子供がテレビに近い理由と視力との関係は?効果的な対処法も!
「子供がテレビに近い」という悩みに、頭を抱える親は多いでしょう。何度注意しても、テレビに近いのは直りません。手が離せない時に子供にテレビを見させたくても、悪影響が出そうですし目が離せませんよね。テレビに近づけないための、すぐにできる対策をご紹介します。
目次
どうして子供は近くでテレビを見てしまうの?
育児だけでなく家事もしなければならないママにとって、テレビは心強い味方だと言っても過言ではありません。テレビを見ていれば、子供は大人しくしていてくれます。しかし、見る時にテレビとの距離が近いと視力が悪くなりそうで、心配するママも多いのではないでしょうか。注意しても子供はなかなか聞いてくれないですが、視力が悪くならないためにも、離れて見られるように何か対策はしておきたいですよね。
子供がテレビに近づいてしまう理由3選!
視力が悪くなるからと散々注意しても、子供はテレビを近くで見てしまう傾向にあります。なぜ子供とテレビの距離は近いのでしょうか。テレビが近い理由を3つ厳選しました。
アニメや番組に夢中になっているから
好きなキャラクターが出ているアニメや番組がテレビでやっていると、子供は喜びますよね。見始めると夢中になり、より近いところで見ようとテレビに近づいていきます。好きな番組の影響で、離れて見て欲しいという親の願いも虚しく、子供とテレビの距離は近くなってしまいます。
視力が悪くよく見えないから
子供の視力が悪くて、近いところからでないとテレビが見えないのも、テレビを近くで見てしまう理由のひとつです。3歳くらいになるまでは、目が未発達で視力が悪いのが普通です。特に赤ちゃんは、0.1ほどの視力しかないと言われています。離れていても何かが動いているのは分かるため、近い場所から見ようと、テレビに近づいている可能性が大きいのです。
テレビの光に興味を持っているから
テレビはピカピカ光ったり、暗くなったりします。視力が悪い赤ちゃんでも光は見えているため、その光の正体が何なのか気になって、テレビにより近い場所から見ようと試みます。子供は何にでも興味を示しますから、離れて見られるように対策を講じたいですね。
子供がテレビに近づいてしまう悪影響2選!
テレビを近くで見ないように注意するのは、悪影響を及ぼす心配があるからですよね。近い距離で見ると視力だけでなく、体調にも悪い影響が出てしまいます。
視力に悪影響を及ぼす
テレビから近い位置で見る悪影響の中で、始めに思い浮かぶのが「視力低下」ではないでしょうか。実は至近距離でテレビを見たからといって、すぐに悪影響が出るとは限らない、と言われています。しかし番組によっては、光の刺激が強い場面が多いこともあります。近い距離でテレビを見るのは、目には良くありませんし、離れて見るように対策を練る必要がありますね。
体調に悪影響を及ぼす
1997年12月に、ポリゴンショックが世間を賑わせました。ポケモンは今も大人気のアニメですが、「でんのうせんしポリゴン」の回で、ストロボやフラッシングといった激しい点滅が起こるシーンがありました。この連続使用の影響で、子供たちが光過敏性発作などを起こし、大問題となったのです。
その後のテレビ局のテロップでは、放送分を見ると目眩がしたり、具合が悪くなるため、テレビと近い距離で視聴しないようにと注意を促しました。このようにテレビは視力だけでなく、体調不良にも繋がる可能性もあるため、離れて見るように細心の注意を払わなければなりません。
子供がテレビに近づかないための対策9選!
