2019年06月07日公開
2019年11月29日更新
交通安全協会に入らないとどうなる?メリット&デメリット・断り方も!
交通安全協会に入らないデメリットはあるのでしょうか。協会費と交通安全協会に入るメリット・デメリットを見極めて、入るか入らないか決めることが大切です。断り方について悩んでいる人も記事を読んでスッキリしましょう。交通安全協会とは何か説明していきます。
目次
交通安全協会について知ろう!
交通安全協会とは何か知っていますか。 聞いたことあるけど詳しくは知らない方・免許の更新で入らない時の断り方をどうするか悩んでいる方・入るか入らないか迷っている方に向けて説明していきます。
そもそも「交通安全協会」とは?
交通安全協会とは交通安全を目的としている非営利法人です。東京都に本部があり、各都道府県に設置されています。活動内容は交通安全運動をはじめ、指導・教育・相談など多岐にわたります。 東京都交通安全協会では下記の活動をしています。
・交通安全についての広報活動、啓発活動
・交通事故に関する相談
・道路や交通の状況についての調査
・運動適正指導
・交通安全に資する民間組織活動についての指導
・地域交通安全活動推進委員に対する研修
・地域交通安全活動推進委員協議会の連絡調整
上記の通り、交通安全協会は交通安全のために多数の活動していることが分かります。
交通安全協会には必ず入らないといけないの?
交通安全協会には必ず入らないといけないという強制力はありません。あくまで交通安全協会の加入は任意なので、入らないという選択肢もあります。まずは交通安全協会に入るメリットを知ってから、入らないと決めたほうが賢明です。
交通安全協会に入るメリット5選!
①更新時期をハガキで教えてくれる
運転免許の更新案内ハガキが届き、免許失効を防いでくれます。とても良いメリットですが、実は交通安全協会に入らない人にも運転免許の更新時期をハガキで案内が来るのです。つまり、運転免許を持っている人全員に運転免許の更新案内ハガキが届きます。昔は入らない人には運転免許の更新案内ハガキが届かなかったのですが、現在は入らない人にも届くのであまりメリットを感じませんね。
②無事故・無違反の人は表彰を受けられる
交通安全協会の協会員は、無事故・無違反を達成すると表彰を受けることができます。運転年数によって申請できる種別が変わるので、条件を確認してから申請しましょう。種別には銅賞・銀賞・金賞・金正賞があります。ただし、申請には証明書代の630円がかかりますので注意が必要ですね。
③事故を起こしたときにお見舞金がもらえる
交通安全協会の協会員は、事故を起こした時に交通安全協会からお見舞金30,000円を支給されるってご存知でしたか。お見舞金を受け取るには、いくつか条件があります。事故発生時、シートベルト又はヘルメットを着用していること、かつ30日以上の継続入院治療を必要とする傷害を受けた時に適用されるのです。お見舞金や入院期間の条件は都道府県によって変わりますので、お住まいの都道府県の交通安全協会に確認しましょう。
④各種割引サービスが受けられる
交通安全協会の活動に賛同したお店や事業所から、協会員は割引サービスなど受けることができます。サービスを受ける際には、会員証を提示する必要があるので忘れないようにしましょう。忘れるとサービスを受けることができません。割引サービスを実施していない都道府県もあるので、交通安全協会に確認してから入会したほうが良いです。
料金の割引サービスが受けられるお店・事業所は、レンタカー・自動車学校・車検や修理・メガネ・飲食・ガソリンの給油・ホテル・温泉・観光などがあります。中には、なんと半額になるサービスもあるのです。上手く使えば会費の元がとれそうですね。このメリットは入らないと決めた人も少し気になった方もいるのではないでしょうか。会費とは何かと思った方もいると思うので、後ほど説明します。
⑤チャイルドシートの無料レンタル
交通安全協会の協会員は、チャイルドシートの無料レンタルができます。小さい子がいる家庭にはお得な制度ですね。チャイルドシートは購入すると10,000円から30,000円かかります。しかも、子どもの成長でチャイルドシートの大きさが合わなくなるので買い替えが必須になります。さらに、子どもが大きくなるとチャイルドシートは必要無くなりますね。そこで、便利な無料レンタルサービスを利用して出費を抑えましょう。
チャイルドシートは、5歳まで着用義務があるということが法律に定められています。子どもの安全を守ることは、親の義務です。詳しくは下記のリンクをご確認ください。
交通安全協会に入るデメリットは?
交通安全協会に入るデメリットは特に無いです。入会するメリットは多く挙げましたが、デメリットは無いです。そのため、割引サービスやチャイルドシートをレンタル希望の方は各都道府県の交通安全協会に話を聞いてみると良いかもしれません。
交通安全協会に入らないデメリットも特に無いです。入らないからといって、強制的に加入させられたり、罰金をとられたり、不利益がかかることもありません。
交通安全協会の断り方は?
