『横柄』の意味とは?横柄な人の特徴10選&上手な付き合い方も!
「あの人は横柄な人だ」なんていう会話を一度はしたことがあるのではないでしょうか。では、「横柄」とはどのような意味で、どういった人を指しているのでしょうか。今回は、「横柄」の意味や使い方、また横柄な人の心理と対処方を紹介します。
目次
横柄な態度を取る人が苦手……いったい何を考えているの?
学校や職場、プライベートまた、何気なく入ったお店にまで、横柄な態度をとる人っていますよね。「横柄」と言われる人たちは何を考えているのでしょうか。その心理を紐解いてみましょう。
横柄(おうへい)の言葉の意味を解説!
まず、横柄な人の心理を紐解くために、「横柄」の意味や使い方、同様の意味を持つ言葉を理解しましょう。
横柄の基本的な意味をおさらいしよう
「横柄」は、「おうへい」と読みます。人を無視した態度をとったり、無礼や無遠慮であることを意味します。謙虚さがなく、相手を小馬鹿にしている様子を表します。
以下に例文を紹介します。
・店員に対して横柄な態度をとる。
・横柄な座り方をする。
「横柄」はこのように、主に人の様子を表す際に使う言葉です。
横柄という言葉と同様の意味をもつ類語は?
「横柄」と同様の意味を持つ言葉を紹介します。
・尊大(そんだい)
威張って、偉そうな態度をとることを意味します。「店員に対して尊大な口調で命令した」のように使います。
・高飛車(たかびしゃ)
他人に対して、高圧的な態度をとることを意味します。「高飛車な物言いをする人だ」のように使います。
将棋の「飛車」という駒が語源です。
・居丈高(いたけだか)
他人に対して、威圧的な態度をとる様子を意味します。「居丈高に命令した」のように使います。また、文字の通り、座ったときの背が高い様子を表す意味もあります。
横柄な態度を取る人の特徴7選!
ここまで「横柄」の意味を見てきました。では、横柄な態度を取る人とは、具体的にはどのような人を指すのでしょうか。特徴と例を紹介します。
心が満たされずイライラしていることが多い
横柄な態度を取る人は、心が満たされていないためにイライラしていることが多いといえます。そのストレスが、周辺の人への横柄な態度として表れているのでしょう。
他人の失敗を必要以上に責めたり、自分の正当性を過剰に主張したりと、自分の機嫌の悪さを高圧的な態度で表現されると気疲れしてしまい付き合いきれません。
自分中心の考え方ばかりしている
横柄な態度を取る人の特徴として、自分の都合しか考えていない自分中心の考え方を持っているという点です。強く主張すれば、自分の主張が通ると思っているのです。自分の主張を無理に通すことによって、他人がどのような負担を負うかまで考えが至っていません。
弱そうな人を見下し、強そうな人には従う
横柄な人は、相手によって態度を変えるため、弱そうな人を見下し、強そうな人には従うという特徴があります。そのため、弱そうな相手である場合、横柄で見下す態度を取ります。一方で、上司などの、強そうな相手であった場合は、すんなりと従うずる賢さも持ち合わせていますので、気をつける必要があります。
自分が一番偉いと勘違いしている
横柄な態度の人は、自分が一番偉いという心理を持っています。そのため、優先されないなど、自分がおざなりにされると不機嫌になります。心に余裕がないためそういった場合にも高圧的な態度に出るという特徴があります。
自分が特別扱いを受けないと機嫌を悪くする
こちらは上記で紹介した「自分が一番偉いと勘違いしている」と似ています。横柄な人は、自分が一番偉く、特別扱いを受けるべきだという心理が強くありめ、その心理が横柄な態度に表れるという特徴があります。こういった人が学校や職場、顧客などにいると対処に困ってしまいますね。
店員に強気な態度を取り、すぐにクレームをつけたがる
飲食店やコンビニ、病院などですぐに店員にクレームをつけるというもの横柄な人の特徴です。些細なことでクレームをつけるので対処に困ります。そういった人と一緒にいるのは、こちらも恥ずかしくなってしまいます。また、横柄な人物は、店員のあいだで要注意人物にされています。
他人の意見には従わない
横柄な人は、他人に何かを指示されたり、意見されることを嫌います。他人を支配したり、上に優位に立ちたい気持ちが強いからでしょう。身近にこういった人がいた場合、適度な距離を保った付き合い方を心がけましょう。
横柄な人の心理3選!こんな考えを持っている!
