「ヘッドホンの付け方」耳・頭が痛くならない正しい装着方法を解説!

ヘッドホンの正しい付け方を知っていますか?ヘッドホンを付けて耳や頭が痛い場合は、付け方が間違っている可能性が高いです。正しく装着すれば、少なくとも耳も頭も外側からの痛みは感じません。そこで、今回はヘッドホンで耳が痛い理由と、痛くならない付け方を解説します!

「ヘッドホンの付け方」耳・頭が痛くならない正しい装着方法を解説!のイメージ

目次

  1. 1ヘッドホンで耳が痛いのは付け方が間違っている!
  2. 2ヘッドホンは種類があり、付け方が異なる
  3. 3ヘッドホンで耳が痛い理由① 形やサイズが合っていない
  4. 4ヘッドホンで耳が痛い理由② 耳を圧迫する付け方をしている
  5. 5ヘッドホンで耳が痛い理由③ 長時間使用(付け方を間違っての長時間使用も含む)
  6. 6ヘッドホンで耳が痛い理由④ 音量が大きい
  7. 7ヘッドホンで耳が痛い理由⑤ ヘッドバンドの調整をしていない
  8. 8ヘッドホンで耳が痛い理由⑥ ヘッドホンの付け方とメガネのかけ方
  9. 9耳が痛くならないヘッドホンの正しい付け方① ヘッドホンの左右を間違えずに付けよう
  10. 10耳が痛くならないヘッドホンの正しい付け方② イヤーパッドを正しい位置に
  11. 11耳が痛くならないヘッドホンの正しい付け方② バンドの調整をする
  12. 12耳が痛くならないヘッドホンの正しい付け方④ メガネ併用の場合は装着順やヘッドホンを変える
  13. 13耳が痛いヘッドホン対策:付け方や音量以外にできることは?
  14. 14付け方を気にしなくてもOK?痛くない斬新ヘッドホン
  15. 15ヘッドホン装着による耳の痛み予防対策① 適切な音量で聴く
  16. 16ヘッドホン装着による耳の痛み予防対策② 長時間使用時には休憩をこまめに
  17. 17ヘッドホン装着による耳の痛み予防対策③ 体調が悪い時には使用しない
  18. 18ヘッドホン装着による耳の痛み予防対策④ 異常を感じたら使用を辞める
  19. 19ヘッドホン難聴に注意!ヘッドホンの正しい付け方と使用法
  20. 20おわりに:合ったヘッドホン・正しい付け方・正しい使用方法で

ヘッドホンで耳が痛いのは付け方が間違っている!

ヘッドホンを付けていて、耳や頭が痛い、という人も少なくありません。
ヘッドホンは耳が痛くなるからイヤホンを使っている、という人もいるでしょう。しかし待ってください。耳や頭がヘッドホンに抑え付けられて痛いのは、付け方が間違っているか、ヘッドホンが合っていない可能性があります。

ヘッドホンの正しい付け方かけ方を知っていますか?
「ヘッドホンで耳が痛くなる」と言っても、実はその理由は1つではありません。サイズや重さといったヘッドホン本体の問題から、ヘッドホンの装着位置が間違っているなど付け方の問題、長時間使用や音量などの使用上の問題、メガネ併用時のメガネのかけ方という問題、さらにはヘッドホン使用者の体調まで様々です。
 

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そこで、今回はヘッドホンで耳が痛くなる原因の紹介解説と、それらを回避あるいは克服する正しいヘッドホンの付け方かけ方や正しい使用方法、メガネ使用時のメガネのかけ方といった一見関係なさそうなものまで、「ヘッドホンで耳や頭が痛くなる」ことへの対策を紹介します!

ヘッドホンは種類があり、付け方が異なる

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密閉型ヘッドホンや開放型ヘッドホン、という名前を聞いたことありますか?
一口にヘッドホンと言っても、いくつかタイプがあります。それは密閉型ヘッドホンか開放型ヘッドホンであり、オンイヤーヘッドホンとアラウンドイヤーヘッドホンと呼ばれるものです。

それぞれ特徴や得意不得意があり、オンイヤー・アラウンドイヤーに関しては正しい付け方も異なります。

ヘッドホンのタイプと付け方①:密閉型と開放型

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電車の中などで付けている人を見かけるヘッドホンの多くは密閉型で、これはハウジングと呼ばれる部分(耳に当たる部分の外側)に穴がなく密閉されている形のものです。

