セックスレスで離婚はできるの?離婚に必要な条件を詳しく解説!
多くの日本人の悩みであるセックスレスですが、夫婦間の深刻な問題となっている場合もあり、離婚しようと考える人も少なくありません。この記事では、セックスレスで離婚できる原因・できない原因について解説した後、セックスレスで離婚をした場合の慰謝料について紹介していきます。
目次
セックスレスの夫婦生活…離婚できるの?
日本はセックスレス大国とも言われていて、ある調査では1ヶ月のセックスの回数は平均で2回程度という結果も出ています。単純に2週間に1回ならば少なくないと思う人もいるかもしれませんが、実はこの数字は世界基準で考えるとかなり下の順位と言われています。
そんな日本のセックスレス事情ですが、中には「もっとパートナーとセックスをしたい!」と考える人もいると思います。セックスレスに明確な定義はあったとしても、セックスレスの価値観は人それぞれです。自分が求めているのに相手が応じてくれない場合、不満となって離婚したいと思うかもしれません。ただ、相手がセックスに応じてくれないだけで離婚の理由とすることができるのでしょうか?セックスレスと離婚の関係について紹介していきます。
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セックスレスは離婚の理由になる?
セックスレスだから離婚をしたいと考える人もいると思いますが、果たしてセックスレスは離婚の理由として相応しいものなのでしょうか?それを読み解くためには、まずは民法上の離婚事由について知っていくことが必要になってきます。
民法上の離婚事由は5つに分けられる!
民法第770条では、離婚をするためには以下の事由に当てはまらなければならないとされています。
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。
セックスレスは「婚姻を継続し難い重大な事由」
「その他婚姻を継続し難い重大な事由」には性格の不一致、家事を分担しない、子どもの世話をしない、暴力を振るうなど様々ありますがセックスレスも性の不一致ということで、この「その他婚姻を継続し難い重大な事由」に当てはまることがあるようです。
ただ単に相手に興味がなくなってセックスをしなくなる場合もあれば、夫婦どちらかのアブノーマルな性癖についていけなくてセックスを避けるようになる場合もあるし、お互いに性欲はあるけれど体の相性がイマイチだからセックスレスになる場合もあります。家の外で性欲を発散する不倫に関しては「不貞な行為」として離婚を訴える事由になりますが、不倫がない場合でも、以上のような事由に当てはまる場合は離婚の原因とすることができるようです。
セックスレスで離婚できるケース【単純にセックスを拒絶される】
お互いに健康状態に何も問題はなく、生活のリズムも一緒、それでもただ単純に「セックスが面倒臭い」「セックスしたくない」という理由で拒絶されるのは、夫婦関係によっては離婚事由となる場合があるようです。離婚事由となる場合について、詳しく紹介していきます。
拒絶することで不信感が芽生える
数回程度セックスを拒絶されるのであれば「最近疲れてるから」と、セックスに誘った側も納得してくれるかもしれません。ただ、それが長期化したらどうでしょうか?
「自分とセックスしてくれないのは不倫しているからかも」といった考えが出てきてもおかしくありません。たとえ不倫の事実がなかったとしても、一度疑ってしまうと喉につかえた魚の骨のように、中々取り除くことはできないものです。
その不信感が次第に大きくなっていくと、夫婦関係が冷え切ってきてケンカが多くなったり、会話すらしないような夫婦になることもあります。こうなると「婚姻を継続し難い重大な事由」となり、離婚することができるようです。
拒絶することで不満も溜まる
不倫を疑うことがなかったとしても、「自分のこと嫌いになったのかな」「この性欲はどう発散すればいいんだろう」などと気にしてしまい、寂しくなっていってしまうこともあると思います。
そこからどうにか夫婦関係を修復できれば良いのですが、その不満を発散させようと不倫に走ってしまうこともあるかもしれません。不倫となると「婚姻を継続し難い重大な事由」ではなく「不貞行為」となり、セックスレスうんぬんではなく、不倫が原因で離婚となる場合があります。
セックスレスで離婚できないケース①【お互いに求めなくなった】
セックスレスで離婚できるケースは、上記のようにセックスをしないことによる夫婦関係の悪化が原因です。シンプルに言えば、それ以外はセックスレスが理由であっても離婚ができない事由となります。それでは、お互いに求めなくなった形でのセックスレスという状況にあり、離婚できない事由にはどのようなものがあるのでしょうか?
