集団登校の目的やメリット&デメリットとは?起こるトラブル例も紹介!

子供の安全のために集団登校を実施している小学校もありますが、集団登校では色々とトラブルを抱えているのが現状のようです。そこで集団登校の目的・メリット&デメリット・トラブル例などを紹介するので、子供を集団登校させている親御さんは是非参考にしてくださいね。

集団登校の目的やメリット&デメリットとは?起こるトラブル例も紹介!のイメージ

目次

  1. 1集団登校する学校が減っているのはどうして?
  2. 2集団登校するかしないかはどうやって決めるの?
  3. 3集団登校する3つのメリット!
  4. 4集団登校する4つのデメリット!
  5. 5安全に集団登校させるために親ができることは?
  6. 6集団登校であったトラブルの4つの具体例を紹介
  7. 7集団登校のトラブルを回避する方法5つ!
  8. 8一年生が集団登校に慣れるまでに親がしてあげられることは?
  9. 9集団登校のきまりを守って子供を安全に登校させよう!

集団登校する学校が減っているのはどうして?

クエスチョンマーク

集団登校とは子供が安全に小学校まで登校するためのものですが、最近は集団登校する学校が減っているそうです。一体なぜ集団登校する学校が減っているのでしょうか。そこで集団下校のメリットやデメリット、トラブルの具体例、回避方法などを紹介いたします。

集団登校するかしないかはどうやって決めるの?

開いた辞書

全国にはたくさんの小学校がありますが全ての小学校において集団登校を実施しているわけではありません。それではどのようにして集団登校をするかしないかを決めているのでしょうか。そこでまず初めに小学校の登校方法の決め方について解説いたします。

平成17年12月に文部科学省が「登下校時における幼児児童生徒の安全確保について」というものを公表しました。これには小学校における登下校方法は、各小学校の状況に合わせて小学校・PTA・地域が主体になって決める旨が書かれています。そのため集団登校をする小学校もあれば、しない小学もあるのです。

集団登校する3つのメリット!

道路に書かれた数字の3

集団登校は義務ではないものの、全国にある小学校の半数近くは集団登校をしています。子供を集団登校させる親としては、義務でもないのになぜ集団登校するのか疑問に思いますよね。そこで集団登校するメリットを3つ紹介いたします。

子供が安全に登校できる

子供が1人で登校すると犯罪に巻き込まれてしまう危険性がありますが、集団登校していれば犯罪に巻き込まれる危険性が低くなります。また登校中に体調不良・ケガなどの困ったことがあっても周りにいる友達が助けてくれるので安全と言えます。

笑顔の2人の子供

縦割りの人間関係を学べる

登校班には様々な学年の子供がいるので、自然と縦割りの人間関係を学ぶことができます。低学年は高学年と一緒に登校することで、交通ルールなど様々なことを学びます。また、高学年と接することは低学年には良い刺激となるでしょう。一方、高学年は低学年の面倒を見てあげることでリーダーシップや責任感が芽生えます。

新入生が友達を作りやすい

入学したての一年生や転校してきたばかりの新入生は友達がいないことがほとんどです。しかし集団登校は気軽に話し掛けられる環境なので、新入生が友達を作りやすいというメリットがあります。

集団登校する4つのデメリット!

怒っている女性

集団登校するメリットを紹介しましたが、集団登校はメリットだけではなくデメリットもあります。中には子供の安全を脅かすデメリットもあるので、しっかりと頭に入れておきましょう。

子供同士のトラブルになる

集団登校中に子供同士のトラブルが起きるというデメリットがあります。たとえば「歩くスピードが速すぎる。」「悪口を言われた。」など、どれも些細なことです。しかし子供にとっては大問題に発展してしまうこともあります。

ご近所付き合いがなく親同士の面識がない

登校班は近所の子供たちで編成されています。しかしご近所付き合いがなく親同士の面識がない場合、何かあっても連絡がとりにくいですよね。小学生のうちは何かと親の出番も多いので、登校班の子供の親の顔が分からないというのは不安に感じてしまう人が多いのではないでしょうか。

不満そうな女性

通学に時間がかかる

登校班の集合場所が自宅と小学校の通り道にあるとは限りません。そのため家から遠回りして登校することになる子供もいます。また登校班は基本的に歩くスピードが遅い子供に合せるので、歩くスピードが速い子供にとっては1人で登校するよりも通学に時間がかかってしまいます。

大事故のリスクがある

集団で歩いていると大事故に遭うリスクがあります。たとえば集団登校の列に車やオートバイなどが突っ込んでしまうと、1度に何人もの子供が被害にあってしまう可能性が高まります。

安全に集団登校させるために親ができることは?

男の子とママ

集団登校は子供が安全に登校できるためのものですが、思わぬ危険があるかもしれません。そこで安全に集団登校させるために親ができることを紹介いたします。

集合時間に子供を集合場所に行かせる

集合時間に遅れてしまうと小学校に到着する時間が遅れてしまうので、子供たちは遅れをとり戻そうと歩くスピードが速くなります。しかし急いで登校すると注意力が散漫になり、事故に繋がりやすくなってしまいますよね。そこで子供が集合時間を守れるよう、家の人も協力する必要があります。

集合場所や登校の様子を見に行く

時には集合場所や登校の様子を見に行くのも大事です。子供を通して登校班の様子を聞いていても、実際と異なる場合もあります。全て子供に任せっきりになるのではなく、大人の目で登校班の様子をしっかりチェックしましょう。