ここまでは横柄な人の特徴を紹介してきました。では、横柄な人は、なぜこのような態度をとってしまうのでしょうか。その心理を探っていきます。
実は自分に自信が無く、自分を必要以上に大きく見せようとしている
横柄な態度をとる人の心理的特徴として、自分に自信がないため、自分を必要以上に大きく見せようとしているという点があります。自身の弱いところを隠すために、態度だけは威勢のあるふりをしています。そうすることで、自分の弱さを隠しているのです。
幼少期の経験から、自分が相手を支配したいと考えている
実は、幼少期の経験が横柄な態度をとる心理の原因になっていることがあります。幼い頃に、欠点などを受け入れてもらえなかった経験が、現在も自分で自分を受け入れることができなくなっている原因である可能性があります。
自分自身を受け入れられないのと同様に、他人のことを受け入れることができない心理が、他人に対して横柄な態度をとってしまうのです。
自分が人を動かしているという優越感に浸りたいと思っている
横柄な人は、人間関係を支配・従属の関係で捉えているという特徴があります。そういった人にとって、人間関係は公平なものではなく、支配する者、従属する者でできています。横柄な態度は、人間関係を支配したいという心理からきています。
横柄な人への対処法5つ!上手な付き合い方は?
横柄な人の心理を知ったところで、今度は、横柄な人に対する適切な対処法を紹介します。身近に横柄な人がいて困っているという方はぜひ参考にしてください。
こちらまで熱くなってはおもうツボ!冷静に対応する
横柄な人にはイライラさせられるものです。しかし、熱くなった状態で対応すると事態を悪化させかねません。冷静に、淡々と対応することを心がけましょう。
上記で紹介した通り、横柄な人の態度は、自分の自身のなさからきています。冷静に対応することで、横柄な人が「自分の自身のなさや不安が読み取られたのでは?」と危惧し落ち着く可能性があります。
横柄な人は攻撃できる欠点を探してくるので、失敗談を語らないようにする
横柄な人は、攻撃できる欠点や隙を見つけて攻撃してくるという特徴があります。自ら失敗談などの攻撃できる点を開示しない、仕事をミスなくこなすなどの対策や、隙を見せない心がけが必要です。
笑顔で接して心の中でボコボコにする
横柄な人に対しては、冷静に、余裕を持って笑顔で対処することが重要です。一方で、理不尽な思いを我慢しなければならなかったり、腹が立つ思いもあるでしょう。横柄な人を、心の中で思う存分否定して、ボコボコにやっつけてしまいましょう。ただし、態度や言葉に出ないよう気をつけてくださいね。
イライラしたときは気分転換をして気持ちをリセットするのがおすすめです。
相手にせずに一定の距離を保って接する
横柄な人に対しては、相手にせずに一定の距離を保つことも有効です。横柄な人は、相手にしてもらえるからこそ、横柄な態度をとるのです。あまり相手にせずに無視をするというのも有効な対処法といえます。
偉い人を味方につけたり、自分が相手よりも偉くなる
横柄な人は、人間関係を支配・従属の関係で捉えています。そのため、自分よりも上司など、自分よりも偉い人などに弱いといえます。上司などを味方につける、または自分自身が相手よりも偉い立場になるというのは有効な対処法です。
【番外編】横柄な上司を持ってしまった時の上手な付き合い方3つ!
最後に番外編として、横柄な上司への対処法を紹介します。横柄とはいえ、上司は仕事で関わる相手ですので無下にできないのがやっかいなところです。そんな横柄な上司との、上手な付き合い方を紹介しますので参考にしてみてください。
途中で口をはさむと悪化するので最後まで話を聞く
横柄な上司と話をしていると、腹が立ったり、ついつい口をはさみたくなってしまいます。しかし、上司の話は一旦最後まで聞くのが無難にやり過ごすこつです。仕事だけの関係だと割り切って、ここは上司に合わせてあげましょう。
横柄な人が好む言動や行動を分析する
横柄な上司が言動や行動を分析してみましょう。その上司に対しては、どのような態度で、どのような返事をすれば穏便に事をすませるか普段から知っておくと良いでしょう。可能であれば、同じ悩みを持つ同僚と情報交換ができれば心強いですね。
横柄な態度をとる人と真正面から向き合うのは、エネルギーと時間の無駄です。効率よくしたたかに立ち回りましょう。
あえて対立せず、相手を信頼しているフリをする
どんなに横柄でも、納得がいかなくても相手は上司です。上司からの評価は上げておいて損はないでしょう。尊敬し、頼りにしているという態度を示して、自分は敵ではないことを伝えておくのもひとつの手です。しかし、同僚や、他の上司との付き合いもありますのでこちらの手段を使う際には、露骨になりすぎないよう注意が必要です。
横柄な人と関わるときは冷静に、距離感をもって接しよう
横柄な人というのは、どこにでもおり、避けることが難しい場面もあるかもしれません。横柄な人と関わるときの基本は、冷静に、距離感をもつことです。置かれた状況に合わせて、上手に付き合っていきましょう。