シンガーソングライターになるには?経路や生き残りの秘訣も解説!
シンガーソングライターになるにはどうしたらいいのでしょうか。シンガーソングライターを目指すためにまずしておくべきことや、シンガーソングライターになるにはどのようなスキルが必要か、考えておかなければならないメリット・デメリットなどを解説します。
目次
シンガーソングライターになるにはどうしたらいいの?
憧れの職業であるシンガーソングライターになりたいと思いながらもどうしたらなれるのかわからないという人のために、シンガーソングライターになるにはどうしたらいいのかを解説していきます。目指すためにまずしておかなくてはいけない大切なこともお伝えします。
そもそも、シンガーソングライターってどんな仕事?
漠然と「シンガーソングライターになりたい」と考えてはいても、仕事としてのシンガーソングライターについてはよく知らないという人も多いのではないでしょうか。まずはシンガーソングライターという仕事がどんな仕事なのかということから見ていきましょう。
シンガーソングライターの仕事内容とは?
シンガーソングライターはその言葉の通り、歌を歌う人「シンガー(singer)」であり楽曲の作詞作曲を手がける人「ソングライター(song writer)」のことです。自分以外の作詞家・作曲家が作った歌を歌う人は歌手と呼ばれます。自分が作った楽曲を歌うだけでなく、他の歌手に曲を提供したり音楽教室の講師をしたりする人もいます。
シンガーソングライターの年収・給与はどのくらい?
シンガーソングライターの年収は人によって大きな差があります。少ない人は年収数百万円ですが、大ヒットがあって数億円の収入がある人もいます。主な収入源は「作詞印税」「作曲印税」「歌唱印税」です。歌手には歌唱印税しか入らないところがシンガーソングライターには3種全部が入ってくるのです。
シンガーソングライターになるメリット・デメリットとは?
シンガーソングライターになるメリットは自分で曲を作り、歌う曲を大勢の人に聴いてもらえることにあります。曲がヒットすればたくさんの収入を得ることもできるでしょう。海外の人にも認められるチャンスもあります。有名になるとシンガーソングライター以外の仕事が舞い込むこともあります。
シンガーソングライターになるには避けられないデメリットもあり、まず楽曲作りの大変さがあげられます。作った曲があまり売れなかった場合は収入が少なくなり、やむなく事務所に言われて意に沿わない仕事をしなければならないこともあるかもしれません。大ヒットして有名になるとプライベートがなくなるという問題もでてきます。
シンガーソングライターになる4つの方法を紹介!
メリットやデメリットを把握したうえでそれでもシンガーソングライターを目指したいという人に向けて、シンガーソングライターになるにはどうすればいいのか、オーディションやSNSの活用についてなど具体的な方法を紹介します。
コンクールやオーディションに応募する
音楽事務所やレーベルが主催しているコンクールやオーディションに応募して高評価を得られると音楽業界の人からスカウトの声がかかるでしょう。大勢の参加者の中からオーディションに合格するためにはアマチュアの間から技術力を高めておき、さらに知名度も上がっていると有利に働きます。また、音楽事務所やレーベルの特色やオーディションのコンセプトと自分の作風が合っているところを選ぶことも大事です。
SNS等に楽曲をアップする
オーディションに応募するのもいいですが、それよりも手軽にできるのは各種SNSや動画サイトなどに自分で作った曲を歌っている動画をアップすることでしょう。再生回数がのびてSNSで話題になれば、それを見た音楽業界の人からスカウトされることもあります。すでにSNSのファンが大勢ついているとなると即戦力と見なされて声もかけられやすくなります。
ライブ活動を行う
地道に知名度を上げるためにはイベントやライブハウスなどでライブ活動を行うことも重要です。出演者募集のお知らせはネットでも検索することができます。ライブハウスには関係者の知り合いを持つ人やスタッフも多いのでチャンスも広がりやすいでしょう。路上ライブから有名になったシンガーソングライターも多いですが無許可で行うことは道路交通法で禁止されています。公式に認められているスペースを利用するようにしましょう。
レコード会社に楽曲を持ち込む
自分で作った曲を歌っているデモテープを作りレコード会社や音楽事務所に持ち込んで、とにかく業界関係者とのつながりを持つという方法もあります。だいたいの事務所はサイトに応募方法が明記されているのでそちらに従いましょう。
シンガーソングライターを目指すなら!まずすべきことは?
