コストコでおすすめの醤油5選!味やコスパはどうなの?
料理に欠かせない醤油はコストコで定番の調味料です。大手のヤマサやキッコーマンから個性的な醤油で有名な寺岡有機醸造や柴沼醤油醸造まで、特徴やどの食材に合わせると美味しく食べられるかを紹介します。コストコでお気に入りの醤油を探して日々の食卓を充実させてみませんか。
目次
コストコの醤油は種類が豊富!
コストコで扱っている醤油の種類は豊富で、ヤマサやキッコーマンといった大手から寺岡家や柴沼醤油紫峰といった特徴のある醤油を作っている醸造所まで、作る料理に用途に応じた醤油を選ぶことができるので根強い人気があります。コストコではどんな味の醤油を扱っているのか、コスパや値段、醤油に合う料理を紹介します。
実はこんなにあった!醤油の種類は6種類!
普段使うのは濃口醬油のみで料理によって何種類もの醤油を使い分けている家庭は少ないはずです。醤油は6種類あると言っても全部の種類を知っている人はあまりいないのではないでしょうか。色々な個性を持つ6種類の醤油の味、醤油に合う食材を解説します。今まで使ったことがないお醤油も料理に使ってみてはいかがでしょうか。
白醬油
白醬油は江戸時代後期に生まれた比較的歴史が浅く流通も少なく、白醬油にだしを加えた白だしの方が有名です。原材料は小麦と少量の大豆で、小麦を蒸して炒った大豆で麹を作り醸造でさせます。特徴は薄い黄色で、その色に仕上げるため醸造時間を短くする工夫がされていますよ。
6種類の中で1番塩分が強く17%程度で大豆の使用量が他の醤油に比べ少ないので旨味やコクに乏しく、白身の魚にかけてさっぱり食べたり、うどん出汁や茶わん蒸しなど濃い色を避けたい料理に向いています。白醬油は日がたつほど色が黒くなるため賞味期限は6種類の中で1番短い8ヶ月に設定されています。
淡口醬油
淡口醤油は主に関西で使われていて、関西に住んでいる人には1番馴染みがあり、6種類の中で2番目に流通している醤油になります。白醬油と同じように色が薄いので塩分も薄いと誤解されがちですが、塩分は18%程度で濃口醬油より淡口醤油の方が2%ほど塩分が高くなっています。ところでなぜ薄口ではなくて淡口なのでしょうか。読み方は同じ「うすくち」ですが薄口と書くと「味や塩分ががうすい」と誤解されるのでメーカーが淡口と表記するようにしたそうです。
淡口醤油の賞味期限は12ヶ月程度です。作り方は白醬油の次に短い時間で醸造し濃い色にならないような工夫がされています。おすすめの料理は素材の色を活かした料理で、澄まし汁や野菜の炊き合わせになります。普段濃口醬油を使っている方が淡口醤油を使うと色が薄いためついつい醤油の量が多くなる失敗も見られますが、味見をして適量を使うようにしましょう。
甘口醤油
甘口醤油は濃口醬油に甘みを付けたもので、鹿児島を中心に九州、日本海に面した北陸地方で多く使われます。塩分濃度は14%と甘口というだけあって6種類の中で1番低いのがこの醤油です。甘口と言ってもコクにこだわったものや甘みが強いもの、あっさりしたものなど醸造元によって味の個性が異なります。そのため同じメーカーの甘口醤油しか購入しない根強いファンが多いのもこの醤油の特徴です。
賞味期限は1年半で塩分濃度は14%と甘口というだけあって6種類の中で1番低いです。甘みをつけるため天然甘味料を使うメーカーと人工甘味料を使うメーカーの2種類に大別されています。甘口醤油の味に慣れている方はどんな料理にも使うのですが、はじめて甘口醤油を使うという方は角煮や卵焼き、きんぴらごぼうなど甘みのある料理に使って味に慣れるとよいでしょう。
濃口醬油
キッコーマンといった最大手から紫峰で有名な伝統ある柴沼醤油醸造まで多くのメーカーで醸造されているのが濃口醬油です。塩分は約16%、国内での生産量は8割となっており、たいていのお家にあるのはこの醤油でしょう。関東地方を中心に江戸時代以降使われている香りと味のバランスが取れた醤油です。大豆と小麦を同じ量使って塩水を加え、1年程度熟成させて作ります。
濃口醬油は大豆を蒸して同じ量の小麦を炒ったものを加え醸造されます。最近は原料にこだわるメーカーも増えて丸大豆や有機JASの認定を受けたもの使ったりと目の肥えた消費者の関心を引く醤油が増えてきています。使いやすい卓上用もあり便利なものも多く、だし・たれ・焼き物などどんな料理でも使えますが、煮物や照り焼きに使うとより美味しく味わえます。
