保険外交員の実態を徹底調査!ノルマはある?不倫しやすいって本当?
保険外交員の仕事はノルマが大変そうというイメージが大きいですよね。そんな保険外交員の実態は一体どのようなものなのでしょうか。雇用形態が普通の会社員と違う?年収は?など徹底解説します。保険外交員が不倫しやすいという噂の実態にも迫ります。
目次
保険外交員ってどんなイメージ?実態とは?
保険外交員の仕事にどんなイメージをお持ちですか?「ノルマがあり大変そう」「契約を取れないと給料が少なそう」など、あまりいいイメージがない方が多いのではないでしょうか。一方で「時間に融通が利くので、子育て中のママにピッタリ」という声も聞きます。今回はそんな保険外交員の実態について見ていきます。
そもそも保険外交員って?正社員とは違うの?
そもそも保険外交員とはどんな仕事なのでしょう。生命保険会社に直接雇用される正社員とは違うって本当?保険外交員の仕事を検討されている方は、やはり仕事内容は気になりますよね。では保険外交員の仕事内容や雇用形態について見ていきましょう。
保険外交員とは
保険外交員の仕事は、個人のお宅や企業を回り、それぞれのライフプランに合わせた保険商品を紹介することです。もちろん紹介だけでなく、契約に結び付けるよう顔を覚えてもらったりマメに足を運ぶ必要があります。既存のお客様だけでなく、新規開拓をしたり保険の見直しなどのアフターケアを行うのも保険外交員の仕事になります。
保険外交員は拘束時間が短い為、子育て中の女性が多いのも特徴です。営業所に出社した後は、主に保険商品を紹介する営業に出ることになります。その時間は基本的に自由な為、子育てしながら働きやすいというのが利点です。自由とは言え、もちろん契約を取れなければ給料にも大きく響きます。保険の契約を取った分が歩合として給料に反映されますので、年収は個人差が大きいと言えます。
またお客様に紹介する為、自社の保険商品を詳しく理解しておく必要があることはもちろん他社の商品についても知っておく必要があります。お客様のライフプランに合わせた商品を紹介するためファイナンシャルプランニングの能力も求められます。
保険外交員は個人事業主!確定申告も必要!
保険外交員の雇用形態は生命保険会社から報酬をもらい、保険営業をする個人事業主になる場合がほとんどです。その為、給料は歩合制になり給料には個人差が出ます。一般的な会社員の場合は会社との雇用契約により報酬として給料が支払われますが、保険外交員の場合は会社との委託契約により報酬が支払われます。この報酬は税務上「事業所得」となり、これにより保険外交員は個人事業主となるため確定申告も必要となります。
【保険外交員の実態①】実際の仕事内容は?
先ほど簡単に保険外交員についてご説明しましたが、何となく仕事内容のイメージはできたでしょうか。実際に保険外交員として働くにはまず、生命保険会社での研修を受けることになります。採用されたらすぐに営業に出るということはありませんので、そこは安心してください。研修後、試験に合格してはじめて営業活動が出来るようになります。
では、保険外交員の仕事の基本的な一日をご紹介します。
9:00 営業所に出社したら朝礼や連絡事項の伝達、そしてアンケートが取れたかノルマを達成できたかなどを報告、契約が取れた方の表彰などが行われます。
10:00 営業活動を行います。アポが取れているお客様の所へ訪問します。新たな保険を提案したりアフターサービスなどを行います。
12:00 企業訪問をします。会社のお昼休憩の時間になりますので、その時間に合わせて訪問します。会社員のお客様に対して声かけやチラシを配ったりして、新規顧客獲得を目指します。お客様とある程度信頼関係ができると保険商品を紹介したり、アンケートをお願いしたりすることもあります。
その後、午前中と同様にアポが取れているお客様の所へ訪問します。
17:00 営業所に帰社します。上司に仕事の報告を行い、お客様への書類などを作成します。
問題なければ退社しますが、夜しか時間が取れないお客様がいれば希望に合わせて訪問することもあります。
他にも土日しか時間が取れないお客様がいれば、休日に対応することもあります。新規契約だけでなく、担当のお客様が入院や手術をした場合などは、必要書類をもらいに行って手続きをしたり自社への入社希望者を探すこともあります。自分が紹介して入社した人に対しての育成やフォローも行ったりと仕事は幅広いです。
【保険外交員の実態②】給料や平均年収を紹介!
