集団行動が苦手な人の原因や特徴とは?試したい4個の克服法も紹介!
誰もが避けられないのが集団行動。「集団行動が苦手かもしれない……」と感じたことはあるでしょうか?今回は、集団行動が苦手な人の原因や特徴、試したい集団行動の克服方法を4つご紹介。集団行動が苦手な人は、その原因を知って、ストレスのない生活を手に入れましょう。
目次
集団行動が苦手な人の特徴や原因・克服法は?
誰もが毎日行う集団行動に苦手意識を持っている人は、少なくありません。集団行動が苦手な人には、どのような特徴があるのか、集団行動が苦手なのにはどういった原因が考えられるか見ていきましょう。集団行動の克服法についても4つご紹介します。
そもそも『集団行動』の意味とは?
集団行動とは個人ではなく、何人かの人が集まり、同じ目標に向かって行動することを言います。わかりやすく例えると、学校のクラスや会社の仕事、また友達での付き合いも複数人になれば集団行動になります。
私たちは必ず何かの集団に属し、毎日生活をしています。苦手意識を持っていても、どうしても避けることのできないのが集団行動です。
集団行動が苦手な人の特徴①集団にうまくなじめない
学生や仕事をしている人ならば、毎日欠かさず必要なのが集団行動です。しかし、「私、集団行動が苦手で……」という方も少なくありません。集団行動が苦手な人はどんな性格なのでしょうか。まず一つ目として、集団にうまくなじめない、という特徴が挙げられます。自分だけ浮いてしまって、なじめない環境では居心地も悪いですよね。
原因①自分の気持ちを相手に伝えるのが苦手
自分以外の人と行動を共にするとき、気持ちを理解してもらうためにそれを言葉にする必要があります。集団行動が苦手な人は、自分の気持ちをうまく相手に伝えることができず、それがだんだんと嫌になってしまいます。
原因②自分の世界にのめりこむのが至福の時
自分の世界にのめりこんでいる時間に幸せを感じ人は、集団行動が苦手です。自分の世界は、誰にも邪魔されることのない唯一無二の時間です。もしそれが自分の大好きなことでも、誰かと一緒にすることで、自分の思った方向に進められないと思うと気持ちが萎えてしまいます。そのため集団行動よりも、一人で世界に入り込むことが幸せだと思ってしまうのです。
原因③我慢するのが得意ではない
集団行動では、誰かと行動するので必ず自分の思い通りにいかないことが発生します。そのとき周りの人と上手くやるには、時には我慢が必要となります。この我慢が得意でない人は、自分の気に入らないことに対して一々イライラして、誰かと行動することが嫌になってしまいます。
集団行動が苦手な人の特徴②集団行動に疲れてしまう
集団行動が苦手な人の性格として「集団行動に疲れてしまう」ことが挙げられます。大勢の中で過ごすことがとても楽しいと感じる人だけでなく、疲れてしまう人は一定数いるものです。他人と一緒にいることで、自分ひとりではしなくてもよかった気遣いなどが必要になることに疲れてしまうので、長時間一緒に過ごすのは苦痛になります。
原因①自分の事を他の人に知ってもらいたいという気持ちが少ない
「自分自身のことを他の誰かに知って欲しい!」と思う気持ちは誰にでも存在します。集団に属することで、多くの人と関わり、自分のことを一人でも多くの人に知ってもらうことが可能になります。しかし「知って欲しい」という気持ちが少ないと、集団行動や他人とたくさん関わりたいという気持ちも同時に少なくなります。誰かに知ってもらいたい気持ちがないので、集団行動も面倒になってしまい、次第に苦手意識を持つのかもしれません。
原因②自分の考えを曲げたくない
誰かの意見よりも自分の意見を通したい、曲げたくないと強く考えていることも原因のひとつです。集団行動においては、誰かに合わせて行動することが求められます。頑固に自分の考えを曲げないでいると、次第に大勢での行動に慣れることが難しくなります。自分の意見が通らないことに対してストレスもたまりますし、精神的にも疲れてしまいます。
