文系に人気の職業10選!専門性を活かせるおすすめの資格も紹介!
自分の就きたい職業は文系か理系どちらなのか、自分が向いているのは文系なのかや文系の職業はどんなものがあるのかなど、就職に対する悩みは尽きません。悩める今の時間を使い、じっくり職業について考えてみてください。文系に人気の職業、あると有利な資格もご紹介します。
目次
文系に人気な職業が知りたい!
小学校から授業を進めていると、高校くらいで「文系」「理系」に分かれていきます。文系に人気の職業は何なのでしょうか。これから就職活動をする文系の人、文系か理系で悩んでいる人はこれをみて考えるのも良いですよ。併せてそれに役立つ資格も紹介していきます。
文系に人気の職業10選!
文系の人が就くことのできる職業で人気のあるものを10種類ご紹介します。文系の人に多い人間性を活かす職業や理系のような職業もありますよ。
①システムエンジニア
一見理系のようなイメージのあるエンジニアですが、会社のシステム・サービスの開発、企業のIT部門など様々なものがあり、プログラミングの基礎知識が必要とされます。また、クライアントのシステムに対する要望を聞くなどのコミュニケーション能力、親しみやすい人間性も必要な職業です。人と会話をし、クライアントの満足するシステムを作り、成果が出ると感謝されるようなやりがいのある仕事でもあります。
②図書館司書
文系らしい司書という職業は、図書館で本を管理している目立たないイメージですが、人の役に立つ、とてもやりがいのある職業です。男子よりも女子の方が多く、図書館の利用者の探している本を見つけたり、知りたい情報の載っている本をおすすめするなど人間性も大切で、地域に根付く価値を守る職業でもあります。活字が好き、本が好きな文系の人にはぴったりの職業です。司書になる資格は大学などで必要な単位を習得する必要があります。
③介護士
介護士という職業は肉体労働で、職場や介護の必要レベルによって業務内容が大きく変わってきます。決して楽な職業ではありませんが、これからの高齢化社会において、欠かせない職業となってきています。介護の知識ももちろん必要ですが、人に寄り添う人間性や利用者の方が楽しく、安心して暮らせるように信頼関係を築けることも必要です。直接笑顔で感謝されるとても魅力的でやりがいのある職業です。
④ジャーナリスト
ジャーナリストという職業は、いろいろなニュースを追いかけながら情報を集め、それを世の中に正しく伝えて行かなければならない仕事です。様々なジャンルのニュースがありますが、専門性がある方が物事を伝えやすいでしょう。伝える際の文章力や、構成、情報収拾の際のコミュニケーション能力など、文系の得意とする能力がしっかり活かされるおすすめの職業です。
⑤NGO(NPO)職員
非営利団体として知られる職業です。世界規模の問題に取り組む活動をしており、その業務内容は様々ですが文系の人に向いている内容が多い職業です。発展途上国の支援や開発、教育などもあり、文系の得意とする語学力やコミュニケーション能力を活かす職業と言えるでしょう。困っている人を助けたいと強い気持ちとコツコツと解決に向かう今期のある人におすすめです。
⑥教師
文系・理系、女子・男子関係なく選択肢に入る人気の職業です。学校教師だけでなく、塾、家庭教師、大人向けのスクールなど、様々な先生が存在します。文系なら文系の科目を選択できるので、得意分野がはっきりと決まっていて、人に教えることが好きな人におすすめです。人を成長させるという点で責任の重い職業になりますが、教えた人の成長を間近で見ることは大きな喜びになるでしょう。
⑦弁護士
弁護士は専門性が高く、資格を取るのも難しい職業ですが、専門知識を正しく使い、依頼してくる人の問題に寄り添い、不安を取り除く解決方法を模索していくとてもやりがいのある仕事です。文系の職業の中でも収入も高い職業なので、大学院まで勉強するのはかなりの苦労ですが、人気のある職業です。
⑧司法書士
弁護士と同じくらい資格を取るのが難しい職業です。会社や不動産の代行登記を行うことができます。文系の中で収入の良い職業として人気ですが、最近ではネットで行うこともできるようになっており、安定しているかどうかは微妙なようです。
⑨企業内カウンセラー
様々な職場の中、過労やハラスメントの問題も少なくはありません。そんな働く人たちの気持ちに寄り添うことのできる企業内カウンセラーは文系の人にぴったりな職業です。心理学など専門性のある知識が必要です。人の心に寄り添うことのできる文系の読解力、理解力、人間性が発揮されます。
⑩保育士
女子の多い職業ですが、最近では男子からの人気も集めています。防犯面からみて男子の保育士も園児の両親から安心されるでしょう。0歳からの子供を預かり人間性の形成にも関わる責任のある仕事です。需要は多いですが資格を取るための国家試験はかなり難しいようです。しかし、待機児童の問題のある昨今で重要な職業であることは間違いありません。
文系の専門性を活かすためのおすすめの資格5選!
