自分で散髪する方法!おすすめの道具・前髪や後ろの切り方のコツも!
床屋や美容院へ行きたい、行かなきゃいけない時期とわかりつつも床屋や美容院が苦手な方は少なくないのではないでしょうか。自分で散髪できたら楽なのですが、自分で散髪したとばれたくないこともあります。自分で散髪しても上手に出来る方法、コツなどをご紹介します。
目次
散髪って自分でできるの?
今は、2~3歳の子どもも美容院に行く時代です。おしゃれな幼稚園児などもよくみかけます。散髪は美容師や理容師にやってもらうもの、それが基本的には浸透している感覚でしょう。丸坊主の人などは親や自分で散髪している人もいますが、自分自身の髪をおしゃれに後ろ髪まで切るのはあまり想像できません。
しかし、美容院代はメンズでもかなり高くつきます。行けばトリートメントやオプションで10,000円を超えてしまうこともあります。そんなとき、セルフカットという方法があります。やり方を覚えれば、散髪は自分でできるのです。
自分で散髪するメリット2つ!
自分で散髪するメリットをご紹介します。自分で散髪するのは不安もありますが、お得もあります。
①時間やお金の節約ができる
まず美容院に行けば、待ち時間・カット時間・シャンプー・染めたりトリートメントをすればほぼ半日仕事ということもあるでしょう。予約が必要なため、他の用事をずらさなければいけないこともあります。セルフカットにすれば、その時間が短縮できるだけでなく、自分の好きな時間に散髪できます。また、美容院代はかなり家計に負担があるもの、その節約ができるのは大きいでしょう。
②面倒な会話をせずに済む
美容師の方は、接客という意味合いでいろいろな話をしてくれます。確かにお互いに黙り込んでカットしている風景もおかしなものですが、これが意外と負担という方は少なくありません。中には、おしゃべり不要というカードが出せる美容室などもありますが、それもどんな印象を持たれるか気になってしまいます。自分で散髪すれば、この妙な気遣いを減らすことができます。
自分で散髪する際に準備するもの9選!
それでは具体的に自分で散髪する時に、準備するものからご紹介しましょう。いずれも身近にあり、揃えられるものばかりです。
①新聞紙やレジャーシートなど
散髪すれば髪が飛び散ります。その後処理が面倒で、自分で散髪するのが嫌な方も多いでしょう。新聞紙ならそのまま捨てられます。レジャーシートも、今は100均などで十分な大きさのものが買えます。下に敷いておけば、散髪した髪が捨てやすいでしょう。
②ゴミ袋
ゴミ袋は、もちろん散髪した髪を捨てるためのゴミ袋です。すぐに捨てられる準備をしておくことで、自分で散髪した後のひと手間減らすことができます。一工夫して45Lのゴミ袋だと、端をカットすればケープの代わりにもなります。ケープは100均でも売っていますが、買い忘れたときなどにおすすめです。
③散髪ばさみ
はさみは散髪用として100均でも売っていますが、あまり材質にこだわらない選び方をしてしまうと綺麗におしゃれに切れません。費用軽減のためのセルフカットであれば、あまり物品にお金をかけたくないですが、長い目で見て何度もカットするならお得と考えるか、美容室と組み合わせてセルフカットを入れるからこだわりすぎないとするかどちらかでしょう。
はさみは手に馴染むものが良いですが、プロの方は6インチのはさみをよく使います。日本人のサイズに馴染みやすいでしょう。素材としては、ある程度おしゃれに切りそろえたければ、やはり切れ味も大事です。
一般的にはステンレス鋼がプロの方でも使うことが多く、自分で散髪する場合もおすすめです。金額的には、2,000円~5,000円程度であればそれなりの品質のものが購入でき、経済的にも大きな問題はないのではないでしょうか。
④すきばさみ