原因③他人本位で優しすぎる性格だから
こちらは逆に、自分よりも他人のことを考えすぎるような優しすぎる性格が原因のパターンです。優しい性格がゆえに、自分よりも誰か他の人の考えを尊重しすぎて、だんだんと自分を犠牲にするようになります。そうすると、ストレスが溜まって大勢の中にいることが苦痛になってしまいます。
原因④一人で行動した方が明らかに楽だから
誰かと一緒に行動するときには、他人の気持ちやスキルを考えたり、時には譲り合う必要があります。しかし一人で行動することに抵抗がない人は、そういった努力を無駄な手間だと考えます。一人で行動すれば自分で全てコントロールし完結できるので、明らかに楽ですよね。自立心が強い人は、集団行動に疲れを感じる傾向があります。
集団行動が苦手な人の特徴③集団行動が苦手なことがコンプレックス
みんなが当たり前のようにしている集団行動。その当たり前ができないことにコンプレックスを抱いている人は多いです。生活の中で避けて通れないからこそ、コンプレックスに感じやすいのかもしれません。集団の中で、人との付き合い方や人との距離を知ることができれば、誰でもコンプレックスを解消することが出来ます。苦手なことにコンプレックスを持つのではなく、どうしたら上手く集団行動の中で人とお付き合いができるかを経験の中で探っていきましょう。
原因①自分のプライベートを他人に干渉されたくない
仕事などで必ず必要になるのが集団行動です。しかし自分のプライベートやペースを乱されたくない、と考えている人にとって、集団行動は苦痛に感じるでしょう。他人と関わると、どうしても自分のプライベートに対して意見される機会は増えてしまいます。誰かに意見されることにストレスを感じる人にとって、集団行動はつらいですよね。
原因②大勢でワイワイするイベントが全然楽しいと感じない
大人数の中で楽しむことができないのも原因のひとつです。誰かと一緒になって、お祭り騒ぎをするよりも、一人で楽しめる映画や読書の方が好き!という人も多いのではないでしょうか。学校のクラスやサークルでの活動、仕事での飲み会など、大勢でワイワイするイベントを楽しいと感じられない人にとって、集団行動は楽しいものではないでしょう。
集団行動が苦手な人のメリット2つ!
集団行動が苦手というと、マイナスなイメージを持たれがちですが、メリットもあります。集団行動にはメリットしかないように思いますが、集団行動で失うものもあります。集団に入らないで生活したい人、集団の中で生活したい人、両方にメリット・デメリットはあります。こちらでは2つ、集団行動が苦手な人のメリットを見てみましょう。
自分の個性を保つことができる
集団で行動するには、大勢に合わせる必要が出てくるため、自分の個性を抑える必要があります。そのため、知らず知らずのうちに個性がどんどん失われ、自分らしさを見失うことにもつながります。ですが集団行動が苦手な人は、誰かにずっと合わせる必要がないため「自分の個性」、「魅力」ともいえる部分を保つことが出来るのです。個性は、自分らしさを追求するときに絶対に必要なものですよね。個性を保てるということは、大きなメリットになるでしょう。
何かあった時も自分一人で何とかできるようになる
いつでも「誰かに頼ればなんとかなる」と思っているのが集団行動に慣れている人の考えです。それとは逆に、集団行動が苦手な人は普段から誰かに頼るよりも、自分でなんとかしようとします。なので、何かあった時にも落ち着いて対応する事が出来る対応力が身に付きます。誰かが助けてくれると考えているよりも、一人で何とかできる力は仕事だけでなく、どんな場面でも役に立つでしょう。
集団行動が苦手な人のデメリット2つ!