交通安全協会に入るメリット・デメリットを知った上で、交通安全協会に入らないと決めた人もいるでしょう。入らないと決めたけれども、うまくいく断り方は何だろうと考えていませんか。入らない時のスムーズな断り方はあるのでしょうか。
交通安全協会の加入は任意なので、断っても問題ありません。断り方に迷う方もいますが、交通安全協会の人の質問に答えを言うだけです。特に断る理由を考える必要はないです。免許の更新の時に勧誘されることが多いですが、断り方はきっぱり自分の意志を言うだけです。免許の更新をする人はたくさんいるので、事務の人は対応に慣れています。
勧誘がしつこい場合は、任意ということを強調して自分の意志を伝えることが大切です。周りの人が全員交通安全協会に入る場合でも、同調する必要はありません。
断り方の例として、シンプルに「入りません。」「加入しません。」などと答えたほうが良いです。「お金が無いです。」と言ってしまうと交通安全協会によっては後から納めても良いと言われてしまうかもしれません。お金の相談にならないように、「入らないです。」と言ったほうが良いです。断り方で曖昧に断ると長引くので、シンプルにスパッと言いましょう。
地域によっては交通安全協会費用を合計した金額で請求される?
免許の更新の時に請求金額を確認したほうが良いです。入らないと自分が思っていても、知らない間に交通安全協会の加入費が加算されている場合もあります。交通安全協会の加入はどうされますかと質問がなかった場合、必ず請求された金額を確認してからお金を払いましょう。買い物する時と同様に、自分のお金を管理することが大切です。
全国の交通安全協会の会費一覧!
ところで、交通安全協会の会費を気にして入らないと決めた方もいるのではないでしょうか。都道府県によって会費が異なります。自分の住んでいる地域を下記の一覧でチェックしていきましょう。
交通安全協会の会費が1番安い都道府県は、東京都です。なんと会費は無料です。東京都に住んでいて、交通安全協会に入るか迷っている方は入ってもいいかもしれません。
交通安全協会の会費が一番かかる都道府県は、群馬県です。年間700円かかります。しかも免許証の有効期限5年間の人は、まとめて5年分の3,500円を払うことになります。ちょうど飲み会1回分くらいですね。
都道府県 | 交通安全協会の会費 |
北海道 | 一律1,500円 |
青森県 | 600円 |
岩手県 | 3,4年2,000円 5年2,500円 |
宮城県 | 500円 |
秋田県 | 500円 |
山形県 | 600円 |
福島県 | 500円 |
栃木県 | 400円 |
茨城県 | 3,4年1,500円 5年2,000円 |
群馬県 | 700円 |
埼玉県 | 3年900円 5年1,500円 |
千葉県 | 一律1,500円 |
東京都 | なし |
神奈川県 | 一律1,500円 |
新潟県 | 新規1,000円 3,4年1,500円 5年2,000円 |
富山県 | 新規1,000円 3年1,000円 4年1,200円 5年1,500円 |
石川県 | 3年1,000円 4年1,200円 5年1,500円 |
福井県 | 500円 |
山梨県 | 3年1,500円 4年1,800円 5年2,000円 |
長野県 | 3年1,400円 4年1,700円 5年2,000円 |
岐阜県 | 3年1,000円 5年1,500円 |
静岡県 | 3年1,200円 4年1,600円 5年2,000円 |
愛知県 | 地域によって変わります |
三重県 | 1年500円 3年1,500円 5年2,500円 |
滋賀県 | 3年1,000円 4年1,200円 5年1,500円 |
京都府 | 3年1,000円 4年1,200円 5年1,500円 |
大阪府 | 地域によって変わります |
兵庫県 | 500円 |
奈良県 | 1年500円 3年1,500円 5年2,500円 |
和歌山県 | 500円 |
鳥取県 | 新規1,500円 3年1,500円 4年2,000円 5年2,500円 |
島根県 | 3年1,800円 4年2,400円 5年3,000円 |
岡山県 | 3年900円 4年1,200円 5年1,500円 |
広島県 | 500円 |
山口県 | 500円 |
徳島県 | 400円 |
香川県 | 400円 |
愛媛県 | 500円 |
高知県 | 500円 |
福岡県 | 400円 |
佐賀県 | 500円 |
長崎県 | 500円 |
熊本県 | 500円 |
大分県 | 免許更新時一律2,000円 免許取得時1,000円 |
宮崎県 | 免許更新時一律2,000円 免許取得時1,000円 |
鹿児島県 | 600円 |
沖縄県 | 一律1,000円 |
自分でしっかり見極めることが大切だった!
交通安全協会とは何か説明しましたが、いかがでしたか。交通安全協会に入るデメリットも無く、入らないデメリットも特に無いです。協会費と交通安全協会に入るメリットを見極めて、入るか入らないか決めることが大切です。
免許の更新の前に、住んでいる地域の交通安全協会ホームページをチェックすることをオススメします。交通安全協会に入る時も十分な説明が無いまま入る時もあるので、交通安全協会についての知識をつけて入るか入らないか判断しましょう。