優しすぎる人の心理や特徴24選!いい人過ぎる性格を治す方法とは?
「あの人は優しすぎる」という言葉を言った事をある人もいれば、言われた事のある人もいるでしょう。優しすぎる人とはどのような人を指し、どういった心理で優しくしてくるのでしょうか。この記事では、優しすぎる人の心理や性格について紹介していきます。
目次
あなたの周りにも『優しすぎるひと』はいませんか?
何をしても怒られるどころか注意もされず、笑顔で「いいよいいよ」とフォローの言葉を掛けてくれたり、頼まれたわけでもないのに人の仕事を引き受けてしまう、そんな優しすぎる人はいませんか?そしてそれは本当に優しさと言えるのでしょうか。
一体優しすぎる人はどのようなどのような考えを持ち、行動しているのでしょうか。今回はそんな優しすぎる人の性格や心理について紹介していきます。自分が優しすぎる人ではないかと思う人のために、診断方法と、優しすぎる人の治し方についても紹介します。
優しすぎる人の5つの心理とは?
①人に好かれたい
優しすぎる人は、男女問わずとにかく人に好かれたいと思っています。出来る事なら全ての人に優しくして、全ての人に好かれたいと思う心理を持っています。周りから見れば八方美人と揶揄される事もありますが、優しすぎる人は好かれるためならそれでも良いと思っています。
②嫌われたくない
優しすぎる人が人に好かれたいと思うのは、嫌われたくないと思う心理の裏返しとも言えます。優しすぎる人は、人と繋がっている事が自分の存在意義だと思っているため、他人から嫌われて関係を拒絶される事を一番恐れています。そのため、周りに異様に優しくするという少し間違った方法で、人の心を繋ぎ止めようとしています。
③自分が我慢すればいいと思っている
優しすぎる人は、明らかに相手に非がある事だとしても、相手の事を責めるくらいなら自分が我慢をすればいいやという心理を持っています。相手の機嫌を損ねる事や、いざこざを起こして関係が悪くなる事を恐れているため、そうならないようにと嫌な事は自分の中で消化しようとします。
④コミュニケーションが苦手
優しすぎる人は、全ての人に良い顔をしているため、コミュニケーション能力が高いと思われそうですが、実はコミュニケーションは苦手としています。他人の顔色を伺うことは得意なので、相手のちょっとした心理状況の変化にもすぐに気付く事が出来ます。そのちょっとした変化に合わせる事を重視して、自分の気持ちを押し殺す事が多いため、本当のコミュニケーションは苦手と言えるでしょう。
⑤自分の意思を発言するのが怖い
優しすぎる人は、自分の発言が他人に及ぼす影響を深く考えすぎてしまうため、自分の意思を述べる事に恐怖を感じてしまう心理を持っています。もしも自分の意見が否定されたり、相手との軋轢を生むような事があれば、そこから嫌われるのではないかと考えてしまいます。
優しすぎる人の特徴①性格編8選!
①人に頼ることが苦手
優しすぎる人は、友達であれ恋人であれ、仕事でさえも人に頼る事が苦手です。頼られる事は大好きですが、頼るにしても上手い頼り方が分からないのです。自分が頼る事は相手にとって迷惑を掛けてしまうのではないか、と考える損な性格をしています。
②我慢してしまう
優しすぎる人は、我慢をする事が多いです。もしも友達付き合いの中で嫌だと思う事があっても、本音は友達には言わず、自分の中だけで留めておこうとする性格です。本音を言って嫌われることを恐れているのです。
③優しすぎると評価されるのが嬉しい
優しすぎる人は、優しすぎると言われる言葉が大好きです。優しすぎると言われる事で、嫌われていないと安心するからです。人と繋がっている事が自分の存在意義だと思っているため、他人からの評価を何よりも気にする人と言っても良いでしょう。
④否定されるのが怖い
優しすぎる人は、否定される事を恐れています。嫌われたくない思いが強い繊細な性格なので、否定される=拒絶されると捉えてしまう事もあります。例え否定される事が友達からの軽い冗談だったとしても、優しすぎる人にとっては大問題と考えてしまう事もあるでしょう。
⑤言葉で伝えることが苦手
