鹿児島の方言39選!日常会話でよく使うものから珍しいものまで!
鹿児島を題材にした大河ドラマなどで、鹿児島の方言にふれる機会が増えました。しかし鹿児島の方言は数ある中でも聞き取りにくく難易度が高いと言われています。今回は、鹿児島の日常会話でよく使う方言や、可愛い方言を中心に一覧で詳しくまとめてみましたのでご紹介します。
目次
鹿児島の方言は最高難易度!
鹿児島の方言は、聞いてみてなんとなくわかる他の方言と比べて、挨拶ひとつでも大変難しい方言です。鹿児島を題材にした大河ドラマなどでも、鹿児島弁の台詞に字幕がつくほどです。
例えば鹿児島の「ありがとう」「お疲れ様」など日常的な挨拶や、日常会話でよく使う方言であっても、県外の人には聞き取ることが難しい方言として、バラエティ番組などでも取り上げられることがあります。それでは、なぜ鹿児島の方言が飛び抜けて難解な方言となったのでしょうか。
鹿児島の方言の発祥は?
鹿児島の方言・鹿児島弁は、薩摩藩主であった島津氏が江戸時代に考案したものです。
幕府に藩内の機密情報を盗まれないために、「ありがとう」や「お疲れ様」など日常の挨拶をはじめ、様々な言葉を特徴的な言語として暗号化をはかったのが発祥とされています。
第二次世界大戦中には、対米軍の暗号として「早口の鹿児島弁」が使われたほどで、鹿児島出身の日系二世がその暗号を解くまでは、米軍はまったく解読することができませんでした。
鹿児島の方言の特徴2選!
鹿児島の方言の特徴といえば、なんといっても独特のイントネーションです。鹿児島の方言は、アクセントを標準語とは異なるつけ方をしているため、本来のアクセントとは全然違うことが多いのが特徴です。
ちなみにさっきのインタビュー受けてる方の台詞を僕が喋るとこうなります。#鹿児島弁 #かごんま #薩摩 #方言 pic.twitter.com/ChQTH1a6Gb
— 山口大地 (@y_daichi0421) August 23, 2018
こちらの音声は、俳優の山口大地さんが鹿児島弁のニュース動画をご自分で読み上げたものです。イントネーションの上下が大きく特徴的ですね。
また、例えば「警察」は標準語では「けいさつ」と前半にアクセントがありますが、鹿児島の方言では「けいさつ」と語尾にあるのがわかります。
#新穂姉妹 が
— 新穂貴城👩🏻Stella Beats (@kishiro_niibo) February 18, 2019
鹿児島弁で話してみた#方言の日 #きいちゃんねる pic.twitter.com/rXyuG2JVtl
こちらは、女性が使う鹿児島の方言の会話例です。語尾が上がり気味のイントネーションと、柔らかい話し方で可愛い鹿児島弁の会話となっています。
最後の「また来っでな」は「また来るね」という、相手の家などからの帰り際によく使う別れ際の挨拶です。
鹿児島弁では、「ありがとう」や「お疲れ様」の挨拶が特に、「おやっと(→)さぁ(↑)(お疲れ様)」「また(→)来っで(→)な(↑)」と語尾が上がり気味になります。これを女性が言うと、より可愛い感じに聞こえます。
①イントネーションが独特
鹿児島の方言も標準語と同様、同音異義語をアクセントで区別する場合があります。しかし、この区別の仕方が標準語と逆の場合が一部見られるのが特徴です。
例えば標準語の「箸」は「はし」ですが、鹿児島の方言だと「はし」となり、標準語の「橋」に聞こえます。
②平坦なイントネーションもある
鹿児島の方言自体にも、同音異義語は存在します。例えば、「へ」の一言で「ハエ」「おなら(屁)」「灰」の3つの意味がありますが、これらは特に抑揚もつけず、発音での区別はありません。
【鹿児島の方言一覧①】特徴的な語尾5選!
鹿児島の方言では、独特の語尾が多くみられます。その中でも特徴的な語尾5つを一覧にまとめましたのでご紹介します。
①~さー
「~さー」は、伝統的な鹿児島の方言とは違い、現代的なものです。特に若い女性がよく使う可愛い鹿児島弁のひとつで、柔らかい印象を受けます。
「昨日これ買ったんだよさー」など、「〇〇したんだよ(したんですよ)」という意味で使います。
②~け?
