質問力を鍛える方法6選!高めるメリット・良い質問&悪い質問の違いも!

この記事では、質問力はなぜ必要なのか、質問力を鍛えるにはどうすればいいのかについて紹介していきます。質問力を高めることで得る具体的なメリット・良い質問例・悪い質問例なども紹介しているので、これを読んであなたも質問力を鍛えましょう。

質問力を鍛える方法6選!高めるメリット・良い質問&悪い質問の違いも!のイメージ

目次

  1. 1質問力が高いほど物事の本質を掴める!
  2. 2そもそも質問力とは?質問の種類も紹介!
  3. 3質問力を高めるメリット5選!仕事に活かせる!
  4. 4質問力が高まる良い質問の特徴や聞き方を紹介!
  5. 5質問力が低い人がやりがちな悪い質問の特徴を解説!
  6. 6質問力を鍛える方法6選!
  7. 7質問力を鍛えるおすすめの本3選!
  8. 8質問力のメリットや鍛え方を理解して、仕事やプライベートを充実させよう!

質問力が高いほど物事の本質を掴める!

疑問

「あなたは質問力がありますか?」この質問に自信を持って「あります」と答えることができるでしょうか。あるいは、そもそも質問力なんて不要だろうと思っているのではありませんか。しかし、質問力はどんな場面においても役立つスキルであることは間違いありません。なぜなら、質問力を鍛え高めることができれば、物事の本質を早く掴むことができるからです。その逆に意味のない質問を繰り返すことは時間の無駄であり、下手をすれば全く本質に触れることもなく、解決から遠ざかっていってしまうかもしれません。

そもそも質問力とは?質問の種類も紹介!

「質問力」の意味

「質問力」の意味は分からないことを聞く力です。では、質問力が高いとは具体的にどのようなことでしょうか。それは「たくさん質問ができる」ことではありません、むしろその逆です。質問力が高い人は的を射た少ない質問で、物事の核心にせまることができます。

種類①相手に対する質問

会話

ここからは、どんな種類の質問があるのかを解説していきます。まずは、自分以外の相手への質問です。何か分からないことがある時は、自分よりも詳しく知っている人に質問したりしますよね。当然のことながら、相手に質問自体を理解してもらわなければいけません。たまに、質問をしたのにきちんと答えてくれなかったという人がいますが、質問自体が相手にとって意味不明な内容である場合もあります。

種類②自分に対する質問

人は何かに迷ったり行き詰ったりした時に、今後どうするのかを自問自答することがあります。それは、忘れていた目標や夢を確認したり、もっと人生を良くするためにどう行動するべきなのか考えるのにメリットがあります。自分に質問をする時は、頭の中だけで考えようとすると取り留めもない方向へ行く場合があるので、質問とそれに対する回答を紙に書き出していくと考えがまとまりやすいでしょう。

種類③日常会話での質問

女性

家族や友達と何気なくかわす日常会話も質問にあふれています。例えば、友人が旅行に行ってきたと話し始めれば、あなたは何処に行ったのか、旅先で何をしたのか、どんな場所だったのかなどと質問をして話を広げるでしょう。こういった場合は、さほど質問力は問われません。なぜなら、日常会話のほとんどは何かを解決するのが目的ではなく、その時間をリラックスして過ごすためのコミュニケーションに過ぎないからです。

種類④仕事上での質問

仕事場

仕事で質問をする機会は多くあります。質問を投げかける相手も上司・部下・取引先など色々な立場の人がいるでしょう。仕事をスムーズに進めるため会議や打ち合わせなどをしますが、質問力を鍛えれば顧客の真の要望や仕事を成功させるためのヒントを得ることができるかもしれません。

種類⑤オープンクエスチョン

オープンクエスチョンとは会話術のことです。質問に対する回答が限定的ではなく答える側が自由に回答できるような質問のしかたです。例えば、「あなたの夢はなんですか?」「○○についてどんな印象を持ちましたか?」などの質問などがオープンクエスチョンとなります。

種類⑥クローズドクエスチョン

クローズドクエスチョンとはオープンクエスチョンと逆の会話術です。質問に対する回答が「はい」「いいえ」や、少ない選択肢に限定されるような質問のしかたのことをいいます。オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンはどちらが良い、悪いということはなく、それぞれ有効なシーンが異なり正しく使えば相手との距離を縮めることができます。

質問力を高めるメリット5選!仕事に活かせる!