髪の量が多いのですきたいという方は多いですが、セルフカットで上手にすくことができるのか疑問も多いでしょう。すきばさみは、10%・20%・30%とすきばさみのスケ率というものがあり、自分で散髪する場合には20%程度のスケ率のすきばさみがおすすめです。
手技が無くても、真横にすきばさみをいれる方法でカットラインが出ずおしゃれに切ることができるすきばさみが良いでしょう。
⑤バリカン
最近のメンズのヘアスタイルでは、ツーブロックが人気です。そこで自分で散髪する人もバリカンを購入することが増えてきました。昔の子どもの坊主頭のバリカンとは違い、今はかなりおしゃれに散髪できるバリカンも増えています。
アタッチメントの長さによって金額も違ってきますが、トップの方ははさみで切る方法がよいので1mm~15mmのものでよいでしょう。
⑥コーム
コームは、散髪する髪を均一に切りそろえるのに使います。通常の散髪用の歯が細かいテーツコーム、しっぽがついていてセットの時に使うリングコーム、歯と歯の間が空いていて長めの髪などを無理なくとかせるジャンボコームなどがあります。
⑦ヘアクリップ・ヘアゴム
クリップやゴムがあると、散髪に邪魔な髪をどけておけるので便利です。ヘアクリップはあまり短いととめづらいことが多いので、長いタイプの方が良いでしょう。
⑧ケープ
ケープは100均でも売っていますが、子どもの散髪をする時などには、子どもが喜ぶようなデザインのものや、お腹周囲が透明になっていて本を読めたりするものもあります。いろいろ選ぶと面白いでしょう。
⑨鏡
鏡は必須です。特に後ろの髪を散髪する時などには、三面鏡などが重宝します。なるべく、さまざまな角度から自分を見られる鏡が良いでしょう。
自分で散髪する手順の4ステップ!
自分で散髪する時は、それなりの手順を踏むことで手軽におしゃれに仕上げることができます。自分で散髪する方法を、4つのステップでご紹介します。
①髪のクセを取っておく
まず髪のくせを取っておきます。クセがあると、均一にバランスよく切ることができなくなります。自分で散髪した時は良いですが、そのあとで見るとバラバラだったりします。
自分で散髪する場合は、まず水かお湯で奥までしっかり濡らしてクセをとります。そして、通常セットする時と同じ状態に乾かします。
美容院だと濡れたまま散髪する方法が多いですが、自分で散髪する時はメンズでも仕上がりたい髪型を直接みられるドライカットがやりやすいでしょう。
②ブロッキングをする
ブロッキングという方法は、ダッカールやヘアクリップなどで髪を小分けにして留めることです。正確に散髪するための方法として大事です。自分がイメージした髪型にセルフカットするために、長さを合わせる部位ごとにブロック分けします。
③カットする
実際に散髪を始めます。サイドを散髪する時は、櫛やコームを使わず、反対の手を櫛代わりにして髪をすくい上げて利き手で切っていきます。髪をつかむ手の角度などで、長めに散髪したり調整します。長めに切り、少しずつ調整しながら切っていきましょう。
④調整する
サイドや後ろの髪のベースができたら、すきばさみですいていきます。全体のイメージに近づくように整え、最期に顔周りや耳回りの髪を調整します。すきばさみでザクザクすいても大丈夫なように、全体的なカットの時にしっかり形作っておくことが必要です。
【髪型別】自分で散髪する方法①ツーブロック
いまメンズの髪型でおしゃれで人気があるのが、ツーブロックです。美容院で散髪してもらったときは良いですが、その後サイドがすぐ伸びてきてしまってちょっとみっともないと思うことは無いでしょうか。メンズのツーブロックをバリカンで、自分で散髪する方法があります。
手順
利き手で上手に切る方法として、反対の手でしっかり髪をおさえながらバリカンで、サイドの髪を下から上に向かって、もみあげから散髪していきます。上はどこまで散髪するか、全体の仕上がりを確認しながら散髪する方法が良いでしょう。
切り方のコツ