密閉型は音漏れがほとんど無いことが特徴。逆に開放型はハウジングに穴が空いており、音漏れする代わりに音が伸びやかで良い音が作りやすいと言われています。

ヘッドホンのタイプと付け方②:オンイヤーとアラウンドイヤー

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ヘッドホンには密閉型と開放型という区分けの他に、オンイヤーとアラウンドイヤーという区分があります。これは密閉型・開放型とは別で、オンイヤータイプで密閉型のものもあれば開放型のオンイヤーもあり、組み合わせは4通りあることになります。
 

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オンイヤーはその名の通り、耳の上、より詳しく言えば耳たぶの上に位置するようにイヤーパッドを置くタイプのヘッドホンです。アラウンドイヤーは耳よりも大きめで耳の上ではなく、耳を覆うようにしてつけるタイプのこと。

オンイヤーは比較的軽量でコンパクトなのが特徴ですが、耳の上に載せるので長時間使用では耳や頭が痛くなりやすいのがデメリットです。一方でアラウンドイヤーは比較的重く大きくなるので、長時間使用しても耳は痛くなりにくいですが首や肩が疲れます。

ヘッドホンで耳が痛い理由① 形やサイズが合っていない

ヘッドホンを装着して耳や頭が痛い理由でまず考えられるのは、「そもそもそのヘッドホンが合っていない」ことです。合う合わないとかあるの?と思うかもしれませんが、あります。というのも、人によって当然ながら頭の大きさも耳の大きさ・厚さも違います。使う人全員の頭や耳の形にぴったり合うヘッドホンなんてある方がおかしいのです。

ヘッドホンやメーカーやシリーズによっても形やサイズ感・重さが異なります。ヘッドホンを選ぶ場合には必ず試しに装着してみた方が良いでしょう。

ヘッドホンで耳が痛い理由② 耳を圧迫する付け方をしている

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ヘッドホンで耳が痛い理由で多く挙げられるものの1つとして、ヘッドホンが耳、特に耳殻(じかく)を圧迫していることがあります。耳殻とは外耳の最外部であり、軟骨と皮膚から成り立つ集音器です。ヘッドホンのパッドが、物理的に耳を圧迫していると、抑え付けられて耳が痛くなってしまいます。
 

ヘッドホンが新しく締め付ける力が強い場合や、それを長時間付けていた場合、ヘッドホンのバンドのサイズ調整が適正よりも小さい場合、単純にヘッドホンを装着する位置が悪い場合があります。

ヘッドホンを装着する際には、きちんと自分の頭に合わせてサイズをキツすぎず緩すぎずに調整し、耳をすっぽり覆う位置に付けるようにしましょう。

ヘッドホンで耳が痛い理由③ 長時間使用(付け方を間違っての長時間使用も含む)

ヘッドホンの装着位置が合っていても、長時間ヘッドホンを付けていると耳が痛くなることがあります。いくらサイズや位置が合っていても、長時間ヘッドホンを装着することによって、同じ場所に圧力がかかることになります。それによって押すと痛いような鈍い痛みを引き起こしたり、ヘッドホンの重さによって首や肩が痛くなることも。
 

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ヘッドホンを使用する際には、長時間付けっ放しにするのではなく適度に休憩を入れること、長時間付ける場合にはこまめに位置を少しでもずらすことをお勧めします。

長時間の圧による痛みはもちろん、肩こりや首のこりや頭痛にも繋がりますので、ヘッドホンで音を楽しむためにも使い方には注意することが必要です。

ヘッドホンで耳が痛い理由④ 音量が大きい

ヘッドホンを使っていて耳が痛い理由には、音のボリュームが大きいことも挙げられます。これはヘッドホンを装着する位置やサイズ・重さなどの物理的な要因ではなく、ヘッドホンから耳に響く音が大きいために耳や頭が痛くなります。

大音量で音を聞いていると難聴の原因にもなります。迫力ある大音量で聴きたい気持ちもあるでしょうが、一時的な耳や頭の痛みはもちろん、一生付き合っていく耳の機能を健康に保つためにも、大音量で聴くことは避けましょう。

7時間でc〜a+

めちゃ時間かかったやん…ヘッドホンしすぎで耳痛い
— -夢みる幽- kasuka (@vow_kasuka) December 9, 2017

ヘッドホンで耳が痛い理由⑤ ヘッドバンドの調整をしていない

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ヘッドバンドは、ヘッドホンの耳から頭にかけて当たる、左右のイヤーパッドを繋ぐ部分のことです。大抵のヘッドホンではこのヘッドバンドの調整ができます。軽い力で簡単にずらせるものから、意識して力を入れないと調整できないものまで多様ですが、基本的には調整が可能です。
 