大勢の人が集まる集団行動が苦手だと、どんなデメリットがあるでしょうか。苦手だからといってすぐに集団と距離を取ってしまう前に、集団行動を避けた時におこるデメリットについて考えておきましょう。
困った時に誰にも助けてもらえない
集団行動では人と人との助け合いがあります。ですが普段から集団の中での行動を避けていると、突然の困難や助けて欲しい時に助けてもらえないというデメリットがあります。また、周りから「助けがなくても大丈夫な人」と認識されてしまうと、心配してもらったり声をかけてもらえる機会も減ってしまう可能性があるでしょう。
仕事上で孤立するなど、自分の可能性を狭める
仕事をするのはどうやっても誰かと関わる必要が出てきます。人脈がビジネスの鍵となることも多々あるでしょう。そんな時に集団行動を避け続けていると、自分の可能性まで狭めてしまったり、孤立してしまう可能性があります。人と人が共同で行う仕事において、集団行動が苦手なことはデメリットとなってしまいます。
集団行動が苦手な人の克服方法4選!今すぐ出来る!
集団行動を克服するためにはどんな方法があるでしょうか。今すぐ出来る、集団行動の克服方法を4つご紹介します。「自分は集団行動が苦手」とストレスを抱えて過ごすよりも、今出来る方法を試してみましょう。
集団にうまくなじめない人は、自分が集団の中でどんな役割を担うのかを探る
周りを見回したときに、自分が集団の中でどんな役割なのかを把握してみましょう。集団行動の中では、だれもが何かしらの役割を担っているはずです。例えば、リーダーやムードメーカー、愛されキャラ、聞き役などがあります。自分の役割を把握することで、その大勢の中で、自分が必要な存在だということが分かると、集団行動への苦手意識も減っていくはずです。
集団行動が疲れるという人は、全員と仲良くしようと考えない
集団には、自分にとって接しやすい性格、そうでない性格の人の両方がいるパターンが多いです。集団行動が苦手な人は、コミュニティの全員と仲良くしようと思っているのではないでしょうか?集団の中には、違った環境で育った人がたくさんいるので、必ずしも自分と同じ考えを持っていたり、同じ感じ方をするとは限りません。考えの違う全員と仲良くしようとするのは不可能に近いです。仲良くしようと相手の顔色を伺い続けるのはとても疲れることです。まずは一度、全員と仲良くすることを諦めて、気が合う人とのみ近い付き合いをして、克服しましょう。
集団行動が苦手な事がコンプレックスの場合は、頼れる人を数人作ろう
集団行動の利点として、困った時にはいつでも誰かに聞くことができたり、助けてもらうことが出来る点があります。しかし、これらは集団行動が苦手な人にとって少し難しいことです。集団行動が苦手と感じる人は、集団に属さないかわりに、数人でも頼れる人を作っておきましょう。一人で困ったときや誰かの手が必要な時に頼れる人が数人いるだけで心に余裕もできますし、その人の力を借りれば集団行動も少しは楽になるかもしれません。
どうしても苦手な場合は、集団行動をするのが必要最低限で済むような努力をして
それでも「集団行動はやっぱり苦手!」という性格ならば、集団行動が最低限で済むような努力をしてみましょう。たとえば、周りの人に「あの人は一人が好きな人」とイメージを持ってもらえれば、あまり無理して集団に誘う人も少なくなります。ストレスを抱えて過ごすよりも、周りの人に理解をしてもらい、過ごしやすい環境を作っていきましょう。
ストレスにならない程度の付き合い方を考えよう!
集団行動は、生活の中で避けて通ることはほぼ不可能です。ですが、回数や頻度を減らすこと、克服することは出来ます。自分のストレスになるようなコミュニティでずっと過ごすよりは、うまく距離を取って付き合っていくのが吉です。集団行動することだけが、全てではありません。どうしても集団行動が苦手と感じる場合、自分に合った他人との付き合い方を考え、調節することでストレスのない生活を送りましょう。