エリカの花言葉を色別に紹介！由来や種類・誕生花なども！

「エリカ」はツツジ科エリカ属の花で学名は「Erica」と言い、それがそのまま日本語読みで「エリカ」になりました。そのため漢字ではなくカタカナ表記になっています。原産はヨーロッパ地方とアフリカ地方のものがあり性質や咲く時期もその地方の風土に沿ったものになっています。

「エリカ」の特徴は背の低いものがほとんどで、たいていは1ｍ以下にしか育ちません。花の形は筒型や釣り鐘型、壺のような形のものがあります。「エリカ」の種類は600～700位ありますが大多数はアフリカ地方のものでヨーロッパ地方の種類は一握りになります。

「エリカ」の開花時期は種類により異なりますが、ほとんどの種類は高温多湿を嫌うため夏の暑い時期を外したものになります。日本では秋から冬までの間に花を咲かせる植物は少ないので「エリカ」は寂しい時期に見頃を迎える貴重な花であると言えます。

「エリカ」の種類で主なものは「ジャノメエリカ」「スズランエリカ」「クリスマスパレード」などがあります。「ジャノメエリカ」はピンク色の小さな壺の形をしています。「スズランエリカ」は名前の通り花の形がスズランに似ている所から来ています。「クリスマスパレード」は細長い少しユニークな花の形をしています。

名前の由来は諸説ありますが、その中でもラテン語で箒の意味の「eric」から来ていると言われています。また、「エリカ」は別名「heath」とも言い、これは英語で荒れ地の意味で、そこで孤独に咲いている様子からこの英語名になりました。

「エリカ」の種類全体の花言葉は「裏切り」「孤独」「寂しさ」といったネガティブなものばかりですが、これは「エリカ」が寂しい荒れ地に咲き誇る様から来ているようです。裏返せば「エリカ」という花が「裏切り」や「孤独」といった逆境に負けない生命力あふれる花と言うことかもしれません。

「エリカ」の花言葉は色によっても異なり、代表的な色である白、ムラサキによって花言葉が変わってきます。ここではその二色「白」「ムラサキ」の花言葉について説明していきます。

白い「エリカ」の花言葉は「幸福な愛」で前述の「孤独」といったネガティブな花言葉と大違いですが、これはヨーロッパでは想う相手に白い「エリカ」を送ると結ばれるという言い伝えから来ています。この花言葉なら安心して相手に送る事が出来ますね。

ムラサキの「エリカ」の花言葉は「閑静」「静寂」になります。なぜこの花言葉になったのか由来ははっきりしていませんが、ムラサキは高貴な色とされ、その色の服をまとった人の立ち居振る舞いが物静かだったからでは？なんて勝手に想像しています。

「エリカ」の種類は前述の通りジャノメエリカ、スズランエリカ、クリスマスパレードがあり、それぞれの花言葉は異なります。ここではその3つの「エリカ」の花言葉を取り上げて行きます。

ジャノメエリカの花言葉は「幸運」。もし周りに不運続きの友人がいたら、いたわりのメッセージとともにジャノメエリカの花を送ってみてはいかかでしょうか？逆にこれから幸せを迎える友人にますます幸運に恵まれることを願って送るのも有りですよ。

スズランエリカの花言葉は「幸せな愛」。大事な人が幸せな愛に恵まれるよう祈る時にふさわしい花と言えます。結婚を控えた友人がいるならメッセージを添えてスズランエリカを送ってみてはいかがでしょうか？

クリスマスパレードの花言葉は「博愛」。誰に対しても対等に接してくれる人に贈るのに向いている花だと思います。日頃お世話になっている会社の上司に感謝の気持ちとともにクリスマスパレードを送るのもよいと思います。

英語での「エリカ」は前述の通り「Heath」と言い荒れ地から来ています。英語での「エリカ」の花言葉は「solitude」（孤独）になります。「エリカ」にはどうしても「孤独」のイメージが付いて回るようです。