シンガーソングライターになるには、まずしておくべき大切なことがいくつかあります。それはどんなことなのか見ていきましょう。
自分で楽曲を一つ作ってみる
自分の中から湧き上がってきたメロディや言葉をちゃんとした一つの楽曲として作ってみましょう。鼻歌レベルではわからなかった曲作りの難しさにぶつかるかもしれません。しかしそこを乗り越えれば手応えを得られ、経験値を蓄積させることになります。音楽作りを楽しいと思えたならどんどん作っていきましょう。
楽曲の中に自分を表現する
いい曲を歌いたいだけならカバーソングを歌う歌手で十分です。しかしシンガーソングライターになりたいと思ったからには自分にしかないものを表現したいはずです。自分という人間がこれまでに思っていたこと、考えていたこと、いいと思うことを形にしましょう。格好をつけようとして見知らぬ世界を描こうとしても誰でも思いつく薄っぺらなものになりがちです。自分の中を掘り下げて自分自身を表現するのです。
自分の楽曲を積極的に披露する
自分で作り上げた楽曲は積極的に披露していきましょう。待っているだけではチャンスはやってきません。SNSでの公開や路上ライブなど方法はいくつもあります。まずはいろんな人に聴いてもらうとその反応がよくわかり、自分でも気付くことがあるはずです。
シンガーソングライターになるために必要なスキルは?
シンガーソングライターになるには持っていなければいけないスキルがあります。それはどんなものなのでしょうか。
音楽センス
頭に思い浮かんだ歌詞やメロディをちゃんとした楽曲として音符で表現するためには音楽センスやスキルの高さが求められます。音楽センスとは生まれ持った才能だけの話ではなく養っていくことができます。音楽のみならず映画や絵画など色々な一流の芸術に触れて感性を養いましょう。
歌唱力
歌しか歌わない歌手と比べ、曲も作るシンガーソングライターは歌が下手でもいいということは決してありません。歌唱力は当然持っていて然るべきだと認識されているスキルです。その上で歌声にオリジナリティがほしいところです。
分析力
シンガーソングライターになるには分析力というスキルも必要です。どんなシンガーソングライターになりたいのか、どんな楽器を使うのか、どんな活動をしていくのかなど、自分のなりたいイメージを分析しましょう。イメージができあがれば市場の音楽をたくさん聴いたり他の人たちの活動方法を調べたりして周囲のことも分析します。分析したことを自分の活動にフィードバックさせて自分の力にするのです。
人を惹きつける魅力
人を惹きつける魅力を持つというのも重要なスキルの一つです。同じようなジャンルのシンガーソングライターの中から、あえてあなたを選んでファンになってもらうためには抜きん出たものを持っていないといけません。見た目や人柄も魅力になりますが、やはりシンガーソングライターを目指すからには音楽で人を惹きつけたいものです。魅力的な世界観を持つ人のところには人脈やファンも集まってくるでしょう。
シンガーソングライターになるのは難しい?
シンガーソングライターになるのは、インターネットやSNSの発展している現代は以前と比べたらぐっと簡単になっています。スキルを高める方法やオーディションやライブに関する情報も集めるのは簡単です。ただ、それらを駆使してシンガーソングライターの道が近付いても、プロとして食べていけるようになるかというのはまた別問題です。
シンガーソングライターの将来性は?
CDが売れていた時代とは違い、現代はネット配信が主流となり音楽業界の規模自体が縮小傾向にあると言われています。シンガーソングライターも厳しく、一曲当たって名前が知られるようになった人でも売り上げが伸び悩んだりライブの観客動員に繋がらなかったりすることもままあります。しかし世の中から音楽がなくなることはありません。スキルを高め魅力的な楽曲を作り歌えば成功する可能性は十分にあります。
シンガーソングライターになって自分の世界観を音楽で表現しよう!
シンガーソングライターになることは自分を表現することでもあります。音楽で表現した自分の世界観を多くの人に届けるためや、音楽を仕事にするためにも、スキルを高めオーディションやSNSも利用して自分を表現できる場所を確保するためにがんばりましょう。