洗濯物の嫌な臭いの原因&対処法6選!臭いを未然に防ぐ方法も!

梅雨時や悪天候が続き、洗濯物を部屋干ししたり、生乾きの時に洗濯物から嫌な臭いがするという経験は誰しも少なからずあるものです。今回はその洗濯物の嫌な臭いの原因を徹底解説いたします。また、臭いを防ぐ干し方やコツもご紹介いたします。

洗濯物の嫌な臭いの原因&対処法6選!臭いを未然に防ぐ方法も!のイメージ

目次

  1. 1洗濯物の嫌な臭いはどう対処すればいいの?
  2. 2洗濯物から嫌な臭いがする原因5選!
  3. 3洗濯物から嫌な臭いがする時の対処法6選!
  4. 4洗濯物の嫌な臭いを未然に防ぐにはどうすればいい?
  5. 5洗濯物の嫌な臭いを防ぐ干し方を紹介!
  6. 6洗濯物の臭いを防ぐおすすめの洗剤&柔軟剤6選!
  7. 7洗濯物の臭いの原因を見極めて効果的に対処しよう!

洗濯物の嫌な臭いはどう対処すればいいの?

お気に入りの洋服から生乾きの嫌な臭いがすることほど気が滅入ることはないと思います。そこで、洗濯物の嫌な臭いを防ぐための様々な方法をご紹介いたします。洗濯のやり方・干し方・洗濯槽や排水口のお手入れや、重曹などのお役立ちアイテムについても見ていきましょう。

セーター

洗濯物から嫌な臭いがする原因5選!

細菌が繁殖している

洗濯物から雑巾のような生臭い臭いがする場合は、洗濯槽で繁殖している細菌が原因であることが多いです。洗濯物の臭いの正体は、マイコバクテリウムという細菌が作り出す硫黄化合物という物質です。この細菌は「湿気・温度・栄養」の3つの要素がそろうとものすごいスピードで繁殖していきます。洗う前の洗濯物に含まれる水分・汗・皮脂などの汚れが栄養分となり、風通しの悪い密閉空間が湿度を上げることで菌が繁殖する閑居が作り出されてしまうのです。

バクテリア

洗濯槽が汚れている

洗剤を使って洗濯をしているのできれいだと思われがちな洗濯槽ですが、実は洗濯槽の穴・フチ・洗剤の投入口などは汚れが溜まりやすく、洗濯槽の裏側にはカビと汚れがびっしりついていることもあります。水分が蒸発しにくい洗濯槽の裏はカビが発生しやすく、洗濯のたびに溶け残った洗剤や衣類の汚れが溜まってカビの温床になりやすいのです。特にドラム式洗濯機は使用する水量が少ないため洗剤や汚れが洗濯槽内に残りやすく菌やカビの栄養分となってしまいます。

洗濯機

洗剤や柔軟剤の量が多い

香りの強い洗剤や柔軟剤を使用している場合に起こりやすい不快な臭いは、すすぎで流しきれなかった異なる種類の香り臭いの原因である細菌やカビ菌の発する臭いと混ざることが原因で起こります。洗剤を多く入れるとより汚れが落ちるような気がしますが、使用する水量に対して洗剤が溶ける量は決まっているのです。汚れを落としたいからと規定以上の洗剤を入れると溶け切らなかった洗剤が洗濯槽に残り、臭いの原因になります。

泡だらけの犬

排水口に問題がある

洗濯槽から下水の臭いがする場合は、洗濯機のすぐ下に隠れている排水ホースのつながった排水口が臭いの原因です。排水口は通常下水の臭いを通さない仕組みになっていますが、何らかの原因で排水口内部の臭いが上がってくることがあります。排水トラップが付いているか、排水トラップと排水口が汚れていないかを点検しましょう。排水口のヌルヌルが臭いを発生させる原因なので、臭いが気になる場合は排水口のお手入れが必要かもしれません。

排水溝

洗濯物の干し方に問題がある

住宅事情などにより一度にたくさんの洗濯物を干すのが難しいご家庭もあるかと思います。しかし、洗濯物同士がくっついていると日光や風が当たりにくくなり、乾くのに時間がかかってしまいます。生乾きで湿気が残っていると細菌が繁殖しやすくなり、臭いが発生しやすくなります。物干しざおに直接洗濯物を干すことも要注意です。物干しざおは意外と汚れており、洗濯物にその汚れが付着して臭いの原因になることもあるからです。空気の循環が少ない室内に濡れた洗濯物を干すのも、同様に乾くのに時間がかかりますので注意が必要です。

洗濯物から嫌な臭いがする時の対処法6選!

