広島の方言51選!日常会話でよく使うものから珍しいものまで!
広島の方言は語尾やイントネーションに特徴がありますね。今回は、日常会話でよく使うものから怖いものまで、51個紹介していきます。広島の方言による可愛い告白フレーズも紹介しまよ。広島の方言は温かみがあって馴染みやすいものもたくさんあります。
目次
広島の方言ってどんなイメージ?
広島県は任侠映画の舞台となることが多く「怖い街」というイメージが強いようですが、実際に住んでみるとそんなことはありません。最近では、広島東洋カープの連続優勝により盛り上がっていますよね。広島県の方言は他県の人が聞くと「きつく、怖い」印象を受けるようですが、実際にはどのような方言があるのかを紹介していきます。
広島の方言の種類や特徴は?
広島県の方言についてまずは全体的な特徴を押さえておきましょう。Perfumeやアンガールズなど、広島県出身の有名人は、メディアでも広島弁で話していることが多いので、広島弁を聞いたことがある人も多いと思います。広島県の方言にはどんな特徴があるのでしょうか。
①広島の方言は主に2種類
広島県の方言は主に2種類に分かれており、
・広島市内を中心とする広島弁
・福山市近辺を中心とする備後弁
となります。全国的に知られているのは広島弁の方ですね。同じ広島県内に住んでいても、普段広島弁を使っている人は、備後弁を知らないなどということも多々あります。
②関西弁よりも押しが強い印象
広島弁を使っていたら、関西弁とは全く違う言葉のように感じますが、遠く離れた土地の人からすると、広島弁も関西弁も似通ったように聞こえるそうです。同じ単語が方言としてよくあるからでしょうか。広島に住んでいると、「関西弁はキツイな」と感じますが、他県の人からすると広島弁は関西弁よりも押しが強い印象があるそうです。
これは、イントネーションやアクセントの違いからきているようです。同じ方言でも、イントネーションやアクセントの違いから、聞いた感じの違いが出るんですね。押しが強い印象があるため、広島弁は怖いと言われてしまうのかもしれませんね。
③イントネーションが独特
さきほども紹介したように、広島弁は、関西弁など他の方言と同じ言葉を使うものもあります。しかし、イントネーションが異なる点で独特です。文章で見ると同じなのに、話してみると違うということがよくあるんですね。
イントネーションは実際に聞いて確認するのが一番わかりやすいと思います。お笑い芸人のアンガールズの話し方が、日常会話としては近い気がします。イントネーションも広島弁そのものです。テレビに出ていても、方言を使う姿勢を貫いていますね。
④表現や言い回しが独特
広島弁は表現や言い回しも独特です。広島弁にしかない単語もたくさんあります。後から具体的に紹介しますが、「たう」や「はぶてる」などは他県の人には理解してもらえない単語です。
⑤男女で語尾が違う
広島弁は語尾も特徴的です。広島弁というと「~じゃ」が有名な語尾でしょう。これは男女ともに使うものですが、男女で使い方が違う語尾も中にはあります。例えば、「~してる」という時、男性は「~よる」と言いますが、女性は「~しよるんよ」と言うことが多いです。これは、女性の方が語尾をまろやかに柔らかくするためでしょう。
【広島の方言一覧①】特徴的な語尾4選!
