一発屋歌手の年代別まとめ!ヒット曲や歌手の現在も紹介!
一発屋歌手とは、大ブレイクをしたヒット曲があるけど他の曲は知らない・売れていないような歌手のことを言います。一発屋歌手と言われる歌手を女性・男性問わずに年代別まとめてヒット曲を紹介します。一発屋歌手の現在も分かる範囲で紹介をしたいと思います。
目次
一発屋の歌手の現在が知りたい!
一発屋と聞けば、一発屋芸人を思い浮かべるかと思いますが、歌手にも一発屋歌手と呼ばれる人がいます。ヒット曲を出し大ブレイクしたものの、それ以降ヒット曲が出ていない、解散してしまったなどです。今回は一発屋歌手の年代別に紹介をして、一発屋の歌手の現在も分かる範囲でお伝えします。
一発屋の歌手【1990年代】10選!気になる現在は?
まずご紹介するのは、1990年代の一発屋の歌手です。1990年代に大ブレイクをした歌手・ヒット曲とともに一発屋歌手の気になる現在を紹介します。
①KAN『愛は勝つ』
90年代のヒット曲の代表とも言えるKANさんの『愛は勝つ』です。KANさんは昭和から活動していますが、『愛は勝つ』が『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』の挿入歌に起用されたことで大ブレイクをしました。2000年代になってもCMソングや24時間テレビでの起用などカバーする歌手も昭和から平成にかけて、いまでも愛されている曲です。一発屋と言われていますが現在はSNSもしており、全国ツアーを行ったり、アルバムを発売しており、歌手活動を続けているようです。
②大事MANブラザーズバンド 『それが大事』
『それが大事』は、24時間テレビで起用されていることもあり、今の世代の人も聞いたことがある歌ではないでしょうか。実は、1996年に解散をしていますが、男性ボーカルの立川さんは2009年に大事MANブラザーズオーケストラを結成し、『それが大事~完全版~』を発売。2016年4月には、『それが大事2016』をアルバムに収録するなど、大ブレイクをした歌を大事にしているようです。
③class 『夏の日の1993』
当時のドラマの主題歌やCMソングとして起用され、大ブレイクをしました。1996年に解散をしましたが、2003年に再結成を果たし、デビュー10周年記念ライブを開催。『夏の日の1993~2003 up to date session~』を発売。その後2008年に日浦孝則さんの変わりにclassが所属する事務所の代表がメンバーとなり2009年には『冬の日の2009』を発売。しかし、2009年10月に津久井克行さんの死去をきっかけに解散ではなく活動休止となりました。
④たま 『さよなら人類』
男性バンドグループたまのメジャーデビュー曲『さよなら人類』は1990年代に発売をして、大ブレイクをしました。「地球の未来を予言している」と言われるほど難しい歌詞で独特な雰囲気をもった伝説のバンドと言われています。紅白にも出演しましたが、一発屋と言われており、2003年に解散をしました。そして、2010年にはメンバー達にスポットを当てたドキュメンタリー映画が作成されました。現在は、それぞれ別の道で歌手・音楽活動を行っているようです。
⑤B.B.クィーンズ 『おどるポンポコリン』
1990年にアニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマで大ブレイクをしました。日本レコード大賞ポップス・ロック部門を受賞し紅白出場もしています。B.B.クィーンズは男性と女性のグループで一発屋歌手と言われており、92年に活動休止をしましたが、2011年に期間限定で再結成を果たし、音楽番組への出演やライブへの出演をしました。この時に、『おどるポンポコリン』の曲は知っていたけど、B.B.クィーンズが歌っていたことを初めて知った今の世代の人も多かったようです。
⑥バブルガム・ブラザーズ 『WON'T BE LONG』
90年代の名曲と言われる『WON'T BE LONG』はミリオン突破し、紅白歌合戦にも出場。その後一発屋と言われ1996年に解散ではなく活動休止。その後は、2000年代に大ブレイクをしたEXILEと倖田來未さんがコラボをして2006年にカバーをしたことで2000年代でも人気がでました。一発屋と言われていましたが、2008年に再結成。その後2012年に活動休止、再び2018年には歌手活動を再開しています。
⑦平松愛理 『部屋とYシャツと私』
女性シンガーソングライターである平松愛理さんが1992年にアルバムからシングルカットをした『部屋とYシャツと私』大ブレイク。平成のヒット曲としては珍しい4分の3拍子の曲です。ヒットした要因として、歌詞が亭主関白とは真逆の歌詞で、亭主関白が多かった昭和から平成に変わる時代だったのでヒットしたのではないでしょうか。「時代の代弁者」とも言われました。病気を患い治療に専念するため活動を休止しましたが、現在は病気を克服をしてシングルマザーでたまにバラエティにも出ているようです。
⑧楠瀬誠志郎 『ほっとけないよ』
楠瀬誠志郎さんは昭和から活躍しており、楽曲提供も行っています。『ほっとけないよ』は、90年代はじめに放送されたドラマ『ASブギ』の主題歌として大ブレイクをしました。70万枚の売上があり、その後もCMやアニメの主題歌を歌いました。一発屋と言われており、一時活動休止をしましたが、2012年から活動を再開しており、ライブ活動や他にもヴォイストレーニングの講師や音楽プロデューサーとして活動されています。
⑨陣内大蔵 『心の扉』
陣内大蔵さんは昭和63年にデビューをして、『心の扉』は90年代にヒットしましたが、他にも『空』もヒット曲として知られており、90年代のCMやドラマにタイアップがたくさんありました。その後は、楽曲提供やラジオのMCをしており、90年代から2000年代後半までコンスタントにアルバムをリリースしています。2018年には30周年記念講演を行いました。一発屋と言われていましたが、今後の活躍も期待しましょう。
⑩THE虎舞竜 『ロード』
THE虎舞竜の『ロード』は今も知られている平成のヒット曲です。『ロード』は昭和62年に高橋ジョージさん宛に送られたファンレターがきっかけで作られた名曲で、平成になってから作られました。当初から第13章まで構成があることは知られていましたが、現在は第14章まであります。もしかすると、次に15章がリリースされるかもしれませんね。
一発屋の歌手【2000年代】10選!気になる現在は?
