『バブみ』の正しい意味や使い方は？オタク用語を分かりやすく解説！

みなさんはオタクの間で流行っている「バブみ」という用語をご存知でしょうか？「バブみ」はアニメや2ちゃんねるが好きなオタクにとってたいへん便利な用語です。元は1つの意味を持った用語でしたが、現在では何のオタクかによって、「バブみ」の意味が変わってきています。

キャラへの愛を的確にあらわすために、「バブみ」の意味や使い方を知ってください。「バブみ」がなぜ流行ったかも分かるでしょう。

まずは「バブみ」という用語の意味についてご紹介していきましょう。「バブみ」とは、年下のアニメキャラクターを母親のように感じて甘やかされたいと願う感情のことです。

本来、「母性」とは年上の女性が、年下の人に対して感じる物ですが、「バブみ」は逆です。自分が年上でキャラクターが年下のときに使います。また、「バブみ」が流行すると「オギャる」というオタク用語も発生しました。

「オギャる」の意味は幼児になって思う存分甘えたいといった感情を意味しています。

つづいては、オタク用語の「バブみ」の語源についてご紹介していきましょう。「バブみ」の語源は赤ちゃん言葉の「バブー」に「温かみ」や「旨み」などの「み」がついたという語源です。「バブーと言っていたい」とか「バブバブ甘えていたい」という気持ちがこめられている事が分かります！

ちなみに「オギャる」の語源は、赤ちゃんの泣き声である「オギャー」に「◯◯をする」などの動詞につかわれる「◯◯る」がつけられて「オギャーとする」つまり「赤ちゃんになって甘える」とか「赤ちゃんのように面倒を見てもらう」という流れになっています。

それではさっそく今回のメインに移りましょう！「バブみ」の使い方をオタクのタイプ別に9個ご紹介していきます。「バブみ」が2ちゃんねるから飛び出して、2ちゃんねるの住民以外にも使われるようになって、今ではキャラクターへの愛や欲望を表す言葉になっています。

「バブみ」は元々の意味から、いったいどのように使われるようになったのでしょうか？「バブみ」や「オギャる」の使い方を細かくご紹介していきます！

男性オタクの「バブみ」や「オギャる」の使い方は、年下のキャラクターや女性声優に対して「年下なのにとても母性がある人だ。母親になって欲しい気持ちが強い」という意味で使われています。それに付随して「オギャる」も「赤ちゃんに戻ってこのキャラクター（女性声優）に育てられたい。甘やかされたい」という意味で使われています。

この使い方は本来の「バブみ」や「オギャる」の使い方です。有名な「シャアさま」「赤い彗星」ことシャア・アズナブルもララァに対して「バブみ」を感じています。

腐女子の「バブみ」や「オギャる」の使い方は、2ちゃんねるや、シャアさまなどのキャラクターが発信してきた「バブみ」や「オギャる」の意味とはなぜか違った使い方をしています。

デフォルメされたり幼く描かれた推しているキャラクターに対して、「赤ちゃんみたいで可愛いね」「バブちゃんですね、自分の母性が出てキャラクターを赤ちゃんのように見てしまう」という感情をあらわすときに「バブみがある」と使います。

若者言葉の「バブみ」の使い方は、かなりフランクにされています。本来は「バブみ」は年下の女性が発する母性に対して言う言葉ですが、なぜか若者言葉では対象が何であろうと「赤ちゃんのよう」という意味で使われています。

ペットの犬が寝ているのを見て「バブみあるな」とか、甘えてくる彼氏に向かって「バブみある」などです。

ストレートのオタクとは、「ノーマルラブ」と呼ばれる、一般的な男女キャラの恋愛関係などを好むオタクのことです。2ちゃんねるにいる、ストレートのオタクの「バブみ」の使い方は「年下のアニメやマンガのキャラクター（性別はとわない）が発する母性を感じている様」を表します。本来「バブみ」は「年下の女性」に感じる感情ではありますが、幅広いジャンルのオタクがつどう2ちゃんねるでは、なぜか性別のくくりを越えて使用されることが多いです。

アニメやマンガのキャラクターは、推しであれば萌えてしまうという習性が表れています。

夢女子の「バブみ」の使い方も、なぜか本来の意味とは異なります。夢女子とは、アニメなどのキャラクターが自分の恋人だと考えている女子のことです。なぜかぬいぐるみやアクリルキーホルダーとデートスポットで撮影をしたりします。