酸素系漂白剤で洗う

洗濯物の生乾きの臭いの原因となる細菌をしっかりと除菌することで、洗濯物の嫌な臭いの発生を防ぐことができます。そこでおすすめなのが酸素系漂白剤です。酸素系漂白剤でつけおきした後に洗えば、生乾きの嫌な臭いの対処になるのです。最近では「部屋干し用洗剤」が販売されていますが、そのほとんどに酸素系漂白剤が含まれています。洗剤を買う時にチェックしてみましょう。対して、塩素系の漂白剤は漂白力が強いので、色がついた衣類には使わないように気を付けてください。

酸素系漂白剤

重曹・クエン酸を使う

洗濯物を洗う時に重曹を使うと、洗濯物の生乾きの嫌な臭いを防ぐことができます。重曹の効果的な使い方は、洗濯槽に40℃程度の体温より少し高い温度のお湯を溜めて、水量10Lに対し大さじ1杯程度の重曹を溶かしておきます。あとはいつも使用している洗剤を入れて洗濯してください。重曹には消臭効果があることはもちろん、臭いの元になる皮脂汚れを落としやすくしてくれる効果もあるので、効果的に臭いに対処することができるのです。重曹を使って皮脂汚れが落ちると、白いものは綺麗な白に、色や柄物は色鮮やかに仕上がる嬉しい効果も期待できます。

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洗剤を抗菌力が強い物に変える

洗剤を抗菌力の強いものや、除菌だけではなく消臭効果が高い洗剤に変えることである程度洗濯物の臭いに対処することができるでしょう。しかし、すでについてしまった洗濯物の臭いを完全に取り除くのは洗剤の力だけでは難しいといえます。また、臭いが取れないからと、洗剤や柔軟剤を使いすぎるのはかえって逆効果ですから、表示されている分量をしっかり守ることが大切です。

洗濯洗剤

すすぎの時にお風呂の残り湯を使わないようにする

お風呂の残り湯には細菌が多く含まれているため、洗濯物の生乾きの嫌な臭いを発生させてしまう可能性が高いです。特に洗濯物を部屋干しするときは要注意です。どうしてもという場合は「洗い」のみ使用しても構いませんが、「すすぎ」のときは必ず水道水を使うようにしてください。節水のためとお風呂の残り湯を使っても、洗濯物に細菌の繁殖した臭いが付いてしまえばもう一度洗わなくてはいけないことになりますので、注意しましょう。

お風呂

洗濯槽の掃除をする

洗濯槽も放っておくとカビや細菌が繁殖します。カビや細菌が繁殖した洗濯機で洗濯物を洗えば、いくら洗い方や干し方を工夫しても菌が増殖してしまうのです。菌の繁殖を防ぐには、月に1度くらいの目安で洗濯槽を掃除することで対処しましょう。

洗濯槽

煮沸消毒をする

洗っても臭いが取れないタオルなどの除菌には煮沸消毒が一番効果的です。煮沸用の大きめの深鍋(ホーローまたはステンレス)にお湯を沸かし、タオルを入れてグツグツ煮るだけです。洗濯物の黄ばみも除去したいなら、重曹や石鹸を併せて使うのもおすすめです。洗剤を使わない場合は汚れたタオルを煮洗いしたあと、通常通り洗濯機で洗濯します。洗剤を使う場合は煮沸消毒のあと洗濯機ですすぎ・脱水をします。煮沸消毒をすると細菌が死滅するため、部屋干ししても臭うことがなくなるのです。

熱湯

洗濯物の嫌な臭いを未然に防ぐにはどうすればいい?

