菜の花の花言葉や由来・種類を紹介!『菜』を使った名付けも人気!

春になると野原一面を鮮やかな黄色で包む菜の花。ここでは菜の花の花言葉や由来、意外と知られていない菜の花の種類の多さなどを詳しくご紹介していきます。名付けにも人気で、元気をもらえる菜の花の花言葉やその由来を知ると、菜の花を今よりもっと好きになるかもしれません。

菜の花の花言葉や由来・種類を紹介!『菜』を使った名付けも人気!のイメージ

目次

  1. 1菜の花はどんな花?
  2. 2菜の花の種類は?
  3. 3菜の花の名前の由来・語源は?
  4. 4菜の花の花言葉とその由来は?6個紹介!
  5. 5菜の花の色で変わる花言葉2選!
  6. 6菜の花の外国での花言葉は?
  7. 7菜の花の開花時期や見頃は?
  8. 8菜の花は女の子の名付けにも人気!
  9. 9菜の花の花言葉は明るいイメージ!

菜の花はどんな花?

菜の花

菜の花といえば、寒い季節を越えて春になると空に向かって真っ直ぐ伸びる鮮やかな黄色の花をイメージする人が多いのではないでしょうか?

女の子の赤ちゃんの名付けにも人気の花言葉を持つ菜の花。ここでは、あまり広くは知られていない『菜の花』について、詳しくお話していきます。菜の花の花言葉や、その語源や由来を知ると、今よりもっと菜の花を好きになるかもしれません。

菜の花とは?

菜の花

菜の花はアブラナ科アブラナ属の花の総称で、その多くは野菜の花です。

また、英語で菜の花を『Colza』(セイヨウアブラナ)や『Field mustard』と呼び、和名の菜の花の『菜』というのは食用の花という意味があります。

この菜花(ナバナ)とも呼ばれるナタネや白菜、キャベツやブロッコリー、カラシナなど、主にその花を食べるもののことを菜の花と呼ぶのですが、白い色の花や紫色の花をつける菜の花は、『大根の菜の花』『白い菜の花』と呼ばれることもあります。

菜の花の概要

メモ

科・属名 アブラナ科アブラナ属
和名 菜の花(ナノハナ)
英名 Field mustard・Colza(セイヨウアブラナ)
その他の呼び名 菜花(ナバナ)・花菜(ハナナ)・西洋油菜(セイヨウアブラナ)・油菜(アブラナ)
原産地 東アジア・ヨーロッパ
花の色 黄・白・紫・オレンジ
開花時期 2~5月
花もち期間 3~4日ほど
出回り時期 12月~5月(最盛期は2~3月頃)
誕生花 2月6日

菜の花の種類は?

野原

寒い季節を越え、春になると野原一面を鮮やかな黄色に染める菜の花。菜の花と言えば、その鮮やかな黄色の花を咲かせる背の高い花を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

実は菜の花には多くの種類があり、また、その用途に適した品種が開発されているようです。詳しく見てみましょう。

菜の花は食用、観賞用、油用の三種類がある

食用油

菜の花には『食用』『観賞用』『油用』の三種類があり、それぞれ品種が異なります。

どう違うのかというと、食用の菜の花であれば柔らかいことや味がしっかりしていることに重きを置いた品種、油用であれば質の良い油を効率良く採ることができる品種、観賞用は大きな花が長くたくさん咲く品種というようにそれぞれの用途に適した品種が開発されています。

菜の花の主な品種・種類

菜の花

菜の花は主に茎や葉を食用とする洋種のアブラナと、つぼみや茎、葉を食用とする和種のセイヨウアブラナに分けられます。

さらに食用の菜の花には『菜々みどり』、観賞用の菜の花には『黒川寒咲ちりめん』『江月』『春蕾』、油用の菜の花には『ななしきぶ』『キラリボシ』『キザキノナタネ』などがあり、他にも様々な種類の菜の花が用途に適したかたちで開発されています。

また、私たちが菜の花という名前を聞いて真っ先に思い浮かべる、道端に咲く黄色い菜の花は『西洋アブラナ』で、元々はヨーロッパに自生していたものが弥生時代に渡来、平安時代には食用として使われたと言われています。

菜の花の名前の由来・語源は?