では、ここからは、広島の方言を項目ごとに紹介していきます。まずは、特徴的な語尾からです。使い方が分かりやすいように、簡単な例文も載せておきますね。
①~しんさい
広島の方言として特徴的な語尾1つ目は、「~しんさい」です。これは、「~しなさい」という意味になります。
例文:「はよしんさい。」(早くしなさい。)
幼い子に対して言う時には「~しんちゃい」と可愛く言うこともありますよ。
②~しとる・~しよる
広島の方言として特徴的な語尾2つ目は、「~しとる・~しよる」です。これは、「~している」という意味です。先ほど、男女の語尾の違いのところに出てきた方言ですね。
例文:「今、勉強しよる。」(今、勉強している。)
疑問文にするときには、「今、何しよるん?」とします。イントネーションとしては、英語のように、語尾を上げる形になります。
③~じゃろ
広島の方言として特徴的な語尾3つ目は、「~じゃろ」です。これは、「~でしょう」という意味です。
例文:「明日は晴れるじゃろ。」(明日は晴れるでしょう。)
これは推測の意味として使われます。もちろん、天気予報でこのような使い方はしませんが、フランクに話せる相手との会話ではよく使われる語尾です。
④~じゃ
広島の方言として特徴的な語尾4つ目は、「~じゃ」です。これは、「~だ」という意味です。
例文:「この色にしたんじゃ。」(この色にしたんだ。)
「~じゃ」は本当によく使います。使い方を説明するのも難しいほどに当たり前のように語尾に付けています。「じゃ」という音が入ると広島弁だなと思うほど身近な方言です。
【広島の方言一覧②】日常会話でよく使う方言16選!
次に、日常会話でよく使う広島の方言一覧を紹介しましょう。ここはかなり独特な単語ばかりです。しかし、広島の人は当たり前のように使っていますよ。
①うち・わし
日常会話でよく使う広島の方言1個目は、「うち・わし」です。これは、「私・僕」という意味です。
例文:「うちの本知らん?」(私の本を知らない?)
広島弁の一人称となります。女性は「うち」、男性は「わし」を使います。
②えっと
日常会話でよく使う広島の方言2個目は、「えっと」です。これは、「たくさん」という意味です。そのため、状況によって標準語での意味が変わってきます。
例文1:「えっと前から用意しとったんよ。」(ずっと前から用意していたよ。)
例文2:「えっともろーたわ。」(たくさんもらったよ。)
「えっと」一つを色々な場面で使うことができます。これは年配の人が使うことの多い方言となります。
③たいぎぃ
日常会話でよく使う広島の方言3個目は、「たいぎぃ」です。これは、「めんどくさい」という意味です。
例文:「たいぎぃわぁ。」(めんどくさいなぁ。)
これは本当によく使います。すぐに言います。広島弁の代表的な方言です。
④じゃけぇ
日常会話でよく使う広島の方言4個目は、「じゃけぇ」です。これは、「だから」という意味です。
例文:「じゃけぇ、日曜日は行けれん。」(だから、日曜日は行けない。)
これは接続詞として用います。前に何かあって、それを受けての「じゃけぇ」です。
また、語尾に「~じゃけぇ」を付けることもあります。
例文:「今日は、はよ帰らにゃいけん日じゃけぇ。」(今日は早く帰らないといけない日だから。)
ここでも理由を表す使い方をしていますね。
⑤たう
日常会話でよく使う広島の方言5個目は、「たう」です。これは、「届く」という意味です。
例文:「あの棚の上、たう?」(あの棚の上、届く?)