「~け?」は、鹿児島の方言では疑問文の語尾につけて使います。
例:
「昨日の部活に行ったのけー?」 → 「昨日の部活には行ったの?」
標準語だと少し強めの質問に聞こえますが、「~け?」をつけて語尾を上げつつ柔らかく言うので印象も和らぎ、可愛い鹿児島弁になります。
③~ち
「~ち」は、「言ったってば」という意味の「言(ゆ)たちよ」、「なんて?」と聞き返す際の「なんち?」など「て」が「ち」に変化する場合があります。
語尾につくのではありませんが、「あの人がありがとうと言っていたよ」を鹿児島の方言にすると「あん人があいがとち言うちょったど」のように、伝聞の形式で使う「て」「と」が「ち」に変化します。
④~か
「とじんねか」(寂しい)「げんねか」(恥ずかしい)のように、鹿児島の方言では形容詞の語尾が「か」に変化することがあります。
⑤~じ
鹿児島弁の語尾の「~じ」は、「明日から旅行に行たっくっじ」(行ってくるからね)などのように、何か報告するときに使うのが特徴です。
【鹿児島の方言一覧②】聞きなれない珍しい方言15選!
鹿児島の方言には、他の方言ではあまり聞かれない珍しい響きの方言が多くあります。中でも特徴的なものを一覧にまとめましたのでご紹介します。
①ん
鹿児島の方言では、「はさみ」「鏡」「耳」などの語尾が「み」の場合、「はさん」「かがん」「みん」のように「ん」に変化します。
「み」の他にも語尾につく「に」「ぬ」「の」「む」が「ん」に変化しやすい傾向があります。例えば、「本を読む」は「本を読ん(よん)」となります。
②じゃっど
鹿児島の方言で「じゃっど」と言うときは、「そうです」という肯定を意味しています。「じゃっどじゃっど!」と言うと「そうそう!」という意味になり、日常的に同意の意味でよく使う方言です。
ちなみに、「じゃっどん」と「ん」を付けると、「でも」という意味になります。「ん」の一文字だけで意味が変わってしまうのが面白いですね。
③チェスト
大河ドラマ「西郷どん」でよく聞かれた薩摩弁の「チェスト」ですが、現在では鹿児島でも方言としてはあまり使われることはありません。
本来は、薩摩の「示現流(じげんりゅう)」という剣術の試合で、掛け声として使われていたと言われています。
④ケをケケケ
「ケをケケケ」とは鹿児島の方言のひとつですが、見ても聞いても、意味を知らないと何のことだかさっぱりわかりませんよね。
これは、鹿児島の「ケ(貝)をケケ(買いに)ケ(おいで)」という意味の方言です。鹿児島弁ではカ行を「ケ」と発音するという特徴があるため、このように「ケ」ばかりの文章も成立してしまうのです。
⑤へがふっ
鹿児島の方言の「へがふっ」の場合、「へ」は灰のことで、「灰が降る」という意味になります。
鹿児島では、本土の中央部に位置する活火山の桜島が一日に数回の頻度で噴火しています。そのため火山灰がよく降るという特徴があり、「へがふっ」も日常会話でよく使う方言です。
⑥へをふっ
次にご紹介する「へをふっ」は、「へ」を「ふる」ということで「おなら(屁)をする」という意味の鹿児島の方言です。
「へがふっ」とは「が」と「を」の違いしかなく、慣れないと言い間違えてしまうことがあります。「灰が降ってきた!」と言おうとして「へをふってきた!」と言ってしまうと、「おならをしてきた!」という報告になってしまいます。使うときは気をつけましょう。
⑦そっち来るかい
鹿児島弁で「今からそっち来るかい」と言われたとします。「えっ、何が来るの?」と思ってしまいますが、これは「今から(私が)そちらに行くから」という意味の鹿児島の方言です。
この「行く」と「来る」のように、鹿児島の方言と標準語とでは意味が逆に使われていることがあるのが特徴です。
⑧まこち
「まこち」は、「本当に」という意味の鹿児島の方言です。
例えば「本当にお疲れ様」と鹿児島の方言で言いたいときには、「まこちおやっとさぁ」と言います。
⑨てげてげ
「てげてげ」とは、「大概」や「適当」という意味の鹿児島弁です。
使用例:
・テスト勉強はてげてげにしかせんかった → テスト勉強は適当にしかしなかった
・てげな大人はそげなことはせんど → 大概の大人はそんなことはしないよ
二例目のように、「大概」の意味で使う場合、「てげ」と短く使われることもあります。
『てゲてゲスクールフェスティバル』
— ゴー☆ジャス(宇宙海賊) (@Gorgeous55555) February 24, 2019
終わりましたー!!!