普通の人ならば何も問題なく伝えられる事も、優しすぎる人にはそれが難しいのです。どう伝えるのが相手に嫌な思いをさせないか、嫌われないかについても深く悩みますし。伝え方が決まったとしても、次は「本当に伝えていいのか」という新たな悩みも生まれます。そんな関所のようなものを何個も通らなければいけないため、言葉にする事すらためらってしまう事もあります。
⑥本音を言える人が少ない
優しすぎる人は、誰にでも良い顔をしてしまうため、どうしても浅い関係の友達などが多いです。親友と呼べるような心を開ける人も少なく、どうしても本音を言える相手が少なくなってしまいます。本音を言えるのはせいぜい親や兄弟くらいという人もいるのではないのでしょうか。
⑦加害者意識が強い
優しすぎる人は、自分の行動が他人に迷惑をかけてしまうのではないかと本気で考えている、ある意味自意識過剰な性格です。例えば仕事などでも、自分の仕事を他人に振ることが苦手で、自分で全て仕事を処理してしまいがちになります。「この仕事を誰かに振ると、仕事を振られた人には負担になってしまうのではないか」と考えてしまい、結果として優しすぎると言われる事になります。
⑧人に利用されやすい
優しすぎる性格を利用してくる人も中にはいます。ここまでに紹介してきた性格をご覧になれば、理由は何となく分かると思います。優しすぎるが故にいいように使われる事もあるし、優しすぎるからと突き放される事もあるでしょう。普通の人よりも損をする場面が多い、悲しい性格です。
優しすぎる人の特徴②行動編4選!
①頼まれると仕事など何でも引き受ける
優しすぎる人は、仕事でも何でも頼まれ事にはNOと言いません。というより言えません。「その人が時間を有効に使えるのならば、自分が損をしてもいいかな」と思ってしまうので、あっさり引き受けてしまいます。また、断る事で嫌われてしまうのではないかと思う、自分に対するある意味強迫観念のような心理も働くため、断るという選択肢は無いようです。そのため、仕事を押し付けられがちになる損な特徴です。
②気遣いからいちいち様子を伺う
優しすぎる人は、人の気持ちの変化にとても鋭いです。例えば彼氏が少しでも曇った表情をしていたら、「顔色悪いよ、どうしたの?」などと彼氏をあからさまに気にする行動をとってしまいます。そこには、自分が何かマズい事をしたのではないかと、根拠の無い不安に陥っているため、つい言葉にして様子を伺ってしまうようです。
③連絡がまめで細かすぎる
優しすぎる人からの連絡はかなりまめで、細かすぎる傾向があります。例えばメールやLINEの文章がとても丁寧な言葉遣いだったり、ちょっとした話題にも全て食いついて返信してきたりするので、自然と長文になりがちです。連絡のペースもまめなので、即返信という場合も多いです。逆に返信が遅い時には謝る人も多いです。どちらかと言えば男性に多い行動となります。
④些細なことでもプレゼントをくれる
優しすぎる人と欲しい物などの話題を交わすと、優しすぎる人はそれをしっかりと覚えています。誕生日や記念日なども関係なく、「欲しがっていたから」とプレゼントを贈りがちです。彼氏彼女の関係に限った事ではなく、友達の関係でも男女問わずプレゼントを贈る事が多いです。
優しすぎる人の特徴③態度編4選!
①何があっても怒らない
優しすぎる人は、例え不満が出てきたとしても怒る事が出来ません。怒る事で相手との関係が悪化してしまうのではないかと思ってしまうためです。決して怒らないわけではなく、怒っていてもそれを表に出さないという所がポイントです。
②あなたの為を思ってと主張する
優しすぎる人は、常に相手の事を主体で考えています。もしも優しすぎる人の行動で不快な思いをしたとしても、「あなたの為にやった」と主張してくる事もあるでしょう。決して嫌がらせや意地悪ではない事を必死に伝えたいのです。
③お節介焼き
優しすぎる人との関係が深くなっていくほど、ほんの少しの事でも手を貸したくなってしまうのが優しすぎる人です。俗に言うお節介焼きなので、触れなくてもいい所にまで触れてしまいます。
④主体性のない発言が多い
優しすぎる人は、他人の意見に合わせてしまいがちなので、あまり自分の意思を持っていません。そのため主体性のない発言が多く、自分の意思は一体どこへ行ったのやらと思う人も中にはいるでしょう。もしも意見が割れる時があれば、どちらにも賛同する優柔不断のタイプです。
優しすぎる人の特徴④恋愛編3選!