保険外交員の仕事で気になるのはやはり給料ではないでしょうか。個人事業主となりますので、どのような給料システムになるのかよくわからないという方が多いでしょう。最初にご説明しましたが契約の歩合もありますし、給料は個人差がでますが目安になる年収・給料は知りたいですよね。では詳しく見ていきましょう。
保険外交員の給料と年収
保険外交員の雇用形態は保険会社から報酬をもらう個人事業主になります。会社によって異なりますが新人のうちは中々契約を取ることができない事が多いので、数か月から一年ほどは給料保証がある場合があります。月額で13~15万円ほどは給料が保証され、新人の間は契約が取れなくても毎月一定の金額が見込めます。
しかし給料の保証期間が終われば完全にこの給料保証がなくなるか、基本給(4~13万ほど)と歩合の報酬になります。契約が多ければ多いほど歩合も高くなりますので年収1,000万程度稼ぐ人もいます。平均的な給料は月収20~30万円程度、年収は370~450万円程度が目安となります。もちろん新人のうちや契約が取れない場合は平均よりも下回ることが考えられます。
保険外交員の手取り
保険外交員の手取り給料は、年収の平均から考えると16万~25万円程度になりそうです。契約が取れない場合は歩合が付きませんので10万を下回る場合も考えられます。こういったことから、契約がなかなか取れない人はすぐに辞めてしまうことが多いようです。
保険外交員の給料システム
保険会社と請負契約を結び個人事業主として働く保険外交員ですが、会社に所属し基本給と歩合給をもらう雇用形態の保険外交員も多くいます。しかしこの場合も一般的な正社員としての雇用形態とは異なります。会社に所属する雇用形態の場合でも、正社員でありながら個人事業主でもあるという変わった立場になります。
いずれにしても保険外交員は個人事業主として確定申告を行う必要が出てきます。(雇用形態が正社員の場合は基本給は給与として、外交報酬は事業所得として確定申告を行うことになります。)
給料システムとしては、完全歩合制になるか基本給(4~13万程度)と歩合という二本立ての給料になるかどちらかでしょう。個人事業主である分、努力次第で歩合は増えますし経費を確定申告で計上できるというメリットもあります。
【保険外交員の実態③】ノルマはあるの?
どんな仕事も仕事内容を覚えたり、自分の物にするまでは大変です。しかし保険外交員の仕事で気になるのは、内容以上にノルマではないでしょうか。ノルマがあると精神的にも大変そうですよね。実際はどうなのでしょうか。保険外交員のノルマの実態について見ていきましょう。
ノルマは存在する
保険外交員の仕事にノルマは存在します。営業職である以上、これは仕方がありません。ノルマは達成しなくてはならないもの、と言うよりも目標として捉えるとプラスのイメージになるのではないでしょうか。
自分の役職に応じたノルマが設定され、ひと月終えたらまたリセットされ次の月からまた新たなノルマが課されます。また、契約のノルマだけでなくお客様のアンケートや設計提案書などの数もノルマがあります。最初はプレッシャーになりますが、こういった小さいノルマから契約に繋がることもあり達成感を感じることも多いでしょう。しかし、ノルマが重圧になり保険外交員の仕事から離れる人が多いのも事実です。
歩合給なので契約が取れない人は給料も安い
保険外交員はほとんどが歩合給の為、やはり契約が取れないと給料は少ないです。契約が取れなければ歩合が貰えません。完全歩合の場合は給料が発生しないどころか、経費分がマイナスになってしまうこともあります。固定給が保証されている場合は、最低でも固定給分は給料がもらえますがそれでも決して固定給が多いわけではありませんので、歩合あっての給料だと考えたほうが良いでしょう。
【保険外交員の実態④】保険外交員は稼げない?