文系の専門性を活かし、就活に有利に働くおすすめの資格をご紹介します。
①TOEIC
文系・理系、男子・女子関係なく今のグローバル社会において必要な資格になっています。英語の論文を読む機会や英会話でのビジネスシーンがあったりと英語を使う時は確実に増えています。英語のレベルを表す資格は他にもありますが、就活で一番有効だと言われているのがTOEICです。文系で語学系が得意であれば、自分の力を知る為にも受けておくことをおすすめします。
②簿記
文系であれば持っていて損はない資格の一つです。専門性は低いですが、基礎としてできれば就活でも有利に働くはずです。文系の専門学科であれば在学中に試験を受けるようにする学校も多くあります。文系の人でチャンスがあれば集中して勉強のできるうちに取っておくと良いです。
③ファイナンシャルプランナー
この資格は資産運用・管理について専門的な知識があり、個人の人生のお金の計画をたてたり、悩みを解決していくことのできる資格になります。お金の計算は文系には不向きに思われますが、人に寄り添うこと、親身になって人生を設計できる文系の人間性も求められています。金融関係、コンサルタント会社などお金に関する職業に就きたい時に有利になる資格です。
④宅地建物取引主任者
宅建と呼ばれる資格です。不動産関係の職業に必要な資格になります。文系、理系というよりも、空間を組み立てることが得意な人に向いている職業です。男子が目立ちますが、女子にも人気の出てきている資格です。この資格が必要な職業に就いてから資格取得を目指すにはかなり難しいので、学生のうちにしっかり勉強し取っておくと就活に役立つでしょう。
⑤ITパスポート
ITについて基礎知識があることを証明する国家資格です。文系の職業とは離れているように思えますが、IT社会が進む現代においては、文系の就活にもおすすめな資格です。
なぜ資格を取得した方が良いの?
なぜ資格を取得しておく方が良いのかを考え、自分に必要な資格取得を目指しましょう。
①業界や職種への適性がわかる
実際に資格を取得する為に勉強を始めたとします。その勉強が苦痛ならばその資格を取得し、その資格を使う職業に就くのは向いていない可能性があります。実際に就職して仕事をすると、その苦痛な勉強の内容に囲まれて仕事をすることになります。かなりのストレスになることは想像できるはずです。なりたい職業のイメージと実際の仕事の内容とのギャップを減らす為にも資格取得の勉強は大切です。文系と思っていたら、意外にも理系だったということも起こるかもしれません。
②書類選考に有利
履歴書の資格の欄が埋まっていると「勉強熱心」「本当にこの仕事がしたいんだな」とやる気を感じてもらえるでしょう。空欄が目立つ履歴書の学生よりも、好印象を与え、書類選考に有利に働きます。文系卒業なのに、理系の資格が並んでいるのもギャップがあり面白く思われるかもしれません。就職先に必要な資格を書けるようにしたいですね。
③入社後の配属でも有利になる
入社してすぐの新人はまだ戦力になりにくいため、地方だったり、支店に配属されることが多いです。しかし、優秀なTOEICの点数や、新人が持っていないような難しい資格を持っていると、本店など花形部署への配属の可能性も高くなります。優秀な人材と判断されると自分の希望も通りやすく、やる気があると思われ、優遇されるかもしれません。
【おまけ①】文系・理系はどちらが高収入?
2011年のデータで文系男子の収入平均は559万円、文系女子の収入平均は203万円に対し、理系男子の収入平均は601万円、理系女子の収入平均は260万円となっています。男子で40万、女子で60万理系の方が収入が高い結果となっています。平均なので、職業によっても収入の差がありますが、理系の方が、高収入を得る職業に就きやすいというデータです。
【おまけ②】文系・理系でより安定しているのは
職業に安定を求める場合、現代では、文系・理系どちらがということは断言できないようです。例えば文系の弁護士ですが、弁護士の仕事はAIで置き換えることも可能になってきています。もちろん全てではありませんが、途中段階でもAIに変わってしまうと、人を使うことが少なくなってきます。安定した職業に就くには文系でも理系でも自分が唯一無二の存在、全く新しいことをすること、新しいことを実現する力を持っていることが重要になります。
文系の強みを活かして就活を勝ち抜こう!
文系の専門性、コミュニケーション能力などの人間性を活かした職業はたくさんあります。なりたい職業には女子男子の差はありません。文系らしい強みを活かして、なりたい職業や憧れている仕事に就けるよう就活を勝ち抜きましょう。資格取得は就活に有利に働くので、理系、文系関係なく、自分に合う資格を探して、自分らしさのアピールポイントにしてくださいね。