子供用ノートパソコンのおすすめ6選!選び方・価格・機能も紹介!
2020年から小学校でプログラミング教育が実施される予定です。それに合わせて子供用のパソコンを用意するご家庭も増えています。子供用のパソコンを選ぶ際のポイントとして押さえておきたい使える機能や価格設定、サイズなどおすすめのパソコンについてまとめてみました。
目次
2020年に小学校のプログラミング教育が必修化!
プログラミング教育が2020年に全面的に必修化するということで今注目されています。これは学習指導要領の改訂の一部として実施されるものです。学習指導要領とは全国のどこでも同じ教育を受けられるようにと文部科学省が提示しているカリキュラムの編成基準になります。時代の流れがあるため改訂は約10年ごとに行われ、教育が見直されています。
今回のプログラミング教育については2017年に既に公示され、学校のICT環境を整備するように指導されてきました。そのためノートパソコンを子供用にと用意する準備期間が今なのです。プログラミング教育が始まる前に子供用のパソコンや環境の整備をしましょう。
プログラミング教育とは?
プログラミング教育とはどんな教育かというと、現代は生活がどんどんデジタル化し、AIなど新たな技術が生み出されています。そんな世の中では子供達も10年先の未来を予測することが難しく、それを乗り越えるために必要な子供の教育を考えたときに「コンピュータを受身ではなくこちらから活用する力」や「プログラミング的な思考力」が重要であると結論づけされました。そういった力をつけ、パソコンやコンピュータを使えるようにするためにプログラミング教育は実施されます。
プログラミング教育のねらい
プログラミングの教育のねらいについては文部科学省により3つに定められています。1つめはプログラミング的思考を育むこと、2つめはプログラムの働きを知、り今の社会がコンピュータなどの技術で支えられることを学習することです。コンピュータの活用方法を身につけることで問題を解決できるようになることも重視されています。また、3つめとしてプログラミングについて、より確実なものにできるよう指導するように定められています。
プログラミング教育の具体的な内容
プログラミング教育がどんな内容を具体的に指導するのかというと、まずはパソコンのキーボードを使えるようにタイピングを習得します。またプログラミング教育のねらいの1つがプログラミング的思考を学ぶことを目的としているため、パソコンの動きの組み合わせにどんな記号が必要でどう組み合わせたら改善するのか、自分が表現したいことと連動させるにはどう設定したらいいのかを考える力を養うような内容を指導するようになります。
家庭でもパソコン学習に備えておくと安心!
2020年から小学校の授業でプログラミング教育が取り入れられますが、まだ具体的に細かく授業内容が決まっているわけではありません。そのため学校の方針や先生の教え方によっては進み方が変わる場合があります。さらに学校によってはパソコンも生徒の数が揃っていない場合もあるので、先に家庭でも子供用のノートパソコンを用意し、これからのプログラミング教育に備えて使えるようにしておくと安心です。
子供用ノートパソコンの選び方のポイント9選!
子供用のノートパソコンの選び方で押さえておくべきポイントを9つ紹介します。サイズ・価格・機能だけでなく用途に合わせたおすすめのポイントがあるので、子供用のパソコンを購入する前の参考にしてみてください。
①OSやスペック
子供用ノートパソコンの選び方のポイントとしてOSとスペックについて説明します。OSとは"Operating System"の略で、私たちがパソコンを使う際に当たり前に使えている機能を提供してくれるシステムです。日本で幅広く使われているOSはWindowsが多いため、子供用ノートパソコンもWindowsにしておけば無難でしょう。またスペックですが、スペックとはパソコンの機能や性能を意味します。どんな機能が備わっているかや、使用用途に対応しているかなどを確認しなければいけません。おすすめの選び方は、OS・CPU・メモリーなどがハイスペックなものを選べば様々な用途に使えるので安心ですよ。
②記録媒体
最近のパソコンにはSSDとHDDという記録媒体が使われています。SSDとは"Solid State Drive"の略で、最近急速に普及しているメモリです。HDDは"Hard Disk Drive"の略で今まではHDDが主流でしたが、小さく軽く処理速度も速いSSDが使われているパソコンも増えています。SSDはHDDとほぼ同じ用途で使えるのであまり大きな差はないのですが、価格を重視するならHDDがおすすめです。処理速度を求めるのであればSSDを選びましょう。
③キーボードの配列やサイズ
子供用ノートパソコンの選び方としてキーボードにも注意しましょう。小学校のプログラミング教育でも文字列に慣れるところから始まります。授業が始まってもすぐに使えるように「JIS配列キーボード」のキーボードを選びましょう。また、キーボードのサイズにも気をつけてください。キーボードの選び方のポイントはキーの間隔が狭すぎないか、手のサイズに合っているのかというところです。子供用ノートパソコンを購入する前に子供にキーボードを触らせ、しっかり指が届くかを確認しましょう。