すっきりさせたいと、バリカンのアタッチメントをはじめから短くしないで、メンズでもはじめは長めに調整して徐々に整えていく方法がコツです。はじめは長めに調整しておくことで、切りすぎを防ぐことができます。
【髪型別】自分で散髪する方法②坊主
坊主頭もすっきりと似合う人もいます。今は、ショートや長めの坊主などおしゃれな坊主もありますし、メンズの髪型でバリカンで自分で散髪できる髪型としても人気です。ただ、すぐに伸びてしまうので頻繁に散髪しなくてはなりません。そのようなとき、自分で散髪できれば美容院代を節約できます。後ろまで上手に坊主にする方法をご紹介します。
手順
同じようにまず髪の癖をとります。坊主の場合は、濡れている方が切りやすいこともあります。その後、好みのバリカンの長さにアタッチメントを調整し、頭皮に沿わせる形で前から横、後ろとバリカンを入れていきます。
つむじ付近や前髪や襟足は、個人差があります。髪の生えている向きにより、刈り残しが多くなるので何度もバリカンを入れていきましょう。特に坊主頭になると目立ちます。
切り方のコツ
同じバリカンの長さに調整しても、髪質により出来栄えが違ってくるのであくまで自分の見た目で調整しましょう。また長めのアタッチメントから始めて、見栄えで調整することもできます。ただ、12mmや15mmだとバリカンで刈り残しが出ることがあるので、何度もいろいろな方向からバリカンを通す必要があります。
【髪型別】自分で散髪する方法③長めショート
長めショート、いわゆるショートボブのような髪型は、一見簡単に自分で散髪できそうな気がします。しかし、実際には年齢や顔の輪郭によって、微妙に長さ等を変えないと似合わない髪型です。丸いシルエットを入れたり、分け目をつけなかったり斜めバングを入れたりと美容室でもさまざまなアレンジがあります。自分で散髪する場合には、どのようなことを気をつければ良いでしょうか。
手順
まず前髪をコームでとかし、上下で半分に分けます。前髪は目じりより内側だけを切ります。その後上の部分を散髪します。これは、下半分より短めに散髪しましょう。そして、髪全体のクセをとり、ブロッキングします。
そして、定規で長さを図りその長さを指で挟んで散髪していきます。長めに散髪しながら調整しましょう。その後内側を切ります。後ろ髪もカットする部分としない部分をまずブロッキングして、定規で図り上から毛先に向かって斜めにはさみを入れていきます。
最後にすきばさみを入れ、後ろから全体を整えます。後ろまで、毛束をねじるようにしてすきばさみをいれていきます。
切り方のコツ
前髪は、目じりより外側をカットしてしまうと顔が大きく見えてしまいます。また、こまめにコームで整えることと、はさみを斜めに入れることがコツです。また、サイドを切るときは、前髪をしっかりブロッキングして間違えて切ってしまわないようにします。
全体をすきばさみですく時は、下からではなく上からです。自分で散髪する時は、後ろが長めになりがちなので注意します。
【髪型別】自分で散髪する方法④おしゃれ坊主(ベリーショート)
ちょっとおしゃれな坊主、ベリーショートの髪型を上手に作っている人はとても洗練されてみえます。メンズの髪型の中でも、人気がありながらなかなか手を出しづらい髪型でしょう。
それをセルフカットで行うのも勇気が要りますが、コツを抑えれば自分でもおしゃれなベリーショートができます。
手順
頭の下半分に下から上へ、頭皮に沿ってバリカンをいれます。順番として、サイド→後ろ→前と1周します。そして、前の長めの髪を少しずつはさみで切っていきます。この時は、すきばさみでなく通常のはさみで切りましょう。
切り方のコツ
セルフカットの場合は、はじめはブロッキングしておくと良いでしょう。また、バリカンで1周しているとき、長めに残る髪の境目に向かって境目を継ぐようにバリカンを入れます。この時は頭皮に沿ってではなく、バリカンを当てたら頭からバリカンをくるっと離すようなイメージです。
自分で散髪する際の注意点を2つ解説!