歳を重ねたから
歳を重ねて夫婦関係に円熟味を帯びてくると、体のつながりよりも心のつながりを大切にする夫婦が増えてくると言われています。もちろん中には例に当てはまらないような仲良し夫婦もいますが、歳を重ねたことが理由でお互いにセックスを求めなくなった場合は、離婚の事由としては認められない場合があるようです。
出産を期に
女性は母親になると、どうしても旦那よりも子どものほうに意識が向いてしまいます。出産を機にセックスレスになるのはよくある話で、それに不満を持つ旦那がいるのもよくある話のひとつです。
しかし、男性の中には出産を経験した妻のことを女性として意識できなくなってしまう男性もいて、妻とセックスをしたいという欲求を持たなくなってしまうこともあります。不倫で外で性欲を発散させているのは問題外ですが、セックスをしなくてもお互いの気持ちが満たされているのであれば、離婚の理由としては不十分です。
生活の時間帯が合わない
たとえば夫婦共働きで、日勤と夜勤といったように生活のリズムが合わない夫婦もいると思います。たまたま家で2人で過ごしていたとしても、生活のリズムが合わず、お互いにセックスに気が乗らないままセックスレスになることもあるかもしれません。
しかし、これだけでは「婚姻を継続し難い重大な事由」には該当しない場合が多く、生活の時間帯が合わないからという理由で離婚は難しいようです。ただし、それが原因で夫婦仲が悪くなったり、もはや夫婦関係とは名ばかりになった場合は、離婚に至ることもあります。
セックスレスで離婚できないケース②【疾患を持っている】
たとえば夫婦のどちらかが寝たきりであったり、激しい運動をすると心臓に過度な負担がかかってしまうような場合は、体を気遣うがあまり自然とセックスレスになってしまうかもしれません。夫婦仲が悪くなったのならば話は別ですが、上記のような事由だけが原因で離婚をするのは難しいかもしれません。
また、夫がEDであるがためにセックスレスになる夫婦もいると思います。しかし「夫がEDでセックスできないから離婚します」は少し強引ですし、離婚事由として認められないことが多いようです。いずれの場合でも、夫婦で話し合いを重ねてお互いの着地点を見つけていくべきではないでしょうか。
セックスレスで離婚できないケース③【物理的な距離がある】
当たり前ですが、セックスはその場に2人がいなければ成り立たない行為です。たとえば旦那が単身赴任をしていて、会えるのは年に1回や2回という家庭もあると思います。そうなると必然的にセックスレスになってしまいますが、状況次第では離婚の原因とならない場合があります。
セックスしない期間が長い=セックスレスではない
単身赴任の夫が帰ってきて、セックスで夫婦の時間を楽しむこともあると思います。たまに帰ってきた夫に拒否をされたり、自分が拒否をするのであれば立派なセックスレスですが、そうでない場合は当然ながらセックスレスには当てはまりません。
むしろ間が空いているほど燃えることもあるので、セックスレスという言葉とは対極にいる状況なのかもしれません。
お互いに仕方がないと割り切れる関係
「離れているからセックスができないけれど、都合だから仕方がない」と考える夫婦もいます。それは決して冷め切っているからではなく、お互いのことを信頼している素敵な夫婦だからです。そんな夫婦と離婚を結び付けようとしても結び付くものではありません。お互いに寂しくなることもありますが、それを2人で乗り越えるため、セックスレスが原因で離婚には至らないのかもしれません。
セックスレスで離婚した場合の慰謝料は?
離婚となれば発生してくるのが慰謝料です。不倫からの離婚で慰謝料が請求できるのは何となく分かるかもしれませんが、セックスレスが原因となった離婚の場合の慰謝料はどうなのか気になりますよね。不倫と慰謝料の関係についてご紹介していきます。
セックスレスで離婚をした場合の慰謝料の相場は
セックスレスで離婚をした場合の慰謝料の相場は、おおよそ100万円程度と言われています。しかしこれはあくまでも基本的な額であり、セックスレス以外にも離婚事由がある場合は、さらに慰謝料が増額されることになります。
たとえば暴力行為やモラハラ、配偶者の不倫、結婚後に一度もセックスに応じないといった事由が主なものになります。さらには自分と配偶者の収入の差なども考慮されて慰謝料の金額は決まると言われていますが、多い場合は300万円になった判例もあるようです。
セックスレスで慰謝料を請求するには証拠が必要
裁判で口頭で「長い間セックスレスでした!」と言っても信憑性はありませんよね。それが本当のことであったとしても、裁判では証拠が必要になります。セックスレスの証拠を提示するのは難しいとされていますが、セックスを拒否された際の会話の音声データや、今に至るまでの事の成り行きを詳しく記した日記などが証拠とされて受理されることもあるようです。
もしもセックスレスで離婚まで考えているのであれば、今からでも遅くはないので証拠を集めておくと良いかもしれません。
セックスレスは深刻な問題!一刻も早く解決を!
「セックスレスで離婚できるのか」ということについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?セックスレスだから離婚する・しないは自分と配偶者の意思次第ですが、少なからず相手のことを想っているのであれば、離婚に動くよりもセックスレスの解消に向けて動いたほうが良いかもしれません。
もしかしたら不倫をしていたり、単純に興味がなくなったなどの悲しい現実を突きつけられるかもしれません。しかし頑張り次第ではセックスレスを改善し、昔のような仲良し夫婦に戻れる可能性もあります。「セックスレスだから離婚!」と息巻くのではなく、良い方向へと動いていけると良いですね。
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セックスレスで離婚をするかしないか、どうするべきか悩んでいる人もいると思います。自分で決めるのが難しい場合は、占い師に自分の背中を押してもらうのもひとつの手段です。
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