④目に優しい液晶画面
最近の子供はテレビだけでなく、スマートフォンやタブレットなど目に負担がかかる環境に置かれています。そのため、子供用ノートパソコンの選び方のポイントとして液晶画面についても気をつけることをおすすめします。目に負担をかけないように、「ノングレア液晶」という液晶の表面を非光沢タイプに加工してあるものを選ぶと良いでしょう。光の反射を抑える機能があるため、目の負担を抑えることができます。
⑤手頃な価格帯
子供用ノートパソコンを購入する場合、価格も気になるところです。子供用なのであまり高価にしたくはありませんが、スペックやOSを基準にした選び方だと多少高くなってしまいます。そこで子供用ノートパソコンの相場ですが、良い機能で様々な用途に対応しているものだと価格設定が約5万~10万円ほどです。しかしタイピングとプログラムだけで機能も多くは必要ない場合は、価格設定が5万円以下でも問題なく使えるパソコンもあります。用途に合わせて予算を決めましょう。
⑥耐久性
子供が子供用ノートパソコンを持っていて「うっかり落としてしまう」「踏みつけてしまう」「ぶつける」といった場合があります。そのため耐久性は選び方として押さえておきたいポイントです。様々な耐久テストを実施済みのパソコンを選べば耐久性は高いでしょう。また防滴キーボードを使っているパソコンであれば、お茶や水をこぼしても安心です。あらゆる子供のトラブルを想定をして耐久性が高いノートパソコンを子供用に選びましょう。
⑦本体サイズと重量
子供用ノートパソコンの選び方では本体サイズと重量にも気をつけましょう。あまり重すぎると持ち運びすることができずに落としやすくなってしまいます。軽くてコンパクトなものであれば、子供も安心して管理することができるでしょう。おすすめは重さ1キロ~2キロ位です。本体サイズも画面サイズが10センチから14センチほどであればコンパクトで運びやすくなります。ただしあまり小さすぎると画面が見えづらくなり目に負担がかかります。適度な大きさと重さのパソコンを選ぶようにしましょう。
⑧ペンに対応しているか
キーボードのタイピングに慣れるまでは、パソコンを操作することを嫌がる子供もいる可能性があります。しかしペンに対応した機能を持つパソコンを選べば、パソコンが苦手と感じている子供も興味を持ってパソコンに触れようとするでしょう。そのためペンに対応した機能を持っているパソコンを選びましょう。お絵かきなどの用途にも使えるため、パソコンの勉強以外でも触れることが増えて子供が慣れやすくなります。
⑨充実したサポートがあるか
せっかく子供用ノートパソコンを購入しても、買ってから何かトラブルがある場合もあります。そんな時メーカーのサポートが充実しているパソコンを選んでおけばとても安心です。そのため子供用ノートパソコンの選び方のポイントとしてメーカーのサポートがしっかりしていたり、子供用の簡単な説明の冊子がついているかなどをチェックしましょう。サポートがないパソコンなどもあるので、事前にしっかり確認することをおすすめします。
子供用ノートパソコンのおすすめ6選!
子供用ノートパソコンにおすすめなものを6つ紹介します。それぞれの価格設定や用途によっておすすめの機能、サイズや重さなどを解説していきますので子供用ノートパソコンの購入を検討しているご家庭は参考にしてみてください。
①レノボ ThinkPad E480
このパソコンは様々な用途に対応した高機能なものになります。サイズは14.0型なので持ち運びがしやすく、耐久性も高いため壊れにくいと人気です。また記録媒体もSSDなので高スペックで、プログラミングだけでなくイラストを作成したり動画編集などの用途にも使えます。価格設定も他のパソコンと比べて安いので、子供用におすすめのノートパソコンです。
②レノボ ideapad 120S(14型)
こちらは画面のサイズが14インチと他のパソコンと比較しても大きく見やすいのが特徴です。またSSDを搭載しているため処理速度も速く、待たされることがありません。子供用ノートパソコンとしても人気で耐久性も良く、価格設定も3万円からと良心的なので選ばれています。機能はやや劣りますがタイピングを覚えたり、パソコンの各種設定方法を学ぶなどに使うのであれば問題ありません。
③レノボ Yoga Book C930 10.8型 LTEモデル
画面のサイズが10.8インチとやや小さいですが、そのかわり重さが798グラムと超軽量なのがこのパソコンのおすすめポイントです。子供用ノートパソコンとしては超薄型軽量なので、家中どこにでも運ぶことができます。SSD搭載なので処理速度も速く待たされません。様々な用途に対応しているため機能も多くなり、価格設定が他と比べると約10万円からと高めです。しかし耐久性が高いため、長く子供用ノートパソコンとして使うのであればおすすめです。
④デル New Inspiron 11 3000(3180)
このパソコンはとにかく安く、価格設定が約2万円からという低価格です。子供用ノートパソコンとして最初に子供に使わせるのであればこのくらいの価格と機能が妥当かもしれません。画面のサイズも11.6型と少し小さめで小型なので子供用としては最適です。ただ小さめなので子供が大きくなるとタイピングがしづらくなるでしょう。そのためあくまでも子供用として、小さいうちにパソコンに慣れさせるために使用することをおすすめします。