疑問をすぐに解消できる

疑問

質問力を高めることができれば、速やかに有効な質問をすることができるようになるため、疑問をすぐに解決できるというメリットがあります。質問をすれば疑問が解けるのは当たり前のことのようですが、疑問点をうやむやにする人も多く、何か疑問を感じた時にすぐ質問ができるのは質問力がある人の特徴と言えます。

日常生活や仕事でミスを減らせる

仕事

仕事・プライベート問わず、確認が不足しているせいで段取りを間違えたりすることはありませんか。特に慣れた作業に関しては、些細な確認を欠いて大きなミスを招いてしまう可能性があります。物事を始める前や節目、また途中の段階であっても疑問点を解決することでミスを回避したり、損害を最小限に留めることに繋がります。

コミュニケーション能力が高まる

会話

相手に質問をするということは、一種のコミュニケーションでもあります。尋ねた側は疑問が解決し、質問をされた側も頼りにされているということを実感することで信頼関係が深まります。同じことを何度も尋ねたり、相手の都合を考えずに質問攻めをすると逆効果ですが、質問力を高めるとコミュニケーション能力も上がります。

問題解決能力が高まる

何か問題が起きた時は、現状をきちんと把握することが問題解決への近道となります。現状把握を怠ってその場しのぎの対応をすれば、さらに問題が複雑になる可能性があるからです。そして、現状を把握した後に解決の糸口を探ることになるでしょう。そんな時も質問力があれば、現状把握のための聞き取りがスムーズにできたり、問題解決へのヒントを早く得ることができるかもしれません。

目標を達成しやすくなる

ゴール

質問力を鍛え、高めるメリットとして目標を達成しやすくなるということもあります。仕事や人生において何らかの目標を立てている人は多いことでしょう。しかし仕事も人生もすべてが予定通りということはなく、思いもよらぬことが起きるのが常です。何かが起きて計画変更を余儀なくされた場合でも、尊敬できる人へ相談をすることで目標に近づくためのヒントを見つけられるかもしれません。

質問力が高まる良い質問の特徴や聞き方を紹介!

自分の生き方を自分自身に問う

女性後ろ姿

日々を一所懸命生きていても、自分はこのままでいいのか、今やっていることに意味があるのかと考えることがあるでしょう。社会の在り方が目まぐるしく変化している現代では誰しもが不安を抱えています。こんな場面でも質問力が有効です。今の自分は、自分が本当に望む生き方をしているのか自分自身に問いかけてみましょう。繰り返すと質問力も鍛えられますよ。

相手の意見や考えを聞く

質問力を鍛えるためには、いかに上手く質問するかに注力しがちです。しかし、質問力のある人の特徴は相手の話をよく聞き、理解することに長けているということです。自分の質問を一方的に話して相手の話をろくに聞かないようでは、せっかく役に立つ情報を話してくれたとしても聞き逃してしまうかもしれません。質問力のある人は聞き上手でもあるのです。

相手の体験を聞く

女性

相手の体験談を聞き出すのも、質問力が高まる聞き方と言えます。他人は自分が体験したことのない沢山の経験をしていて、そのことから多くの学びを得ているでしょう。その話を聞けるということは、単に体験だけでなくそこから得た教訓も同時に学ぶことができるのです。

相手が答えやすい質問をする

相手にとって全く関係なさそうな話や、ぼんやりと抽象的な話は答えにくいと感じさせ相手を困らせているかもしれません。質問をする時は、相手の得意分野や経験があるであろうことを質問することで相手は答えやすく、より多くの情報を聞き出せるため自分にもメリットがあります。相手が答えやすい質問をするのも、質問力が高い人の特徴です。

適度に自分の話や意見も入れながら質問する

自分が質問する側だとしても、完全聞き役に回るのではなく相槌や自分の意見を述べて積極的に聞く姿勢を相手に見せましょう。いくら自分が質問を投げかけた側だとしてもうなずくだけでは、積極的な姿勢とは言えません。相手の意見を踏まえて自分の意見を述べることで、新たな可能性を見つけることができるかもしれません。

質問力が低い人がやりがちな悪い質問の特徴を解説!

すぐに正解を聞く

質問の種類にもよりますが、例えば仕事のやり方などについて先輩に質問をした際、すぐに正解を聞くのは安直だと思われてしまうかもしれません。なぜなら、仕事のやり方においてルールや大枠はあれど十人十色であり、試行錯誤して自分に合う方法を見つけていくからこそ身に付くのです。一度自分自身で真剣に考えた後にヒントを求めてする質問と、自分では何も考えずすぐに正解を質問するのとは質問内容のクオリティがまったく違います。

相手を追い詰める

疑問

質問を投げかけた相手に対し、「本当ですか?」「絶対ですね?」など確実性を求める人がいます。場合によっては間違いがないことをしっかりと約束してもらうことは大事です。しかし、何に対してもこのような対応をするのは相手を追い詰めることになり、悪い質問の特徴とも言えます。絶対だと言える物事はそう多くはありません。相手が言い淀んでいることをさらに追い詰めようとするのはある種の責任逃れとも取れます。