菜の花

次に菜の花の語源・由来をご紹介します。和名である『菜の花』の名前の『菜』は食用であることを意味しており、食用の花というのが菜の花の語源・由来となり『菜の花』と名付けられたと言われています。

菜の花の花言葉とその由来は?6個紹介!

菜の花

菜の花が持つ花言葉は、どれも良い意味で、元気がもらえる素敵なものばかりです。

菜の花が持つで代表的な花言葉を6つご紹介します。

快活な愛

ハート

寒い季節の終わりと、春の訪れを知らせるように野原を一面明るい色で染める菜の花。そんな菜の花の姿は見る人に元気を与えてくれますね。

食卓にも明るい彩りを運んでくれる菜の花。その様子が由来となり、キビキビとしていて元気という意味である『快活』という花言葉がつけられたと言われています。

競争

競争

菜の花って背が高くて、真っ直ぐ空に向かってぐんぐん伸びる、そんなイメージがありませんか?

菜の花が天に向かって、まるで競争するかのように伸びていく姿が菜の花が持つ『競争』という花言葉の由来です。同じ目標に向かって、ひたむきに進んでいく。そんな菜の花の姿に勇気をもらえるという人も多いのではないでしょうか。

小さな幸せ

小さな幸せ

毎年寒い季節が終わり、春になると私たちの身近なところで必ずその元気いっぱいの黄色い花をたくさん咲かせてくれる菜の花。菜の花を見るとなんだか元気になれるという人は多いのではないでしょうか。

菜の花の『小さな幸せ』という花言葉は、いつも側にいてくれる、そんな菜の花の姿が語源・由来となり、当たり前に思ってしまう日常の中にある『小さな幸せ』に気づくことが大切であるということを私たちに教えてくれる花言葉でもあります。

明るさ

明るさ

菜の花の持つ花言葉のひとつである『明るさ』は、菜の花のとても鮮やかな黄色の花びらが語源・由来です。

寒い季節が終わり、過ごしやすい春の訪れとともに鮮やかな黄色で染まった景色を眺めながら歩くと、なんだか気持ちが明るくなりますよね。『明るさ』という花言葉は、元気を与えてくれる菜の花や、いつも明るい笑顔の人にぴったりの花言葉です。

快活・活発・元気いっぱい

元気いっぱい

寒い季節が終わりを告げ、春が来ると毎年元気いっぱいたくさんの花を咲かせる菜の花。『快活』『活発』『元気いっぱい』という花言葉は、菜の花が元気いっぱい咲くその姿が語源・由来となった花言葉です。

豊かさ・財産

財産

寒い季節が終わり、春になると野原一面に咲き誇る菜の花。菜の花が咲いた野原は黄金に輝く財宝のようにも見えませんか?これが語源・由来となり、『財産』という花言葉がつけられたのではという説があります。

また、とても栄養の豊富な菜の花は『豊かさ』のシンボルだと言われています。

菜の花の色で変わる花言葉2選!

カラフル

アブラナ科に属する『菜の花』の花には、私たちが良く目にする黄色の花だけでなく、オレンジや白、紫色の花を咲かせるものがあります。

そして、菜の花の花言葉は、菜の花の花の色によっても異なるようです。

白い花を咲かせる菜の花の花言葉、そして紫色の花を咲かせる菜の花の花言葉を由来とともに見てみましょう。

白色の菜の花の花言葉

白い菜の花

白色の菜の花は、大根の花のことを指すので、その花言葉は、白い花を咲かせる大根の花の花言葉から『純潔』『適応力』です。

『純潔』の花言葉の由来は、真っ白な花から。『適応力』の花言葉は、さまざまな料理に使うことが出来、味がよく染み込むことに由来すると言われています。

紫色の菜の花の花言葉

紫色の菜の花

紫色の菜の花の花言葉は、三国志の諸葛孔明が植えた花であるという伝説に由来する『知恵の泉』『優秀』『聡明』です。

アブラナ科のオオアラセイトウは別名ショカツサイとも言うことから、意外にも三国志が紫色の菜の花の花言葉に深く関係することが頷けますね。

菜の花の外国での花言葉は?