これは、大学生の時に他県の人に言ってしまい、全く通じなかった思い出がある方言です。筆者は背が低いので、よく「たわん」(届かない)という方言を使います。いきなり「たわん」と言われても、「??」となりますよね。
⑥いらう
日常会話でよく使う広島の方言6個目は、「いらう」です。これは、「触る」という意味です。
例文:「勝手にいらわんとって。」(勝手に触らないで。)
これもかなり難易度の高い方言ですよね。知らないと理解不能だと思います。これは子供に注意する時によく使っています。「いらっちゃいけんよ。」(触ったらだめだよ。)という使い方ですね。
⑦はぶてる
日常会話でよく使う広島の方言7個目は、「はぶてる」です。これは、「すねる」という意味です。
例文:「すぐにはぶてんの。」(すぐにすねないの。)
これも広島の方言特有の言い方ですよね。またしても子供に対してなのですが、かなり使用頻度は高いです。まぁ、大人になってすねる人は少ないですもんね。
⑧わや
日常会話でよく使う広島の方言8個目は、「わや」です。これは、「めちゃくちゃ」という意味です。
例文:「部屋の中がわやじゃわ。」(部屋の中がめちゃくちゃだよ。)
かなり短縮した言い方ですね。
⑨ばり・ぶち
日常会話でよく使う広島の方言9個目は、「ばり・ぶち」です。これは、「とても」という意味です。
例文:「今日はぶちたいぎぃわ~。」(今日はとてもだるいわ。)
これは若者がよく使う言葉です。何にでも「ばり・ぶち」を付けます。ラーメンの固さを指定できるラーメン屋さんでは、「柔らかめ・普通・固め・ばりかた」という区分があります。麺の固さにまで影響するほど根付いた方言なんですね。
⑩いけん
日常会話でよく使う広島の方言10個目は、「いけん」です。これは、「ダメ」という意味です。
例文:「そんなことしたらいけんよ。」(そのようなことをしてはダメだよ。)
「いけん」は禁止を表す方言です。子供に注意する場面でとてもよく使います。
⑪はがええ
日常会話でよく使う広島の方言11個目は、「はがええ」です。これは、「むかつく」という意味です。
例文:「あいつほんまにはがええわ。」(あいつは本当にむかつく。)
これは若い男子がよく使う印象です。女性は使わないですね。喧嘩をする時などに使う方言というイメージです。女の子は「ムカつく」という言葉を使うことが多いですね。
⑫知ったげ
日常会話でよく使う広島の方言12個目は、「知ったげ」です。これは、「知ったかぶり」という意味です。
例文:「あいつは知ったげじゃわ。」(あいつは知ったかぶりだ。)
よく知りもしないのに知ったかぶりをする人っていますよね。そんな人を指して使う方言です。
⑬あおじ
日常会話でよく使う広島の方言13個目は、「あおじ」です。これは、「青あざ」という意味です。
例文:「机にぶつけてあおじができた。」(机にぶつけて青あざができた。)
「青あざ」は色んな言い方がありますよね。筆者は「あおじ」を使っていましたが、友達は「あおたん」と言っていましたよ。
⑭すいばり
日常会話でよく使う広島の方言14個目は、「すいばり」です。これは、「木のトゲ」という意味です。
例文:「木登りしょったら、すいばりがたった。」(木登りをしていたら、木のトゲが刺さった。)
バラのトゲは、広島県でもトゲと言いますが、木のトゲに関しては「すいばり」という方言を使います。語源が気になる方言の一つです。
⑮こう
日常会話でよく使う広島の方言15個目は、「こう」です。これは、「買う」という意味です。
例文:「これ、こーて。」(これ、買って。)
買うが変化して「こう」になった方言ですね。「今日はこれをこう。」という使い方はしませんが、例文のように、「こー(う)て」という使い方はよくします。
⑯こまい
日常会話でよく使う広島の方言16個目は、「こまい」です。これは、「小さい」という意味です。
例文1:「このミカンはこまいのー。」(このミカンは小さいね。)
例文2:「お前、こまい男じゃのー。」(お前は小さい〔せこい〕男だな。)
「こまい」は、例文1のように、物体の小ささにももちろん使いますが、例文2のように、人間としての度量が小さい時にも使うことがあります。
【広島の方言一覧③】面白い方言11選!
次は、面白い広島の方言一覧を見ていきましょう。広島の人からすると当たり前の言葉ですが、知らない人からすると面白い方言だと思われるんですね。
①ありがとうありました
面白い広島の方言1つ目は、「ありがとうありました」です。これは、「ありがとうございました」という意味です。これは、例文を書くまでもありませんね。「ありがとうありました」は昔の方言で、今では使っている人はほとんどいません。みんな普通に「ありがとうございました」と言っていますよ。
②いごいごする
面白い広島の方言2つ目は、「いごいごする」です。これは、「そわそわ落ち着きがない」という意味です。
例文:「いごいごせずにじっとする!」(そわそわ動かずにじっとしなさい!)