①とにかく尽くす
優しすぎる人は、男女問わず相手に尽くす恋愛をする傾向があります。何に関しても甘く、とにかく恋愛第一となってしまいます。例えば優しすぎる彼氏に甘やかされる彼女と、一見仲は良さそうですが、お互いに依存しあう関係になってしまう事もあります。男性の場合は初めて付き合う彼女に嫌われたくないからと、優しすぎる男性になってしまう傾向がありますが、優しすぎる事が逆に女性にとっては重いと感じ、早々に別れ話を切り出されてしまう事もあります。
②不満をため込み後で爆発する
優しすぎる人は男女問わず相手に不満を言う事が出来ません。いつも不満を自分の中に溜め込んで消化するのですが、溜め込みすぎて消化不良を起こしてしまう事もあります。そして自分の許容量を超えてしまった時に溜めていた不満が爆発し、男女間の深刻なもつれを生み出してしまいます。
③刺激がなく物足りない
どちらかと言えば男性よりも、女性のほうが恋愛に刺激を求めています。そのため、優しすぎる彼氏を持つ場合は刺激が足りないと感じ、「つまらない男」として認定してしまう事があります。穏やかな恋愛はもちろん良い事ですが、穏やかな中にも多少のスパイスがあるほうが、男性も女性も恋愛を心から楽しめるようです。
優しすぎる人に対する周りからの3つの本音
①優柔不断でイライラする
優しすぎる人は、優柔不断と見られてしまいがちです。しっかりと自分の意見を主張出来るひとならば、物事をしっかりと判断する事が出来ます。しかし優しすぎる人は他人の意見を尊重してしまうので、全て他人任せとなります。例えば優しすぎる彼氏とご飯に行くとしても、お店を決める時に彼氏は「何でもいいよ」「あなたが好きなものでいいよ」と言う事が多いでしょう。自分の意思を持たないため、イライラされてしまう事が多いです。
②八方美人に見える
優しすぎる人は、誰にでも優しくするため、八方美人に見られる事もあります。彼氏が優しすぎる人だとしたら、きっと彼女だけでなく女友達にも同じように優しくします。彼女からしたら「私だけに優しくして欲しいのに」と思う事もあるでしょうし、優しくされた女性が彼氏の事を狙ってしまうのではないかと不安になってしまいます。
③反動が怖い
恋愛編でも紹介しましたが、優しすぎる人は不満を溜め込みすぎて爆発する事があります。普段は優しい人ほど、爆発したと時の反動は凄まじいものです。我慢が限界に来た時の反動を恐れているため、優しすぎる人と一緒にいるからと言って気が休まる訳ではありません。特に男性は女性よりも力が強いため、爆発したら手をあげられてしまうのではないかと不安になってしまう女性もいます。
自分は優しすぎる人かを診断する3つのポイント
ここまで優しすぎる人の特徴について紹介しましたが、自分が優しすぎる人ではないかと思った人もいらっしゃると思います。この段では、優しすぎる人かどうかを診断する方法を紹介します。この診断に1つでも当てはまる人は、優しすぎる人の可能性が高いです。身近な人を診断してみるのも良いでしょう。
①人に嫌われたくないために優しくしているか
この診断の意図については、これまでこの記事で紹介してきた事なので、何となく分かると思います。この診断に当てはまる人は紛れもなく優しすぎる人です。
②人に優しくする時に自分の不利益も考えているか
人に優しくする事に対して、自分の損得を考えていますか?もしも損得を考えていないのならば、優しすぎる人と診断されるでしょう。普通の人であれば、自分が損してしまう事に対して、手を貸すことには消極的な場合が多いです。
③これだけは頼まれてもしたくない事が明確にあるか
例えば友達が大金と呼べるようなお金を貸して欲しいと言われたら、貸しますか?嫌だけど断れないと思う人は、優しすぎる人と診断されるでしょう。いくら大切な友達にでも「これだけは譲れない」という確固たる意思を持っていない場合は、他人の要求を全て受け入れてしまう優しすぎる人に診断されます。
いい人過ぎる性格を治す方法9選!