少年とママの後ろ姿

トラブルは小さいうちに解決する

子供同士のトラブルをそのままにしておくと余計にややこしくなることもあります。そうなるとどうやって解決したら良いのか分からなくなってしまいますよね。また子供同士では言い争いになってしまうので、中々解決しない場合もあります。そういった時は親が間に入り、トラブルが小さいうちに解決する手助けをしてあげるのも良いでしょう。

班長の家と連絡がとれるようにしておく

登校班の困りごとは班長に相談するのがベストです。しかし班長と言ってってもまだ子供なので対応しきれないこともありますよね。そこで班長の家と連絡がとれるようにして、班長の親に相談しましょう。

集団登校であったトラブルの4つの具体例を紹介

赤いファイル

集団登校ではトラブルが付きものですが、これから子供を登校班に入れる親はどういったトラブルが起きるのか事前に把握しておきたいですよね。そこで集団登校であったトラブル具体例を4つ紹介いたします。

集団登校のルールを勝手に決める親

集団登校は班ごとにルールがありますよね。しかし、誰の了解も得ずに勝手に集団登校のルールを決めてしまう親もいます。しかも子供の安全のためだからと言って行き過ぎたルールを作り、周りの人を振り回してしまうケースが多いようです。

集合時間にいつも遅れてくる子供

集合時間にいつも遅れてくる子供がいるため、毎回出発時間が遅れてしまう登校班も少なくありません。子供に言っても直らないので子供の親に注意しても、言い訳ばかりがかえってきます。

困った顔が描かれた紙を持つ人

歩くスピードが速くて低学年が遅れる

登校班の先頭は高学年の班長ですが、高学年ともなれば歩くスピードも速くなります。そのため班長は低学年の歩くスピードに合わせなくてはいけません。しかし中には後ろを歩いている低学年のことを考えずに、すたすたと歩いてしまう班長がいます。これでは低学年は班長の歩くスピードについていけませんよね。

集団登校中の子供同士の喧嘩

集団登校中に子供同士の喧嘩が始まることもあります。前を歩いている子供のランドセルの蓋を後ろの子供が開けてしまい、ランドセルの中身が散乱して喧嘩に発展することもしばしばです。また喧嘩をして通学帽子を車道へ投げ捨てるなど、事故に繋がる危険性のある場合もあります。

集団登校のトラブルを回避する方法5つ!

黒板と電球

集団登校では些細なことでもトラブルに発展してしまうことがあります。しかし親としては何事もなく子供を学校へ送り出したいですよね。そこで集団登校のトラブルを回避する方法を5つ紹介するので是非参考にしてくださいね。

トラブルの当事者と直接関わらない

何かトラブルが起きても当事者と直接関わるのではなく、班長もしくは班長の親に相談しましょう。もしそれでも解決しない場合は学校へ相談することをおすすめします。個人面談を利用して担任の先生にも相談してくださいね。

タブレットで情報を見る女性

親が集団登校に付き添う

子供だけで解決しない時は親が集団登校に付き添いましょう。しかし仕事の関係で付き添うことができない人もいらっしゃいますよね。またトラブルが解決するまで時間が掛かりそうな場合もあるでしょう。そういった場合は他の親にも協力してもらうのも良い方法ですよ。

集団登校のきまりを守る

集団登校のきまりに厳しい親もいますよね。そういった親は少しでもきまりを破ると必要以上に責めてくるので、とても嫌な思いをしてしまいます。そうならないためにも日頃から集団登校のきまりを守るように心がけましょうね。

チェックリスト

班長の親に相談する

何か困ったことがあれば班長の親に相談するのが良いでしょう。但し、登校班の世話役が別にいる場合はその人に相談した方が良い場合もあります。そこで困った時は誰に相談すれば良いのかあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

学校の先生に相談する

登校班に関しては保護者に委ねている小学校もあります。しかし学校の先生は学校生活に関わること全般の相談に乗ってくれるので、集団登校のトラブルに巻き込まれそうになったら学校の先生に相談してみましょう。

一年生が集団登校に慣れるまでに親がしてあげられることは?

幼い2人の子供

入学したての子供は集団登校に慣れるまでに時間がかかる場合もあります。そんな時に親がしてあげられることはどういったことなのでしょうか。それでは最後に一年生が集団登校に慣れるまでに親がしてあげられることを紹介するので参考にしてくださいね。

親が一緒に登校する

集団登校に慣れるまでは親が一緒に登校してあげましょう。一般的には1週間ほど付き添って登校する親が多いようですが、付き添う期間ははっきりと定めずに子供の様子を見て判断してくださいね。また通学路が危険な場合は少し長めに付き添ってあげた方が良いでしょう。

幼い2人の子供の後ろ姿

慣れない子供の気持ちに寄り添う

一年生は集団登校に慣れていません。そこで大事になるのが慣れない子供の気持ちに寄り添うことです。もし集団登校に馴染めない時は集団登校の何が嫌なのか原因を探り、解決する方法を一緒に見つけてあげましょう。そうすることで自然と集団登校に慣れていくでしょう。

欠席時に連絡帳をお願いする子供を見つける

欠席時は学校に連絡帳を提出するところもありますが、そういった場合一年生は誰に連絡帳をお願いしたら良いか分かりませんよね。そこで初めのうちは登校班に付き添いつつ、欠席時に連絡帳をお願いする子供を見つけておきましょう。もし同じ学年の子供がいない場合は班長にお願いしてみましょうね。

集団登校のきまりを守って子供を安全に登校させよう!

元気な男の子

集団登校にはデメリットもあります。また面倒なトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるかもしれません。しかし集団登校は子供が安全に登校できるためのものです。集団登校のきまりを守って子供を安全に登校させましょうね。

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この記事のライター
Anri
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