これも子供に対して注意する時に使うことが多いでしょうか。式典や集会などで整列している時に言われた記憶があります。
③ねくじ
面白い広島の方言3つ目は、「ねくじ」です。これは、「(眠たくて)ぐずる」という意味です。
例文:「ねくじかね~。」(眠たくてぐずっているのかな~。)
赤ちゃんが眠たくてグズグズ言う時に使います。筆者の娘は二人ともあまりねくじが無いタイプだったのであまり使いませんでした。
④まるこ
面白い広島の方言4つ目は、「まるこ」です。これは、「丸ごと」という意味です。
例文:「大根をまるこでこーて来て。」(大根を一本丸ごと買って来て。)
「まるこ」と聞くと、人名かなと思ってしまいますが、「丸ごと」という意味なんですね。面白いというか、可愛いというか。ほっこりする方言ですね。
⑤みょうちくりん
面白い広島の方言5つ目は、「みょうちくりん」です。これは、「奇妙な・変な」という意味です。
例文:「みょうちくりんな髪型じゃの。」(変な髪型だな。)
これは、年配の人がよく使うイメージが強いです。例文も、年配の人が若者の奇抜な髪型を見た時に言いそうな言葉にしてみました。筆者の家族は「ちんちくりん」と言っていましたが、きっと「みょうちくりん」の仲間でしょう。「みょうちくりん」という方言自体が奇妙ですよね。
⑥やおい
面白い広島の方言6つ目は、「やおい」です。これは、「柔らかい」という意味です。
例文:「このアボカドはやおいけぇ、食べごろじゃ。」(このアボカドは柔らかいから、食べごろだよ。)
「やおい」は柔らかいものには何でも使います。食べ物もですし、体が柔らかい人に対しても「体がやおいね。」と使いますよ。
⑦よーい
面白い広島の方言7つ目は、「よーい」です。これは「本当に」という意味です。
例文:「よーいまた散らかしとるわ。」(本当にまた散らかしてるよ。)
これは「よいよ」とも言います。呆れ気味に使う方言ですね。
⑧わちゃわちゃ
面白い広島の方言8つ目は、「わちゃわちゃ」です。これは、「めちゃくちゃ」という意味です。
例文:「部屋の中がわちゃわちゃしとるわ。」(部屋の中がめちゃくちゃだ。)
あら?さっきも同じようなのを見たなと思った人は大正解です。先ほど紹介した「わや」をもっと柔らかな言い方にした方言です。「わちゃわちゃ」は状態をそのまま音に表した擬態語です。こちらの方が、滅茶苦茶な様子がよく伝わってきますよね。
⑨けー
面白い広島の方言9つ目は、「けー」です。これは、「来い」という意味です。
例文:「はよ、こっちにけー。」(早くこっちに来い。)
音としては面白い方言ですが、使い方としては怖いイメージを持つ方言です。実際に使っているのは、ガラの悪い人が多いです。普通は使わない言葉ですね。
⑩げに
面白い広島の方言10個目は、「げに」です。これは、「本当に」という意味です。
例文:「げに、そうよったんか?」(本当に、そう言ってたの?)
「げに」とは、古文単語にもある言葉で、意味も同じです。昔からずっと生き残っている言葉なんですよ。
⑪しゃけらもねえ
面白い広島の方言11個目は、「しゃけらもねえ」です。これは、「とんでもない」という意味です。
例文:「しゃけらもねえこと言わんでや。」(とんでもないことを言い出さないで。)
聞き取ることができそうにない方言ですね。予想外のことに出会った時に使う言葉のようです。
【広島の方言一覧④】ちょっと珍しい方言8選!