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⑩ないごてな
鹿児島の方言で「ないごてな?」と言われたら、「どうして?」「なぜ?」という意味です。また、疑問文で使うのに語尾は下がるのが特徴です。
会話例:
A「明日の朝は、はよ起きらんといかん(早く起きないといけない)」
B「ないごてな?(どうして?)」
A「急な早朝会議で、はよ出社せんなならんごっなった(早く出社しなきゃいけなくなった)」
⑪たのかんさ
耳慣れない言葉ですが、鹿児島の方言では神様を「神さあ」と言い、漢字で書くと「田の神さあ」となります。意味はそのまま田んぼの神様のことです。なんとなく柔らかく、可愛い響きですね。
鹿児島県本土や宮崎県南部の地域で、豊作祈願のために田んぼに祀られる神様の石像が「田の神さあ」と呼ばれ、観光ルートも整備されています。鹿児島旅行の際に探してみてはいかがでしょう。
⑫じゃがじゃが
「じゃがじゃが」は、「そう(だ)そう(だ)」「それでいいよ」という意味の鹿児島の方言です。「じゃっじゃ」や「じゃっど」という人もいます。
会話例:
A「健康のために、毎日歩きに行くことにしたよ」
B「じゃがじゃが!」(いいね!)
⑬ちんがら
「ちんがら」は、鹿児島の方言で「めちゃくちゃ」「ぐちゃぐちゃ」という意味です。
使用例:
「あんふっとか地震で、戻ったなら部屋ん中がちんがらじゃった」
↓
「あの大きな地震で、帰宅してみたら部屋の中がめちゃくちゃだった」
⑭できたひこ
「できたひこ」は、「できただけ」「できる範囲」という意味の鹿児島の方言です。
会話例:
A「時間が足らんじ、仕事が終わらん」(時間が足りずに仕事が終わらない)
B「できたひこでよかよ、かせをすいが」(できる範囲でいいよ、手伝うよ)
⑮ほこる
鹿児島の方言で「ほこる」と言うと、「(子どもなどが)暴れる」という意味になります。また、草木が茂るという意味でも使われます。
例:
・部屋ん中でほこらんと! → 部屋の中で暴れるんじゃないの!
・草むしりをせんな、ほこっちょっど。 → 草むしりをしないと、茂ってるよ。
【鹿児島の方言一覧③】可愛い方言12選!
