります。

ぞんざいを「存在」という漢字を用いて使っているのが、夏目漱石です。ぞんざいの語源が、存在から来ているという考えを用いて、存在という言葉が使われているのでしょう。

ぞんざいを「粗雑」という漢字で表しているのが、小栗風葉の「青春」という作品です。こちらは、先程の夏目漱石の考え方とは逆で、ぞんざいという語源が、粗雑からきているという考えを用いて使われたものでしょう。

ぞんざいを「粗末」という漢字を用いて使われているのが、近松秋江の作品です。ぞんざいには、物ごとを粗末に扱う様子という意味がありますので、意味から当てはめた漢字だと言えるでしょう。

ぞんざいという言葉を「粗略」という漢字を使って表しているのが、田村俊子のあきらめという作品です。粗略（そりゃく）という言葉は、物ごとに対していい加減な様子や、物ごとをおろそかにする様子という意味がありますので、こちらも意味から当てはめられた漢字だと言えるでしょう。

次に、ぞんざいの類語をご紹介します。ぞんざいという言葉の類語には、大雑把、大まか、いい加減、投げやり、荒っぽい、不始末という類語があります。ぞんざいの類語を知ることで、ぞんざいの意味を良く知ることができますね。

次に、ぞんざいに扱われる人の特徴を4つご紹介していきます。ぞんざいに扱われるのはいい気がしないですよね。ぞんざいに扱われる人の特徴を知り、自分に当てはまっている場合には改善していきましょう。

ぞんざいな扱いをされる人には、自分に自信がない人が多いです。どうせ自分なんて…と思っていると、周りからぞんざいに扱われてしまいやすいので気をつけてくださいね。逆に言うと、自分に自信を持つことで、ぞんざいな扱いをされなくなりますよ。

ぞんざいな扱いをされる人の特徴には、反抗できないという特徴があります。嫌なことを押し付けられても反抗できない部分がある人は、ぞんざいに扱われやすいです。嫌なことに対してはっきりと反抗することで、ぞんざいな扱いをされなくなるでしょう。

大人しくて優しい人もぞんざいな扱いをされやすい特徴があります。優しいからぞんざいな扱いでも許してくれるだろうと思われてしまうようですね。ぞんざいな扱いをされないように、時には厳しい態度で接することも必要ですよ。

孤立している人は、ぞんざいな扱いをされやすい特徴があります。周囲とのコミュニケーションを取ることもぞんざいな扱いをされないためには必要なようです。

次に、ぞんざいな扱いや態度の具体例をご紹介していきます。ぞんざいな扱いとは、どんな態度のことを言うのか見ていきましょう。

言葉使いが汚い場合は、ぞんざいな態度だと言えるでしょう。自分にだけ言葉使いが汚い場合は、もしかするとあなたがぞんざいに扱われているのかもしれません。

素っ気ない態度も、ぞんざいんな態度の具体例です。本当に相手のことを考えているならば、親身になって話を聞いてくれたり、目を見て話てくれたりしますよね。

気分で態度を変える場合も、ぞんざいな態度だと言えるでしょう。自分の素を出していると言われれば聞こえは良いですが、やはりぞんざいな態度をされてしまうのは良い気がしないですよね。

相手のことを物のように扱う場合も、ぞんざいな態度をとっていると言えるでしょう。相手の気持ちを考えない態度や、自分の気分を優先する様子は、ぞんざいな態度の具体例ですね。

また、自分が話すときだけ話を聞いてもらえない場合、自分がぞんざいに扱われていると言えます。ぞんざいに扱われるのは気分が良くないですよね。次に、ぞんざいな態度を取る人の心理をご紹介しますので、心理を知ってぞんざいな態度を取る人の対処法を考えましょう。

次に、ぞんざいな態度を取る人の心理をご紹介していきます。ぞんざいな態度を取る人は、どんな心理で行動しているのでしょうか。

ぞんざいな態度を取る人の心理で多いのが「面倒くさい」という理由です。単純に、人と関わることが面倒くさかったり、任されている仕事や物事が面倒くさくて、ぞんざいな態度を取ってしまうことが多いようです。

次の心理として、イライラしている場合にもぞんざいな態度を取る人が多いです。イライラしていると、周りの人の気持ちを考える余裕がなくなってしまいますよね。そんなイライラした心理が、ぞんざいな態度として出てしまうようです。

意外と多い心理が、相手に苦手意識がある場合です。相手のことを苦手だと感じていたり、相手のことを嫌いな場合には、ぞんざいな態度が出てしまうようです。この場合には、仲良くなると親身な人だったなんてこともありますよ。

ぞんざいな態度を取る人の心理がわかったところで、次にぞんざいな扱いをされた時の対処法をご紹介していきます。ぞんざいに扱われた時には、ちゃんとした対処法を取りましょう。

ぞんざいに扱われた時の対処法でおすすめなのは、無視することです。誰でもぞんざいに扱われると、悲しい気持ちになりますよね。ですが、いちいち気にしていては身がもちません。この人はぞんざいな人なんだと思い、無視するという対処法をとることで気持ちが楽になりますよ。

ぞんざいに扱われた時の対処法として、次にご紹介したいのは、ぞんざいに扱った理由を問いただすことです。ぞんざいに扱われるのは悲しいですが、相手にも相手なりの理由があるのかもしれません。理由を知ることで、ぞんざいな扱いがなくなるかもしれませんね。

次におすすめしたい対処法は、立場が上の人に相談してみることです。上司や立場が上の人にぞんざいな態度を取るという人は少ないでしょう。立場が上の人から注意してもらうことで、ぞんざいな扱いがなくなるかもしれません。

ぞんざいの意味を詳しくご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。ぞんざいの意味や由来、ぞんざいの語類や例文など、普段使わない言葉を知ることは楽しいですよね。ぞんざいという言葉の類語には、大雑把やいい加減という言葉があります。類語を知ることで、ぞんざいの意味がよりわかりやすくなりますよね。

例文もご紹介しましたが、ぞんざいは日常生活ではあまり使われない言葉ですよね。ですが、かしこまった文章や、小説などには多く使われている言葉です。例文を参考に、ぞんざいという言葉をつかって文章を書いてみるのも良いですね。

また、ぞんざいな人の心理や、ぞんざいに扱われた時の対処法などもご紹介しましたので、ぞんざいな人が身近にいる場合には参考にしてみてくださいね。もし、自分がぞんざいに扱われてしまった場合には、上手く対処してみましょう。