ちょっと珍しい方言も紹介しておきましょう。ここで紹介する8つは、地域によっては年配の人しか使わないこともある方言です。中には、広島県以外の地域では一般的に使われている方言もありますよ。
①みやすい
ちょっと珍しい広島の方言1つ目は、「みやすい」です。これは、「簡単だ」という意味です。
例文:「今日のテストはみやすかったね。」(今日のテストは簡単だったね。)
これは年配の人はかなり多用している方言です。筆者は祖父母と同居していたので、昔から耳馴染みのある方言ですね。祖父母と話す時には使いますが、その他の場面では使わない言葉ですね。
②ちぃと
ちょっと珍しい広島の方言2つ目は、「ちぃと」です。これは、「少し」という意味です。
例文:「塩をちぃとばー入れてくれ。」(塩を少しだけ入れてください。)
可愛い方言ですよね。「ちょっと」というのが訛ったのではないでしょうか。
③ほんじゃあ
ちょっと珍しい広島の方言3つ目は、「ほんじゃあ」です。これは、「それではさようなら」という意味です。
例文:「ほんじゃあの。」(それではね。)
知り合いと別れる時、「ほんじゃあ」と言って挨拶をします。電話を切る時にも使っていましたね。挨拶とは思えないほどのフランクさですよね。
④めげる
ちょっと珍しい広島の方言4つ目は、「めげる」です。これは、「壊れる」という意味です。
例文:「そんなにつよー叩いたらめげるで。」(そんなに強く叩いたら壊れるよ。)
これは筆者は今でも子供に対して使っている方言の一つです。ちなみに、「壊す」というのは、「めぐ」という言い方をしますよ。
⑤ようけぇ
ちょっと珍しい広島の方言5つ目は、「ようけぇ」です。これは、「たくさん」という意味です。
例文:「こがにようけぇことくれるんね。」(こんなにたくさんくれるのね。)
先ほどの「ちぃと」の対義語となります。こちらも可愛い言い方ですね。
⑥さげる
ちょっと珍しい広島の方言6つ目は、「さげる」です。これは、「持つ」という意味です。
例文:「はよカバンをさげて行き。」(早くカバンを持って行きなさい。)
レッスンバッグのことを「手提げバッグ」と言いますが、「さげる」と同義です。広島では、カバンだけでなく、段ボールなどを運ぶ時も、「さげる」を使います。
⑦いたしい
ちょっと珍しい広島の方言7つ目は、「いたしい」です。これは、「難しい」という意味です。
例文:「こりゃちぃといたしいわー。」(これは少し難しいわ。)
これも年配の人との日常会話で出てきますが、聞き慣れない人からすると意味不明な方言ですよね。年配の人が使う印象が強い方言です。
⑧たちまち
ちょっと珍しい広島の方言8つ目は、「たちまち」です。これは、「とりあえず・まず」という意味です。
例文:「たちまちビールで。」(とりあえずビールで。)
たちまちというと、「すぐに」という意味が一般的でしょうか。しかし、広島弁では、使い方が異なるんですね。
【広島の方言一覧⑤】怖い意味の方言6選!
広島弁において触れずにはいられないのが、怖い意味の方言ではないでしょうか。怖い意味の広島の方言は6つ紹介しますよ。注意してほしいのは、使うのは限られた人であるということです。みんながみんな言ってはいませんからね。
①ワレ
怖い意味の広島の方言1つ目は、「ワレ」です。これは、「お前」という意味です。
例文:「ワレ、どこ見とんな。」(お前、どこを見てるんだ。)
一気に怖い感じが出てきましたね。例文を標準語にすると違和感がすごいですね。
②おどりゃー
怖い意味の広島の方言2つ目は、「おどりゃー」です。これは、「貴様」という意味です。
例文:「おどりゃー、しゃんとせーよ。」(貴様、きちんとしろよ。)
先ほどの「ワレ」と同じ意味なのですが、もっと力(怒り)が入った感じです。「己は」が訛って「おどりゃー」になったそうですよ。
③なんしよん?
怖い意味の広島の方言3つ目は、「なんしよん?」です。これは、「何してる?」という意味です。
例文:「ワレ、なんしよん?」(お前、何してる?)