「ありがとう」「お疲れ様」といった挨拶など、日常会話でよく使う鹿児島の方言の中で、特に可愛い方言を13例集めてみましたので、一覧にまとめてご紹介します。
①きばいやんせ
「頑張って(ください)」という意味の鹿児島の方言です。「頑張れ!」と応援する「きばれ!」という言い方もありますが、男性への応援にはより柔らかく「きばいやんせ」と言った方が可愛い印象になるでしょう。
応援された男性も「あいがとー(ありがとう)」と喜んでくれるかもしれません。
②おやっとさぁ
鹿児島での日常的な挨拶によく使われる方言で、「お疲れ様」という意味になります。仕事仲間と会ったときの「お疲れ様」や、仕事以外のときに会った人への「お疲れ様」の挨拶にも使えます。
「おやっと(→)さぁ(↑)」と語尾を上げて発音するので、女性が言うとより可愛い印象になります。
晩酌で日々の疲れを癒やす人に「お疲れ様」という意味を込めて、この挨拶の方言が商品名になった焼酎もあります。
③あいがとー
こちらも日常的によく使う方言で、「ありがとう」の意味です。正式には「あいがともさげもす(ありがとうございます)」となりますが、日常会話では「あいがとー」と、気軽に「ありがとう」と言う方がより多く使われます。
こちらも語尾が上がるので、鹿児島の可愛い方言のひとつです。
④よかにせ
鹿児島の方言の「よかにせ」とは、いわゆる「イケメン」のことです。鹿児島出身の男性のことを「よかにせだね!」と褒めると、「ありがとう!」と喜ばれたり「可愛い!」と思ってもらえたりするかもしれません。
⑤こけっけ
「こけっけ」は鹿児島の方言で「こけ(こっちに)け(おいで)」という意味です。
鹿児島の道端で可愛い猫などを見かけたら、「こけっけ」と呼んでみるのもいいですね。
⑥うっちょけ
なんとなく可愛い響きの「うっちょけ」とは、鹿児島の方言で「放っておけ」「ほっとけ」という意味です。
会話例:
A「あんし、あげん喧嘩しちょっどん良かたろか」
B「どげんもならんで、うっちょけ」
↓
A「あの人達、あんなに喧嘩してるけど良いのかな」
B「どうにもならないから、ほっとけ」
⑦なんしょっとか
「なんしょっとか」は、何かしている相手に対して「何をしているんだ」と尋ねるときの鹿児島の方言です。
少し強い意味で、「なんしょっとか!」と言うと詰問のように聞こえます。女性が言うのであれば、「なんしょっと?」という方がより可愛い感じに聞こえるのでおすすめです。
⑧だからよ~
鹿児島出身の人が、県外に出てもついつい使ってしまう方言のひとつが「だからよ~」です。主に相手の言うことに同意する際に使う方言で、日常会話でもよく使う鹿児島弁です。
会話例:
A「新しくできたお店、人が多くて入れなかったね。」
B「だからよ~! また今度行くが!(また今度行こう)」
⑨うんまか
「うんまか」は、「美味しい」という意味の鹿児島弁です。「うんまか料理のお店を知らん?」というような使い方もしますが、美味しさのあまり「うんまか~!」と方言が口をついて出てしまうという人もいます。
料理に感動して方言が出てしまう女性というのも可愛いですよね。
例:
「こんケーキはうんまかね! ありがとう!」
⑩よかよか
鹿児島の方言で「いいよ」という意味の「よかよか」ですが、日常会話の中での肯定的な意味と否定的な意味の両方で、よく使う方言です。
会話例:
A「昨日は一緒に行けなくてごめんね」
B「よかよか、今日は大丈夫?」
A「うん、お詫びに何か奢るから!」
B「よかよか、そんなことせんでも!」
この会話例で、最初の「よかよか」は謝罪に対する「いいよ」ですが、最後の「よかよか」は「お詫びに奢る」と言われたことへの遠慮の意味での「よかよか」です。
⑪おじごちゃ
「おじごちゃ」とは、鹿児島の方言で「すごい」という意味です。「おじ」は「怖い」という意味で、「怖いような」から「すごい」という意味も含まれるようになりました。
会話例:
A「あの人の業績はぐんぐん伸びているね」
B「まこち、おじごちゃね!(本当に、すごいね)」
⑫いてか
「いてか」は、鹿児島では「痛い」「熱い」の意味でよく使う方言です。鹿児島出身の人が「いてか」と言っていたら、どこか怪我をしていたり、火傷をしていたりするのかもしれません。
【鹿児島の方言一覧④】日常会話でよく使う方言ランキングTOP10!