保険外交員の給料が個人差が大きいということはお分かりいただけたかと思います。請負契約という雇用契約上、差がでるのは仕方ありませんし保険外交員として稼いでいる方もたくさんいます。しかし、保険外交員の実態としてよく聞くのはそれほど稼げないという声です。保険外交員が稼げないというのはどんな理由からなのでしょうか。
必要経費(自腹)が多い
保険外交員が稼げないと言われる理由の一つとして、必要経費(自腹)が多いという点があります。必要経費とは例えばお客様に配るアメニティやカレンダーなどです。これらの物は会社が必要経費として負担してくれるわけではなく、保険外交員自身の自腹となる場合がほとんどです。
どこまでの物が自腹となるかはその会社によります。会社によっては営業活動で使用するパソコンや、消耗品などの使用料も保険外交員の必要経費として自腹となる場合もあります。また、営業活動時の交通費も自腹になるでしょう。しかしこれらの自腹は、外交報酬から必要経費として引くことができます。個人事業主になるため、自分自身で確定申告をしなくてはならないという手間はありますが、しっかり確定申告で節税することで自腹の痛手を補うことができます。
契約が取れなければ稼げない
やはり一番は契約が取れるか取れないかが大きいです。契約が取れなければ最低限の給料しかもらうことができません。契約が取れないとなると必要経費分赤字にもなってしまいますね。営業職なのでこれは当然というか、仕方がないことですね。どうしても契約が取れない月や、目標に達していない月などは家族や知人などに加入をお願いするという人も少なくありません。このため、だんだんと疎遠になっていく人もいるという話もよくあります。
基本的には最低でも月2~3本程度の契約を取るというノルマがあり、それをこなせなければ歩合ももらえませんので給料も少なくなってしまいます。中には最低限でも構わないと契約をあまり取らずに在籍し続ける強者もいらっしゃるようですが、上に強く言われても動じないハートがないと厳しいですね。
【保険外交員の実態⑤】保険外交員になるには?
ノルマがあったりと大変そうな保険外交員の仕事ですが、時間に融通がきいたり、必要経費を確定申告で引くことができたりとメリットも多い仕事です。大きい会社ですと福利厚生もしっかりしています。保険外交員になるにはどのような方法があるのでしょうか。
保険外交員になる方法
一番多いのが保険外交員からの勧誘です。新しい人を入社させると、その保険外交員の評価や成績にも反映される為、実際に勧誘されたことがあるという人も多いのではないでしょうか。また保険外交員の募集は常にあると言っていいので、求人情報誌やハローワークなどを経由して保険外交員へなる方法もあります。
4人に1人しか残らない厳しい世界
大きい生命保険会社では保険外交員の新人として毎年、各営業所に約30人ほど入社するといわれています。そこから一年後に残るのはだいたい6~7人程度です。更に3年後に残っているのは半分以下という厳しい世界です。やはり、契約がなかなか取れない・給料が安定しないなどの理由で辞めていく人が多いのが現状です。
保険外交員で稼ぐためには?
ノルマが厳しい保険外交員ですが、高収入を得ている方もたくさんいらっしゃいます。中には年収2000万以上稼ぐ保険外交員もいますし、外資系の保険会社の保険外交員の中には、なんと年収1億円以上稼ぐ人もいます。
国内生命保険会社なら、保険金額(例えば死亡保証1000万など)により成果報酬が決まります。その為低い保証額の保険を10件取るよりも、額が大きい保険を1件取る方が効率が良く稼ぐことができます。また大きな額の保険を契約したり、契約のノルマを大きく上回ることでボーナスがつくことも。
もちろん日々顧客のフォローをしっかりと行うことも大切です。顧客の収入や支出などをきちんと把握しておかないと、せっかく契約してもらっても保険料が払えず解約されてしまうこともあります。契約2年以内の解約は保険外交員にペナルティがつくこともあり、歩合や査定が下がったりと収入にも大きく影響します。
保険外交員が不倫しやすい理由5選!