文字で書くとそこまで怖い印象を与えませんが、これ、「何してくれとん?どう責任を取るつもりなのか?」という意味を含みます。例えば、ぶつかってしまった時などに使います。実際に何をしているのかを尋ねるのではなく、どういうつもりでそんなことをしてきたのかと問い詰める感じですかね。
④たいがいにせにゃあ
怖い意味の広島の方言4つ目は、「たいがいにせにゃあ」です。これは、「いいかげんにしておかないと」という意味です。
例文:「たいがいにせにゃあ怒るぞ。」(いいかげんにしないと怒るぞ。)
これは筆者も子供に使うことがあります。「たいがいにしときーよ。」くらいのライトな感じで使います。そろそろ止めときなさいよといったニュアンスですね。
⑤しばく
怖い意味の広島の方言5つ目は、「しばく」です。これは、「ぼこぼこにする」という意味です。
例文:「しばいちゃろーか。」(ぼこぼこにしてやろうか。)
喧嘩をする際などに使う方言でしょうね。本当に怖い言葉です。関西の人も使いますよね。テレビなどでも芸人さんが「しばくぞ」と言っているのを聞くこともあります。
⑥ぶちまわす
怖い意味の広島の方言6つ目は、「ぶちまわす」です。これも、「ぼこぼこにする」という意味です。
例文:「ぶちまわすぞ。」(ぼこぼこにするぞ。)
先ほどの「しばく」と同義語です。二つが混ざって「しばきまわす」と言うこともあります。怖い言葉ですので、使わないようにしてくださいね。
【広島の方言一覧⑥】胸キュン告白フレーズ6選!
最後に、広島の方言を使った胸キュンの告白フレーズを紹介します。先ほど紹介したような怖い方言もありますが、告白シーンで使う方言は可愛いものです。方言で告白されたいという男子も多いようですよね。方言は、より温かみを感じることができますよ。
①ぶち好きじゃけぇ
広島弁での胸キュン告白フレーズ1つ目は、「ぶち好きじゃけぇ」です。ストレートに好きな気持ちを伝える告白フレーズです。「ぶち=とても」を付けることで、より好きな気持ちが伝わってきますね。
②ずっと好きじゃった
広島弁での胸キュン告白フレーズ2つ目は、「ずっと好きじゃった」です。語尾に広島弁が入っているパターンですね。方言を使うことで、距離が近い感じがします。
③うちとつきおうて欲しいんよ
広島弁での胸キュン告白フレーズ3つ目は、「うちとつきおうて欲しいんよ」です。自分のことを「うち」と言うだけで可愛さが出ます。お願いしている感じがこれまた可愛らしいですね。男性なら、「うち」を「わし」に代えればOKです。方言男子が好きな女性は胸キュン必至ですね。
④うち、君のこと好きなんよ
広島弁での胸キュン告白フレーズ4つ目は、「うち、君のこと好きなんよ」です。「君」のところに相手の名前を入れましょう。付き合ってほしいと言わず、好きなことを伝えることで相手に好意があることを伝えています。
⑤いけん、好きになってしまったわ
広島弁での胸キュン告白フレーズ5つ目は、「いけん、好きになってしまったわ」です。友達関係だったのに、何か好きになる出来事があったのでしょうか。こんなことを言われたらこちらも好きになってしまいます。より広島弁を強くするなら「いけん、好きになってしもうたわ」となります。
⑥あんたがおらんとだめじゃけぇ、一緒におって
広島弁での胸キュン告白フレーズ6つ目は、「あんたがおらんとだめじゃけぇ、一緒におって」です。これを女性から言われてキュンとしない男性はいないでしょう。頼られることが好きな男性には効果的な告白フレーズですよ。
広島に行って方言を使ってみよう!
たくさんの広島の方言を紹介しました。広島弁を使ってみたい人は、ぜひ広島に行ってみましょう。実際に現地を訪れると生の広島弁を味わうことができますよ。