昭和から平成変わった頃である1990年代の一発屋歌手を紹介しましたが、次に紹介をするのは2000年代の一発屋歌手です。
①Whiteberry 『夏祭り』
Whiteberryは、1999年にデビューをした女性バンドです。ドラマ『ふしぎな話』の主題歌であった『夏祭り』はWhiteberry最大のヒット曲となりました。その後メンバーが大学進学したことで解散をしました。解散後は、それぞれ歌手活動を行っていたようですが、結婚・出産もあり今は前田さんのみが歌手活動を行っているようです。2014年には前田さんに「夏祭りを歌ってほしい」というオファーが200本来たそうです。一発屋と言われていますが今では夏の定番ソングとなっています。
②三木道三 『Lifetime Respect』
『Lifetime Respect』は、レゲェ楽曲として初のオリコン1位を獲得し、これを機にレゲェミュージックが流行った傾向があります。しかし、翌年大けがの後遺症に悩まされ活動停止をしました。三木道三さんは、『Lifetime Respect』のみのヒットで一発屋歌手と言われていますがキャリアが長く日本レゲェ界のトップDJなのです。レゲエ音楽を聞かない人からすると一発屋歌手かもしれません。2014年に「dozan11」と改名をして音楽活動を再開しました。
③ZONE 『secret base~君がくれたもの~』
ZONEは女性バンドグループです。当時学生を中心に人気だったドラマ『キッズ・ウォー3』の主題歌になったこともあり、『secret base~君がくれたもの』が大ヒットしました。ZONEと言えばこの曲というイメージがあるため、一発屋歌手と言われています。2005年にメンバーの高校卒業とともに脱退表明がありメンバーは解散をしました。
解散後も各自で音楽活動などを行っており、2011年にメンバー3人だけで再結成するも芸能界引退・解雇などがあり、2013年には再び活動終了をしています。
④ロードオブメジャー 『大切なもの』
ロードオブメジャーは男性バンドグループです。番組のドキュメンタリー企画にてヘッドハンティングされて結成。100日間で全国50カ所をまわってライブを行いました。インディーズとしてオリコン50位に入れメジャーデビュー、入らなければ解散という企画で『大切なもの』がなんと90万も売上ました。その後もいくつかシングルをリリースするも2007年に解散をしました。解散後もソロ活動を行っているメンバーもいましたが、現在の情報がありません。
⑤河口恭吾 『桜』
河口恭吾さんは男性シンガーソングライターです。2003年に『桜』をリリースすると有線ラジオ放送で断トツの人気となった。その後も音楽活動を続けるものの、『桜』のイメージが強く一発屋歌手と言われるようになりました。現在は、表舞台では見なくなりましたが音楽制作プロダクションに所属し音楽制作やアーティストの管理をしているようです。
⑥アンダーグラフ 『ツバサ』
2004年に『ツバサ』をリリースして大ヒット。一発屋歌手と言われていますが、その後も大ヒットまではいかなくてもヒット曲をリリースしていました。売上の一部を寄付をしたり、社会貢献につとめていましたが、2012年に一人のメンバーが脱退。現在も2人で音楽活動は続けているようです。
⑦サスケ 『青いベンチ』
サスケは、2004年にリリースした『青いベンチ』が大ヒットしました。当時は第2のゆずとも言われていましたが、その後の活動は目立たず一発屋歌手と言われしまいました。
2009年に解散をして、ソロ活動や裏方のお仕事をしていましたが、2014年には再結成をして、初のオリジナルフルアルバムをリリースして全国ツアーを開催しました。
⑧D-51 『NO MORE CRY』
D-51は男性デュオです。ドラマ『ごくせん』の主題歌である『NO MORE CRY』が大ヒット。一発屋歌手と言われていますが、2006年には人気アニメ『ワンピース』の主題歌を歌うなど現在も活動を続けており2018年にもミニアルバムを発売しています。沖縄出身でYASUさんは今も沖縄在住のようです。
⑨SEAMO 『マタアイマショウ』
SEAMOは男性シンガーソングライターでラッパーです。映画『クレヨンしんちゃん』の主題歌ともなり、『マタアイマショウ』が大ヒットしロングセラーとなりました。一発屋歌手と言われていますが、その後もヒット曲を出し10代20代を中心に人気でした。現在も歌手活動を行っており、ライブやフェスへの出演もしています。
⑩秋川雅史 『千の風になって』
『千の風になって』は、アメリカで話題となった詩『Do not stand at my grave and weep』の日本語訳です。紅白歌合戦に出場して、話題になりました。ドキュメンタリードラマ『千の風になって ドラマスペシャル』が放送されるなど国民的人気ソングとなりました。その後も『Fantasista~翼をください~』をリリースしていますが、歌番組で『千の風になって』を歌うことが多いため、一発屋歌手と言われています。
一発屋の歌手【2008年~】6選!気になる現在は?