誕生花とは生まれた日に割り振られた花の事で由来は諸説ありますが、由来で有力なのが古代ギリシャ、ローマの神話から生まれたものと言われています。

エリカ全般の誕生花はいつなのか、同じ日の誕生花はどんな花なのかここで取り上げて行きます。

8月5日で「エリカ」以外にムラサキツユクサ、ひまわりの誕生花があります。ムラサキツユクサはその名の通りムラサキ色の花で花言葉は「快活」。ひまわりは「あこがれ」になります。

9月17日の誕生花には他にチューベローズ、ノブドウがあります。チューベローズの花言葉は「危険な喜び」。秋になるとムラサキ色の実を付ける事から名が付いたノブドウの花言葉は「慈悲」になります。

白いエリカの誕生花はいつなのか、同じ日の誕生花にどんな花があるのか取り上げて行きます。余談ですが白いエリカの誕生花はあるのですがムラサキのエリカの誕生花はない様子です。

9月17日で白い「エリカ」以外の誕生花にはフウセンカズラ、ミセバヤなどがあります。フウセンカズラは英語でBalloon vineと言い花言葉は「一緒に空を飛びたい」。ミセバヤの花言葉は「大事なあなた」になります。

ここではジャノメエリカの誕生花と他にどんな花が誕生花なのか取り上げて行きます。

2月15日の誕生花には他にデージー、シュンランがあります。デージーは英語でDaisyで花言葉は「純潔」。シュンランは英語でRiverstream crchidで花言葉は「清純」になります。

11月25日の誕生花は他にパボニア、ネリネがあります。パボニアは英語でPavonia花言葉は「慎重」。ネリネは英語でNerine花言葉は「箱入り娘」になります。

ここではスズランエリカの誕生花、同じ誕生花にどんな花があるか取り上げて行きます。

1月13日の誕生花には他にカトレア、スイセンがあります。カトレアは英語でCattleya花言葉は「魅力的」。スイセンは英語でNarcissus花言葉は「自己愛」が有名ですが「希望」という花言葉もあります。

2月10日の誕生花には他に沈丁花、ハナニラがあります。沈丁花は英語で Winter daphne花言葉は「勝利」。 ハナニラは英語でspring star flower花言葉は「星に願いを」他には「卑劣」という花言葉もありますが、こちらの意味では相手には送れませんね。

クリスマスパレードの誕生花はいつなのか、同じ誕生花はどんな花なのか取り上げて行きます。

12月14日の誕生花は他にサイネリア、ツルウメモドキがあります。サイネリアは英語でCineraria Oriental花言葉は「喜び」ですが、サイ＝災を連想される人もいますのでご注意を。ツルウメモドキは英語でOriental staff vine花言葉は「大器晩成」になります。

12月25日の誕生花には他にポインセチア、ソヨゴがあります。ポインセチアは英語でPoinsettia 花言葉は「聖夜」ソヨゴは英語でLongstalk holly花言葉は「先見の明」になります。

イギリスの作家エミリー・ブロンテの長編小説「嵐が丘」では孤独な主人公の復讐劇が、フランシス・ホジソン・バーネット「秘密の花園」では両親をコレラで亡くした孤独な女の子の物語で、荒涼とした土地の描写が二人の孤独な生い立ちをうまく表現しています。

フランスにはヒースビールというものがありました。キリスト教の武装教団とピクト人の間で戦争が起こりピクト人のビール職人の親子が捕虜になりました。「ヒースビール」の製法を知りたい武装教団は脅しをかけて聞き出そうとしますが一子相伝の製法を決して教えませんでした。ついにはピクト人の子の命が失われ「ヒースビール」の製法が伝わることはありませんでした。

「エリカ」の花言葉はネガティブなものもあるので、メッセージを送る際は前向きな言葉を加えて送ってあげてくださいね。あなたが送る「エリカ」の花が相手に喜ばれますように。