「ありがとう」「お疲れ様」などの挨拶以外にも日常会話で特によく使う、鹿児島の方言TOP10を一覧にまとめてみました。可愛い響きのものも多いので、覚えて鹿児島出身の人との挨拶や日常会話に使ってみると、会話も盛り上がるでしょう。
【第十位】ひったまがった
日常会話ランキング第十位は、「ひったまがった」です。
「ひっ」とは、鹿児島の方言で強調するときによく使う接頭語のひとつです。それが「驚く」という意味の「たまがる」にくっつき、「とても驚いた」という意味の「ひったまがる」になります。
「ひったまがった!」と言えば、鹿児島の方言で「とっても驚いた!」と表現することができます。
【第九位】いたっくっで
日常会話ランキング第九位の「いたっくっで」は「行ってきます」という意味の鹿児島の方言です。
会話例:
A「しごち(仕事に)いたっくっで(行ってくるね)」
B「いたっきやんせ、きばいやんせよ(行ってらっしゃい、頑張ってね)」
【第八位】かたす
「片付ける」という方言かと思いきや、実は「仲間に入れる」という意味です。子どもから大人まで日常的によく使う方言で、県外に出て初めて「これ方言だったの?」と知る鹿児島出身の人もいます。
鹿児島の公園などでは、小さい子が友達に「かたしてー!」と言いながら駆け寄る可愛い光景がよく見られます。
【第七位】げんね
「恥ずかしい」という意味で、鹿児島の日常会話でよく使う方言です。鹿児島の人でも「げんない」と言う人もいますが、誤用なので間違えて覚えないようにしましょう。
会話例:
A「顔が真っ赤じゃ、どげんしたと(どうしたの)」
B「人違いで声をかけっしもた(かけてしまった)、げんねかった(恥ずかしかった)」
【第六位】がんたれ
鹿児島の方言で「がんたれ」とは、「壊れている」「駄目なもの」という、あまり良い意味ではありませんが日常会話でもよく使う機会がある方言です。
会話例:
A「こんボールペンは書かならんごちゃ」(このボールペンは書けないみたい)
B「どらね……こんた、がんたれじゃっど」(どれどれ……これは壊れてるね)
【第五位】やっせん
鹿児島弁の「やっせん」は、「がんたれ」と似ていますが「役に立たない」「駄目だ」という意味です。「やっせんぼ」とすることで人に対して「弱虫」や「意気地がない」という意味でも使います。
また、努力の結果が思わしくなかった、という意味で使うこともあります。けなすだけでなく、励ましや勇気づけるためにも使えるのが特徴です。
例:
・試合は決勝戦ずい行ったどん、やっせんかったね。(決勝戦まで行ったけど、惜しくも負けてしまったね)
・こん牛乳は、もうやっせんね。(この牛乳はもう駄目になってしまったね)
【第四位】わっぜ
鹿児島の方言である「わっぜ」とは、「すごい」「とても」「大変」という意味で、日常会話で活躍します。
例:
昨日はわっぜへがふったね。(昨日はとても灰が降ったね)
【第三位】びんた
平手打ちを連想してしまいそうな「びんた」は、鹿児島の方言で「頭」のことです。
例:
・びんてくっど!(頭にくる!)
・びんたがいてか(頭が痛い)
【第二位】ぐらしい
「ぐらしい」は、「かわいそう」という意味の鹿児島弁です。全体的にイントネーションも弱めで発音するのが特徴です。「かわいそうだね」の意味で「ぐらしかね」とも言います。
例:
・まこち、ぐらしこちなったもんじゃ。(本当にかわいそうなことになったもんだ。)
【第一位】むぜー
ランキング第一位は、「可愛い」の意味の「むぜー」です。「むじ」「もぜ」など、地域によって変化が見られます。
会話例:
A「むぜー子猫が産まれたち? 見に行ってんよか?」(可愛い子猫が産まれたんだって? 見に行っていい?)
B「よかよ、まこちむぜー子猫じゃっど!」(いいよ、本当に可愛い子猫だよ!)
【鹿児島の方言一覧⑤】可愛い告白フレーズ2選!
①おはんのこと、好いちょっど
鹿児島の方言で「おはん」は「あなた」のことです。つまり、鹿児島弁で「あなたのことが好きです」という意味の可愛い告白です。
鹿児島出身の男性への告白におすすめです。
②ほんのこて、よかおなごじゃ
鹿児島の方言で「ほんのこて」は「本当に」、「おなご」は「女性」のことです。
つまり、「ほんのこて、よかおなごじゃ」とは、「本当に素敵な女性だ」「本当にいい女だ」という、鹿児島の男性からの褒め言葉です。是非言われてみたいですね。
鹿児島旅行に行ったら方言を聞いてみよう!
鹿児島の方言39選を一覧にまとめてお届けしました。
本記事で一覧にしてご紹介した以外にも、鹿児島には特徴的な方言・可愛い方言などたくさんあります。鹿児島に行ったら、歓迎の挨拶など現地の人たちの方言を注意して聞いてみてください。