再仕込み醤油
再仕込み醤油の名前の由来は製法にあり、塩水の代わりに醤油を醤油で醸造する製法を取られています。2回醸造するため仕上げるのに3年かけるメーカーもあるほどです。費用もかかるためキッコーマンやヤマサといった大手はほとんど製造せず、比較的小規模の醸造元が中心となって製造されており、蔵ごとの個性が見られる醤油になっています。
山陰地方に多い醤油ですが生産量は2%程度になっています賞味期限は1年で塩分濃度は意外と低く13%ほどです。醤油で醤油を醸造するので香り・味ともに濃厚で、色も溜り醤油に次いで濃いのであっさりとした刺身や寿司、冷奴に使うのがおすすめです。
溜り醤油
溜り醤油は国内の流通量は5%弱です。濃口や淡口と異なり、ほとんどのものが大豆だけで1年ほど熟成させて作られます。賞味期限は1年半で、塩分は濃口醬油と同じくらいの16~17%程度になっており、大豆の旨味が豊富でとろりとやや重い感じがしているのが特徴です。
溜り醤油は6種類の中で1番色が濃く、濃ければ濃いほど旨味が多くなります。お刺身やお寿司など新鮮なものにつけて食べるのがおすすめです。なお伊勢うどんは溜り醤油をベースにたれを作っています。また、せんべいを焼くときは溜り醤油に漬け込んで焼くところが多くありますよ。
コストコでおすすめの醤油①【ヤマサ 鮮度の一滴 減塩醬油】
コストコで取り扱いをしている醤油は【ヤマサ 鮮度の一滴 減塩醤油】【ヤマサ 特選醬油】【キッコーマン 特選丸大豆醤油】【寺岡家 たまごにかけるお醤油】【柴沼醤油醸造 紫峰】の5種類があります。それぞれの味の特徴、値段や内容量からみたコスパなどを【ヤマサ 鮮度の一滴 減塩醤油】から順番に紹介します。
【ヤマサ 鮮度の一滴 減塩醤油】商品情報
- 塩分 2.5g(15mlあたり)
- 原材料 脱脂加工大豆(遺伝子組み換えでない)・小麦・食塩
- 賞味期限 540日(開封前)
- 保存方法 冷暗所で保管。常温保存可能
味の特徴
ヤマサ 鮮度の一滴 減塩醤油の最大の特徴は鮮度がキープされていることです。最後まで香りと醤油のきれいなままの色を楽しめることにつきます。また、ネーミングから分かるように濃口醬油から旨味・コクはそのままで塩分のみを50%カットし、健康を意識している方に嬉しい醤油に仕上がっています。
コスパ
ヤマサ 鮮度の一滴 減塩醤油はコストコでは500mlを300円弱の値段で販売しており、ネットスーパーをみると300mlで350円くらいの値段で販売されています。500mlに換算すると600円弱なのでコスパはコストコが上ということが分かります。
コストコでおすすめの醤油②【ヤマサ 特選醬油】
【ヤマサ 特選醬油】商品情報 .
- 塩分 2.4g(15mlあたり)
- 原材料 大豆・小麦
- 賞味期限 8ヶ月(開封前)
- 保存方法 直射日光を避け冷暗所に保管
味の特徴
ヤマサ 特選醬油の特徴は風味がまろやかで旨味成分が1.67%もある濃口醬油です。鮮度を保つボトルに入っていて醤油瓶に移す必要がありません。酸化を防ぎ最後まで風味を損なわず味わえます。
コスパ
コストコではヤマサ 特選醬油は600mlで300円を切る値段で販売されています。ネットスーパーでの値段は350円程度で、コスパを比較するとあまり違いは見られませんでした。ただネットスーパーの場合はケース買いのみや手数料がかかったりするので、利便性ではコストコに軍配が上がります。
コストコでおすすめの醤油③【キッコーマン 特選丸大豆醬油】
【キッコーマン 特選丸大豆醬油】商品情報
- 塩分 2.5g(15mlあたり)
- 原材料 大豆・小麦・食塩
- 賞味期限 18ヶ月(開封前)
- 保存方法 直射日光を避け常温保存し、開封後は冷蔵庫保存で賞味期限に関わらず早めに使いましょう。
味の特徴
キッコーマン 特選丸大豆醬油は使い勝手のよい濃口醬油で大豆の旨味が凝縮された醤油に仕上がっています。丁寧に熟成されていてしっかりした香りやコクを味わえるのはキッコーマンという大手メーカーの実力ですね。
コスパ
コストコではキッコーマン 特選丸大豆醬油の値段は1.8リットルで600円弱になっています。他のネットスーパーの値段をみると800円前後なので、コスパはコストコの方が若干高い結果です。1.8リットルというと量は多く感じますが、コストコの調味料は大容量のものが多いのでそれほど珍しくありませんし、キッコーマンの濃口醬油は応用範囲が広く、色々な料理に使えるので思っているよりも早く使い切ることができるでしょう。