次は、2000年代後半である2008年~の一発屋歌手と言われる歌手のヒットソングを紹介していきます。
①青山テルマ feet.SoulJa 『そばにいるね』
女性シンガーソングライターである青山テルマさんと男性シンガーソングライターのSoulJaさんがコラボをした『そばにいるね』大ブレイクをして着うた配信で850万もダウンロード。「日本で最も売れたダウンロードシングル」としてギネスにも認定されるほどの大ブレイクでした。一時期は一発屋歌手と言われていた青山テルマさんですが、いまでは本来の自分のキャラを出してバラエティでも大活躍をするなど音楽活動も続けています。一発屋歌手から再ブレイクをした歌手の1人です。
②ジェロ 『海雪』
初の黒人演歌歌手としてデビューをしたジェロの『海雪』は大きな話題になり、大ヒットしました。日本レコード大賞・最優秀新人賞を受賞し、紅白歌合戦にも出演しましたが、その後もシングルをリリースするもヒットせず2016年以降はリリースしていないようで現在の音楽活動の情報はありません。
③木山裕策 『home』
木山裕策さんはオーディション番組をキッカケに『home』でデビューを果たしました。紅白歌合戦にも出演し話題になりました。一発屋歌手と言われていますが、本業は会社員で歌手活動は副業として行っていました。2004年にガンが見つかりましたが無事手術は成功しています。現在も会社員をしながら休みの日に歌っているよです。
③キマグレン 『LIFE』
キマグレン男性ユニットグループです。『LIFE』は着うたダウンロード数が75万。紅白歌合戦にも出場しています。一発屋歌手と言われており、2015年に解散をしています。現在ISEKIさんは、イベント制作・プロデュース会社の社長をしながらソロ活動をしています。
④girl next door 『偶然の確率』
当時、エイベックスの社長である松浦さんにゴリ押しされているグループとしてデビューをしたことで有名でした。デビューシングル『偶然の確率』は大ヒットをし、次々にシングルをリリースしこのまま人気になると思いましたが、大ヒットとはならず一発屋歌手と呼ばれてしまいます。ボーカル女性の千紗さんが北島康介さんと結婚・妊娠を機にグループは解散しました。
⑤Hilcrhyme 『春夏秋冬』
情報番組『とくダネ!』で紹介をされたことをキッカケにHilcrhymeの『春夏秋冬』がリリース前にレコチャクランキング3位を獲得し大ヒットしました。ヒップホップのビートにピアノなどの楽器を取り入れているのが特徴です。一発屋歌手と言われていますが、その後も活動を行っていました。しかし、2017年にDJ KATSUさんが大麻取締法違反の疑いで逮捕。そのまま脱退を発表しました。それ以降はHilcrhymeはTOCさんのみで活動しており、ワンマンライブなども行っています。
⑥植村花菜 『トイレの神様』
女性シンガーソングライターの植村花菜さんの『トイレの神様』はレコード大賞で優秀賞作品・作詞賞を受賞するなど、歌詞が注目され大ヒットをしました。紅白歌合戦にも出演し、『トイレの神様』をもとにした本やドラマが制作されました。社会現象ともなりましたね。それ以降もシングルをリリースをしますが、ヒットせず一発屋歌手となりました。現在は「Hanana Records」という会社を立ち上げているようです。
一発屋歌手に入る平均的な税収入は?
一発屋歌手と言われていても大ヒット曲を生み出しのですから、印税などで収入は今もあると思いますよね。一発屋歌手に入る平均的な税収入は、CD1枚の金額のうち作詞家と作曲家にはそれぞれ1.7%、演奏者は0.9~2.7%と言われています。他にも作詞・作曲・編集者であればカラオケの印税もありますので、作詞作曲を自ら手掛けて歌っている一発屋歌手と提供されたものを歌っている一発歌手では印税収入にも差がありそうですね。
一発屋の歌手は今もどこかで頑張っている!
一発屋の歌手を90年代・2000年代別に紹介をしましたがいかがでしたか?懐かしい当時を思い出す曲や今もカラオケで歌う曲などがあったかと思います。中には昭和から活動している人もいれば、平成にデビューして平成に解散してグループもいます。一発屋の歌手の現在をいくつか紹介をしましたが、今も音楽活動を行っている人も多いようです。