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この調整をせずに購入したままの状態で使用してしまうと、ヘッドバンドが頭を抑えつけるように圧迫してしまったり、逆にスカスカですぐに落ちてしまったり、つけられても頭に合わずにストレスになります。

またヘッドバンドの素材が金属の場合など、頭に当たる部分が痛いことも。

ヘッドホンで耳が痛い理由⑥ ヘッドホンの付け方とメガネのかけ方

メガネをしてヘッドホンを装着する人も少なくありません。メガネとヘッドホンを一緒に付けることも、耳が痛くなる原因の1つです。新しいヘッドホンや締め付ける力の強いヘッドホンの場合、メガネのつる部分と一緒に耳を抑えてしまい、圧迫によって耳が痛くなります。

特に密閉型のオンイヤーヘッドホンを装着する場合は、メガネのかけ方を工夫しないと高確率で耳が痛くなります。ヘッドホンを正しくつけていても、メガネのかけ方によっては耳の付け根がかなり痛いでしょう。ヘッドホンの選び方から対策を練るか、メガネのかけ方を調整するか、潔くメガネとヘッドホンを併用しないか、考えましょう。

耳が痛くならないヘッドホンの正しい付け方① ヘッドホンの左右を間違えずに付けよう

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ヘッドホンには右耳用と左耳用があるのをご存知ですか?大抵はRight(右)のRとLeft(左)のLという文字で区別されています。これはただ単に書いてあるだけでなく、それぞれ右耳・左耳の形に合うように作られているのです。

特別な理由がない限りは、ヘッドホンの表記にしたがって装着するようにしましょう。これだけでも耳の痛さが無くなったり軽減することがありますよ!

耳が痛くならないヘッドホンの正しい付け方② イヤーパッドを正しい位置に

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ヘッドホンで耳に当たる部分のイヤーパッド。イヤーパッドを正しい位置に装着するのも、ヘッドホンの付け方で重要なことの1つです。ヘッドホンを付けて痛い原因に、耳を圧迫していることがありました。特に耳の耳殻を圧迫するように付けていると、痛いです。

そこで重要なのが、イヤーパッドの位置になります。クッションがすっぽり耳を覆うように付けるのがコツ。耳全体に均等かつ軽く圧がかかればOKです。ここで耳を完全に覆えていないと、圧力が偏って耳殻や出っ張っている部分が痛くなるので注意が必要です。

耳が痛くならないヘッドホンの正しい付け方② バンドの調整をする

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ヘッドホンのヘッドバンドを自分の頭に合わせて調整しましょう。安価なヘッドホンではヘッドバンドの調整部分に分かりやすくメモリがあったり、軽い力で調整できるので簡単ですが、物によってははずみで動かない程度にしっかりしたものもあります。

購入した時のままでは、自分の頭に合っていません。装着する際には必ず、耳の位置や頭の大きさ合わせてヘッドバンドを調整しましょう。
 

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また、ヘッドバンドの上部、頭に当たる部分が金属であったりカバーが擦り切れて頭が痛い場合は、交換または追加でヘッドバンドカバーを装着すると良いでしょう。耳だけでなく頭が痛くても負担になりますので、痛い場合は我慢せずに対策を考えることが必要です。

耳が痛くならないヘッドホンの正しい付け方④ メガネ併用の場合は装着順やヘッドホンを変える

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ヘッドホンで痛い原因の1つにメガネと一緒に付けることがありましたが、それでもメガネと一緒にヘッドホンを付けたいなら、どうすればいいでしょうか。

メガネとヘッドホンの併用で痛いのは、メガネのつるの部分をヘッドホンで更に圧迫してしまうから。そこで、メガネのかけ方を変えてみましょう。普通メガネをかけている人なら、そのままヘッドホンを装着すると思いますが、メガネを一旦外し、ヘッドホンを装着してからメガネをかけてみてください。

自然とヘッドホンの圧が強いところを避けてメガネをかけることになるので、圧迫感が激減します。メガネがずれやすくなるかもしれませんが、耳が痛くならないので快適に作業できることでしょう。

対メガネ痛み対策:開放型ヘッドホンにする

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密閉型ヘッドホンを使っている人は、開放型ヘッドホンに変えると圧迫感が弱くなるので、耳が痛くなりにくくなります。

ヘッドホンには密閉型と開放型があり、密閉型は文字通り耳を密閉し音を流すものであり、その為ホールド力が強く耳を抑え付けます。一方で開放型ヘッドホンは密閉型のように耳を圧迫せず、比較的圧力も弱くなっています。よって密閉型と比べてメガネのかけ方が同じでもこちらの方が痛くなりにくいです。

対メガネ痛み対策:骨伝導ヘッドホンにする

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耳が痛いヘッドホン対策:付け方や音量以外にできることは?