二者択一の質問ばかりする

はい・いいえ

二者択一の質問、つまりクローズドクエスチョンが有効な場面もありますが、こればかりだと話が広がらず悪い質問のしかたとなってしまいます。限定的な答えを求めるばかりの質問では、新たな解決策や案などが出づらく話し合いが堂々巡りになる可能性があります。

漠然とした質問をする

漠然とした質問をするのも質問力が低い人の特徴です。世間話ではぼんやりとした質問でも問題はありませんが、何かを解決するために質問をする場合は悪い質問のしかたとなります。漠然とした質問は、尋ねられた側も何を聞かれたのか分からず答えに困ってしまいます。

質問力を鍛える方法6選!

些細なことでも疑問を抱く

疑問

気になることがあっても、小さなことだとさほど気にも留めず放っておくことはありませんか。些細なことだからいつか聞けばいいと思っていると、後から思わぬ形でミスにつながる可能性もあります。気になる、違和感がある場合は無意識に危険を察知している場合もあります。そのため、大したことではないと決めつけず、なぜなのだろうと疑問を持つことは質問力を鍛えるのに大切です。

質問する目的や意味を把握する

質問をする際、ただ目の前の疑問について質問するのではなく、なぜその質問をする必要があるのか目的や意味を考えてから質問をするとより有益な情報を得ることができます。自分はなぜ、このような疑問を持ったのか、解決したら何に活かすことができるのかを考えてから質問をしてみましょう。

質問しにくい場合はアドバイスを求める

女性

何らかの理由で相手に質問をしにくい場合は、「私は○○だと思うのですが、○○さんはどう思いますか?」など、アドバイスを求める形で質問をするのも一つの方法です。話が展開すれば、自然と質問をなげかけやすい空気になることもあります。

自分の感情を客観的に見つめる

質問力が高い人は、自分の感情を客観的に見ることができます。人間は感情を持つ生き物なので、どんな場合でも少なからず好き嫌いや苦手意識があることでしょう。しかし、あまりに感情に流されていると物事を冷静に見ることができなくなってしまいます。自分だけでは冷静に判断できない場合は、客観的な意見をくれそうな人に意見を聞くのもいいでしょう。

言葉以外のメッセージにも注目する

男性

相手の反応を敏感に感じ取ることも質問力を鍛えるために大切です。人間は言葉以上に仕草に本音が表れる場合が多くあります。それは本人も気づいていない無意識の状態で表れる素直な反応でもあります。<顎を触る:同意を表す、感心している><腕組みをしている:警戒心がある、話の内容に興味がない>などが仕草と心理の一例です。相手の仕草が気になる時はどんな意味があるのかネットなどで調べてみましょう。

質問の内容はその場で考える

質問力を鍛えるのであれば、質問の内容はできるだけその場で考えましょう。事前に質問内容を考えるのも良いですが、その場の話の流れによっては聞く前に解決したり新たに聞きたいことが出てきたりということも多々あります。

質問力を鍛えるおすすめの本3選!

最高の結果を引き出す質問力

多くの書籍を出版している、茂木健一郎さんの執筆した本です。質問とはスキルであり、現代を生き抜くために最も必要なものの一つだと説いています。質問力があれば、望む未来を手にすることができ、実際にどんなものが良い質問・悪い質問なのかということを教えてくれる本です。

質問力 話し上手はここが違う

「質問力 話し上手はここが違う」は斎藤孝さんの著書です。質問力の高さは良いコミュニケーションを生み、また質問力は技として身に付けることができると本書には書かれています。著名人などの会話から良い質問の具体例を豊富に紹介されているので、参考になる部分もあるのではないでしょうか。

知の越境法 「質問力」を磨く

世界情勢や時事ネタをテレビで分かりやすく説明している人でおなじみの池上彰氏の著書です。今の活躍からは想像もできない苦労があったことが書かれています。まさかの左遷から始まったストーリーは、例え自分の望まぬ場所で生きるとしても、腐らず自分にできることをやり抜き成功を掴むということだと教えてくれます。逆境の中で生きる人々に勇気を与える本です。

質問力のメリットや鍛え方を理解して、仕事やプライベートを充実させよう!

疑問

質問力の鍛え方などについて紹介してきました。いつも私たちが何気なく投げかける質問ですが、質問力が高まると仕事やその他のことを成功に導く手段として使えます。この記事や紹介した本などを参考に質問力を高めることで、仕事や私生活を充実させましょう。

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この記事のライター
かんたろう
フリーライター。美容、エンタメ、恋愛に関する記事を執筆しています。

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