⑤HP x360 11-ab100
こちらは2in1モデルのパソコンで、ディスプレイを回転させてタブレットのように使える機能が備わっています。そのため用途によってパソコンとしてもタブレットとしても使えるので使いやすいと人気です。サイズもコンパクトで軽量なのにキーボードが大きめなので、タイピングがしやすいのもおすすめポイントの一つになります。価格設定も約4万円からなので子供用ノートパソコンとして最適です。
⑥富士通 LIFEBOOK LHシリーズ
子供用ノートパソコンとして特におすすめなのがこちらで、小学生のお子さん向けに片付けるためのお道具箱がついています。さらにタッチペンやタブレットの設定ができるため様々な用途で使えるので、子供の創造力などを育むことが可能です。耐久性も良く防滴キーボードを使っているので持ち運びやトラブルにも強く安心です。また画面のサイズも14インチと大きめなので目の負担も少なくなります。
子供用ノートパソコンを使う際の3つの注意点
子供用ノートパソコンを子供に使わせる際に次の3つを注意するようにご家庭で気をつけましょう。パソコンは子供の好奇心を満たすものでもありますが、新たな世界を見せることでトラブルに発展してしまう可能性もあります。しっかりと注意して子供を大人が守りましょう。
①使用ルールを徹底する
子供用ノートパソコンで長時間作業すると目や脳に多くの負担を与えます。集中して学んで欲しいという気持ちもありますが、使用時間をを決めて守るようにしましょう。また子供用ノートパソコンの使い方についても、使って良い機能や子供にはまだ触らせたくない設定や機能などもあります。そのため使用ルールを決めて徹底しましょう。
②セキュリティソフトを使う
インターネットにつなげている場合は、子供用ノートパソコンにセキュリティソフトを使いましょう。セキュリティソフトを入れてあれば、子供用ノートパソコンに保護者機能という機能を使うことができます。その機能を設定すれば一日の利用時間を制限したり、インターネットなどの利用制限を設定することができます。
③フィルタリングソフトを使う
フィルタリングソフトを子供用ノートパソコンに入れるのもおすすめです。フィルタリングソフトを使うと有害サイトをブロックしたり、細かい設定でインターネットを利用制限することも可能です。また子供の利用状況を確認することもできます。子供用ノートパソコンを子供に預けてしまうとどんなサイトを閲覧しているか分からないので、専用のフィルタリングソフトを使って子供を有害サイトから守りましょう。
プログラミング教育の備えにおすすめのサイト4選!
子供用ノートパソコンを用意したらおすすめのプログラミングサイトでプログラミング教育に備えましょう。これから紹介するそれぞれのサイトではプログラミングだけでなくタイピングなども学ぶことができます。
①プログラミン
プログラミンは文部科学省の子供用サイトになります。プログラムをゲーム感覚で楽しむことで、子供がパソコンで何かを創ることの楽しさを知ることができるサイトです。このプログラミンは"Adobe Flash Player"を使うので、子供用ノートパソコンからアドビシステムズ社にアクセスし、ダウンロードしてから使いましょう。絵を描くだけでなく自分だけのゲームも作れるので、楽しみながらパソコンに触れることができ子供も喜びます。
②scratch
こちらのサイトではプログラミングの言語教材を学ぶことができます。ブロックを並べるだけで簡単にゲームなどを作ることができるので、世界中で人気のサイトです。子供用ノートパソコンからアクセスするだけで利用でき、しかも無料で追加料金もかかりません。子供用のサイトとして安心して使うことができますし、プログラミング的思考を早めに学ぶことができます。
③コードスタジオ
コードスタジオではプログラミングが無料で学ぶことができます。対象年齢は4歳からの教育用プログラムなので安心して学ぶことができます。アメリカで幅広い年齢層から親しまれているサイトですが、アカウントを作成するものもあるので、子供用ノートパソコンで使用する場合は最初は大人も一緒に確認しましょう。子供用の教材も多く取りそろえているので初心者向けからやると覚えやすいでしょう。
④実践!タッチタイピング
富士通が無料で作成しているタイピングの練習ができるサイトです。キーの配置を覚えるものから応用編まであるので、子供用ノートパソコンでアクセスして練習することができるでしょう。アカウントの登録なども不要なので安心して練習できます。また子供用の簡単な人差し指だけ動かす練習などもあるので、ゆっくりとキーの配置を覚えるのに最適なサイトです。
子供に合わせたパソコンを選んで学習に活かそう!
子供用ノートパソコンがご家庭にあればこれから先に訪れるプログラミング教育に安心して備えることができます。今からゆっくりとパソコンについて学ぶことでこれから始まるプログラミングにも早く慣れることができるでしょう。最適な子供用ノートパソコンを選び楽しみながら学習に活かしましょう。