世界地図

日本での菜の花の花言葉は『快活な愛』『明るさ』『元気いっぱい』『小さな幸せ』『豊かさ・財産』。どの花言葉も前向きな言葉で、菜の花の姿にぴったりのものばかりですが、海外での花言葉は日本の花言葉とは異なるのでしょうか?

英語圏での菜の花の花言葉、韓国での菜の花の花言葉を見てみましょう。

英語圏での花言葉

英語

英語圏での菜の花の呼び名には様々なものがありますが、現在ネイティブがよく使うのはcanola flower(キャノーラフラワー)だそう。その呼び名の通り、食用油のイメージを強く持つ英語圏での菜の花の花言葉は、英語でcheerfulness(快活・元気いっぱい)、Assets(豊かな財力)、small happiness(小さな幸せ)、The brightness(明るさ)です。

英語と日本語という違いはあるものの、菜の花の花言葉の意味や由来は、日本で知られる菜の花の花言葉と違いはありません。

韓国での花言葉

韓国女性

韓国語で『油菜』と書いて『コチェ』と読む菜の花。言語の違いから、菜の花の呼び方は日本と異なるものの、英語圏と同じく日本での菜の花と花言葉には違いはありません。

菜の花の開花時期や見頃は?

菜の花

菜の花の開花の季節は、早春の2月から5月頃までです。菜の花は全国どこにでも咲く花で、私たちにとってとても身近な花なのですが、地域によって見頃は異なります。

最も早く見頃を迎えるのは鹿児島。1月の下旬頃には満開の菜の花を楽しむことができます。気温の低い地域では、4月から5月に見頃を迎える地域もあり、また、その年の天候にも開花時期は左右されるようです。

地域 開花の季節や見頃
北海道 5月中旬~6月
東北地方 5月上旬~5月下旬
関東地方 3月中旬~4月下旬
東海地方 3月下旬~5月
近畿地方 3月中旬~5月
四国地方 3月~4月
九州地方 3月~6月

菜の花は女の子の名付けにも人気!

赤ちゃん

前向きで元気、素敵な花言葉がたくさんの菜の花の『菜』という字は、女の子の名付けにも人気です。

我が子への初めての贈り物である名前。元気をくれる、そして小さな幸せを運んでくれる菜の花の花言葉にちなんだ『菜』を使った女の子の名前で、『陽菜』や『結菜』は特に人気が高く、毎年名付けランキングの上位にランクインしています。

その他にも『菜』を使った素敵な名前はたくさん。その中でも人気の名前の一部をご紹介します。赤ちゃんの名前の名付けの参考にしていただけると幸いです。

愛菜・藍菜 あいな
明菜・昌菜・明希菜 あきな
明日菜 あすな
彩菜・純菜・絢菜 あやな
絵菜 えな
笑菜 えみな
衣里菜・絵莉菜 えりな
加菜・夏菜・華菜 かな
栞菜 かんな
小菜美 こなみ
紗菜 さな
純菜 じゅんな
鈴菜 すずな
聖菜 せな・せいな
菜都美 なつみ
七菜香 ななか
菜々子 ななこ
新菜 にいな
陽菜 はるな・ひな
桃菜 ももな

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菜の花の花言葉は明るいイメージ!

小さな幸せ

菜の花の花言葉は、『快活な愛』『競争』『小さな幸せ』『明るさ』『快活・元気いっぱい・活発』『豊かさ・財産』。その多くが元気いっぱい咲く菜の花の姿が由来となっていることから、赤ちゃんへの初めてのプレゼントである名付けにも人気が高いのがうなづけます。

菜の花を見ると、なんだか元気になれる。周りの人を笑顔にする、優しい人に。恵ある人生を歩んで欲しい。そんな願いを生まれてくる赤ちゃんの名前に、そして、大切な人に菜の花を贈る時、メッセージカードに小さな幸せを運んでくれる菜の花の花言葉を添えてみてはいかがでしょう。

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この記事のライター
にゃお
3歳の女の子、1歳の男の子を育てるアラサーママ。ピンクのママチャリが相棒です。

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