「保険外交員は不倫が多い」そんな噂を聞くこともありますよね。奥さんや旦那さんが保険外交員の仕事をしている人はそんな噂をきくと心配になってしまいますよね。なぜ保険外交員の仕事は不倫が多いと言われているのでしょうか。実態を見ていきましょう。
①チームの一体感から上司と不倫しやすい
保険外交員が不倫しやすい理由として、大体の保険会社がチームを組んで行動していることが挙げられます。数名の保険外交員に対し、管理役として上司が一人のチームとなり行動します。チームみんなで過酷なノルマを達成するため頑張るわけですから、自然とチームが一体となりますし親密にもなりやすいです。
大体が女性の中に男性の上司が一人あたるという構図になりますので、頼りがいがあると感じることも大きいかもしれません。なかなか思うように契約が取れないことを上司に相談しているうちに不倫関係に、ということもありそうです。
②契約を取るために顧客と不倫することもある
これは一番よく聞くパターンはではないでしょうか。実際に顧客から「体で契約取っているんだろ」と言われることも少なくない保険外交員。男性の顧客に抱き着かれそうになったり、「一晩一緒に過ごしてくれたら契約する」というようなことを言われることも現実にあります。
合コンに誘われたり、個人的な食事の誘いも日常的にあるといってよいでしょう。特に企業契約の場合、そこから不倫に発展することもあり得ます。企業契約の場合は額が大きい分ライバルも当然多いです。契約をチラつかせ断り切れずに関係を持ってしまう人もいるのかもしれません。
③厳しいノルマに悩みや疲れを抱え込みやすい
毎日の厳しいノルマが重圧となり精神的に弱ってしまうことも、保険外交員が不倫しやすい要因と言えるかもしれません。そんな中、同じ状況で自分の悩みを理解しフォローしてくれる存在は心強いですし、異性として魅力的に見えることもあるでしょう。仕事の悩みを相談したり、フォローしてもらっているうちに親密な関係になり、不倫関係に陥るといったケースは実際に多いようです。
④ノルマのために顧客と飲みに行く機会が多い
仕事として顧客と飲みに行くことも多いのが保険外交員です。そうして信頼関係を築いていくのは大事な仕事でもありますが、お酒が入ると人が変わる人もいますよね。いつもはそんなことを言う人じゃないのに、お酒が入ったら「もっと仲良くなれれば契約する」なんて言い出してなかなか帰してくれないなんてこともあるようです。自身もお酒で冷静な判断が出来ず、雰囲気に負けて体を許してしまうといったケースもあります。
⑤不倫関係になっても気付かれにくい
保険外交員は顧客の望んだ時間に合わせて予定を組むことが多いです。夜しか時間が取れないお客様ならそれに合わせて対応しますし、イレギュラーな外出も多いです。そういったことから、定時に帰らなかったり休日に出ていっても旦那さんに怪しまれにくいです。つまり不倫関係になっても気づかれにくく、関係が続きやすいということが考えられます。
保険外交員は厳しい世界!契約のために不倫することも
保険外交員の仕事の実態はいかがでしたか?厳しい仕事ですが、頑張った分だけ収入が上がるやりがいのある仕事でもあります。しかし、そんな中で契約の為に不倫に走ってしまう人もいるのも事実です。もちろんそんな人ばかりではありませんが、ノルマなどの重圧が厳しい仕事と理解しておくことが必要です。もしご家族に保険外交員の仕事をしている人がいるという人は、その大変さを理解して接してあげることで仕事の疲れを癒してあげることができるかもしれませんよ。