優しすぎる人診断の診断結果に1つでも当てはまってしまった人は、今後の自分が損をしてしまわないためにも、「優しすぎる人」から「優しい人」へとシフトチェンジする事が大切となります。どうしたら治せるか分からないと悩む人のために、ここからは優しすぎる性格を治す方法をご紹介します。
①万人に好かれることは無理という事を理解する
人間は、ひとりひとりが違った性格を持っています。その性格全てに受けが良いような対応をしようとするのは、はっきり言って無理です。物事には表があれば裏が存在するように、誰かに好かれる事は誰かの敵になる事を理解しましょう。
②自信を持つ
自分には優しすぎる以外にもきっと良い所があるはずです。その良い所を見つけ出して磨き上げる事が、自信に繋がります。自信を持つ事で自分の意見を言えるようになり、優柔不断からも脱却できるでしょう。
③本音を言うことも大切と知る
時には本音を言う事も大切です。極端な例かもしれませんが、彼氏や友達が悪に手を染めるような事があったとしても、本音を言ったら嫌われるからと、悪を肯定しても良いのでしょうか。例え自分の意見を言う事で嫌われたとしても、彼氏や友達のためにプラスになるのなら本音を言う事が大切です。
④自己防衛しすぎない
優しすぎる人は、詰まるところ自分を守るために人に優しくします。自分を守るための優しさは、周りから八方美人と思われる事もあるでしょう。優しさで自分を守る以外にも、他のアプローチの仕方でも自分を守る事は出来ます。
⑤自分の負担が大きすぎないか考える
他人に手を貸すのはとても良い事です。しかし、そこで自分の負担が大きくなりすぎて、自分の時間を損してしまう事も考えなければなりません。衝動的に手を貸すのではなく、一度踏みとどまって自分の現状を把握する事が大切です。もしも自分に余裕があり、大きく損をしなさそうであれば、手を貸すのも良いでしょう。
⑥自分の考えをしっかりと持つ
他人の意見に全て合わせるのではなく、時には自分の意思を表示する事が大切です。そのためにも、日ごろから自分の考えを持つように心がけましょう。ニュースなどで紹介される事柄について、「自分ならどう思うか?」を意識的に考える事も、自分の意見を持つ練習になります。
⑦「優しすぎる人」は褒め言葉とは限らない
「優しすぎる人」には続く言葉がある事を知りましょう。彼氏や彼女の場合は「優しすぎる人、だから浮気でも何でも許される」、仕事の人ならば「優しすぎる人、だから嫌な仕事でも振ってしまおう」という具合に、決して褒め言葉ではない場合もあります。優しすぎると言われて嬉しい気持ちも分かりますが、舞い上がらずに冷静に分析する事が大切です。
⑧叱るのではなくアドバイスで信頼を深める
優しすぎる人にとっては、叱る事は苦行と言っても過言ではないでしょう。そして下手な叱り方をしてしまうと、それこそ嫌われる要因となってしまう場合もあります。もしも友達が間違った事をしていた場合でも、叱るよりもアドバイスをする方が効果もあるし、空気が悪くなる事もありません。
⑨少々上から目線でも大丈夫
上から目線というもの、優しすぎる人からすれば難しい事かもしれません。しかし、優しすぎる性格を治すには、こういった難しいと思う事を意識的にやっていかないと治せるものも治せません。いきなり対人で上から目線では反感を買いかねないので、テレビ相手に上から目線という所から始めてみるのも良いでしょう。
優しすぎる人は自分への負担が大きい!優しさもほどほどにしよう!
優しすぎる人の心理や性格について紹介してきました。優しい事は決して悪い事ではありませんし、むしろ優しさは良い事です。しかし優しすぎる人は度を越えてしまっている事が問題であって、決して優しくするなという事ではありません。
所構わず優しさを振りまいていると、自分にだけ負担が降りかかり、結果的に損をしてしまいます。断る事や叱る事など、時には人に対して厳しさも必要で、相手を思うその厳しさこそが、本当の優しさとなる時もある事を覚えておきましょう。