子供の視力や体調のためにも、やはりテレビは離れて見る方が安心です。近いところでテレビを見ないためにも、できる対策から少しずつ取り入れてみましょう。子供がテレビに近づかないための対策を、9つ厳選しました。
ベビーゲートを活用する
ベビーゲートは、テレビに近づけない対策にぴったりのアイテムです。ベビーフェンスとも呼ばれており、階段や台所などの子供を近づけたくない場所に設置できる門や柵のことです。ベビーゲートを設置していれば、親が目を離していたとしても、子供はテレビに近づくのが難しくなります。子供の力では動かすことができず、取り付けも簡単なので、テレビと近いと悩む親におすすめの対策になります。
テレビを高い場所に置く
テレビ台の高さが高いものを選んだり、テレビを壁にはめ込んだり、テレビの位置を高くするのも効果的な対策です。子供とテレビの距離が自然と離れるため、近いところで見る心配がなくなります。
テレビの前に障害物を置く
子供がテレビと近いことに悩む親が、テレビの前に障害物を置くだけで、ベビーゲートよりも安く済ませることができます。しかし、子供が容易に移動させられるような軽いものだと意味がないため、置くものの重さや大きさに注意が必要です。ローテーブルや収納ボックスを置いておくと、テレビとの距離が近い問題の対策にもなりますし、つかまり立ちが楽しくなった赤ちゃんにもいいですね。
専用の椅子を用意する
親の言うことを聞き分けることができる年齢になれば、テレビを見る時専用の椅子を準備するのも、子供には有効な対策になります。お気に入りの椅子にするとさらに効果が上がるため、子供を連れて椅子を買いに行くのもいいでしょう。テレビから離れて見る癖付けにもなります。子供は親に注意されることもないため、機嫌良くテレビを見るようになるかもしれませんね。
親と一緒に見るようにする
子供だけでテレビを見させると、無意識のうちにテレビから近い場所まで移動してしまいます。親が一緒に見て近くにいれば、その都度テレビに近いと注意できますし、子供をテレビから離すこともできます。さらに親が一緒に見ることで、テレビの視聴時間も調節できるメリットもあります。
普段から「テレビは離れて見ようね」と教える
普段からテレビを離れて見るよう声掛けをするのも、効果的な対策と言えます。しかし「テレビから近いよ!離れて見なさい!」と怒鳴りつけてしまうと、子供が萎縮したり反抗的になる可能性があります。離れて見るようにただ注意するのではなく、テレビの光が目に良くないことや、近い距離で見ると具合が悪くなることを教えると、子供も納得してくれるでしょう。
離れて見た時にたくさん褒める
子供は親に褒めてもらうととても喜びます。「お母さんに言われたことがあるから、テレビと近い距離で見ないようにしよう」と、子供が自分で考えて離れられた時には、目一杯褒めてあげましょう。褒められるとまた次も褒めて欲しくて、好きな番組を見る時でも、近い位置で見ない習慣がついていきます。
人工芝など子供が嫌がるものを敷く
人工芝は、ホームセンターなどで簡単に手に入れることができるアイテムです。裏返しにして敷いても足の裏がチクチクするため、テレビとの距離が近い対策として有効でしょう。いくら好きな番組が流れていたとしても、人工芝の不快感で子供はテレビに近づくのが難しくなりますね。しかし子供によっては、人工芝を面白がってしまうこともあります。テレビに近い対策として我が子に通用するのか、見定める必要があります。
テレビに近付いたらリモコンで消す
子供がテレビに近い時、テレビを消してしまいましょう。ただ消すだけでは子供の機嫌を損なうだけですので、テレビから離れたらつける、近い時は消すを繰り返してみてください。根気強く試していると、だんだん子供も「テレビと近い場所はいけない、離れて見ればテレビが見られる」と分かるようになります。
子供がテレビを見る時に注意したいこと4選!
子供がテレビに近い時にできる対策に加えて、注意しておきたいことがいくつかあります。すぐに取り組めますし、ぜひ実践してみてくださいね。
テレビはつけっぱなしにしない
テレビがつけっぱなしだと様々な番組が流れ、子供の興味がテレビにいきがちになります。テレビに近い対策を頑張っても、無駄になってしまいますね。つけっぱなしにしないように注意し、外に遊びに出たり、絵本を読んだりする時間を増やしましょう。
食事中はテレビを消す
食事は、親と子供の大切なコミュニケーションの時間になります。テレビに夢中になってしまうと、せっかくの食事の味も分からなくなり、子供にとってもよくありません。テレビと近い時の対策だけでなく、食事中はテレビを消すようにしましょう。
親もテレビに夢中にならないようにする
好きなテレビ番組を見るのは、親のストレス発散にもなりますね。しかし親がテレビに集中してしまうと、子供もつられて一緒に見てしまいます。子供がテレビに近い対策を生かすためにも、親がテレビに夢中にならないように注意したいですね。
視聴時間にも注意する
子供のテレビの視聴時間にも注意を払いましょう。見始めると止まらなくなり、子供は何時間でもテレビを見てしまいます。長時間、それもテレビに近い場所で見ると、テレビの光のせいで目や体に悪影響を及ぼします。親が視聴時間をコントロールする必要がありますね。
子供がテレビに近づかないように対策しよう!
子供がテレビに近いと、目だけではなく、体調にまで影響が出てしまいます。お金をかけずにできる対策もありますし、色々試して我が子に有効なものを見つけてくださいね。