美容院ではなく、自分で散髪する時の注意点があります。せっかく節約のためにセルフカットにしたのに、うまくいかなくて美容院で直してもらったということのないようにしていきましょう。
①くせ毛の散髪の注意点
自分で散髪する時に、くせ毛の人は難しいと思いませんか。ストレートならザクザク切ればいいけれど、複雑なくせ毛はどうセルフカットしていけばいいか悩みます。実は、髪の毛用のかみそりですくと上手くいきます。毛束を小さくとって、中間から毛先にかみそりを滑らせると自分でもうまくできるでしょう。
②パーマヘアの散髪の注意点
パーマをかけている場合は、自分で散髪してもパーマを残したい時は、髪をすくだけにしましょう。パーマがかかっている部分を切ってしまうと、せっかくのパーマが無くなってしまいます。
セルフカットで失敗しないための4つのコツ
セルフカットで注意点とともに、より良い仕上がりにするためのコツをご紹介します。
①仕上がりイメージを事前に固めておく
自分で散髪する場合、なんとなく切りながらスタイルを決めていこうとすると失敗しやすくなります。プロのような技術があるわけではないので、あらかじめ雑誌などでイメージを固めておくことをおすすめします。そして、ここからここまでこう切るなどと決めてから、セルフカットに入りましょう。
②髪が乾いた状態でカットする
プロの美容師はシャンプー後や、霧吹きで髪を濡らしてカットすることが多いでしょう。しかし、濡れた髪を切り乾いたら思ったより短かったなどということを防ぐために、自分で散髪する場合は乾いた状態で切りましょう。ただ、まず濡らしてクセをとってから、乾かすのがコツです。
③少しずつカットする
ショートにしたい場合でも、はじめは長めに切って少しずつ切りそろえていく事をおすすめします。セルフカットが上手な方でも、やはり切ってしまっては修正できません。少しずつカットするようにしましょう。
④不安を感じたら美容院へ行く
髪型がうまくいかないと、外出するのも嫌になってしまいます。もし途中でやっぱりダメかもと思ったら、いさぎよく美容院へ行きましょう。また、セルフカット3回したら一度は美容院で整えてもらう、という繰り返しもおすすめです。
セルフカットにおすすめの道具4選!
自分で散髪するのは、プロとは違うのでそれほど高価な道具は要らないと思うでしょう。しかし、あまり安物過ぎても技術でカバーできないだけに、上手にセルフカットできない可能性があります。
①すきばさみ スキ率20%
切れ味と使いやすさと重視した、ステンレス製のすきばさみです。力を使わずに、効率よく切れるようになっているので、ショートスタイルにもいいでしょう。。先端が鋭くないので、子どものカットにも安全です。
②Panasonic カットモード
バリカンでは切りにくい耳回りも簡単に切れる、耳回りナチュラルアタッチメントがついています。メンズの髪型に適しているでしょう。毛くず掃除も簡単なウォータースルー洗浄もおすすめのポイントです。
③コードレストリマー
12時間充電で50分は連続使用できるので、ショートやメンズのカットでも十分できるでしょう。切れ味が良く、特に襟足を切るとその切れやすさが分かります。
④カットマニュアルDVD
これはこども用のカットマニュアルですが、メンズやショート、女性のボブなどのカットマニュアルがあります。DVDを見ながら散髪することで、自分で散髪するのもやりやすいでしょう。
道具や切り方のコツをチェックして自分で散髪してみよう!
メイクがうまくいかなかったり、服装がいまいちでも髪型がうまくいくとまずまずの気分になるという方は少なくないのではないでしょうか。それだけ髪型は重要です。しかしメンズでも美容院に行くと、それなりの料金はかかります。
道具や切り方のコツを覚えれば、自分での散髪もそれほど難しくありません。ぜひチャレンジしてみてください。