耳に当たるイヤーパッドを交換

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ヘッドホンのイヤーパッド部分は、ヘッドホンで1番体に直接触れる部分。イヤーパッドが硬かったり、ボロボロになってクッションの役目を十分に果たしていないと、当然ながらイヤーパッドが当たる耳は痛くなります。

そんな時には、イヤーパッドの交換や追加。イヤーパッドの交換はそのままパッド部分を取り外して交換することですが、パッドの上に更にパッドを上乗せ追加することもできます。既存のイヤーパッドの大きさが耳に合わないという人にもオススメの方法です。
 

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ただし注意が必要なのは、ヘッドホンの音が変わってしまう可能性があるということ。ヘッドホンに手を加えることによって、音質や音の聞こえ方が変わるかもしれません。

耳への圧迫が強いヘッドホンはストレッチをしよう

ヘッドホンの締め付けがキツイと、圧迫される耳側部や頭が痛くなります。なので新品や締め付けがきついヘッドホンの場合は、装着前にストレッチをしましょう。靴の慣らしと同じで、最初に慣らしておく必要があります。特にヘッドホンバンドが金属のものの場合に効果があります。

数時間から一晩ほど、ヘッドホンを頭の大きさ程度に開いて固定しておくと良いでしょう。頭の大きさくらいの箱などにかけて、ヘッドホンのストレッチをしておくと程よく緩くなります。ただし、緩すぎになってしまうと後から戻すのが大変なので注意が必要です。

付け方を気にしなくてもOK?痛くない斬新ヘッドホン

ヘッドホンで耳が痛い原因はこれまで挙げてきた通り、ヘッドホンの装着位置やかけ方、サイズ調整や重さなどたくさんあります。またそれらを理由にした耳や頭の痛みから逃れる為に、それぞれ対策を考えてきました。

しかし、そんな正しいヘッドホンのかけ方など全く関係ない、どんな付け方かけ方をしても耳が痛くならないヘッドホンもあります。それは「耳が痛くならないワイヤレスエアーヘッドホン」VIE SHAIR(ヴィーシェア)や、骨伝導ヘッドホンなどです。

耳が痛くならないBluetoothヘッドホン

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こちらはVIE STYLEによる「耳が痛くならないBluetoothヘッドホン」ヴィーシェア。写真を見てわかる通り、耳当ての部分が3Dデザインのフレームで耳が圧迫されず、長時間装着していても押さえつけられることによる痛みは発生しようがありません!

当然ながらイヤーパッドで密閉していないので遮音性はなく、その代わりに外部の音も聞こえる安心感があります。また形的に音漏れが気になるかもしれませんが、完璧とは言えずとも見た目によるイメージほど音漏れは気になりません。

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ちなみにメガネをかける際も、普通のヘッドホンではメガネのかけ方やメガネのツルの位置を気にしなくてはなりませんでしたが、これなら大丈夫。メガネ対策にも使えるヘッドホンです!

耳が痛くならない「骨伝導ヘッドホン」、メガネ併用の付け方も

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こちらは骨伝導ヘッドホン。骨伝導ヘッドホンとは主にスポーツ時などにおすすめされるヘッドホンで、普通のヘッドホンと違い、耳骨から振動を伝えることで音を聴けるヘッドホンです。基本的に耳当てにあたる部分が小さく、耳を塞がないので、周囲の音も聞こえます。道路などの通行には安全性が増すでしょう。
 

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耳を押さえつけず、基本的にコンパクトなので長時間使用での重さや圧迫感を感じさせません。大音量で音楽を流すなどすれば別ですが、ヘッドホンの物理的な部分による耳の痛さはかなり軽減されます。

また、ヘッドホン使用時にメガネをかける場合、メガネのかけ方を考えないとツル部分が圧迫されて非常に痛いことになりますが、骨伝導ヘッドホンなら痛くありません。見た目もスタイリッシュでかっこいいので、メガネ使用時にもおすすめ。

ヘッドホン装着による耳の痛み予防対策① 適切な音量で聴く

ヘッドホンを付けての痛みの原因にもあったように、大音量で音楽を聴いていると耳が痛くなることがあり、また難聴の原因にもなります。迫力ある大音量の魅力を振り切り、痛みを感じないためにも耳の今後の為にも、適切な音量で聴くようにしましょう。