洗濯物を溜め込まないようにする

部活や学校でたくさん汗をかいた子供の衣類・一日働いてきたお父さんのワイシャツなど、そのまま洗濯かごや洗濯機に溜め込んでいませんか?汗や汚れが染みついた衣類は、そのまま洗っても汗や皮脂の臭いが落ちにくいだけでなく細菌の温床になってしまいます。その汚れた衣類を洗濯かごや洗濯機に入れっぱなしにしていると、他の衣類や洗濯槽にもどんどん細菌が増えていき、洗濯物の臭いが発生する原因になってしまいます。洗濯物はあまり溜め込まないようにし、細菌の繁殖を未然に防ぐことが大切です。

洗濯機からはみ出したタオル

洗濯が終わったらすぐに干す

洗濯機をセットして別の用事を済ませているうちについつい洗濯物を干すのを忘れてしまうなんてこともあると思います。洗濯機の中に放置された洗濯物は、シワが落ちにくくなるだけでなく、温度・湿度と共に細菌の繁殖にピッタリの環境です。特に密閉度の高いドラム式洗濯機や湿度の高い季節は注意が必要です。

整列した洗濯物

洗濯後は洗濯機の蓋を開けておく

洗濯が終ったあと、洗濯機の蓋を閉めたままにしていませんか?締め切った洗濯槽は湿気が充満しており、細菌が繁殖しやすい環境です。細菌たっぷりの洗濯機で洗濯物を洗うと臭いがつきやすくなるのも当然ですよね。洗濯後は洗濯機の蓋を開けておくことで洗濯槽の細菌の繁殖を防ぐことができます。

洗濯物の嫌な臭いを防ぐ干し方を紹介!

洗濯物の表面がなるべく外気に触れるように干す

より確実に洗濯物の臭いを防ぐためには干し方も大切です。できる限り洗濯物の表面積が外気に触れるように干すことがポイントです。ハンガーもできるだけ太めのものを使うと、洗濯物の中の部分も風通しがよくなり、速く乾きます。

外干し

洗濯物に風が当たるようにする

洗濯物は湿気があると衣服などについた細菌が増えて臭いが発生します。そのため、洗濯物を干すときは風通しのいい日陰で干したり、扇風機の風を当てるなどすると湿気が飛び、臭いのもとである細菌の繁殖を抑えることができるので、洗濯物の生乾きの臭いを防ぐのに有効な干し方です。

風に揺れるドレス

ある程度乾いたらアイロンをかける

洗濯した衣類は湿った状態が長ければ長いほど細菌が繁殖し、生乾きの嫌な臭いが発生してしまいます。先ほど挙げた干し方である程度乾いた洗濯物は、アイロンをかけてしまいましょう。アイロンをかけるとより早く洗濯物を乾かすことができるので、臭いを抑えることができます。ただし、アイロンをかけるときにスチームを出してしまうと水蒸気で洋服が湿ってしまうので注意してください。

アイロンがけ

洗濯物の臭いを防ぐおすすめの洗剤&柔軟剤6選!

アタック 衣料用洗剤 高浸透リセットパワー

高い洗浄力で高評価を誇るアタックの候浸透リセットパワーは、汚れをしっかりと落とすことで嫌な臭いを抑えることができます。

アリエール リビングドライジェルボール 3D

3層立体構造のジェルボール型の洗剤で、洗濯槽に1つ入れるだけで気になる臭いを撃退します。雨の日の部屋干しでも臭いがつかなかったという声もあり、消臭効果が期待できます。

部屋干しトップ 除菌EX

ダブル除菌・酵素・除臭成分の働きで汚れをしっかり取り除きます。さらに除菌効果も抜群で、嫌な臭いも防いでくれる洗濯洗剤です。

消臭 ブルーダイヤ

汗などの皮脂汚れを酵素が分解し、気になる臭いやシミをしっかり除去してくれる粉末洗剤です。フラボノイド成分・加齢臭消臭成分を配合し、臭いのもととなる汚れも徹底的に落としてくれます。

レノア本格消臭 フレッシュグリーンの香り

レノアが約10年もの研究を重ねて発見された無臭化技術で、柔軟剤に消臭効果が加わっているため、嫌な臭いのもとをしっかりと除菌してくれます。夜まで消臭パワーが続くとのことです。

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洗濯物の臭いの原因を見極めて効果的に対処しよう!

いかがでしたか?洗濯物の生乾きの嫌な臭いを防ぐためには、洗濯をこまめに行い、干し方も工夫することが大切ということがわかりました。さらに、おうちの中の換気をしっかり行って、細菌を増やさないようにすることも重要です。この記事を参考に、生乾きの臭いとさようならしましょう。

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この記事のライター
のちのち
趣味は着物と珈琲とクラフトビール、町歩き。

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