コストコでおすすめの醤油④【寺岡家 たまごにかけるお醤油】
【寺岡家 たまごにかけるお醤油】商品情報
- 塩分 2.0g(15mlあたり)
- 原材料 有機醬油・みりん・砂糖・鰹節エキス・食塩・昆布エキス・牡蠣エキス・酵母エキス・椎茸エキス・アルコール
- 賞味期限 18ヶ月(未開封)
- 保存方法 直射日光を避け開栓後は冷蔵庫保存
味の特徴
寺岡家 たまごにかけるお醤油は醤油加工調味料に分類されます。牡蠣エキスが加えてあり、卵かけご飯以外に卵焼きやだし巻き卵にもおすすめです。それ以外にも煮物や鍋物などアイデア次第で色々な料理に使えます。寺岡家 たまごにかけるお醤油は姉妹品があり、【寺岡家のたまごにかけるお醤油甘さ控えめ】と【寺岡家のたまごにかけるお醤油海苔入り】の2種類が販売されています。
コスパ
寺岡家 たまごにかけるお醤油は300mlのものを販売しているところが多いのですが、コストコの場合720mlのものを670円程度の値段で販売されています。300mlのものは500円前後の値段でされているので、寺岡家 たまごにかけるお醤油の内容量を比較するとコストコの値段は他のスーパーに比べコスパが高いと言えます。ただ、コストコの寺岡家 たまごにかけるお醤油は内容量が多いため、卵料理以外にも頻繁に使わないと余ってしまう点は注意が必要です。
コストコでおすすめの醤油⑤【柴沼醤油醸造 紫峰】
【柴沼醤油醸造 紫峰】商品情報
- 塩分 15.7g(100mlあたり)
- 原材料 醤油・米発酵調味料・還元水飴・鰹節エキス・カツオエキス・昆布エキス・そうだ鰹節・たん白加水分解物・醸造酢
- 賞味期限 1年(開封前)
- 保存方法 直射日光を避けて常温保存
味の特徴
柴沼醤油醸造 紫峰は原材料から分かる通り、醤油にいくつかの調味料を加えた醤油加工調味料になります。寺岡家 たまごにかけるお醤油と同じ系統ですね。紫峰は1度使うとやめられないという口コミも多くあり、素材の味を楽しむことができるお刺身やお寿司との相性は抜群です。料理にも使えますが、紫峰にはだしや甘み成分も入っているので、自分好みの味にするには何回かの試行錯誤が必要です。
コスパ
柴沼醤油醸造 紫峰はコストコで1.8リットルを960円程度の値段で販売しており、ネットスーパーでは1,000円を超える値段がついています。コストコで扱う紫峰は量が多いのでかさばるのが難点です。少量の紫峰もネットスーパーでは発売されています。かさばるのを避けたい、使い切れるか心配な場合はコストコで購入する前に、ネットスーパーで試しに卓上用の紫峰を購入するのも一つの方法です。
【番外編】コストコの『むきにんにく』と醤油の相性が抜群!
コストコで扱っているむきにんにくを醤油を漬け込んで、簡単ににんにく醤油をつくることができます。コストコで扱っているヤマサやキッコーマンの大容量の濃口醬油で作るのがおすすめです。コストコのむきにんにくを漬け込んで料理のバリエーションを増やしてみて下さい。
コストコのむきにんにくとは
コストコのむきにんにくは皮があらかじめ剥いてあるので、手間いらずで調理することができます。コストコでは450gで約650円の値段で販売されており、高コスパなアメリカ産のにんにくです。
にんにく醤油の作り方
【必要なもの】
- しっかり煮沸消毒した瓶
- コストコのむきにんにく
- 濃口醤油
※材料はたった3つですが瓶の煮沸消毒は念入りに行いましょう。
- 瓶に少し隙間ができるくらいコストコのむきにんにくを入れます。
- コストコのむきにんにくが浸かる程度醤油を注ぎます。
- ふたを閉めて冷蔵庫に入れて寝かしておきます。
漬け込んだコストコのむきにんにくを細かく刻んでチャーハンに混ぜたり、魚をにんにく醤油に漬け込んで焼いたりすると美味しく食べることができます。保存期間は1ヶ月程度なのでそれまでに使い切りましょう。
コストコの醤油を色々な料理に活かそう!
コストコでは大手のキッコーマンから紫峰といった個性的な醤油まで幅広く扱っており、料理の幅を広げるのに役立つこと間違いなしです。それぞれのお醤油に合わせて料理を作るのは最初は難しいですが、使いこなせれば食事が楽しくなることは間違いありません。普段使い慣れないお醤油を使いこなしてみませんか。