アニメキャラクターなどに「バブみある」と言っているのは、若者言葉の使い方とかなり似ています。なぜか「赤ちゃんのように可愛い」とおもって使っています。

アイドルオタクの「バブみ」の使い方は、男性アイドルに対してと女性アイドルに対してで変わってきます。ほとんどの場合、女性アイドルに対して使うときは本来の意味を持っています。しかし女性ファンが多い男性アイドルに対して使うときは「アイドルくんは、赤ちゃんみたいでかわいい」という意味になります。

やはり女性たちは、自分の持つ母性愛が優先されることが分かります。

若手俳優への「バブみ」の使い方は、二極化しています。年齢に関わらず「女性的」「中性的」な俳優に対しては「この俳優くんは母性の塊だ」とか「俳優くんの子どもになりたい」と考えるファンも多いです。しかし「子どもっぽい」「弟みたい」とおもっている俳優に対しては「俳優くんのママになりたい」と考えます。

多種多様な「バブみ」が広まっていることがわかります。

特撮オタクの「バブみ」の使い方は、男性が使用するときと女性が使用するときで意味が違います。

男性は特撮に出てくる女性キャストに対して、「母親になって欲しい」という気持ちを込めて「バブみある」と使いますが、女性は男性キャストに対して「母親になってあげたい」とおもいます。

こういった場合、厳密に言うと、母親になりたい女性は「バブみ」を使ってはいけません。ただの「ショタコン」などに当てはまります。

女性声優に「バブみ」を使うときには、「自分より年下のはずなのに、女性声優ちゃんから母性を感じる」という感情を表すときに使います。男性ファンが多い女性声優は、「バブみ」の使われ方が正しいことが多いです。

また、女性声優本人に対してだけではなく「女性声優さんがやっているアニメのキャラクターちゃんは、かなり母性がある」という意味で「バブみある」と使われることもあります。

シャア様から続くながい「バブみ」の歴史ですが、今回ご紹介しましたように、なぜか意味が変わってきてしまっている部分があります。シャア様のように正しく使うことが1番大切ですが、なぜか言葉は時代や使う人によって変化をしていく物です。

そこで、「バブみ」を使うときに最低限気をつけたい注意点を3つご紹介していきます。「バブみ」を使う前にぜひ最後まで読んでいってください！

「バブみ」を使うときの注意点は、「意味を理解している人に使う」ということです。意味を理解している人に使わなくては、言いたいことが伝わらないからです。

例えば、「年下キャラなのに母性がある」という意味で使っているオタクと、「キャラが赤ちゃんみたいでかわいい」という意味で使っているオタクが「バブみ」で会話をしたら混乱してしまいます。

「バブみ」を使うときの注意点は「異性に使うときは気をつけよう」です。「あなたってバブみがあるね」と言ってしまうと「あなたの子どもになりたい」と言っているのと同じです。せめて女性に言うのは良いとしても、男性に言ってしまったら「俺は女のように見られているのかな」とイヤな気持ちにさせたり、不思議に思われてしまいます。

異性には気をつけて使いましょう。

「バブみ」を使うときの注意点は「SNSやネットの中で使うことがおすすめ」です。やはりそもそも「バブみ」は2ちゃんねるなどのインターネット上で出来た言葉です。シャア様は「バブみ」の元祖として有名ですが、シャア様が「バブみ」と言う言葉を使った訳ではありません。

現在はテレビの中や会話の中で使われていますが、やはりインターネット上でスラングとしてオタクが細々と使うのがベストでしょう。

今回、何度も言ってきましたが男性と女性の間では「バブみ」の使い方が異なります。シャア様のように年下女性に母性を求めたり、感じることが元々の意味でしたが、女性オタクはキャラに対しての母性を感じたときに使っています。

言葉は生ものです。どんどん意味や使われ方が変わっていきます。多種多様な「バブみ」があるので、どちらが正しいとは言えなくなってきていることも事実です。

2ちゃんねるやツウィッターから生まれた「バブみ」ですが、ぜひ正しい使い方をしてください。マスターして使っていけば、キャラクターへの愛や萌えをさらに的確に言い表すことができて、会話が弾むことでしょう！