ヘッドホン装着による耳の痛み予防対策② 長時間使用時には休憩をこまめに

ヘッドホンの付け方や製品の差にもよりますが、どんなヘッドホンでも長時間付けていると耳や頭の痛みの原因になります。どんなに耳全体に均等に圧をかけていても、ちょうどいい位置や音量に調整しても、長時間付けていることによってヘッドホンの重さや圧迫感が蓄積され痛みの原因になります。

また大音量でなくとも音を長時間ヘッドホンで聴くことも耳の負担になりますし、どちらにせよ長時間使用はできるだけ控え、こまめに休憩を入れましょう。

ヘッドホン装着による耳の痛み予防対策③ 体調が悪い時には使用しない

体調不良の際は、耳への負担が大きくなります。体調が悪い時にはヘッドホンで音楽を聴くのをできるだけ辞めたほうが良いでしょう。普段と同じ音量や同じヘッドホンでも、体調が悪い時は聴こえ方や受け取り方が異なることがあります。

体調不良の時はできるだけ耳を休ませることをお勧めしますが、どうしても音楽を聴きたいなら、ヘッドホンをせずにスピーカーから小さめの音量で音楽を流すなど、耳や頭などへの負担を軽くするのがベター。

ヘッドホン装着による耳の痛み予防対策④ 異常を感じたら使用を辞める

なんの使用でも同じですが、異常を感じたらすぐに使用を辞めましょう。あるいは原因が分かれば対策や予防を試みることも大事です。ヘッドホンを使用していて、耳や頭が痛くなったり、耳がキーンとしたり、耳が異様に疲れたなどあれば、まずはヘッドホンを外して休みましょう。

違和感を感じてもそのまま聴き続けていると、ヘッドホン難聴などになるリスクが高まってしまいます。

ヘッドホン難聴に注意!ヘッドホンの正しい付け方と使用法

ヘッドホン難聴とは

ヘッドホン難聴(あるいはイヤホン難聴)とは、騒音性難聴あるいは音響外傷と呼ばれる感音難聴です。原因はヘッドホンやイヤホンを使用して音楽などを聞いていることだと考えられています。主な症状は片耳または両耳における聴力の低下やそれに起因する耳鳴り、めまいなどです。

ヘッドホン難聴になると低音が聞き取りづらい傾向があり、音が篭って聞こえたり、音のボリュームが分からなくなることもあります。ヘッドホン難聴初期の段階では気づかないことも多く、症状が進行してから病院に行くケースが多いようです。

ヘッドホン難聴は発症しても早い段階なら治療が可能であることが多いです。囁き声が聴こえない・音が聴こえにくい・耳鳴りがすると感じたらすぐに耳鼻科に予約を取りましょう。

ヘッドホン難聴になるリスクが高いのは大音量×長時間

音の大きさと時間の長さによる耳へのダメージは比例します。聴く音量が大きければ大きいほど、耳が耐えられるのは短時間になり、音が小さければその分耳へのダメージは少なく、長時間聴いても疲れない傾向にあります。簡単に言えば騒音の中に長時間いると難聴の危険が高まります。

カラオケ店内の騒音レベルは90デシベル(dB)と言われ、90dBで8時間以上聴き続けると難聴になるリスクが高くなります。この90dBから5dB上がるごとに、4時間、2時間と難聴になるリスクに足る時間が短くなっています。

ヘッドホン難聴の予防対策

ヘッドホン難聴になることを避ける為に、できる対策はなんでしょうか。これは大音量で耳が痛くなるのと同じで、大音量で音楽を聴かないこと、長時間使用を避けることが第一になります。

まずは再生音量をできる限り小さくすること。小さい音量でも聞こえるよう、遮音性の高いヘッドホンを使用すること、音質の良いヘッドホンを使うこと(聴こえやすくなり小さい音でも満足できる)。長時間使用を避けること、耳を休める時間や日を作ること。

もちろんこれさえやっていれば大丈夫というわけではありませんが、これらに気をつけるだけでも、ヘッドホン難聴になるリスクは確実に下げられます。

おわりに:合ったヘッドホン・正しい付け方・正しい使用方法で

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ヘッドホンで耳が痛くなる原因や対策を解説してきましたが、ヘッドホンの付け方かけ方、長時間使用や体調などによって、ヘッドホン装着時に耳や頭が痛いことはよくあります。耳や頭が痛いと、せっかくお気に入りのヘッドホンを付けても楽しめませんよね。

正しいヘッドホンの付け方や耳が痛くならない位置を覚え、またヘッドホン装着時に痛くならないよう対策をしっかりとって、長時間使用や音量調整などヘッドホン難聴にならないようにも気をつけて、ヘッドホンでの音楽鑑賞を楽しみましょう!

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